皆様こんちには。
コロナ発生後燃油サーチャージが無くなって早1年。
航空需要なんて全く回復してないと思うんですけど、燃油サーチャージが1年ぶりに復活することが発表されました。
まぁ、先日原油価格がコロナ発生前に戻っているとお伝えしていたのでまさに予想通りではありますが・・・
↑詳しくはこちらの記事を。
そんな訳でとうとう憎き燃油サーチャージが復活します。
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燃油サーチャージの変更
2020年の4月と5月までは「ゾーンC」だったのですが、コロナの影響で6月に一気に3段階も引き下げられ、そこから「適用無し」が続いていました。
今回発表された2021年6月と7月は「ゾーンB」になります。
2段階アーーーーップ!!
ゾーンA | ゾーンB | ゾーンC | ゾーンD | ゾーンE | |
韓国・極東ロシア | 400円 | 600円 | 1,200円 | 2,200円 | 3,000円 |
中国・台湾・香港(東アジア) | 1,200円 | 3,400円 | 5,600円 | 7,800円 | 9,000円 |
グアム・フィリピン・パラオ・ベトナム | 2,200円 | 4,400円 | 6,600円 | 8,800円 | 10,000円 |
タイ・シンガポール・マレーシア | 3,400円 | 6,600円 | 10,000円 | 14,400円 | 17,000円 |
インドネシア・インド・スリランカ・ハワイ | 4,400円 | 8,800円 | 13,200円 | 18,800円 | 22,000円 |
北米・欧州・中東・オセアニア | 7,800円 | 14,400円 | 23,200円 | 30,800円 | 35,000円 |
※往復分、片道の場合は半分
※ゾーンB〜Dの単価が上がっていたので反映(いつからだろ・・
今回発表されたJALとANAのリリースページはこちら。
JALのページを見ると・・・
ついに復活・・・!↑の価格は片道なので往復だと2倍かかります!!
欧州に行ったら14,400円アップです。コロナのせいでPCR検査代とかもかかるようになるでしょうから辛いですね。
ANAのページを見てみると・・・
お客様にご負担いただく運賃額を改定しましたという悲しい文字が・・・
特典航空券の場合
コロナ禍で今後の予定が立てにくい現在はキャンセルが容易なマイルを使った特典航空券での発券をおすすめしていますが、残念ながら特典航空券でも燃油サーチャージを徴収されるエアラインがほとんどです。
また、JALマイレージバンク国際線特典航空券をご利用の場合にも、同額を適用いたします。
https://www.jal.co.jp/inter/fare/fuel/detail.html
↑はJALの例ですが、規約にもちゃんと記載されています。
マイルを使った特典航空券は運賃はタダでも諸税と燃油サーチャージは別でかかることがほとんど。
諸税はイギリス発とかじゃなければそこまで高くないですが、燃油サーチャージはゾーンや行き先によっては往復35,000円(ゾーンE、欧州やアメリカ行き)とかかかってしまいます。
そうなるとすごく損した気分になるんですよね。
一部の航空会社では燃油サーチャージがかからないこともあり、中東の航空会社なんかは寛大な傾向があります。
mosariも以前エミレーツやカタールで燃油サーチャージが不要で特典航空券を発券できたのでお得感が高かったです。
JALやANAだとかかるのにエミレーツやカタールだとかからないような時があるので中東のエアライン大好き。
ただし、かかったり、かからなかったりといざ発券する時じゃないとよくわからないので注意。
燃油サーチャージが無料の今なら日系でも燃油サーチャージを気にせず諸税だけで発券できるのでマイルが溜まっている人は気軽に予約する最後のチャンス。
日系の特典航空券は変更やキャンセルにすごく寛大ですからね。JALなんて最悪3,100円払えば払い戻し可能ですからね。最高。
以前政府は海外旅行は最短で夏以降に解禁するとしていました。オリパラの後からってやつですね。
ただ3回目の緊急事態宣言が発令されるなどオリパラの実施はもちろん夏以降に劇的に改善するってことは無いでしょうね。
mosariは10月に予約が1本ありますがまぁこれは無理でしょうね。
有効期限切れのマイルが含まれているのでキャンセルしても戻ってこないかもなぁ(;´∀`)まぁ仕方なし。
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燃油サーチャージ変更時期
燃油サーチャージはシンガポールケロシンという燃油取引価格の平均額に基づいて設定されています。
コロナ発生以降世界的な原油需要の減少に伴い大幅に下落した状態が続いており、シンガポールケロシンも影響を受けて燃油サーチャージ無料となっていました。
