カミーノ39日目 ついにサンティアゴ デ コンポステラ到着 スペイン【世界一周530日目】

【世界一周530日目】2024.10.10 スペイン

残り22.8km

Santa Irene→ Santiago de Compostela

歩行距離22.8km

気温:11度〜18度

歩数:31,053歩

1ユーロ=162.43円

mosari
なぜ人は歩くのか?辿り着いた先にあったもの。

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最後の朝

5時半に起きる。

今日は個室なのですごく快適だった。

でもAzuが全然起きてくれない。

なんだか今日はこれまでで1番起きたく無いよ…

そうだよね、もったいなくてゴールしたくないよね。

違うわ。普通に昨日頑張ったから疲れてるんだよ。

お疲れのAzu。

でも今日で目指していたサンティアゴに到着するのだ。

頑張って起きてもらったら朝食。

昨日の夕飯をオーダーするときに一緒にお願いしたツナチーズサンドイッチ。

5.5ユーロ(890円)。

りんごは庭に落ちていたやつをオスピタレロがくれたもの。

酸味が程よくて美味しかった。

食べていると1人ピルグリムが起きて来た。

彼が言うには若者グループたちが1時半に出て行ったそうだ。

早起きすぎる…

彼も朝食を食べずに早々に出掛けて行った。

カナダ人のペアリーも起きて来たので挨拶をして我々も出発をした。

またサンティアゴで会いましょう。

もちろんさ

個室で快適だったしパッキングも容易だったはずなのに出発はなぜか7時半。

いつもより30分遅い始まりだった。

もちろん靴は乾いておらず履いた瞬間に靴下に水が染み込んできた…

歩いた先にあったもの

少し巡礼路から離れたアルベルゲを出て合流地点に向けて歩いていく。

空には星が煌めき、辺りは深い霧に包まれていた。

周りには誰もおらずたまにある街灯だけが人の営みを感じさせた。

とにかく寂しい朝だった。

しばらく歩くと巡礼路に合流できた。

ここからはいつも以上に人が多かった。

ずっと先までヘッドライト、もしくはスマホのライトが道を照らしていた。

どうやら出発が遅かったので人の流れに巻き込まれてしまったようだ。

緩やかな登りと下りを繰り返しながら進んでいく。

4日前にサリアから出発したピルグリムたちはようやく身体が慣れて来た頃だろう。

我々は39日目だ。

特に登りで大きな差があるように感じた。

スイスイ登ってたくさんのピルグリムを追い越す。

ブエンカミーノ!

元気に笑顔で挨拶。

たまに無視されたりもするが基本的には嬉しそうにブエンカミーノ返しをしてくれた。

心なしか笑顔の人が多かったのはサンティアゴが目前だからだろうか?

