皆様こんにちは。
先日国連の調査で156カ国を対象とした幸福度ランキングなるものが発表されました。
我が日本は54位でした。
皆さんは1位はどこだと思いますか?
上位10位を抜粋してみます。
- フィンランド
- ノルウェー
- デンマーク
- アイスランド
- スイス
- オランダ
- カナダ
- ニュージーランド
- スウェーデン
- オーストラリア
北欧強し(;´∀`)!
文化的に発展しつつも自然豊かな国という印象。
フィンランドを舞台にした映画「かもめ食堂」ではこんなやりとりがありました。
日本人『この国の人ってどうしてこんなにゆったりしてるように見えるんでしょう?』
フィンランド人『森があります』
森・・・そう、フィンランドは森と湖の国と呼ばれるほど自然豊かな国なんです。
フィンランドには自然享受権というものがあり、自然の恵みを誰もが楽しむ権利が法律で認められています。
フィンランドの森はフィンランドの人々の精神の拠り所でもあるんです。
mosari家も2017年の夏にフィンランドに訪れており、実際ヌークシオ国立公園には多くの人々で溢れていました。
キャンプしている若者達や、犬の散歩をしているマダム、子供連れのファミリー、老夫婦など分け隔てなく自然を楽しんでいると感じました。
フィンランドに訪問した際は絶対に訪れて欲しいヌークシオ国立公園ですが、首都ヘルシンキから少し離れており中々ハードルが高いのも事実。
現地ツアーもありますが日本語ガイド付きだとひとり1万円以上かかるのでけっこう割高なんですよね・・・
ということで我が家は自力で行ってまいりましたので、思い出しつつ記事にしてみようと思います。
ヘルシンキに行ったら森に行こう!
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ヌークシオ国立公園への行き方
ヌークシオ国立公園は首都ヘルシンキの北西に位置します。
ヘルシンキからアクセスするには電車とバスを乗り継ぐ必要があります。
王道は、
- ヘルシンキ中央駅から電車でエスポー駅へ
- エスポー駅からバスでヌークシオ国立公園
というルートになります。
それでは早速森を目指しましょう。
ヘルシンキ中央駅
旅の始まりはヘルシンキ中央駅になります。
目指すは「ESPOO(エスポー)」駅です。
エスポーはヘルシンキとは別のエリアになるので、
ヘルシンキエリアとエスポーエリアの2区間で使える「Two-zone extended regional ticket」が必要になります。
エスポーとヌークシオ間もバスを使うのでシングルチケットではなく1dayチケットを買っておきましょう。
2018年3月時点での1dayチケットの値段は大人ひとり14ユーロです。(7歳〜16歳は7ユーロ)
我が家は最初からヌークシオに来るつもりだったのでヴァンター空港到着時に「Two-zone extended regional ticket」をヘルシンキ滞在日数分である3day分買っておきましたので、別途購入は不要。
参考に2区間の日数別の金額はこんな感じ
日数 | おとな | こども |
1day | 14€ | 7€ |
2day | 21€ | 10.5€ |
3day | 28€ | 14€ |
4day | 35€ | 17.5€ |
5day | 42€ | 21€ |
6day | 49€ | 24€ |
7day | 56€ | 28€ |
1区間用と2区間用の差額はそんなに無いので、最初から2区間用を買っておくのがおすすめ。
最新の金額はHSLのサイトでチェケラ
ヘルシンキ中央駅からエスポー駅に停車する路線は「Y、X、U、L、E」線です。
ホーム手前にある電光掲示板を見てみると・・・
お目当ての「U線」が10:13分発で12番ホームから出発するとあります。
隣の時計を見るとすでに10:09分です。
12番ホームは入り口から250mとの記載が・・
ヘルシンキ中央駅は改札がありません。
そのままホームに出れます。
ホームにもベリー屋さんがありました。流石ベリーの国。
でもゆっくり見てる暇はありません。
走ります。
列車に向かって走るmosariを何故か悠長に写真に撮っている嫁(;´∀`)走れよ!
