【世界一周471日目】2024.8.12 イギリス セント ヘレンズ
気温：15度〜21度
歩数：7,384歩
1ポンド＝188.41円
今日の予定
- 休息日
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歩くのか歩かないのか
今日も8時過ぎに起きる。
Azuは相変わらず元気が無い。
もちろん理由は昨日から問題になっているAzuが巡礼を歩く理由について。
目的が無いから歩くのが辛い、だから実際に歩けるかどうが不安でたまらないのだろう。
朝食を食べながらAzuと話を続けた。
ここまで来てサンティアゴ巡礼（カミーノ）に暗雲が立ち込めている。
一晩経ってもAzuはまだ歩く理由を見つけていなかった。
じゃあ諦めるのか？
と言うと諦めたくは無い。
大変だとしても歩く前から辞めるなんてことはしたくなかった。
なので僕は歩く。
そこで実際選択するかどうかは別としてAzuの選択肢としては3つあると言う話をした。
- mosariと一緒に歩き通す
- 一緒に歩くけど、辛いときはバスを使ってワープする
- そもそもカミーノをしない（mosariのカミーノ中は別行動する）
選択肢の話だが、Azuはこの話を聞いて、
どうして一緒に頑張ろうって言ってくれないのさ！
と、ご機嫌斜めになってしまった。
いや、一緒に頑張りたいけど、それだけで40日も歩くのはキツい。
自分の意思で参加したいと思わなければ早々にリタイヤしてしまうんじゃないだろうか。
だから”人に誘われたから”ではなくて”自分の意思”で決めて欲しかった。
今日は何をするかまだ決まっていない。
いきなりバックパックを背負って2日連続10kmを歩いたので休憩してもいいかなと思っている。
- 2日歩く
- 休息日
- 3日歩く
って感じでできればいいんじゃなかろうかと。
Azuは今のままじゃ歩けないと思っているので歩く気があるようだったが、焦っても身体を壊してしまうし、何より今のまま練習しても辛いだけだろう。
休息も大事だという話をしたら今日は歩かないことになった。
せっかくの休息日ではあるが気まずい空気感の中お互い調べ物などをして過ごした。
・・・
・・
・
3時半すぎに突然。
荷物無しで1時間くらい歩いてくることにしたけど、mosariはどうする？
荷物無しで軽く運動するならば問題無いだろう。
もちろん付いていくことにした。
歩く理由
荷物を持たずに16時に宿を出た。
うわっ、荷物無いとめっちゃ身体軽いじゃん！
驚きの軽さである。
どこまででも歩けそうな感じ。
しかしAzuからは反応が無い。
2人無言のままSaint Helensの街を歩く。
一際目立つ立派な建物を発見。
St Helens Town Hallと言って市役所のようだ。
イギリス、というかロンドンのイメージとして根強い赤い電話ボックス。
今や利用者はほとんどいないだろうが、まだ現役で稼働していた。
市内を抜けて郊外に向けて歩いていく。
が、
先に進めず。
どうやら1本道を間違えていたようだ。
引き返して側道に入ると森の中へ。
荷物が無いと楽ちんだ。
そしてKEENのサンダルの歩きやすさを再認識。
木漏れ日の中歩くのはやはり気持ちが良い。
森の中には不思議なパワーがある気がする。
それが北欧人の精神的豊かさに繋がっているんじゃ無いだろうか。
北欧の森が懐かしいな。
ヘルシンキで泊まっていたアパートのテラスから見えた森
Azuも森にパワーをもらったのか少し元気になったようで、写真を撮り始めていた。
森を抜けると住宅街に出た。
先ほどの森は近隣に住む方のプチ散歩道みたいな感じなのだろうか。
セント へレンズの中心地へ向かって歩く。
小さな街だけど交通量は多い。
信号が無いラウンドアバウドも多くて、その場合は渡るのが大変。
市内の中心部にある聖ヘレン教会（St Helens Parish Church）にやってきた。
近くにベンチがあったので腰掛けて写真を撮ってるAzuを待つ。
ほどなくして戻ってきてAzuは僕の隣に座った。
しばらく無言の後、
歩く理由だけど。
そう言ってAzuは切り出してきた。
これまでの生き方を変えて旅をしているわけだけど、旅が終わったら人生の次のステージが始まる。その節目の挑戦として歩いてみようと思う。 そういうんじゃだめかな？
Azuなりに巡礼をする理由を言語化してくれた。
よかった。
Azuのカミーノが意味を持った瞬間だった。