明るくなってくると霧は晴れたが、どん曇りに。

黙々と進む。

最終日、少しだけ歩くペースが早かった気がする。

サンティアゴはもう目前だ。

今日、長い旅が終わる。

これまで僕らをずっと導いてくれたモホン。

道が汚いのは昨日のハリケーンの爪痕。

気がつくと残り13kmまで来ていた。

もう2時間ほど歩いていた事になる。

雨のせいでぐちゃぐちゃな森を歩き、

倒木まみれの木の脇を通り、

朝日を見た。

思えば何度も朝日を見て来た。

印象深いのはメセタ台地。

ひたすらに真っ直ぐな道が続くので太陽が出てくると長ーーーい影が出来ていた。

早起きが苦手な僕らがこんなに朝日を見たことは無いし、これからもきっと無いだろう。

目の前にふと見覚えのある後ろ姿を発見。

一昨日同じアルベルゲだった福岡から来ている女性だった。

彼女は昨日のハリケーンの中我々よりも早く出発して行った。

にも関わらず途中で会う事が無くてちょっと心配していた。

聞けば彼女は途中からバスに乗ったらしい。

それもまたカミーノだ。

安全第一である。

私はゆっくり行くから先に行ってね。

それじゃあサンティアゴで会いましょう。

そう言って先に進んだ所で写真を撮られていた。

そして送ってくれた。

800km近い距離をずっとこんな感じで歩いていたんだな。

それももうすぐ終わってしまう。

蝋燭のシーリングスタンプ屋さんがちらほら道に出ていた。

サリア出発組はクレデンシャルのスペースが余りまくるからスタンプが欲しいし、蝋燭のスタンプならなおさらだろう。

良いビジネスだ…

歩き始めて3時間を過ぎていたのでカフェで昼飯。

トルティージャのサンドイッチかと思ったらポテトの入っていない洋風(具無し)のオムレツだった。

でもAzuは塩気が絶妙でとても美味しいと喜んでいた。

多分これが最後の休憩なのでこれまで何度も身体を温めてくれたコラカオにした。

Azuは暑くてFANTAのレモン味を飲んでいた。

足がとんでもなく湿っているので脱いで乾かしたかったがこのカフェでは靴を脱ぐ事が禁じられていた…

マメが心配…

休憩後は再び人の多い巡礼路を歩く。

もう10kmほどで到着だ。

森の中では馬を発見。

人懐こい馬で頭を撫でてやると喜んだ。

ポケットからドングリを取り出して差し出すとボリボリと食べてくれた。

これで持っていたドングリも無くなった。

サンティアゴ前に使えて良かった。

とても賑やかな巡礼路。

どうやらスペインの若者たちが大量に歩いているようで彼らはめちゃくちゃ歩くのが早いが抜くときに挨拶してくれないのでちょっと寂しい。

そして遠くに見えた。

ついに見えた。

サンティアゴ デ コンポステラだ。

800km近い旅路の目的地。

長かった。

本当に長かった。

でも気持ち的には39日も歩いている気はしない。

あっという間でもあったな。

何故か犬をカートに入れて引いているピルグリムもいた。

メセタ台地で出会った犬グリムたちは元気にしているだろうか。

そしてとうとう街に入るための橋を渡る。

ここがサンティアゴだ。

うわー!

ヤバいもう着いちゃう。

でも2人ともマメ出来て痛いし、Azuはふくらはぎも痛いって言ってるー!がんばってー!

サンティアゴの街を歩いて大聖堂を目指す。

残り2kmのモホンがあった。

Azu、後30分で着いちゃうよ。ついに着くんだよ。

長かったぁーー!

路地の向こうに何か尖塔が見えた。

多分あれが目的地の大聖堂だ。

何度か角を曲がる。

モホンに導かれてここまで来た。

もうすぐ、もうすぐだ。

Azuもヒィヒィ言ってる。

がんばれー!

少し開けた所に出ると多くのピルグリムたちの姿。

だけどここじゃ無い。

広場があるはず。

あら、日本人ですか?

年配の日本人女性から声をかけられた。

団体さんだった。

何キロ歩いたんですか?

そう尋ねてくる人生の先輩方。

サンジャンからなので800km弱です。

ひぃえー!すごーーい!私たちはね、車で伴走してもらうツアーなの。

そ、そんなツアーが日本にもあるのか。

それはいいな。

どんな手段であれこの道を歩くことは誰にでも意味があるはずだ。

もっと話を聞いて見たかったがツアーなので団体行動せねばならずガイドさんの元へ戻って行った。

バグパイプを吹いているお兄さんがいるゲートを抜けると広場のような場所が見えた。

ここだ!

Azuの手を握る。

ゴールは一緒だ。

39日間歩き続けた。

色々あった。

本当に濃密な時間だった。

幸せだ。

幸せの道を歩き続けた。

その目的地である広場にとうとうやって来た。

ちょっと涙が出そうになった。

広場では多くの人がハグをしたり歩き終えた達成感に浸っていた。

サンティアゴの大聖堂。

曇り!

なんかクレーンいる!

着いたぁーー!

着いたねえ…ありがとう。

カミーノで一緒に歩けたことか、そもそも世界一周に行くことにしたことか、それともまた別の何かに対してAzuがお礼を言って来た。

大聖堂を見上げながら達成感のような寂しさのような何かを感じていると、

で、どうする?

Azuは思ったよりあっさりしていた。

まぁ疲れてるし、今日の濡れた靴のせいで2人ともマメもできてしまった。

またミサのために戻ってくるので一度アルベルゲに向かう事にした。

Azuは痛みで歩くのももう大変そうだった。

よく頑張ったね…

ここでは初日に同じアルベルゲだったアメリカおじと再会。

昨日着いたらしいけどパートナーが今日来るので待っているんだそう。

海外だと歩くペースが違うと別々に歩いている人もたまに見かける。

おじさんは僕らにハグをして祝福してくれた。

ありがとう。

とりあえずサンティアゴ到着です!!

写真で見ると僕足長すぎぃ!

広場を離れる。

ジーンとは来たけど思ったよりも実感がわかない。

他のピルグリムたちはあんなに喜んでいるってのに。

終わってしまったのが寂しいからだろうか?

横に回ると教会の入口と思われる場所を発見。

行列が出来ていた。

とりあえず我々はそのままアルベルゲへ。

巡礼者用のミサは1日4回ある。

  • 7:30
  • 9:30
  • 12:00
  • 19:30

19時半のミサに参加するぞい。

サンティアゴのアルベルゲはAlbergue Alda O Fogar de Teodomiroというところ。

評価があまり高く無いので心配だったが結果的に杞憂だった。(ただの観光客が来たら不満はあるだろうけど)

1人18ユーロ(2,915円)。

ちょい高めだけどサンティアゴでは安め。

しかも大聖堂から徒歩5分と好立地なのだ。

安いから大部屋かと思っていたら綺麗な4人部屋だった。

ちゃんと上段ベッドにも電源や物置きがある親切設計。

部屋の鍵もカードのタッチ式とイマドキ。

まずはシャワー。

1階と地下に1個ずつしか無いが我々がチェックインした時間はガラガラなので問題無し。

全裸のおっさんが出てきてびっくりしたけど。

シャワーはアツアツで快適そのもの。

洗濯はアルベルゲで初めて手洗い場が無かった。(洗濯機と乾燥機はある)

仕方ないので空いてたシャワールームでサッと洗った。

干す場所も無かったので部屋の窓際に干したら朝までには乾いてくれた。

やることをやったら少し早いが夕飯を食べる事にした。

この街でもシエスタ(昼休憩)をとる店が多くあまり選択肢が無かったが宿の近くのレストランへ。

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祝杯

乾杯です!乾杯!

お疲れ様ー!

長かったねー!

Azuは炭酸水だけど僕はビールだ。

店で飲むのは1ヶ月ぶり。

ずっと赤ワインだった。

巡礼と赤ワインは深い関係があるのでずっと赤ワインを飲んでいたが、今日はおめでたいのでビール。

とてもうまい。

この乾杯でようやく終わった気が少しした。

うん、2人ともいい笑顔じゃないの。

終わったんだな。

前菜は山羊のチーズ入りサラダとホタテ。

野菜も魚介も食べれて幸せ。

メインはリブロースと豚のニンニク炒め。

どちらもうまい。

やはり疲れてる時は肉に限る。

デザートはチーズケーキとサンティアゴケーキ。

最後だからこれまで散々飲みまくったカフェ コン レチェも追加した。

ケーキもコーヒーも美味しかった。

クリーミーで絶妙なカフェ コン レチェを飲み終えるとまた少しカミーノが終わった実感が湧いて来た。

いつもはアメリカンをずっと飲んでいた。

でもスペインではほぼ毎日カフェ コン レチェ(カフェラテ)だった。

この国の流行りみたいなもんだからね。

みーんな飲んでる。

僕もそれに混じっていた。

お会計は1人セットメニュー14ユーロ(2,270円)にコーヒーが1.3ユーロ(210円)だった。

最後までピルグリムらしいメニューを食べた。

でもガリシア州に入って食事のレパートリーが増えたのを実感。

ホタテなんて食えるとは。

宿で少しだけ休んだら再び大聖堂へ。

流石にサンダルはまずいと思ってびしょ濡れの靴下と靴を履いた。

き、気持ち悪い(;´∀`)

晴れてる!

広場ではやっぱり多くのピルグリムたちが喜び、お互いを讃えあっていた。

世界一幸せな広場なんじゃないかな。

僕らも知り合いを探したけど見当たらなかった。

リズにマールティンにブリジット、そしてフランスおじに韓国夫婦、マカオ夫婦に福岡の女性。

もし到着してるならミサで会えるはず。

ミサのために大聖堂の入口に向かう途中でテラス席から手を振っている人を発見。

Astorgaらへんで2回会った日本人の女性の方だった。

昨日到着して今日はお酒dayだったみたい。

お互いの無事を祝ってから我々はミサのために教会の脇から中へ。

最後のピース

大聖堂の中にはすでに多くのピルグリムの姿があった。

ミサは19時半から。

今は18時ちょっと過ぎ。

座ってミサに参加するには1時間以上前に来るのがおすすめだ。

パイプオルガンもすごいが、奥の祭壇もすごい。

金色に光る彫像たちが出迎えてくれた。

随分と立派だ。

って世界中からクリスチャンたちがここを目指してるんだもんな。

そりゃ立派だよな。

正面の席に座れたのでそのまま座して開始を待った。

あー!