ここで乗り込むのはホーム側の最後尾で問題ありません。エスポー駅でバスへの乗継に便利ですので。
車内に乗り込むとこのようなタッチリーダーがあるので忘れずにチケットをタッチしておきましょう。
途中で検察官によるチケットの確認がありました。チケットを持っていなかったり1区間用のチケットだったりすると罰金ですな。
車内にはディスプレイがあり、次の停車駅と各駅の到着予定時刻が表示されているので乗り過ごす心配もありません。
10時13分発で10時37分にエスポー駅に到着ですので24分間ですね。
車内はとっても綺麗です。
車内は特に混んでおらず4人がけのボックス席でまったりします。
エスポー駅に着いたら忘れ物に気をつけて降りましょう。
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エスポー駅
エスポー駅にも改札が無いのでそのまま自由に歩けます。
ヘルシンキで最後尾に乗っていたら降りた付近にボロボロレトロな黄色い平屋があるはずです。
ちょうどバスが来ていますがこの建物の道路沿いにバス停があります。
嫁が虫除けスプレーを振りかざしてます。蚊がいたようです。
バス停は小さいながらも屋根付きでベンチもあります。
バス停の名前は「Espoon asema」です。
乗るべきバスは「245番」です。2016年に路線番号が「85番」から変わっているのでお気をつけを。
我が家は使いませんでしたが道路の向かいの建物に「kioski」(コンビニ)がありましたよ。
待つこと20分でバスが到着です。
道沿いで手を水平に上げて合図してバスを止めるのがフィンランド流。
たぶんやらなくても止まってくれるでしょうけど。やってみたかったんです。
そんなことしてたからバスの写真撮り忘れました。
10時56分の便に乗りました。
バスの時刻表はHSLのサイトをチェケラ。
出発地に「Espoon asema」、到着地に「Högbacka」と入力して検索すればOKです。
画面右上の「EN」をクリックすれば英語表記になりますよ。
平日、土曜、日曜でダイヤが変わるので注意してください。計画を立てる際は同じ曜日で検索してくださいね。
ガイドブックなどには「Haukkalammentie(↓の図の青い★)」で降りて「Haukkalampi(黄色い★)」まで2km歩くルートが推奨されていますが、ハイキングコースではなく舗装路なので、無駄に歩く距離が長いです。「Högbacka」はバス停から降りていきなりハイキングルートなので森を満喫できます。
ということでmosariおすすめのルートはこちら
スタート地点:Högbackaのバス停(上側)
経由:インフォメーションセンターのあるHaukkalampi(黄色い星)
ゴール地点:Siikaniemiのバス停(下側)
ガイドブック推奨の「Haukkalammentie」のバス停で降りてしまうとバス停からハイキング開始の「Haukkalampi」まで往復4km舗装路を歩くことになりますので、こちらのおすすめルートにすることでこんなメリットがあります。
- ハイキングルートのみ歩ける
- 「Högbacka」ー「Haukkalampi」間の変化する景色を楽しめる
- 同じ道を通らないので無駄が無い
前半の「Högbacka」ー「Haukkalampi」は小川が流れていたり、急に開けた場所に出たりと雰囲気が他のルートと異なります。
手前の「Nuuksionpää(赤い★)」のバス停から歩く部分を赤い点線で追記しました。
ということで245番線のバスに乗って「Högbacka」(Nuuksionpää)を目指します。
チケットのタッチを忘れずに。
荷物置き場もあるので親切なバスです。
乗客はまばらですが、徐々に人が増えて郊外に出る頃には満席になっていました。やはり地元の人が森に向かってるんですね。
途中でガイドブック推奨の「Haukkalammentie」で降りた人は1人だけでした。
バスに揺られること30分で「Högbacka」に到着です。
電光掲示板にバス停表記が出るので安心です。
さようならバス。
ヌークシオ国立公園
バスを降りた道路の向かい側に森への入り口があります。
道の向かい側に看板がありますね。
よ〜く見てみると・・・
森の中はこんな感じで頻繁に看板があるので迷いませんし、距離も書いてあるので安心できます。
「Högbacka」から目指すのはインフォメーションセンターのある「Haukkalampi」です。1.6kmとのこと。ふむふむ。
森の中はこんな感じでところどころに木に目印が貼ってあります。親切!
