【世界一周481日目】2024.8.22 イギリス モーカム 〜 湖水地方
気温：13度〜16度
歩数：37,518歩
1ポンド＝191.08円
今日の予定
- 湖水地方へお散歩
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湖水地方へ行こう！
湖水地方。
なんと美しい響きだろう。
湖水地方といえばもう湖と樹木が織りなす美しい景色が待っているに決まっている。
今日はそんな湖水地方に行って来ます。
我々が滞在しているモーカムという街からイギリス中央部にある湖水地方までは電車で1時間で行くことができるのだ。
電車賃は往復で1人40ポンド程度だが、昨日ネットから割引運賃を使って1人16ポンド（3,040円）と半額以下で買うことができた。（その代わり時間が限られている）
- 往路：09:41Morecambe発→10:41Windermere着
- 復路：18:56Windermere発→19:52Morecambe着
現地滞在時間は8時間と十分だろう。
そんな訳で朝はそこまで早く無いのでいつも通り7時過ぎに起きて朝食。
ヨーグルト（シリアル）とサラダ。
食後はランチ用のサンドイッチを作って出かける準備。
今にして思えば外出するのだからこの時に食パンも食べておけばよかった。
9時15分に1階に降りるとホストがいた。
普段は家にいないのに珍しい。
お、どこ行くんだ？
湖水地方だって？それならここがおすすめだぞ。
どうやっていくんだ？バスならここから出るぞ。
湖水地方じゃ無くてもおすすめの場所はあるぞ。
怒涛のトーク。
今のところイギリスでエアビーしている男性ホストは100％めちゃくちゃよく喋る。
そして皆ジョークを言ってくるのだが、英語力が低いので笑うポイントが全然わからんのだよな(；´∀｀)
これはプリンター！実は繋がってないけどね！ハハハ
みたいなこと言われてもな・・・
電車の時間が迫っているので打ち切って脱出。
雨である。
めちゃくちゃ寒い。
足早に駅へ向かう。
天気予報的には今日は朝と夜は雨だが、日中は晴れるらしい。
今のところ全くそんな気配が無いが信じてお出かけだ。
駅には10分前に到着。
すでにホームに来ていた電車に乗り込んで近くの大きな街であるランカスター（Lancaster）へ向かう。
電車は10分で到着。
ランカスターで10分間の乗り換えでウィンダミア（Windermere）へ。
車内には電源、Wi-Fi、トイレが完備され綺麗かつガラガラ。
ほぼ全ての席が自由席になっていたので広いテーブル席をゲット。
Azuは何故かのドヤ顔。
ランカスターの街を離れるとあっという間に丘陵地帯に差し掛かった。
牛や羊、馬などが雨だというのに自由気ままに歩き回っていた。
・・・
・・
・
ちょっとうたた寝していたら40分ほどで湖水地方の玄関口であるWindermereに到着した。
帰りの電車は約8時間後なので滞在時間はたっぷり。
雨は止んでいてとりあえず近くにビューポイントがあったので歩いていくことにした。
ORREST HEADというポイント。
駅から5分ほどで入口があった。
赤ラインが徒歩専用、青いラインが車椅子でも通れる道らしい。
とりあえず赤いラインで行って見ることにした。
薄い石を積み重ねて作られた石垣に囲まれた遊歩道を歩いていく。
石は苔むしていて 、地面には今朝まで降っていたであろう雨水が今もなお流れていた。
地面に水が流れている場所は今日様々な場所で見ることになった。
雨が多いのと、丘陵地帯ゆえ、雨が降ると長時間水が流れ続けるのかな？
別れ道には赤いラインと青いラインの方向が書かれているので迷わず頂上まで歩いていけるだろう。
緩やかな登りを20分ほど歩くと頂上のビューポイントに辿り着いた。
青空とどこまでも続く丘陵地帯が飛び込んできた。
そして左手には湖水地方と呼ばれるだけあって湖が見える。
ウィンダーミア湖だ。
湖の対岸側は雲多め。
そして風が鬼強い。
ベンチがあったので今日どうするか作戦会議。
Azuが行きたいのはアンブルサイド（Ambleside）という湖の北側にある小さな街。
行くにはフェリーかバスに乗る必要がある。
僕が行きたいのはヒルトップ（Hill Top）というピーターラビットの作者が愛した村。
ここにはフェリーで対岸に渡る必要がある。
対岸に渡ったら6kmの距離にレイキャッスルというお城もあるのでついでにいけたら行きたい。
ちなみにこれらのエリアを効率良く回るにはフェリーがおすすめ。
こんな感じで
- ①BownessからWater headまでフェリー
- ②Amblesideを観光
- 再びフェリーで③Wray Castleで移動