Azuの視線の先にはドイツ人カップルのマールティンとブリジットの姿が!

ハリケーンの日に別れたから心配してたけど良かった!無事に到着してたんだ!

もう席が満席で彼らは別のエリアにいたけどお互いガッツポーズで讃えあった。

ミサの後に会えるだろう。

今日は台風明けなので特に人が多いのかもしれない。

椅子の周りにもずらりとピルグリムたちが立っていた。

19時半になるとミサが始まった。

スペイン語にオランダ語、フランス語、イタリア語、英語などで説明をしてくれていた。

クリスチャンでない我々もミサ自体は見たことがある。

でもそれはあくまで外側から見させてもらっているだけ。

でもこれは巡礼者のためのミサだ。

つまり我々のためのミサ。

堂々と参加する。

何かの詩を読み上げだり、時にはみんなで歌いながらミサは進行していった。

国籍も宗教さえも問わないミサ。

それはとても美しいなと感じた。

途中で一部の人々が列をなす場面があった。

お菓子を配るというやつだろう。

我々はクリスチャンじゃないから待機。

大体半分くらいの人が貰っているようだった。

何のためにお菓子を配るのかは分からなかったが、こうしていつも誰かに何かを分け与えて貰っているから、誰かに優しく手を差し伸べられるのかな?

なんてことを思った。

隣でうたた寝しているAzuの手を握ってミサを眺め続けた。

ミサの終わり、そこで隣の寝まくっていたおじさんが小さくガッツポーズするのが見えた。

ピンと来た。

おっちゃん!もしかしてボタフメイロ?

ニヤリとしながら頷くおじさん。

うおおおお!キタああ!!Azu!ボタフメイロあるって!

うそ!やった!

ボタフメイロって巨大な振り高炉のこと。

この写真の真ん中よりちょっと左にある銀色の花瓶みたいなやつ。

これが煙を吐き出しながらブンブンと振り時計のように宙を舞うのだ。

これは年間で12回ほどしか行われない特別な儀式。

今日はもちろんその日では無いのだが、誰かが寄付をすればいつでもやってくれるのだ。

人が多いからちょっとばかし期待していたけどまさか本当に行われるとは!!

宙にあった香炉を下げて火を付けると、人が思いっきり香炉をぶん投げた!!

火を付けているところ

それはブランコのように徐々に振れ幅を大きくなり、宙を何度も舞続けた。

煙と共にお香の匂いが充満して来た。

この儀式を見て更にカミーノが終わったと実感した。

まさか見れるとは。

正面の席からだとその全貌は見えなかったが、脇に座っている人は頭上を何度を行き来してすごい景色だったろうな。

ミサ自体は正面からの方が良いけれど、ボタフメイロを見るなら脇の席が良い気がする。

ボタフメイロがあるかどうかは分からないから脇に座るのはカケになるけど。

ボタフメイロの振り子についてはInstagramに動画のリンクを張っているのでそちらを是非どうぞ。

アカウントのリンクは記事の最後にいつも載せてるやつです。

ミサが終わると次は仲間探し。

最初に見つけたのは…

フランスおじ!

30日前にSansolという街のアルベルゲで出会ってからほぼ毎日出会う可愛らしいおじさん。

英語が1mmも伝わらないので毎回ジェスチャーで会話していた。

最後の方はもう日本語で話をしていた。

毎日どこまで行くのか教え合っていたなぁ。

ハグをして讃え合ってお別れをした。

本当におめでとうございます!

他にもリズにマールティンにブリジット、福岡の方、韓国夫婦にマカオ夫婦、会いたい人はまだまだいるぞい。

次から次へと人が出ていくので我々も流れに沿って教会の外へ。

うーん、全然見当たらないな…

みんなもう飲みに行っちゃったのかね…?

Azuは悲しそうにそんな事を言った。

そうかもしれないけどあの2人は絶対にいるはず。

それを信じていそうな広場へ移動する。

そこにはもちろん、

We did it!(やったぞー!)

マールティンとブリジットの姿があった!

彼らもフランスおじ同様に30日前にSansolのアルベルゲで出会った。

それから何度か抜きつ、抜かれつを繰り返して今日同じ日にゴールしたのだった。

1番たくさん喋った大切な仲間。

力強く、力強くハグをした。

終わった。

僕らのカミーノは今終わった。

最後のピース。

仲間と喜びを分かち合うこと。

これで終わったのだ。

真っ暗 笑

またいつか会えると信じてお別れをした。

ありがとうマールティンにブリジット。

これから始まる世界一周楽しんでね!

残念ながらリズや福岡の方に韓国夫婦にマカオ夫婦にも出会えなかった。

それらは残念だがまぁ仕方ない。

1番会いたかった彼らに会えただけヨシとしよう。

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変なやつら

足の痛いAzuと一緒にゆっくりとアルベルゲへ戻る。

部屋に入るとルームメイトはまだチェックインしておらず4人部屋には我々2人だけ。

もう21時前だってのにどうしたのだろうか?

まぁ2人だけの方が気楽で良いけど。

Azuは迷ったあげく、足の小指に出来たマメに針を刺して水を抜いていた。

糸を通しておくことで水分が糸を伝って乾きやすいらしい。

これで良くなるといいな。

僕のマメは自然治癒に任せることにした。

そんなことをしていたら扉が開いた。

やれやれ、随分と遅いチェックインだな。

そう思いながら到着したルームメイトを見てびっくり。

何度か巡礼路で見かけた怪しい格好をしたアジア系の夫婦だった。

明らかに変な格好をしているので目に留まっていたのだがまさかルームメイトになるとは。

Azuは嫌な予感がすると震えていた(;´∀`)

そしてその予感はすぐに的中する。

シーツをセットすらせずにすぐに荷物を全て持って出て行ってしまった。

もう21時ですよ?

我々が寝る頃に彼らが帰って来たらシャワーやら何やらで電気の消しどきを無くすかもしれない。

それを恐れて21時半に消灯。

おやすみAzu、お疲れ様でした。

おやすみ〜。

そのまま彼らの気配を感じる事なく眠りについた。

ガチャ!ドンっ!ガサゴソ!

物音で目が覚めた。

どうやら彼らが帰って来たらしい。

時計を見ると、

1時半。

思わず「マジかよ…」そう漏らしてしまった。

信じられない。

シェアルームなのにそんな時間に帰って来てから寝る準備だなんて。

せめて一度チェックインして来た時に準備しておけよなぁ…

Azuの言う通り変な人だった。

彼らに背を向けて再び目を閉じた。

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そんな訳で無事に約800km弱の道を39日間ひたすら歩いてサンティアゴ デ コンポステーラに到着です。

ブログやInstagramにコメントくれて応援してくださった多くの方にもお礼申し上げます。

運動習慣の無いアラフォー2人ですが何とか何とか達成です。

小さな1歩も積み重ねれば大きな事が成せるという事をまさに体現するような出来事。

それをAzuと一緒に出来たのは本当にかけがえのない経験になりました。

You are lucky!(君は運が良い!)

何度も言われた言葉。

ほんと夫婦で歩けたのは幸運としか言いようが無い。

ありがとう。

これからも2人で歩き続けよう。

カミーノ デ サンティアゴ  完



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1 個のコメント

  • 毎日欠かさず読み続けて39日。一緒に歩いたかのように感じます。
    完走おめでとうございます。
    数々の出会いにお二人の成長ぶりを感じることができました。
    新たな章の始まりを楽しみに楽しみにしています。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    アバター

    名前:mosari
    年齢:30代アラフォー
    性別:男性

    2023年4月2日から夫婦の夢だった世界一周の旅に出ました。

    小学校の同級生夫婦のポンコツ世界一周旅で世界の絶景、地球の美しさ、多種多様な文化を見てきます。 現在は3ヶ月のフィリピンでの語学留学を終えて、世界を巡ってます。

    旅のInstagramはこちら!フォローすると喜びます。
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