【世界一周232日目】2023.11.22 エジプト アスワン
気温:14度〜30度
歩数:6,153歩
1エジプトポンド=4.78円
今日の予定
- アブ・シンベル神殿へ行くぞ!
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目覚め
昨日は早く寝るはずが12時過ぎまでアフリカのことを考えていた。
考えていたケニアとタンザンニアを含めて縦断に切り替えようとしたのだが、宿のWIFIがクソすぎてE VISAの申請が結局できなかった。
E VISAは早くて2営業日で発行できるそうだが、明日の木曜日は勤労感謝の日で祝日。
土日を挟むことが決定してしまったので、日程的に5日ほどビザ待ちしなければいけなくなってしまった。
ただでさえギリギリだったのに5日も短くなるのであればちょっと縦断はやめようかな。
まだ決断はついてないけど・・・
本当はアフリカのこと決めないといけないのだが、今日は4時集合でアブ・シンベル神殿へ行くのだ。
3時間ちょっと寝て起きた。
眠い。
眠いが顔を洗って4時にレセプションへ。
結局迎えのバンがきたのは4時20分だった。
本当は自力で行くはずだったけど、早く行って早く帰って来れると言うメリットに負けてツアーで行くことにした。
20ドル(3,000円)でアスワンのホテルからアブ・シンベル神殿までを往復してくれる。
入場料は別。
だったんだけど、1人15ドル(2,250円)に値引きしてくれたのだ。
これなら自力で行ったとしてもエジプシャンたちとの交渉次第ではほぼ変わらない値段になる可能性がある。
それならばとツアーをお願いした。
最近のエジプトはドルかユーロ払いしか受け付けてくれないケースもあるので旅行者は注意されたし。
アブシンベル神殿へ
車内にはすでに他の乗客が。
どうやら我々は最後だったようだ。
日が昇る前の真っ暗な道をバンはすっ飛ばしてくれた。
全然寝ていなかったこともあり、気がつけば日が昇りアブシンベル神殿のすぐそばに。
首がいてぇ・・・
約3時間。
7時半について、9時20分に集合。2時間弱の散策タイムとなった。
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いざアブ・シンベル神殿
エジプトの南部、スーダンとの国境近くにある遺跡。
砂岩を削る形で紀元前に作られており、大神殿と小神殿がある。
建造者は建築王とも呼ばれたラムセス2世。
大神殿は太陽神ラーを、小神殿は女神ハトホルを祀っている。
世界遺産の中の世界遺産と言っても過言ではない、過去の叡智と、現代の技術力と情熱によって今も見ることができる非常に貴重な遺産でもある。
この理由は後述します。
さてそれではアブ・シンベル神殿行ってみましょう。
チケットカウンターの手前にビジターセンターがあるので立ち寄ってみた。
多くの観光客は早くアブ・シンベル神殿が見たいからビジターセンターには寄らずに一直線に向かっていく。
建物の中には当然アブ・シンベル神殿についての展示があり、その一つに世界中の遺産の年表があった。
最も古いものがギザのピラミッド、紀元前2,500年前・・・今から4,000年以上も前だ。
イギリスのストーンヘンジも相当に古い。
アジアだと万里の長城がセレクトされていた。
軽く見たところでチケットを購入して中へ。
料金は415ポンド(1,998円)。
ここではクレジットカードが使えた。
エジプトの観光名所はクレジットカード使えることが多いので助かる。
いざアブ・シンベルへ。
と、思ったら気になる看板が。
岩を切り出して高台に移転させましたってやつ。
そう、今見ることができるアブ・シンベル神殿は作られた時と全く同じでは無いのだ。
人がよりよく生きるためにダムを作ることが決まった。
そうなるとこの遺跡は水没することになる運命だった。
濃い青がダム建設前の水位。
薄い水色がダム建設後の水位。見事に神殿が水没してしまっている。
だが、そうしてはならないと気合いと根性と情熱によって移転させた。
このような守るべき遺産を認定して保護していこうと決めたのが我々を楽しませてくれる”世界遺産”というわけだ。
この大規模な移設工事がきっかけとなり、遺跡や自然を保護する”世界遺産”というシステムが生み出されたという。
アブ・シンベル神殿は世界遺産の象徴的な遺跡なのである。
人の知恵と行動力とは時に想像を超える。
近くにいた警備員が、
そこにあったんだよ。
そう言って川を指差した。
何もしなければこの水の底に沈んでいたわけだ。
写真を撮ってあげようか?
いい人そうだが、絶対にチップを請求されるので遠慮しておいた。
んで、アブ・シンベル神殿。
どーん!
いや、でかい。
想像以上に大きい。
入り口近くに人が歩いているが、それと対比すると大きさがわかると思う。
ドライバーがかっ飛ばしてくれたのでまだ人はまばらだった。
入り口には大きな像が4つあるが、これは全て建築を支持したラムセス2世のもの。
4つあるが年代違いのお顔だそう。30代、40代・・・
しかし見た目は一緒にしか見えなかった。
すげーすげー言ってたら、
あのー写真撮りましょうか?
カタコトの日本語でお姉さんが話しかけてきた。
よく見ればバンで一緒の方だった。
日本に1年間住んでいたことがあるそうで、日本語が喋れるんだそう。
1年でよく喋れるなぁと感心。
しかもアングル変えてめっちゃ撮ってくれた。
我々もお返しにパシャリしてお別れ。
さらに近づいてみる。
2体目の頭が崩れてしまい手前に転がっている。
頭の上半分だけで2m近くある。
ほんとでかい。
これを4,000年も前に削って作ったってんだから驚きだ。
そしてそれが今もなお残ってるんだからたまげたものだ。(移転はしているが)
移転時はブロック状にして切り出したとのことで、繋ぎ目が見てとれた。
当然ラムセスの像もブロック状に切り出されたはず。
切った人は呪いで死んでないか心配してしまった。
入り口には千年アイテムがあった。実に遊戯王である。
ちなみにこれを持って撮影することもできる。
当然チップを請求されるので撮らなかった。
後からきた欧米系の人はチップとしてコインを渡していたが、エジプシャンは少ないと不満を言っていた。こういうのがあるから実に面倒なのだ。
中に入ると像が通路に沿って立ち並んでいた。
これも相当に大きい。
周りの壁面には絵がびっしり。
自ら戦いに赴いていた勇敢なラムセス2世を象徴してか、武器を持っている姿が多く描かれていた。
周りには小部屋が多数あり、そちらの中にも入ることができる。
こちらは貢物などを納めていたのか、イラストも何かを貢いでいるようなシーンが多く描かれていた。
Azuはラムセス2世が大好きだそう。
何かの漫画の影響だと言っていた。
ラムセス2世と思われる絵と一緒にパシャリ。
大神殿には太陽神ラーを祀っているということだったがイラスト上はそれらしいものは見つからなかった。ラーの翼神竜・・・
大神殿を出る頃にはちょうど観光バスが到着したのか多くの観光客で賑わっていた。早起きした甲斐があったと言うものだ。
そういえば途中で先ほど写真を撮ってくれたスペイン人の子が狭い通路で我々の前を通る時に、
スイマセン、スイマセン
と言って通っていた。
これまで出会ったスペイン人は
私最高!ヒャッハー!
みたいな感じの方が多かったので、物腰低く謝る姿勢にびっくりしてしまった。
日本に住んでいると日本人のような態度になるんだろうか・・・。
さて、続いて小神殿。
実態は王妃ネフェルタリのために作ったと言われている。
それゆえか中は女性らしいつくりになっていた。
柱には女性の顔があり、
絵も女性中心。
小ぶりだが女性らしい絵が見られるのでこちらも必見である。
例の儀式
さて、カイロからはるばるやってきたアブ・シンベル神殿。
アレやりましょうかね。
塗り塗り。
22カ国目エジプトを塗り潰しました!
mosariの職場の後輩たちが作ってくれた世界白地図Tシャツ。
詳しくはこちら。
ついにアフリカ大陸上陸です。
本当はこのまま南下できればいんだけどね。
でもそれには時間が足りないし、そもそもスーダンには今は危険だから入れない。
どうしても途切れてしまう。
そんな訳で諦めて南アフリカまで飛んでしまう予定。
・・・だったのだが、タンザニアあたりからなら行けなくもない気がする。
南アフリカ行きのフライトはもう明日だが未だに悩んでいる(;´∀`)
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時間を守らない日本人
さて、時間もあっという間に残り20分ほどに。
だが、ここでナイル川沿いに座って昼食。
ホストが持たせてくれた朝食のパンである。
右手には壮大なアブ・シンベル神殿を、左手には雄大なナイル川(の湖)を見ながらの食事。
こ、これはたまらん。
の、だが虫が多くてなかなか大変だった(;´∀`)
Azuは食べるのを断念していた。
それでもこの景色を見たら食べざるを得ない。
帰り際にナイルを見ていたら警備員のおじさんが、あっちはスーダンだよ、と教えてくれた。
どうでもいい情報だが、サウジアラビアで再会したファリスはスーダンの大学に行っていた。
スーダンには行かないよ、そう彼に言ったら、
当然だ、今はファイトしてるからな
そう言っていた。
んで食後は急いで集合場所へ。
最後に5ポンド(25円)払ってトイレに。
そのまま走ればギリギリ間に合うと思っていたのだが、入り口と出口が違う場所にあり、帰りはお土産街を通らないといけないようになっていた(;´∀`)
そもそも通路が狭くて前に人がいるとなかなか抜けなかったり、
1ダラー、1ダラー
バザールデゴザール
カカクハカイ
鴨を見つけたエジプシャンたちの猛攻が待っていた。
バザールデゴザールってちょいちょい外国人が言ってくるんだよな(;´∀`)
いらねえええよおお
思わぬ遠回りと通せぼによって集合時間から4分遅れてしまった(;´∀`)
だがここは外国だ。
これまでの経験上時間通りに来るやつはほとんどいない。
どれだけ我々が時間通りに来てもいつも出発は10分後だ。
大丈夫だろう。
走ってバンに到着した。
バンはスモークなので中に誰がいるかは見えない。
ドキドキしながらドアを開ける。
・・・
・・
・
全員揃ってました(;´∀`)
時間の守れない日本人でごめんなさいいいい!
隣の外国人ニキ:楽しんだかい?
ポジティブに時間に遅れるほど楽しむなんていいことだ。なのか
ネガティブに時間を守れないくらい楽しんだなんていいね。なのかどっちなの。
笑顔が素敵だったから前者だと思いたい。
もちろん謝っておきました。
・・・
・・
・
帰りも3時間ほどでアスワンの街に戻ってきた。
道中は行き同様にほぼ寝ていた。
我々のホテルの前に1人降りて行った。
観察していたがチップを渡している形跡は無かった。
こういう時はガイド(ガイドされてないけど)とドライバーにチップを払うべき、みたいな記事もあったので悩んでいたのだが、どうやらマストではなさそうだ。
我々が降りた時も何も言われなかった。
我々は宿のホストにドル建てで払っているからそっちから多くもらってくれ・・・
ルクソールで出会ったオーナーから闇両替を持ちかけられたのだが、
レートが30%くらいよかったのだ。
1ドル30ポンドが1ドル40ポンドだった。(我々は両替していないが)
なのでドル建てで請求してくる今泊まっているホストはボロ儲けなのである。
ちなみにバンは新車?なのかとても綺麗だった。
昼食と夕食
昼も夜も昨日と同じお店に行った。
バンから降りて宿に帰る途中にサンドを。
昨日と同じピリ辛のナスと、コロッケみたいなやつ。(ファラフェルのように雛豆ではなくジャガイモっぽかった)
二つずつで30ポンド(125円)。
夜は昨日と同じチーズと肉のクレープ。
あまりお腹が減っていなかったのと余ったパンがあったので1個でシェアした。
1個45ポンド(215円)。
ローカルなエリアに泊まっているので飯がめっちゃ安い(;´∀`)
しかも美味い。
しかしエジプトに入ってから自炊をしていないので野菜不足が深刻だ。
上記のおすすめのローカルショップはこちらの記事をどうぞ。
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アフリカルート決め
んでちょっと上でも触れたけど、明日の朝カイロに飛んで、夜に南アフリカに飛びます。
でも、まだ迷っている。
本当は南アフリカのヨハネスブルクに着いてからどうするかを昨日と今日で決めるはずだったのだが、そもそも南アフリカでいいのか?という問題。
本当はケニアが良かったのだが、E-VISAがどれくらいで降りるかわからない。一応2日とあるが、今日が水曜日で、明日が祝日の関係で最短で月曜日。
最短で5日はかかる。昨日のうちに出来たら金曜日に間に合う可能性があったが宿のWIFIが途切れすぎるせいでうまく申請出来なかった。
あまりに急な変更だから仕方ない反面、東アフリカを見てみたい。
途中からでもアフリカを縦断して希望岬に辿り着きたい。
そんなロマンが止まらないのである。
でもネットが悪くてあまり調べ物もできない。
結論が出ないまま時間切れ。
明日も朝6時のフライトに備えて2時半に起きて空港に向かわないといけない。
22時に就寝した。
明日カイロについてから夜のフライトまでの間のためだけにSIMを買ってまた検討するつもりだ。
旅をしやすい南部アフリカだけにしようと思っていたのだが、どうしても東アフリカを見たくなってしまったのである。
金も時間も治安も体力も心配だが、
悩んだらワクワクする方を
その言葉を大切にして我々は仕事を辞めて今ここにいる。
散々これまで小さな我慢はしてきたが、これはわがままを貫いていいところな気がしている。
Azuも今から変更できるのであれば縦断してもいいと言っている。
むしろmosariよりもやる気になっている。
明日が勝負だ。
予定通り南アフリカに飛ぶのか、とりあえずアライバルビザが取れるタンザニアに飛ぶのか。
azuのInstagramはこちら
フォローするとazuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
フォローといいね、コメントお気軽に。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。
と言うことで明日はドタバタしそうな感じです。
それでは!
mosariさん こんにちは。エジプト旅行の写真は迫力がありますね。私は行ったことが無いので退職したら行ってみようと思います。10年先ですが。ケニア、タンザニアで悩んでいるようですが、機会があれば行ってみるのも面白いと思います。私が行ったのは20年以上前ですが、当時は本当にインフラが未整備な国で、首都から一歩外れると未舗装道路が広がっていました。サファリは一生の思い出になるぐらい素晴らしいと思います。旅の安全をお祈りしています。
nobok様
こんにちは!
エジプトは観光資源半端無いです。
これが世界中から人を集めることのできる資源なのか!と感心するばかりでした。
是非我々の代わりにピラミッドを見てきてください 笑
ケニアとタンザニアも最後の最後までずっと悩んでいたんですけど、当初の予定通りスキップすることにしました。
アフリカは何があるかわからないので時間かつかつは避けました。
夏真っ盛りで激アツということもありゆっくり体調に気をつけながら巡っていきます。
アフリカ編もお楽しみに!
サファリめっちゃ楽しみです!
ケニアではできないので別の国立公園で必ず行ってきます!