もちろんOKだよ。
さて、これで道は決まった。
後はやるだけだ。
2人でヨーロッパの田舎道を歩く。
Azuが歩いてくれること、それは僕がカミーノを歩く理由になる。
あぁ、楽しそうだな。（実際はゲロキツいと思うけど）
2人のカミーノがもうすぐ始まるんだ。
カミーノは何かわかりやすい観光地を見にいくわけじゃ無い。
これまでの旅とは明らかに違う。
それはまるで未知なるアマゾンの暮らしを見に行った時のようなワクワク感。
何故人はカミーノするのか、終わった後にどのような感情になるのか。
それは実際にやってみないとわからないことだ。
運動不足な我々が出来るのかはわからないが、スタート地点に立つのが大事。
やらない理由を考えてしまったら、何もできない。
やりたい理由を考えて、行動に移す。
言葉にすると簡単だけど、今の日本ではなかなか難しいだろう。
仕事に生活に追われて、生きるのに精一杯な人も多いはずだ。
僕らも仕事をしていた時は一生懸命働き続けないといけないものだと思い込んでいた。
でもこうして仕事を辞めて世界に飛び出してみたら、多くの似たような日本人に出会うことができた。
子連れで旅をしている家族に出会ったときには本当に驚いたものだ。
この旅でいろんな生き方があっていいと教えてもらった。
旅は人を成長させてくれるというけどその通りだな。
もちろん日本で生きていても日々学びはあるし成長もある。
でも旅は普通に暮らしていたら出会わなかったであろう人たちと出会える楽しみがあるのだ。
2人で晴々しい気持ちになって宿に戻った。
部屋に戻ったらすぐに明日の天気を確認した。
が、午後から雨。
Azu、明日は午後から雨みたい。8時半に出て歩こうか。
じゃあいつもよりちょっと早起きだね。がんばろう。
2人で同じ方向を向いていると話が早い。
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ボランティア
宿に戻ったらシャワーを浴びて夕食だ。
麺つゆを使った和風パスタ。
そしてブロッコリーの塩昆布和えにトマトとパプリカとラディッシュのレモンドレッシングがけ。
全てが旨い。
観光していないので食事を充実させるべく、いつもは買わないベーコンだったりマッシュルームを入れたり豪華仕様なのだ。
食後はAzuがボランティアについて調べてくれた。
我々の次の目的はカミーノだがその後にはボランティアをして過ごせたらと考えている。
Work Awayというマッチングサービスを使ってホストを探した。
本当は今この瞬間にやっているはずだったんだけど、日本の一時帰国中にホストを見つけることができなかった。
世界中で夏休み期間でもあるので供給過多になっていたと思われる。（そもそも動き出しが遅いってのもあります）
なので諦めてイギリスに来ているわけだが、そろそろホスト探しを再開したと言うわけ。
いくつか募集要項を見ながら良さそうなものをピックアップ。
ボランティアの後にコペンハーゲンから日本に帰らないといけないのでデンマークの近くってことでドイツで2件ピックアップしてメールを送ってくれた。
わかりやすく日本語翻訳をかけてますが、こんな感じで様々な募集がある。
個別の詳細ページにホストのプロフィールやどんな手伝いをして欲しいのか、寝床や食事についてなどが細かく書かれている。
希望するものがあればメールで個別でやり取りするというもの。
ただし返事をくれなかったり、すでに埋まってしまっていても募集中のステータスのままだったり、なかなか見つからない(；´∀｀)
以前コペンハーゲンで出会った女の子は断られることのが多いからたくさんメールを送っておくと言っていたが、確かにそうしないといつまでも見つからなさそうだった。
とりあえず2件で様子見。
明日は少しだけ早く起きるので早々にベッドに入ったのに、いつまでもスマホを見てる2人。
早く寝ましょうね(；´∀｀)
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ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
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https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
明日は再び歩きます。
それでは！