分岐点にもちゃんと看板があります。
看板は木で出来ているし、目印は布か木で出来ています。
ちゃんと森の景観を壊さないように配慮しています。素晴らしい。
美味しそうなキノコが生えていました。
誰かが噛ったような後があります。勇気あるなぁ。
mosariが訪れたのは7月下旬でしたが、ベリーはまだあまり生えていませんでした。
たまに見かけるのですが、嫁からお食事NGが出ました。我が家に自然享受権は与えられませんでした。
8月後半になるとあちこちに生えているそうです。
ゆっくり歩いていると後ろから気配を感じます。
綺麗な女性2人組でした。バス停で一緒に降りた人達です。
しかし、装備がガチです。動きやすそうな服装にバックパックもパンパンです。
こちとらジーパンにただのリュックだぜ。
しかも歩くの早い。あっという間に見えなくなりました。
途中朽ちた大木がありました。
雷でも落ちたのでしょうか?
道なりに歩いていると湿地帯?のようなエリアに差し掛かります。
尾瀬のように小さな木の通路の上を進みます。
うーん、楽しいぞォォっ!
看板を見ると、
「Högbacka」まで1.1kmとの記載が。いつの間にか半分以上進んでいたようです。
途中こんな小川を発見しました。
誰だ石詰んだの・・・
水は透き通っておらず飲めそうな感じではなかったのでやめておきました。
うーん、森ですねぇ。木漏れ日が気持ちいい〜。
さらに先へ進むと急に道が開けます。
青空が綺麗。
きもちいい〜。
ベンチがあるのでここで休憩してもよさそうです。
「Haukkalampi」まで後0.6kmです。
ここから先に進むと・・・
急に階段が現れます。
ここから少し上るようで周りの風景も森というよりは山?のようになってきます。
絶対何かおる・・!
山と言ってもそこまで大した登りじゃ無いのでご安心を。
こんな感じの緩やかな登りですんで。
登りエリアが終わると「Haukkalampi」まで後0.3km。
このまま進むと駐車場があり、「Haukkalampi」が目前であることを感じさせます。
これが「Haukkalampi」にあるインフォメーションセンターです。
「Högbacka」の森に侵入してからちょうど1時間ほどで到着です。写真取りながらゆっくりペースと思ってください。
建物の左側には蛇口があり、皆ここで水筒に水を補充していました。
インフォーメーションセンターの中に入ってみると・・・
冷蔵庫にはペットボトルの飲み物、隣の冷蔵庫を開けるとアイス、その左の棚にはお菓子がありました。
温かいコーヒーやお湯と紅茶パックなんかもあります。
欲しい場合はレジで言えば紙コップくれます。確か1€くらいだったかな?
棚にはバス停の時刻表が置いてありましたので帰りの「Siikaniemi」からの238番線の時刻をチェック。事前に仕入れていた時間と変わりなく一安心。
ジャイアントコーンみたいなアイスとホットコーヒーを買いました。
自然の中で飲むコーヒーは格別ですなぁ。
アイスで糖分を補給してがんばるぞい!
インフォメーションセンターから少し進んだところにトイレがあるので、済ましておきましょう。
ここ以外ありませんので。
びっくりするくらい汚いですけどね!
まぁ仕方ないですね。
インフォメーションセンターの脇には立派な湖が。
かもめ食堂の撮影に使われた湖がこれみたいですね。
癒される。
インフォメーションセンターから少しの間整備されたような歩きやすい道が続きます。
ここからはインフォメーションセンターを中心にして3つのハイキングルートが存在します。
- Punarinnankierros(赤:駒鳥コース:2.4km)
- Haukankierros(青:鷹コース:3.7km)
- Korpinkierros(黄色:烏コース:7.2km)
バス停の説明をした地図の画像にそれぞれのルートも乗っているのでそちらを見ていただくとわかるのですが、今回我々が目指すのは黄色の烏コースです。
暫くは3ルートとも同じ道を通っているので目印が3つあります。
目指す「Siikaniemi」のバス停までは2.9kmとのこと。
少し進むと薪小屋が・・・
なんでこんなところにあるのかと言うと・・・
キャンプファイヤーーーー!
