皆様こんにちは。
夏の旅行記事をあげたいと思いつつも旅行中に色んなニュースがあったので、まずはそこから・・・
中でも注目のニュースが羽田の国際線発着枠の新規割り振りが決定したことです。
成田は不便、羽田は便利。こう言われ続けて悲しい千葉県民であるmosariですが、2020年に皆さん待望の羽田に国際線の発着枠が50増えることになっています。
飛行機は往復で飛ぶことを前提と考えると25路線が強化されるものと思えばいいでしょう。
そしてこの度ついに国別配分数と企業別配分数が発表されました。
国土交通省:羽田空港の昼時間帯の発着枠の配分について(国際線)
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羽田の再国際線化
今では羽田は国内線、成田は国際線が主力であることは間違いありませんが、昔は羽田が国際線の拠点空港だったことをご存知でしょうか?
羽田は当初「東京飛行場」という名で1931年に開港しており、ほどなくして国際線の空港としての利用が開始されていました。
が、増え続ける国際線に対応するために1978年にできたのが新東京国際空港(成田)なんですね。
mosariはまだ生まれていませんが、成田の歴史はまだ40年しかないんですね。
成田空港ができたことにより国際線の機能を成田に移管した羽田ですが、2010年に32年ぶりとなる国際線定期便が就航しました。
そこから発着枠を少しずつ増やしていき、2020年3月29日から発着枠が50便増えることになっていました。目指せ訪日観光客4000万人という目標のもと、政府が推進した結果です。
これにより15時〜19時の日中に限り東京上空を低空で飛ぶことができるようになったんです。
現在南風の時に着陸するルートはこんな感じ。
見て分かる通り東京都心を避けて千葉方面から東京湾を通ってBとD滑走路に着陸しています。(赤のルート)
このルートだとAとC滑走路を使うことができず効率が悪いんですね。
これが2020年からは東京都心上空を通ることができるようになったのでこんな感じのルートが取れるようになります。
右がこれまでのルート、左が新しく飛ぶことができるようになったルートです。
都心上空を通ってAとC滑走路を使えているのがわかります。
騒音、落下物を懸念して市民は猛反発していますが、羽田の国際線を強化するということはこういうことなんです・・・
住民の方々に感謝しつつ新しい発着枠を使わせていただきましょう。
これまでは時間にシビアなビジネス路線中心の羽田でしたが、今回の50枠がどうなるか気になりますよね。
それでは早速見てみましょう。
国別配分数
まずは国別に見てみると・・・
国名 | 1日の配分数 |
アメリカ | 24便 |
中国 | 8便 |
ロシア | 4便 |
オーストラリア | 4便 |
インド | 2便 |
イタリア | 2便 |
トルコ | 2便 |
フィンランド | 2便 |
スカンジナビア | 2便 |
※スカンジナビア=ノルウェー、スウェーデン、デンマークの3か国
となっております。
アメリカ多っ!!
なにか力が働いてますね。たぶん横田基地周辺の横田空域を犯すことになるので、例外として認める代わりに発着枠の割当が多くなったんじゃないかなと・・・いつだって政治なんです。
半分がアメリカになってしまったことは日本から東側に行ったことが無いmosariにとっては魅力0(;´∀`)
ビジネスにはすごくいいんでしょうけど。
なお、各国の発着枠の半分は相手国の航空会社に割り当てられることになります。
例えばイタリアの場合1便は日系企業(つまりJALかANA)、1便はイタリアの会社です。これにより、
- ロシア
- インド
- イタリア(アリタリア航空)
- トルコ(ターキッシュエアライン)
- フィンランド(フィンエアー)
- スカンジナビア(スカンジナビア航空)
の新規路線就航に伴い、その国の航空会社が羽田に新規就航することになります!
就航会社はまだ未発表ですが、イタリア、トルコ、フィンランド、スカンジナビアについては( )内の会社で決まりでしょう。
ロシアはアエロフロートかS7か・・・会社規模的にアエロフロートか。
インドはエア・インディアかな?