- 城から④船乗り場まで6kmのハイキング
- （Hill Topへ立ち寄る）
- ①Bownessまでフェリーで渡って駅に戻る
というフェリーとハイキングを組み合わせたルートがある。
このフェリー部分に乗れるWalkers Ticketというチケットがあった。
1人17.5ポンド（3,325円）で売られている。
ちょっと高いので我々は基本歩きとバスで行くことにした。
それぞれの距離感が微妙にわからないので、2人が行きたい街（村）に行ってから、時間があればお城にいくことにした。
まずはこちらの岸側にあるアンブルサイド（Ambleside）へ。
20分ほどかけて再び駅に戻って来た。
ここからバスに乗ればアンブルサイドに行けるはず。
アンブルサイドへ
ウィンダーミアの駅からは555番、もしくは599番のバスで移動可能。
Googleマップも機能するし、以下の公式サイトを見れば最新の料金などもわかる。
我々が訪れた時は1人2ポンド（380円）でクレカ決済が可能だった。
料金は運転手に支払えばOK。
https://www.stagecoachbus.com/tickets
2人で4ポンドを運転手に支払って搭乗。
2階建のオープントップバスだった。
走り出してすぐに湖沿いへ。
風が強くて結構寒い。
たまらず屋根のある席に移動する人もいた。
10分ほどで湖沿いに停車したのでここで降りることにした。
街には歩いてもすぐだろう。
なら湖沿いを見てみることにした。
降りてからバスを撮影。
でかい。
湖は港になっていて前述したフェリーでここまで来れるらしい。
他にも手漕ぎやエンジン付きのボートなんかを借りられるようだった。
湖畔には白鳥や鴨がいて小さい子供がパンをあげて遊んでいた。
12時になっていたので我々も昼ごはんを食べることにした。
風のせいで結構寒いので暖かい紅茶をカフェでオーダー。
美味しそうなスコーンも売っていたのだが5ポンド（950円）ほどしたので断念。
紅茶だけ買って外のテーブルでランチタイム。
暖かいフルーツフレーバーの紅茶と、
朝作った鯖のトマト缶を挟んだサンドイッチに青リンゴ。
周りには高級なスコーンを食べているリッチマンが多い。
そんな中手作りのサンドイッチを食べる我々。
Azuは肩身が狭いと少し気にしていた。
が、海外では他人にマジで興味無いので大丈夫。
手作りサンドイッチも美味しいんだから！
サンドイッチを食べながら湖を見ていると、小さな子供が5ポンドのスコーンを白鳥にあげていた。
な、なんて勿体無い(；´∀｀)
食後は近くにトイレのマークがあったのでトイレに寄っておくことにした。
有料だと現金を全く持っていない我々は使うことができない。
無料であってくれ〜。
そう思いながらトイレに向かうとゲートが見えた。
うわー、mosariここ有料だよ。
あれ、でもクレカ対応だわ。
さすがイギリス様。
トイレ代もクレカで払えるとは。
50ポンドなので90円くらい。
そんなに綺麗じゃなかった。
湖をボヘーっと眺めて過ごす。
さて、そろそろ街へ行くかね。
アンブルサイドの街へゆっくり歩いていく。
お家がかわいい・・・！
駅前のビューポイントを歩いた時の石垣もそうだったけど、この辺りは薄い石が採れるのだろうか。
薄い石で家まで作られていた。
めっちゃかわいい・・・
街で不動産屋を見かけた時は600,000ポンドなんて書いてあった。（この物件ではない）
1億2,000万円くらいするっぽい。
街はとてもおしゃれで観光客で賑わっていた。
中心部は石造りの家もあれば、モダンな建築もあるが街の雰囲気はとても良い。
少し離れると川沿いに美しい家が建ち並んでいる。
あ、私はこれが見たかったんだよ！川の上に家が建ってるんだよ！
Azuのお目当てのものが見つかったらしい。
どれどれ。
確かに川の上に家があった。
アーチ状の橋みたいなものが架けられていて、その上に小さな家があった。
街をぶらついていると窓からスコーンが見えた。
雑貨屋と食料品をごちゃ混ぜで取り扱っているような店だったが、スコーンが1.25ポンド（238円）と安く売っていた。
さっきの5ポンドは出せないけど、これくらいならいいだろう。
mosariにおやつ買っておかないとお腹空かせちゃうからね！
自分が食べたいだけなのに僕のせいにしてくるAzu。
後で小腹が減ったら食べることにしよう。
続いて訪れたのは街の手前からずっと見えていた街のシンボル的な教会。
St Mary’s Parish Churchという名前。
素朴な教会だったが中にも入れた。
シンプルな作りで豪華さは皆無。
だがステンドガラスは可愛らしい。
色鮮やかなステンドガラスと淡い色使いのイラスト。