こうやって火を囲めるように薪が整備されているんですね。
インフォメーションセンターから南に進むと突き当たる「Musta-lampi(黒池)」のほとりにこんな癒やしスポットがあるんです。
ちゃんと火の後始末をすることを前提に無料で提供されるそう。
知らない人同士が火を囲っておしゃべりが自然と発生する・・・素晴らしい仕組みですね。
えぇ、英語が全くしゃべれないmosari家は遠くから見てるだけです 笑
ソーセージ食べたかった・・・
英語がしゃべれない自分を恨みつつ、先に進みます。
インフォメーションセンターから近いここのキャンプファイヤーにいた方はカジュアルな格好の人もいましたが、ハイキングルート上で合う方はわりとしっかりとした装備の方が多かったです。
男性はTシャツ短パンですが、ザックの大きさ・・・間違いなく雨具が入っていることでしょう。
も、もちろんジーパン姿のmosariもちゃんと雨具持ってますよ!
少し進むと「Kolmikulma lampi(三角池)」が見えてきます。
インフォメーションセンターからは0.6kmとのこと。
この辺りまで来ると完全に黄色ルートなので黄色の木片を目印に進みます。
暫く森を進むと素敵な湖(Holma-Saarijärvi)が。
湖に空の景色が反射して本当に素敵な空間でした。
よし、いい景色に出会えたのでここで昼食をとることに。(↑の地図の緑の★のあたりです)
じゃーん!
ハカニエミマーケットの中で買っておいたんです。
左がフィンランド名物シナモンロール。右がチーズブレッドでパストラミをサンドしたハンバーガー?サンドイッチ?です。
これが旨い・・本当に旨い。
自然の中で食べるから美味しいってのもあるんでしょうけどそれを差し引いても旨い。ヨーロッパはほんとパンが旨い。
他にもルバーブのケーキ?とか幾つか買っておいたものを食べます。元気でますね。
そういえば途中こんなものがありました。
土が大きく盛り上がっているのですが、なんだかわかりますか?
道から見えたので気になって近寄ってみたらアリがびっちり!!
そう、超巨大な蟻塚なんです。
よく見ると足元にも凄まじい量のアリが。
興味本位で近づくと一瞬で攻撃されるので近寄らないことをおすすめします。。。
しばらく進むと「Siikaniemi」まで1.6kmの看板がありました。
そのまま森を進んでいくと今度は「Kolmoislammit」という湖が見えてきました。
この先の看板には「Siikaniemi」まで0.9kmとありました。
後1kmでハイキングが終わってしまいます。
こんな感じの平坦なまっすぐ道が見えたら今日のゴールは近いです。
「Siikaniemi」まで0.4kmの看板が。
この看板向いている方向が微妙なのですが、この写真の奥の方に進む細い道が正解です。
そのまま進むと・・・駐車場が見えてきて・・・
今日のゴールである「Siikaniemi」のバス停に到着です。
現在時刻は15時10分。インフォメーションセンターを出てから2時間20分後に到着です。
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Leppävaaraへ
238番線と242番線が走っていますが、238番線のバスに乗ってください。
次のバスは15時46分発でした。30分ほど待つ必要がありますが、これを逃すと次は1時間半後なので余裕を持って到着できて良かったです。
最新のバスの時刻表はHSLのサイトをチェケラ。
出発地:Siikaniemi
到着地:Leppävaara
で検索しましょう。
往路は電車でESPOOまで行きましたが、238番線は「Leppävaara」の駅前まで行ってくれます。ちょうどHELSINKIとESPOOの中間ですね。
238番線は1時間に1本程度(土日は減ります)しか無いので、事前に時刻を調べておき、歩くペースを調整することも大事です。
参考程度にmosariが訪れた際にメモっていた時刻表によると・・・
- 6:21
- 7:41
- 10:26
- 11:11
- 12:41
- 13:31
- 15:01
- 15:46
- 17:12
- 19:17
- 19:56
- 20:41
- 21:26
- 22:53
- 23:29
でした。これは土曜日の時刻表です。平日だと16時台もありました。
バスは出発の5分前に到着しました。5分ほど停車して出発です。