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ヨーロッパ路線
今回の追加によって羽田からヨーロッパへ、
- イギリス
- フランス
- ドイツ
- ロシア
- イタリア
- トルコ
- フィンランド
- スカンジナビア(ノルウェー、スウェーデン、デンマーク)
となり選択肢が一気に増えますね。(青字=新規就航)
ヨーロッパが好きなmosariに一番メリットが大きい部分です。
就航都市はまだ未定ですが、
- ロシア;モスクワ
- イタリア:ローマ
- トルコ:イスタンブール
- フィンランド:ヘルシンキ
- スカンジナビア:コペンハーゲン
じゃないかなー。
オセアニア路線
すでに早朝・深夜にカンタスとANAが羽田-シドニー路線を持っていますが、今回の追加で昼間の発着便が追加されることなります。
選択肢が増えるのはいいことですね。
就航都市は無難にシドニーでしょうか。
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アジア路線
今回追加されるのは中国に8便、インドに2便です。
中国路線は疎いのでちょっとよくわらかず。個人的に行くことが無いので興味無し(;´∀`)
インドへ羽田からは飛んでいないので単純に今回の追加はメリットですね。
成田からは
- デリー
- ムンバイ
- チェンナイ(就航予定)
- バンガロール(就航予定)
となっています。
羽田からはデリーでしょうかね。
ちなみに今羽田から就航しているのはアジア方面は、
- 中国
- 韓国
- 台湾
- 香港
- シンガポール
- マレーシア
- タイ
- ベトナム
- インドネシア
- フィリピン
かな。
けっこう充実してきましたね・・・
北米路線
現在羽田に就航している航空会社は、
- アメリカン航空
- デルタ航空
- ハワイアン航空
- ユナイテッド航空
- エアカナダ
と充実していますが、エアカナダ以外に追加されます。
- アメリカン航空:2便
- デルタ航空:5便
- ハワイアン航空:1便
- ユナイテッド航空:4便
この分配は他の地域と違い確定しています。
デルタ航空は成田路線を廃止して羽田に完全移管すると発表しています。
ハワイアン航空も含まれているので夜間中心の羽田-ホノルルに早い時間帯の便ができるかもしれませんね。
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JALとANAの分配について
国内企業への配分も発表されています。JALかANAかも重要です。
国名 | JAL | ANA |
アメリカ | 6便 | 6便 |
中国 | 2便 | 2便 |
ロシア | 1便 | 1便 |
オーストラリア | 1便 | 1便 |
インド | 1便 | 1便 |
イタリア | – | 1便 |
トルコ | – | 1便 |
フィンランド | 1便 | – |
スカンジナビア | – | 1便 |
まぁ国でなんとなく予想はついていましたがmosariの気になるヨーロッパ方面の大半がANAですね。
トルコ、スカンジナビアはスターアライアンスのターキッシュエアライン、スカンジナビア航空がいるのでANAでしょうけど、イタリアはJALであって欲しかった・・・!アリタリア航空はJALもANAも属していないスカイチームなので。
JALはフィンランドとロシアだけかー残念。
羽田からついにイタリアへの日系企業の直行便が復活ですね。
イタリア路線って人気ありそうなのになんで無くなっちゃったんでしょうね。(採算取れなかったんでしょうけど・・・
就航路線について固まったので記事を追加しました。
羽田の国際線強化について
羽田が便利になるのはいいことですが、キャパオーバーにならないかはちょっと心配です。
そんな大きなターミナルじゃないですし、サッパリしてて味気ない。空港までのアクセスもいいとは言えません。
成田の方が不便だろ!って声がたくさん聞こえてきそうですが、国の目的は日本人を旅行しやすくするためではなく、訪日観光客を4000万人取り込むことです。
と、なると当然お客様は外国人なわけで、羽田から都心にでるにはJRの難解な乗り換えを不慣れな地でスーツケースを持ったまましなければいけない。これがキツい。特に浜松町の狭さはイジめと思われるレベル。
また、都内で働いている身としては外国人旅行者の方がラッシュ時に大きなスーツケースを持ったまま困っている姿をよく見ます。
成田でも乗り換えは発生するでしょうけど、成田エクスプレスを使えば、東京、品川、渋谷、新宿といった主要駅までは乗換無しで行ける点は見逃せません。新宿の乗り換えは別の意味で地獄だろうけれど・・・
まぁ、成田空港が陸の孤島になったってニュースもありましたが、あれは羽田に直撃してたら同じでしょうし・・・
個人的に成田空港のほうが旅に出るワクワク感があるので好きってのもありますし、成田市のキャラクターであるうなり君が可愛いので成田にはホント頑張って欲しい。LCCばっかり集めてないで・・・
えっ?気持ち悪いって?