中には書籍やキッズコーナー、ドネーション（クレカ払い）の端末なども置いてあった。
世界地図には訪問者のピンが刺さっていた。
日本からも何人か訪れていたようだ。
教会の脇は墓地になっていた。
土葬・・・だと思う。
代償様々な石が無秩序に置かれていた。
夜来たらマジで怖そう。
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Wray Castle城へ
この後は再びバスで駅に戻って対岸に渡ってHill Topを目指す予定だった。
んで時間があればお城に行く。
が、今いるアンブルサイドからお城に直接向かうバスをAzuが発見。
距離的には6kmほどらしい。
・・・歩けるな。
普段ならバスを使う。
が、今の我々は歩くトレーニングが必要なので歩くことにした。
け、けっして節約のためでは無い。
実際歩き始めると歩道が無い道も少しあったが、遊歩道が整備されている箇所も多くあった。
こんな感じで石垣に沿って歩いていく。
石垣の反対側は牧場か車道であることが多い。
ほぼ歩いている人もいないし、自転車もいない。
ゆっくり歩くにはちょうどいい道だった。
川沿いを歩くことも多く、水が流れる音が心地よい。
でも今朝の雨がすごかったのか増水しており、所々決壊して道に水が流れ出ていた。
あ！びしゃびしゃだから注意！
結構深い箇所もあって水没しないように注意しながら進む。
今日は風も強いが森の中は風が無くてとても心地よい気温。
上着を脱いで歩いていると、
あっ！
Azuが何かを発見。
指さすその先には野生のバンビ？のような生き物がいた。
野生のバンビに出会えるなんて・・・
（遠くて写真撮ったけど全然不明瞭）
森を抜けると丘陵地帯になった。
遠くに見えるなだらかな丘。
牛や羊が放牧されている。
こういう牧歌的な風景が好きだ。
遊歩道はたまに車道に出たり、入ったりを繰り返していく。
苔むした石が美しい。
城の手前で完全に森を抜けた。
城を目指してトコトコ歩いていく。
まだかなーまだかなー。
街から6kmあるが重い荷物が無いので軽快に歩いていく。
・・・
・・
・
1時間半ほどかかると思っていたがアンブルサイドの街から1時間15分でお城に到着。
1,840年に建てられたネオ・ゴシック様式の建物だそうだ。
建物の内部は1階は無料で公開されていた。
内部は吹き抜けのある作りで、天井はけっこう高い。
1階部分は何故かヒマラヤの展示がされていた。
昔の登山隊の装備なんかが飾られていた。
寝袋やジャケットなんかもあったが今と違って重くて、暖かく無いんだろうな。
ここには無料のトイレもあったので貸してもらった。
中を出てぐるっと一周。
子供向けのプログラムが多数行われているようで、長縄やフラフープなんかで遊んでいた。
・・・大人が。
子供は芝生の上に転がっていて、親たちがそれらの遊びに熱中しているのはちょっと面白かった。
城の裏手。
きっと屋上からは湖がよく見えるのだろうな。
庭にベンチがあったので休憩することにした。
休憩のお供はさっき街で買ったスコーン。
レーズン入りで思ったよりもしっとりした食感。
うんまっ！うんまっ！イギリスでスコーンが食べれて嬉しいな。
ずっと食べたいって言ってたもんね。
美味しいスコーンに出会えたようでよかった。
その後再び歩き出す。
目指すはHill Topだ。
時間が無い？！
城を後にして来た道を戻る。
行きも通った分岐点で事件は起きた。
その場所は三叉路になっていた。
片方は今来た城へ向かう道（Wray Castle）、もう一方は街から来た道（Ambleside）。
つまりそのどちらでも無い方（Hawkshead）へ行けばいい。
当然そう思っていた。
が、何か直感が働いた。
看板が指すHawksheadが何処なのか。
念の為Googleマップで検索してみた。
・・・違う方向だ。
行きたい港は南に真っ直ぐ進めばいいのだが、Hawksheadは南西にある。
このまま行くとフェリー乗り場では無いところにたどり着いてしまう。
危ない危ない。
よくよく看板を見ると先ほどまでいた「Wray Castle」の下に「Bowlness Via Ferry」の文字があることに気づいた。
あれ？なんで城から来たのにフェリーが同じ方向を指してるんだ？
Googleマップを改めてチェックすると、城に向かう途中に分岐点があった。
車の人はこっちと書かれている道の奥にあることが判明。
徒歩なので全く注意していなかったのだが、徒歩ルートに入ってしまうとダメだったのだ。
危ない危ない。
気づいてよかったね。
来た道を戻る。
が、ここでふと時間をチェック。
16時30分。
あれ？もうすぐ17時だぞ？