シンガポールケロシンに影響を与える原油価格ベースの話ですが、年始に1バレル=60ドルだったのが2020年3月〜4月にかけて1バレル=20ドルと3分の1になってしまいました。
が、5月から少しずつ回復し、1バレル=40ドル付近をウロウロしていましたが2021年に入ってから50ドルくらいまで回復しており、ついに今回燃油サーチャージが適用されることになりました。
なお、シンガポールケロシンはリアルタイムにサーチャージに適用されるわけではなく、JALとANAは年間2ヶ月ずつの6つの期間を設定しており、それぞれ対応する集計期間中の平均額に基づいて決定しています。
燃油サーチャージの適応期間と、集計期間、発表時期の関係はこのとおり。
適応期間 | 集計期間 | 発表時期 |
4月〜5月 | 12月〜1月の平均 | 2月中旬頃 |
6月〜7月 | 2月〜3月の平均 | 4月中旬頃 |
8月〜9月 | 4月〜5月の平均 | 6月中旬頃 |
10月〜11月 | 6月〜7月の平均 | 8月中旬頃 |
12月〜1月 | 8月〜9月の平均 | 10月中旬頃 |
2月〜3月 | 10月〜11月の平均 | 12月中旬頃 |
今回発表があったのは2番目の6月〜7月発券分になります。
なので2月〜3月のシンガポールケロシンの取引価格の平均を元に計算されています。
燃油サーチャージが適応されるのは発券時であり搭乗時ではありませんので燃油サーチャージが0のうちに発券したほうがお得になります。
ただし今のうちに発券したとしても、何らかの理由で日程を変更するようなことがあれば燃油サーチャージや諸税に変更があった場合は再計算されてしまいます。
なのでもし予約を行う場合はいったん5月末までにすることで燃油サーチャージは0になります。その後変更したらそのタイミングでの燃油サーチャージが適用されてしまうので注意。今後燃油価格が下がる理由も無さそうなので、また上がっていってしまうのかなとドキドキしています(;´∀`)
過去の推移
時期 | ゾーン | 参考(欧州行き) |
2016/4〜5月 | 無し | 0円 |
2016/6〜7月 | 無し | 0円 |
2016/8〜9月 | 無し | 0円 |
2016/10〜11月 | 無し | 0円 |
2016/12〜1月 | 無し | 0円 |
2017/2〜3月 | A | 7,000円 |
2017/4〜5月 | B | 14,000円 |
2017/6〜7月 | B | 14,000円 |
2017/8〜9月 | A | 7,000円 |
2017/10〜11月 | A | 7,000円 |
2017/12〜1月 | B | 14,000円 |
2018/2〜3月 | C | 21,000円 |
2018/4〜5月 | C | 21,000円 |
2018/6〜7月 | C | 21,000円 |
2018/8〜9月 | D | 28,000円 |
2018/10〜11月 | D | 28,000円 |
2018/12〜1月 | D | 28,000円 |
2019/2〜3月 | E | 35,000円 |
2019/4〜5月 | B | 14,000円 |
2019/6〜7月 | C | 21,000円 |
2019/8〜9月 | D | 28,000円 |
2019/10〜11月 | C | 21,000円 |
2019/12〜1月 | C | 21,000円 |
2020/2〜3月 | C | 21,000円 |
2020/4〜5月 | C | 21,000円 |
2020/6〜7月 | 無し | 0円 |
2020/8〜9月 | 無し | 0円 |
2020/10〜11月 | 無し | 0円 |
2020/12〜1月 | 無し | 0円 |
2021/2〜3月 | 無し | 0円 |
2021/4〜5月 | 無し | 0円 |
2021/6〜7月 | B | 14,400円 |
上がった月を赤字、下がった月を青字にしています。
2016年は燃油サーチャージは無しでしたが、2017年からじわじわと上昇し、2020年5月まで常に必要な状態が続いていました。
ゾーンC以上が当たり前って感じで辛い時代が続いていましたが、2020年6月〜7月分から一気に3ランクダウンして無料になったまま、1年間継続していました。
が、今回コロナが全く落ち着いていないのにゾーンBが適用されることが決まりました。
つらたん!
今後はPCR検査や陰性証明書だったりこれまでかからなかった追加費用が掛かる可能性があるので燃油サーチャージは0だと嬉しかった・・・
変更時には燃油サーチャージが再計算されてしまいますが、変更しなければ燃油サーチャージ0円で発券できるのは5月末までです。
我が家も予約無しの日々は辛いので何個か予約を持っています。
それでは!
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