ここのバスも「Two-zone extended regional ticket」で利用可能です。
○日券を持っていればそのままタッチしておきましょう。
40分程度のバス旅です。
柔らかいシートで休んでいるのもつかの間、
窓から何も見えなくなる程の超土砂降りが・・・
えっ、今森にいる人達大丈夫かしら・・・
やはり雨具は必須ですね。うん。
最初はけっこうな山道を走りますのでバス酔いする人は注意。酔い止めが必要な人は飲んでおくことをおすすめします。
えぇ。mosari嫁が完全にグロッキーになっておりました(;´∀`)
mosariは全く気にならなかったので、激弱の自覚のある方だけ・・・
ヘルシンキ中央駅へ
「Leppävaara」では駅前に到着しますので、そのまま「Helsinki」行きの列車に乗ってください。やっぱり改札はありません。
そのまま電車に乗ってもいいですし、駅前に大きなショッピングモールがありますので、中を覗いてみても楽しいかもしれません。
中にコーヒー屋さんがあったので休憩します。
あまりスターバックス臭がせず、注文時にスタバであることに気が付きました。
フィンランドまで来てシアトルコーヒーを飲んでしまうとは。不覚。
電車に乗ったらチケットの打刻だけ忘れずに。
13分でヘルシンキ中央駅に到着です。
お疲れ様でした!
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最後に
ヌークシオに行くにはバスが必須ですが、本数が少ないので上手に乗り継ぐには事前に時間を調べて置くのが大切です。
HSLのサイトをフル活用してください。
「ö」とか「ä」とか不思議な文字が必要なので↓をコピペしてくれれば大丈夫です。
- 電車:Helsinki → Espoo
- バス:Espoon asema → Högbacka
- バス:Siikaniemi → Leppävaara
- 電車:Leppävaara → Helsinki
で検索すれば最新情報が手に入ります。
是非活用ください。
土、日、平日でダイヤが変わるので注意。
検索時に「Muu aika」を押せば日付指定で検索が可能です。
ヌークシオ公園の最新の地図情報があると安心なのですが、公式サイトの情報は古いので注意・・・
公式サイトに掲載されている地図のリンクを貼っておきます(PDF)
2012年の古い情報なので、バスの路線番号が本ブログの紹介と異なっているので、注意。
記事内に掲載している地図は現地でもらってきたものなので2017年版になっています。最新版があるならHPも更新してくれればいいんですけど・・・
あまり役に立たないヌークシオ国立公園のHPのリンクも貼っておきます。
Google mapのようなデジタル地図も用意されているのですがいかんせん重くてmosariの環境だと上手く動かず。
あと、参考程度ですが、
今回のルートでは1リットルのペットボトルをそれぞれ持っていきました。
水不足は死にます。インフォメーションセンターが仮に閉まっていたとしても建物脇に蛇口があり、皆さん補充していたので飲料水だとは思いますが、衛生的な日本人が飲めるかは別問題です。余裕を持っておきましょう。
後は、雨です。
記事内では触れませんでしたがインフォメーションセンターを過ぎた辺りで小雨に見舞われました。天気がけっこう変わりやすいのかもしれません。
雨具は必ず持っていきましょう。もちろん傘ではなく、防水仕様のウインドブレーカーとか合羽とか的なやつですよ。
格好は歩く分にはTシャツ、ジーパンで問題無いです。基本平坦ですし。ただし葉っぱとか肌に触れますので、夏でも長袖のが安心かな。
靴はスニーカーで大丈夫でしたが、前日に雨が降ってたりするとけっこう泥々になるはずです。汚れてもいい履きなれた靴で行きましょう。
最後に虫除けスプレーですね。日本で買っておきましょう。
飛行機にのる場合ガス式は危ないので、液体タイプにしましょう。
前半部分はけっこう蚊がいましたので。
ダラダラと長文すいません。
本記事がひとりでも多くの方がヌークシオの自然に触れ合う手助けになれば幸いです。
mosariも行く前はけっこう不安でした。
もし何か変わっている情報などあればコメント欄に記載いただけると今後の方にとって貴重な情報となりますので、気軽に記載いただけるとありがたいです。
他のフィンランド情報↓
それでは!