・・・電車は何時だっけ？
18時50分だけど。
・・・間に合う？もう16時半なんだけど。
えぇ？！
滞在時間は8時間もあると思って細かい時間は確認していなかった。
そこで冷静に考えて見る。
ここから船着場までは1時間半。
ヒルトップまでは往復1時間半。
そこからフェリーに乗って対岸へ。
対岸から駅までは30分（勘違いしていて実際は50分だった）。
合計で3時間半はかかる。（実際は4時間半近く）
今は16時30分だから全部行くと・・・20時00分。電車は18時50分。
全然間に合ってないw
あれあれ？なんでこんな時間無いんだ？
とりあえず電車に間に合わせるのを優先するならヒルトップに行くのを諦めなければいけない。
一番行きたかった場所なのに(；´∀｀)
このまま船着場に行って1時間半だから、18時に着いて、そこから10分船に乗って、そこから30分（実際は50分）歩いて・・・18時40分。
ギリギリだね・・・
いやいやいや、船がその場で出発してくれなかったらアウトじゃん！！
やばいやばい！！
マジで時間あると思って油断してた。
これまでの旅ではいつもは時間ばかり気にしていた。
帰りのバスの時間とか、次の街のことを調べる時間、ブログを書く時間。
でもそうして時間を気にしすぎてもよく無いなと今回の旅からやり方を変えてみたのだが・・・・
時間があると思って全く気にしなかったら大失敗(；´∀｀)
多分だけどフェリーは乗ってる時間自体は10分ほどのようだがら頻度は多いと思う。
だけど明確な時間がわからないので早く着けば早く着くほど良い。
普通に歩いたら18時に到着するが、早歩きでとにかく歩く。
街から城へ向かう時は森や丘陵地帯を歩くことが多かったが、城から港へは基本的に湖に沿って道があった。
湖がよく見えるし、ベンチなんかも置かれている。
ここでゆっくりした〜い！
Azuの言うことはもっともなのだが時間が無いのでスルーせざるを得ない。
そしてここでさらに悪い事実が発覚した。
フェリー乗り場から駅までは30分と思っていたのだが、それは観光用のフェリー乗り場からだった。
我々が使う公共交通機関としてのフェリー乗り場からは50分かかることが発覚。
とにかく急ぐしかな〜〜い！！がんばれAzuぅううう！
えっほ！えっほ！
早歩きでとにかく歩くがやはりペースをあげると疲れる。
元気が出るようにYoutubeで音楽を流しながら歩いていく。
エ〜キセントリック！エ〜キセントリック！エーキセントリック少年ボーーーーイ！！
何故かエキセントリック少年ボーイの歌を流して歩いた。
他にも葉っぱ隊の歌だったり、懐かしのアニソンだったり。
ドラゴンボールとかセーラームーンとかね。
音楽の力とはすごいもので、元気になって最後までハイペースで歩き続けた。
港っぽい感じになって来た。
あっ！きっとあのフェリーだよ！
対岸に向かって走っている船を発見。
多分だけどすぐに戻ってくるはず・・・！
最後まで急いで気がつけば1時間半かかるところを1時間10分で港に到着！！
17時40分ちょっと前。
船代は船の上で払えば良いと聞いている。
港には船を待っている人が何人かいた。
よかったまだ船はある。
と、思って安心していたらすぐにフェリーが戻って来た。
車を運ぶ都合上、待っている車を乗せたらすぐに出発するピストン輸送形式なのかも。
運賃は1.1ポンド。
船に乗る手前でクレカで支払った。
船は動き出したと思ったらすぐに対岸が見えた。
乗っていた時間はわずか6分。
なんて短い(；´∀｀)
対岸には17時50分に到着。
後1時間以内に駅に着けば良い。
普通に歩けば50分なので間に合う。
でも道に迷ったりする可能性もあるので引き続き早歩きで歩く。
・・・
・・
・
そしてついに駅に戻ってくることができた！
時間は18時30分。
出発の20分前に駅に着いた。
これで無事に帰れる。
そう安堵しながら駅のホームへ向かい、驚愕の事実を知るのであった。
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電車が・・・
ホームにある電光掲示板を見て驚いた。
我々の乗りたい18時56分のマンチェスター空港行きの横に「Cancelled」の文字があったのだ。
うわ・・キャンセルだ・・・
え？どういう意味。
電車が無くなった。
え？遅れてるんじゃ無くて？
うん、無くなったの。
駅員さんに話を聞こうと駅の構内へ向かうも、
閉まってるね・・・
構内の入口は施錠されていて入れない。
18時で営業終了の張り紙が見えた。
ふたたびホームに戻って来たところで外国人旅行者カップルが声をかけてくれた。
あなたたちもマンチェスター空港行きに乗りたかったの？キャンセルされちