【世界一周409日目】2024.5.25 ペルー パントーハ
気温:22度〜30度くらい
歩数:7,631歩
1ソル=41円
今日の予定
- 続・アマゾンでの暮らし
Twitterでブログの更新やリアルタイムに何か呟いてたりします。
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眠れぬ夜
なんだか寝苦しくて夜中目が覚めた。
もう一度寝ようと思ってもなかなか眠れない。
諦めて目を開けて時計を見ると2時半。
早く寝たいのだがなかなか眠れない。
暑いけど肌を出したらまた何かに刺されるかと思うと怖い。
そう思っていたらなんだか今度は身体中がかゆくなってきた。
暑いしかゆいし全然眠れない。
朝方になって少し寝れたみたいだけど、7時半に起きた時はとてもだるかった。
なんだか朝から上がらない1日の始まり。
幸いブツブツは足に多少増えていたくらいで昨日みたいに100箇所近く刺されている訳ではなかった。
Azuも今日は大丈夫みたい。
本当に何故mosariだけ刺されるのかが不思議でたまらなかった。
今日は10時ごろに遅めの朝食を食べる作戦にした。
そして早めに夕食を食べて早く寝れば1日2食で済む。
船の遅延などを考えるとお金の不安は常に付きまとう。
船が到着する目星が付くまでは節約するに越したことはない。
なんせ陸路もATMも無いこのアマゾンの村で立ち往生するリスクを考えると仕方ないのだ(;´∀`)
朝起きたら洗濯するつもりだったけど朝方からずっと雨が降っている。
少なくとも止むまでは干さない方がよさそうだ。
ブログの下書きをしてしまおうとパソコンを取り出すとAzuが台所の様子を見に行った。
程なくして帰ってくると、
今日はマサト作りもないし、親戚の人もいなかったわ。なんか家族の時間をエンジョイしてたから退散してきたわ。
そうか、今日は何もやれることないのかな。
とりあえずブログの下書きでも書いておこう。
パトリシアとジャン
30分くらいするとノックの音が鳴った。
なんだろうと思ってAzuが扉を開けたらそこにはマヌエラの6歳の娘であるパトリシアだった。
ペルーペルーマチュピチュマチュピチュ
え?え?
突然の訪問者に訳がわからないが、
mosari、たぶんだけど朝飯食べに来いって誘われてるっぽい。
えぇ(;´∀`)
そんなことあるのか?
昨日は確かに2食お世話になったけど、名前書いてあげたり、マサト作りを手伝ったからそのお礼だと思っていた。
が、今日はまだ何もしていない。
半信半疑で台所に向かうと、
おはよう、朝食よ。
マヌエラはそう言ってご飯を差し出してくれた。
昨日食べたのと似たチキンスープWith素麺。
今日はパパ(ジャガイモ)も入っていてちょっと豪華。
相変わらず美味しい。
付け合わせは茹でたプラタナ
プラタナは味が無いのだがよく食べられている。
腹を膨らませるためのものって感じなんだろうか。
食事はとても美味しいがふと疑問に思う。
mosari、やっぱりこれお金かかってるんじゃない?
んー?それなら最初に言ってくると思うけどなぁ。宿代は1日ごとに払って欲しいって言ってたくらいだし。
Azuの疑問ももっともだ。
タダで飯を出す理由が無い。
後から請求されるのだろうか?
もやもやしながら朝食を食べた。
でももしこれが善意なのだとしたら何かで返さねばならない。
だが今日は手伝える仕事はなさそうだ。
どうしたもんかと思っていたらパトリシアがノートの切れ端を使ってボロボロの紙飛行機を作っていた。
でも折り方も適当だし、紙もちぎったようなものなのでそもそも綺麗に折れない。
これだ!
そう閃いてすぐにAzuの元へ。
Azu!折り紙で遊ぼう。
そういえば折り紙を持って来ていたことを思い出した。
前半戦(ユーラシア、アフリカ)ではサウジで1回使ったきり、後半戦では一度も使うことなくAzuのキャリーケースの奥に閉まってあった折り紙を取り出してもらってパトリシアの元へ戻った。
色鮮やかな折り紙を見せると目を輝かせるパトリシア。
アビオン(飛行機)!
そう伝えると意図は簡単に伝わった。
テーブルに座って3人で紙飛行機を作る。
またもや適当に折り始めるパトリシア。
No!パトリシア。こっちを真似して。
そう言ってちゃんと綺麗に折り目をつけるように真似してもらう。
そうして今まで見たことが無いであろう綺麗な紙飛行機が出来上がった。
おっしゃ!
ウノ(1)!ドス(2)!トレース(3)!
掛け声と共に宙を舞う紙飛行機。
さっきよりも倍以上飛ぶ飛行機を見て大はしゃぎのパトリシア。
すぐに走っていって紙飛行機を回収してくる。
そうしてすぐに投げるポーズを取る。
ウノ(1)!ドス(2)!トレース(3)!
アマゾンの村に元気な声が何度も何度も響き渡った。
途中でマヌエラの息子であるジャンもやって来た。
パトリシアよりは小さいので3歳か4歳くらいだろうか。
今度は4人で遊ぶ。
子供ってのは面白いものですぐに新しい遊びを発見する。
一緒に投げていた紙飛行機はいつしかmosariに向けて投げる凶器と変化していた。
当たると大喜び、外れても大笑い。
子供ってのはほんと元気だ。
当てられっぱなしも癪なので大袈裟に腕を広げて追いかける。
このやろぉおおお!
キャアアアアアア!
ワアアアアアア!
元気いっぱいに逃げ回る2人。
しかし38歳の体力など子供の前には無いに等しい。
先にバテてしまった。
Caliente(暑い)
と伝えるけど、お構いなしに飛行機を投げてくる。
ぐおおらああああ!!
きゃあああああ!
元気な声がアマゾンに響き渡っていた。
程なくしてマヌエラが走っていくのが見えた。
なんだろうと思ったらパトリシアが、
Pescado(魚)
と教えてくれた。
我々も急いでマヌエラを追いかけると、ちょうど小さなボートが岸に接岸しようとしているところだった。
住民も何人か集まって来ていた。
丘の上の芝生に網から出された魚が放り投げられた。
買い物の仕方を観察しているとこんな感じだった。
欲しい魚を選んだらエラから口にかけてその辺に生えてる長い草をブッ刺す。
それを欲しい魚ぶん繰り返したら、端と端を結んで輪状にして持ち上げる。
計りで重さを計測。
魚の種類とか関係無しに重さで取引のようだった。
目の前のナポ川で獲れた魚だろうけど数はそこまで多く無い。
もしかするとこの村では魚は貴重なのだろうか?
お隣のエクアドルのロカフエルテの村の食堂はチキンと魚の値段が一緒だったから魚も豊富だと思っていたのだが・・・
宿に戻るとジャンが昨日我々も食べたぐるぐるした実を持って来た。
皮を剥いてあげて一緒に食べる。
ジャンは好物のようでほとんど1人で食べてしまった。
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お引越し
マヌエラがやって来てスマホを貸してと言って来た。
多分何か伝えたいことがあるのだろう。
Google翻訳の画面にして渡すと何かをタイプするマヌエラ。
返って来た画面には、
市長がやって来ます。部屋を移動してくれませんか?
ということだった。
もちろん部屋を移動することは構わないが、市長が泊まるくらいだ、この部屋が一番まともということだろう。
移動先は反対側の部屋だった。
ゴホッゴホッ!
部屋に入るとAzuが咳をした。
mosari、なんだかこの部屋カビ臭いよ。
よく見れば日当たりが悪いせいで窓枠の木にはカビがびっしり。
日の光が入らないので薄暗い。
すぐにマヌエラの元に戻って日が当たる側で空いてる部屋があればそっちが良い旨を伝えた。
空きがあったのだがツインベッドになってしまったのと、窓の網戸が破れてしまって虫が入りたい放題だ。
さっきまでいた部屋も穴が空いていたのだが小さいので紙やビニールで蓋をすることができた。
が、こっちは下側が完全に裂けてしまったので塞ぎようがない。
ただでさえ虫を恐れているのにこれは困った。
mosari、これはもう仕方ないよ。さっきのカビの部屋よりはマシだよ。網戸が無いのはフィリピンの生活に戻ったと思えばいいよ。
Azuからまさかのたくましいお言葉が。
強くなったね・・・
って言うかアマゾンと比べられるフィリピンよ・・・
部屋を移動したらテーブルの位置を変えたりして過ごしやすいように整える。
そんなことをしていたらなんだか眠くなってしまったので昼寝をしてしまった。
パントーハの村散歩
14時に起きて散歩に出かける。
まずは水の調達。
エレナの店は昼休み休憩なのか閉まっていた。
仕方ないので別の商店に行くと2.5Lの水がエレナの店よりも1ソル高い7ソルだった。
その代わり3.8Lのビッグサイズを取り扱っていたのでそっちを10ソル(410円)で購入。
今日は学校を超えてさらに奥まで進むことにした。
港の近くの建物はボロいけど、それでまだマシだということにすぐに気が付く。
みんなこんな感じのボロボロの家に住んでいた。
何かの番組で見たアマゾンらしい窓が無く開放的な作りの家。
もちろん家の前の道は未舗装。
改めてパントーハの村が小さいことが伺えた。
電柱があるから電気はあるものの水とかはどうしてるんだろう。
きっと川の水と雨水なんだろうな・・・
ふと道の脇に生えてる植物を見て、
ねぇmosariこれもしかして大麻?