最後に
と、いうことで羽田の国際線の割り振りでした。
2020年3月からなのであと半年で50枠も増えることになります。
選択肢が増えて利便化が進む羽田。デルタの羽田への完全移管など揺れる成田。お互いが競い合うだけでなく相乗効果が出せることが一番なのですが、なかなかうまく行かないですね。
24時間空港でアジア最大のハブ空港がいつかできる日を願って・・・
そんなことよりまずはオリンピックでがっかりされない東京を作れるかですね。
世界各国から叩かれるイメージしか沸いていません。。。
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開催国として↑のような評価が得られるのは本当に凄いことですよね。国と市民が一体となって作り上げた結果そのものでしょう。
観戦者に配られるIDを持っていると鉄道乗り放題とかよくできてますよね。
空港の整備だけでなく街全体で考えてほしいと切に願います。
怖いイメージのあるロシアがWカップを大成功させ、悪いイメージを払拭できたように、mosariも実際にロシアに行ってそのイメージを大きく変えています。極東ロシアなら飛行機で2時間ちょっとですから気になる方は実際に行って目で見てみましょう。
やっぱり人間実際に体感しないとわからないですよね。だから旅に出るんですね。
それでは!
mosari様
成田の便を羽田に移管したら、プラマイゼロ、全然増加になってないし、訪日4000万人に向けて、成田羽田の機能強化ってうたっている政府の政策は建前で、羽田に集約したいだけなんですかね?
いや、そうとしか思えません。
成田で空席だった分を、羽田なら埋めれるから、そこで増加するってことなんでしょうか…
そこまでしたいなら成田なくせば?って思います。。。
成田派の私ですが…
しげ様
こんにちはー。
数少ない成田派のコメントありがとうございます。
アメリカに枠半分とられている時点で政府は・・・汗
羽田は拡張の余地がほぼ無いのでしばらく成田と羽田の両運用は続くと思いますが、羽田-成田間直通の列車ができるといいなぁなんて思ってます。
でもこれもすぐにできる話じゃないですね・・・
こういった羽田の利便化に対して成田がどう動くかですね。
mosari 様
国際線は断然成田!と思っております。
これからも成田を使い続けますね。品川在住ですけど。
不便、不便ってイメージで言ってる人が多いなぁって思いますよ。
京成もスカイライナー増便しますし、東京、有楽町、大崎あたりから安いバスも出てますし、それこそ10分おきに。
で、今回の羽田の増便後に期待できるというか、ここから先は成田で受け入れていくしかないので、オリンピック後に落ちいたら巻き返して欲しいものです。
もちろんFSCで。
しげ様
こんにちは。
品川在住なのに成田派とは嬉しい限りです。
と言っても成田の新規就航はLCCばかり・・・
成田のFSC誘致ほんと頑張って欲しいですね。
目新しいのはzipairくらいでしょうか。これもLCCっちゃLCCですけど・・・
成田は今回の台風の影響等、以外と電車が止まるので、羽田の発着が増えるのは大賛成です?
自分も何回か向かう方法を変えた事があります。
Boo様
こんにちはー。
現状、北ルートは昼間だけですが、一度例外を作ってしまったので徐々に運用可能時間は広がっていくでしょうからどんどん増えていくと思います。
羽田は仕事帰りに直行する人も多いのでラウンジのシャワーを増やしてくれるとありがたいです。
私も何回か使えず諦めたことがあります。。。
キャセイのラウンジは羽田のほうが好きなので、両方がうまいこと発展してくれるといいですね。
こんにちは。
災害復旧は大丈夫でしょうか。
ちょっと心配してました。
まつ様
こんにちはー!
ご心配かけてすいません(;´∀`)
我が家は無事です!!