自然享受権は与えられませんでしたwww吹いた
これ読んでたらまたもや仕事イヤイヤ病ですよ。
まつ様
現地の方はベリーのシーズンだとつまみ食いしまくりながら歩くそうです。
森で自然を感じに行くのもいいなぁと思うようになり、今年はオーストリアの山でハイキングしてきます(∩´∀`)∩
私も仕事イヤイヤ病です。でも仕事しないと旅行行けないんですよねε-(´∀`; )
Mosariさん、とても参考になる記事をありがとうございました!
今日、家内とヌークシオ国立公園を
歩いて来ました定年オヤジです。
当初は、地球の歩き方通り、ハウカラメンティからの往復ピストンの予定でしたが、Mosari さんの記事を読んで、238番のバスで、シカリエミから
帰る縦走コースに変更しました。
結果、時間的にも、気持ち的にも余裕が出来て、大正解でした。
地図には「周回コース」が、アピールされてますが、あれはあくまで車で来る人たちに、フォーカスされたルート(国内客向け)で、われわれ電車派には、Mosari さんの縦走コースが、数段、優れていると思いました!
ただ、記事にも書かれていましたが、
今は、ホグバッカにはバスが行かないこと、それと片道だけならハウカラメンティのバス停からの2km の車道歩きも、苦にならない(距離的にも近い)ことから、私たちは、ハウカラメンティのバス停からバイキングをスタートしました。
誤算は(記事と異なり)、ハウカランピのトイレがキレイだったこと、それと、うまく回れ過ぎて、14時半には、ヘルシンキに帰れてしまったこと(9:50ハウカラメンティをスタート)
で、嬉しい誤算でした!。
Mosari さんの記事に、感謝をお伝えしたくて、コメントさせて頂きました。ありがとうございました。
明日は、日帰りでタンペレを観光します。
原 茂様
はじめましてこんにちは〜。
おぉ〜今ヘルシンキに行かれていたのですね。
ヌークシオ公園ではリフレッシュできたでしょうか?とても素敵な空間ですよね。
本記事が参考になったということで大変うれしく思います。
確かにハウカラメンティで降りて、シカニエミへ降りるルートもありですね。
我々が行ったときはトイレは激汚かったのですが、綺麗になっていたのであればそれはとてもよいことですね。
それにしても定年後に奥様とお二人でご旅行とはとても素敵ですね。
現役時代はお疲れ様でした。これからも色んな所へご旅行楽しまれてくださいね。
昨日知り合いは、先に日本に予定通り帰国していきました。今日は一人ヘルシンキで買い物も興味なくなり、観光スポットの岩に囲まれた教会に行ってみましたが、特にピンとくることもなく、いやむしろ、教会一人孤独の中からフィンランドの森に行こうと思い立ちました。明日私も帰国ですので、今日しかできないことをやってみようと。私は30代男性ですが、あまり自然ハイキングなどはあまり行きませんし、もちろん装備持っていません。
そういえば、かもめ食堂で、森にいきなり行った人は、どこに行ったんだろうと思い、検索したら、このブログに行き着きました。
めちゃくちゃ詳細に書いていただいておりますので、初フィンランド、英語も中学生レベルですが、このブログ頼りに、無事に湖まで何事なく到着しました。非常に綺麗で、自然好きな人にフィンランドの自然を自慢したいくらいです。秋に行ったので葉が、パラパラと落ちる景色も、いと艶めかし。
スターウォーズの小さいアナキンスカイウォーカーみたいな子供が湖そばで遊んでいて、フィンランドの良さを感じます。
湖でシナモンロールを食べるところまで、計画どおりでした。
推奨どおり、
(黄色:烏コース:7.2km)
問題は、帰りのバス時刻でした。
私がヘルシンキを13時に出たことが遅すぎるのですが、15時過ぎにHögbackaよりINしており、急げば帰りバスに間に合うかなと思って進んでいました。湖まで早歩きでいくと、あっという間だったので、17時台の、Siikaniemi発、Leppävaara行きバスにも間に合うと思ってましたが、乗り遅れました。バス停までに行く道で、ああこれは間に合わないと諦めました。
