【世界一周571日目】2024.11.26 ニュージーランド テカポ 〜 マウントクック
気温：6度〜12度
歩数：23,126歩
1ニュージーランドドル＝90.04円
今日の予定
- テカポからマウントクックのキャンプ場へ移動
- フッカーバレーへハイキング
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バイバイ テカポ
朝7時にタイマーで目を覚す。
夜中何度か目を覚していたのでやっぱりテントで熟睡は難しいかも知れない。
なんか寝返りがうまく打てないんだよなぁ・・・
狭いからある程度は仕方ないと思うけど。
夜は昨日同様にとても暖かかった。
っていうか暑い。
朝日でテントが温められているからか汗かきそうなくらい暑い・・・
起きて外の空気を吸いたいけど、昨日のハイキングの疲れがあるのかなかなか起き上がる気がしない。
Azuをペチペチして起こしながらウダウダしていると、
チャイナチャイナマーボーマーボー！
お隣のテントの中国人奥様が朝から叫んでいる。
何を言っているかはわからないが不満を言っているのがわかった。
旦那さんも何か反論したあと、大きくため息を吐いたのが聞こえた。
がんばれ・・・
朝から嫌な喧嘩を聞いていると眠気もどこかに行ってしまった。
嫌な目覚めだな・・・
テントを出ると気持ちのいい空気が全身を包んだ。
多分10度前後の気温だけど、テントが暑すぎてその冷たさが気持ちよかった。
交代で顔を洗ったら朝食。
いつもの缶詰スープとマッシュポテト。
今日はバナナと余った野菜を使ったレモンドレッシングサラダ。
少しだけ豪華。
歯を磨いてテントに戻ると近くに住んでるアヒル親子たちがテントサイト脇の水道で水浴びをしていた。
ちょうど子育てシーズンなのかいくつかアヒルの家族を見かけた。
かわいい・・・
そしてテントの奥では何やら重機が出動していた。
な、なんだぁ？！
びっくりして近づいてみるとお隣の中国人夫婦の車が見えた。
重機は曲がり角にあるコーナーの石を持ち上げて運んだりしていた。
多分だけど旦那が運転する4WDが石にぶつかったんだか乗り上げたかしてしまって重機に助けてもらっているようだった。
旦那さんは神妙な顔つきで作業を見守っていたが、奥さんは嬉しそうにその様子を動画で撮影していた。
ずっとつまらなさそうにしていた奥さんの笑顔がようやく見れてよかった。
その間我々はテントの撤収作業。
乾き切った細かい砂まみれになってしまったので少し払いながらたたむ。
アウトドア品は汚れるのが定めとはいえあまり気持ちのいい気はしない。
この辺もなれないといけないのかな・・・
撤収作業が終わったら車に乗り込んで出発。
ありがとうテカポ。
その美しさよずっと続いてくれ。
テカポは山に囲まれた地形ではあるが、ちゃんとスーパーがある。
この後向かうマウントクック周辺はスーパーが無いそうなので食糧を調達することにした。
中は立地を考えると広く、多くの観光客賑わっていた。
値段は・・・ちょっと高い。
と言っても他の市内のスーパーより1NZドル弱（90円）高いくらいで、南米の観光地価格と比べると可愛いもんだ。
あっちは驚くような値段で売ってることがあるからね・・・
2日分の買い物をして次なる目的地であるマウントクックを目指すことにした。
マウントクック周辺はスーパーもガソリンスタンドも無いのでしっかりと準備しておいた。
絶景ドライブ
テカポからマウントクックまでは1時間ちょっと。
少し走ると美しいプカキ湖が見えて来た。
いや、美しすぎるでしょう。
途中でビュースポットがあったので立ち寄ってみる。
車から降りてすぐに叫んでしまう。
うわーー！すごっ！
綺麗だね〜〜！！
湖畔にはルピナスの花が咲いており、その先にはテカポ湖ほどでは無いがブルーに煌めくプカキ湖、そしてさらにその奥には山頂に白い冠を被ったこれから目指すマウントクックの姿が。
こりゃすごいところに来てしまった。
ただのドライブがご褒美みたいなもんだ。
再び車に乗って走るとどんどんマウントクックが近づいてくる。
1車線の一般道だけど余裕で100km道路。
いやはやすごい交通事情だよほんと。
テカポから1時間半ほどでマウントクックの駐車場に到着。
この駐車場の隣にはホワイト・ホース・ヒル・キャンプグランド（White Horse Hill Campground）という名前のキャンプ場もある。