あーそんな形してるかもね。
どうしよう、村の秘密を知ったからって襲われないかな。
それは怖いね。鍵閉めて寝よう。って鍵かかんないんだった。
アマゾンの中にある小さな村を1時間ほどぐるっと散歩してイミグレーションのある建物の近くまで戻って来た。
ここでこの村に滞在しようと決めた我々に取って印象深い場所。
今日も地面に座ってナポ川を眺める。
さぁmosari、今日のお題は帰国後に何するかよ。
うーん、そうだねぇ。
いつもこの話題を切り出すのは僕からだったけど、今日は珍しくAzuから。
いつもなら色々とアイデアが出るのに今日はイマイチ。
本当は何がしたいんだろ。
ただ一つ言えるのは世界一周前のように残業ありきで働くことは無いということ。
物欲が消えたのでもうたくさん稼ぐ必要はない。
景色の良い田舎で慎ましく生きていけるだけの金があればいい。
1時間くらい話したけどまだ方向性は見えなかった。
世界一周を終えた旅人はまぁなんだかんだ同業種に戻るんだろうけれど、それを望んでいない以上我々は選択肢が多すぎる。
2人で一緒にまた考えないとな。
17時になったので宿に戻った。
今日は初日に行った食堂に夕飯を食べに行くつもり。
財布を持ってこようと部屋に入ろうとしたところで台所にいるマヌエラが手招きしているのが見えた。
まさか・・・
そう思って台所に行くと、
Come(食べて)
やっぱり夕食のお誘いだった。
焼いたチキンと米、そして焼いたプラタナ。
今日は炭火で焼いたようだ。
いただきます。
そう言って食べるとめちゃくちゃ美味しかった。
タンドリーのような味付けだがこれまで食べたチキンの中でもトップに入るんじゃないかと思うくらい美味い。
しかしこれで分かった。
Azuこれは有料だね。
だよねぇ。
流石に出かけてる我々の分までわざわざ作らないだろう。
4食連続でご厚意は無理がある。
初日に食事は宿代に含まれておらず、その辺の食堂で食べるように言われていた。
にも関わらず4食も出してくれるのは流石に有料だろう。
初日に食堂で食べたのが1人10ソル(410円)だったのでそれ以下ならまぁ予算的には問題無し。
今度いくらか聞かないとな。
皿の洗い物をしたところで18時になって電気が付いた。
待ってましたと言わんばかりにマヌエラが延長ケーブルを持って飛び出して来た。
向かった先は貯水タンクがある小屋の中。
何をしているか聞いてみると、
井戸水をポンプで汲み上げてタンクに貯めています。
とのこと。
おぉ、川の水かとおもっていたけど井戸水だったのか。
どうりで水が透明なわけだ。
これでシャワーも使えるわよ。
そういえばさっき手を洗おうとしたら水が出ないことを思い出した。
そうかタンクが空だったけど、電気が18時まで使えないから汲み上げることもできなかったのか。
アマゾンの暮らしは奥が深い。
この村からは夕陽が綺麗に見えないのが残念だ。
部屋に戻って水シャワーを浴びてからブログの下書きを書いて22時前には就寝。
今日は子供達と打ち解けることができた。
こうして少しずつ村人たちと仲良くなっていこう。
今日の夜は秘密兵器を投入した。
トラベルシーツである。
あまりにも汚いシーツや虫がいそうな時に備えて買っておいたのだがこれまで一度も使わずキャリーケースの奥にしまい込んでいたのを思い出した。(もっと早く気づけ)
アフリカでも使わなかったがついにアマゾンで使うことにした。
これで虫に刺されなくなるといいけど。
こんな感じでベッドの上に敷いて寝袋みたいに中に入って寝ることができるのだ。
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明日もまだまだアマゾンで暮らします。
今日で村の散策は終わったのでこれから先は新しい発見が何があるか心配である。
それでは!