バス停に着いたときには、17時半。陽も落ちかけており、バス2時間待ち。寒いし、待つのが嫌いな性格から、どうせ待つなら次のバス停まで歩いてみようと。
次のバス停に着きました。
また次のバス停にも着きました。
そして2時間歩きました。
何個もバス停を歩き抜きました。
この時点で19時半。
ということは、Siikaniemiでバスがそろそろ出たころでしょうか。
後ろからバス238号が来てくれると信じて。
そろそろ後ろからバスが来てくれると思っていましたが、来ない。
バス停の標札には238の文字はありますので、理論どおりなら、待てば238はいつかきます。素直に待てば良いというのが普通だと思います。
しかし、ヌークシオ公園付近の19時45分というのは、体験された方はいないと思いますが、ひんやりと寒く、身体を動かしていないと体温が奪われます。リュックサックが何でこんなに濡れているんだろうかと。ああ、そうか、霧が発生している。あたり一面白い霧が見えます。
その森のバス停で何分孤独と耐えらるだろうか、いや耐えられない。
バスは信じない。自力歩いて帰ろう。
遭難するとは、過信の連続から来るものなんだなと思います。
Googleマップを見ればGPSがきちんと動いているので、現在地を確認。Leppävaaraは歩いては遠すぎるので、Espoo駅を目指すことにしました。検索では2時間歩けばつくと表示されています。
何とかなるだろうと思うのは、森の中、何も目印なく歩いているわけでもなく、実は舗装された幹線道路一本道を永遠に歩くのみです。バンバン車通ってますし、道沿いには人も住んでいます。いざとなれば、help meと言えばいつでも助かります。
もう公園登山も含め5時間も歩いているので、さすがに疲れます。歩いていれば寒くなかったのですが、歩いても寒くなってきました。
そのため走りました。
Google到着予測時刻も縮まりましたが、走ってもEspoo駅は遠い。
私を抜いていった車が一台、400メートル先くらいで不自然に停止しました。
まさか、暗い夜道、黒髪の観光客が道に迷って大変なのでないかと、私をピックアップしてくれるのかという希望もありますが、外国でいきなり乗せられるのも恐いなというのもあります。
相変わらず走っていると、その車は自分のところまで戻ってきてくれ、若い男性が乗せてあげると。
乗せていただきました。あまりに有り難すぎて躊躇することなく。
エスポー駅までお願いしましたら、エスポーからどこへ?というのでヘルシンキと伝えると、そこは待ち時間大変だからと違う駅に連れていくよと。
ヘルシンキ中央駅につながっているならどこでも良いので、OK thank you連発しました。
多分男性は駅の名前を教えてくれているのですが、さすがに固有名詞は何も聞き取れません。さらによく聞くと、彼の息子は旅行で名古屋と東京に行ったことあり、日本人は親切と聞いていると言っているように聞こえました。
エスポー駅越え、先の駅で降ろしていただき、大変感謝を伝えました。降ろしていただいた駅名はLeppävaaraでした。
普段コメント書きませんが、
本当に丁寧な公園経路を示していただいたことに感謝したいと同時に、今後行かれる方の帰りバスと気温に注意いただきたく、私の体験が誰かのためになり、フィンランドの方や自然にファンができてもらえればと思いコメント致しました。
全て有難うございました。
細谷様
はじめましてこんばんは。
本ブログがお役にたったようで嬉しく思います。
緊迫感のある文章に引き込まれてコメントぐいぐい読んでしまいました。大冒険でしたね。無事に帰ってこれてよかったです(;´∀`)
きっとこのコメントを読んでくれた方は時間に余裕を持って行動するように心がけると思います。貴重な経験談の情報ありがとうございます。
ちょっとしたアクシデントがあったものの、ヌークシオ自体はとーーっても素敵な場所でしたよね。自慢したくなる気持ちわかります。
我が家はヌークシオに昨年訪れていますが、「あっ、自然っていいな」ってすごくしっくり来まして、今年はオーストリアにハイキングしに行っちゃいました。
細谷様のこれからの旅が素敵なものになりますように(∩´∀`)∩