1人18NZドル（1,620円）。
我々は今日ここに泊まる。
チェックインは14時からなのでまずは無料の駐車場に停めて、フッカーバレーというトレッキングルートを楽しむことにした。
その前に腹ごしらえ。
テカポで作っておいたハンバーガーだ。
絶対スーパーで買うやつより美味しいよ！
Azuの自信作だ。
もちろん美味しい。
これとスーパーで買っておいたパン オ ショコラを食べた。
カミーノでめちゃくちゃ食べたパン オ ショコラ。
高かったけど、久しぶりに食べると美味しかった。
腹も膨れたので早速歩きにいくことにした。
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フッカーバレートレッキング
Hooker Valley track （フッカーバレートラック）はニュージーランドの南島のハイライトの一つでもある有名なトレッキングルートだ。
往復10kmほど、3.5〜4時間程度のトレッキングでなんと氷河を見ることができる。
しかも登りもほとんど無く、平坦。
誰でも気軽に歩くことができるのでとても人気のあるコースなのだ。
入口はホワイト・ホース・ヒル・キャンプグランドの隣の無料駐車場のすぐ脇にある。
この駐車場にはトイレもあるので必ず立ち寄っておこう。（道中も1箇所だけトイレあり）
また、ここの水道水は飲めるのでしっかりと水を持っていくのが良いだろう。
道中日差しを遮るものが無いので強い日差しの元歩くので結構喉が渇くはず。
そんな訳で12時50分にハイキングスタート。
スタート地点付近でいきなり若い日本人4人組を見かけた。
そのうちの1人の格好を見て驚いた。
ロングスカートにコンバースのようなスニーカー。（他の3人も似たようなカジュアルな服装）
平坦だから歩けなくは無いだろうけど、山を舐めてはいけないと思うおじさんとおばさんなのであった。
最初は山に向かって歩く。
奥にはマウントクックの姿もチラッと見えた。
木々の間を抜けて歩いていくと緩やかな登りが始まる。
周りには多くの観光客がたくさん。
不思議というか驚いたのは欧米系の人よりもアジア系の方が多いということ。
アジア系と言ってもそのほとんどが中国、もしくは韓国だ。
日本人は我々含めて最終的に9人だけ見かけた。
日本人がどれだけ海外に出ていないのか改めて実感した。
しばらく歩くと第１の吊り橋が見えて来た。
奥には湖があって、そこから粘土色した川が流れていた。
残念ながら飲むことは出来ないだろう。
橋は吊り橋らしくかなり揺れる。
ほわんほわん揺れを感じながら吊り橋を渡った。
そこからもうしばらく歩くと正面にマウントクックが見えて来た。
あの山の近くまで今日は歩いていく。
天気も素晴らしい。
ちょっと、いや、だいぶ風が強いけど。
ついでに日差しも半端ない。
世界一周中もカミーノ中もほとんど日焼け止めを塗らなかった僕だが、ニュージーランドはヤバいと思う。
すぐに真っ赤になる。
まるで赤道直下のガラパゴスみたいだ。
トゲトゲした植物も生えてたりするので、長袖が望ましい。
後は日差しを遮るための帽子とサングラスは必須だ。
Azuが嬉しそうで何より！
道中白い花を発見。
これがMount Cook Buttercup（マウントクック バターカップ）というニュージーランドの固有のラナンキュラスの一種らしい。
11月から咲き始めるのでこれから始まるニュージーランドの夏を告げる花なのだろう。
ここからはマウントクックを見ながら絶景のハイキングが続く。
吊り橋以外にも小さな橋をいくつか渡る。
こんな感じのボードウォークのエリアも。
第3の吊り橋を越えてしばらく歩くと目的地であるフッカー湖に辿り着いた。
歩き始めて1時間半で到着。
これがフッカー湖と奥にあるのがマウントクック。
湖の奥には茶色くなってしまって写真だとわかりにくいが氷河がある。
たった1時間半、しかもほぼ平坦のハイキングで氷河が見れるなんてかなり珍しいんじゃないだろうか？
湖には削れた氷河がぷかぷがと浮いている。
透明でキラキラと輝いていた。
風は強いけど天気もいいしマウントクックには雲が全く掛かっていない。
マウントクックは雨が多いことでも有名らしく、こんなに綺麗に見れるなんてラッキーだ。
大満足ですたい！
魔法瓶からお湯を注いでパン オ ショコラで休憩。
これだよこれ。
美しい山を見ながら暖かいお茶を飲みたかったんだよ。
南米では迷った末に荷物の容量的な問題で魔法瓶を持ってくるのを断念して後悔した。
カミーノでももちろん却下。
だが今回ついに魔法瓶を持って来た。
もうね、最高。
お茶パックを入れるのを忘れて白湯になってしまったけど、それでも暖かい飲み物があると休憩の質が段違いだ。
マストバイですよほんと。
・・・
・・
・
30分ちょっと滞在して帰路へ。
帰りは来た道を引き返す。
ちょっと風が強いが気持ちのいい道を通って無事に帰還。
帰りは1時間20分の道のりだった。
ほぼ平坦なので行きも帰りも時間はあまり変わらなさそうだ。
White Horse Hill Campground
駐車場に戻ったら車を無料の駐車場からホワイト・ホース・ヒル・キャンプグランドの中へ移動。
ここは事前にオンライン予約が必須な有料のキャンプ場。
レセプションが見当たらず、インフォメーションと書かれた小屋の中に受付票があった。
車両番号なんかを記入してダッシュボードに置いておけばいいらしい。
1人18NZドル（1,620円）。
電源無しサイトのみで、トイレと屋根のある炊事場があるだけ。
水道水は飲用可能。
特に場所を指定されている訳でも無く、敷地内に自由に停めて、自由にテントを張ってよさそうだ。
早い者勝ちなので一番良さそうなエリアはほぼ埋まってしまっていたが、ギリギリ及第点の場所を確保。
ちょっと地面が傾いているけど、どこも似たような感じなので仕方ない。
Azuと協力してちゃちゃっと設営。
30分くらいかな？
テントの奥には雪を被った山も見れる。
いや、自然に近くてめっちゃいいところやないですか・・・
ほとんどが大型のキャンピングカーかバンだったが、ここではテント泊している人もちらほら。
しかも野生のウサギさんがテントまで遊びくるおまけ付き。
ウサギ好きのAzuは大興奮だ。
設営を終えたら夕食だ。
たまに強い風が吹くからガス缶を使っても火が消えてしまう可能性もある。
炊事場に行ってみると同じことを考えた多くのキャンパーたちが室内にガス缶を持ち込んで調理をしていた。
Azu、ここなら調理しやすいね。
えー、でも外でもいいよ？
てっきりAzuは室内で快適に調理したがるかと思ったのだが、キャンプらしく外で調理したいと言って来た。
ちょっと驚いたがAzuが乗り気ならテントの前で作ろう。
実際何度も火が消えてしまったがキャンプらしくてとても楽しい時間だった。
しかも今日は初めての目玉焼きチャレンジ。
持って来ているのがステンレスのフライパンなのでAzuはは焦げ付いてしまって大変なんじゃないかと心配していた。
ちゃんと閉まる蓋も無い。
それでもなんとか作ることに成功。
ちょっと焦げ付いたけど洗えば落ちるレベルなのでヨシっ！
そんな訳で今日の夕飯。
尾西のご飯ーーーーー！！
これね、お湯を入れて15分で食べられるスグレモノなのだが、普通に美味しいのだ。
この2品は肉類が入っていないので入国時に没収される可能性も低い。
キャンプにはぴったりの携帯食なのだ。
今日は移動、買い出し、ハイキングと忙しかったのでお湯を入れるだけなのは大変ありがたい。
最初にお湯を注いだら、15分間で待っている間に目玉焼きを作れば立派な朝食夕食だ。
美味しいご飯を食べていると、
んー、キャンプ楽しいかも。
Azuもキャンプの楽しさを感じて来てくれたようだった。
いいねいいね。
色々と不便だし、なんなら今日シャワー浴びれてないけれど、それでも楽しいと言ってくれるのが嬉しかった。
カミーノもそうだったけど、一緒に不便を楽しんでくれる人がいるってのは幸せなことだよな。
ありがとう。
2人でウキウキしながらご飯を楽しんだ。
食後はりんごを食べたり、ポテチを食べたり。
ついでにまたお湯を沸かしてあったかいコーヒー（Azuは白湯）を飲んだり。
あぁ、幸せだ。
夜は車の中でブログやInstagramを書いた。
テントの中は体勢が変えられないので作業するなら車の方が良さそう。
寒く無いし・・・
22時半ごろに車からテントに移動したけれど、星空は少し雲が出ているのか感動するほどではなかった。
テカポ初日がすご過ぎたな・・・
程よい疲労の中寝袋に潜り込んだ。
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明日もマウントクック周辺に滞在します。
天気が怪しいので朝何をするか決める感じになりそう。
それでは！
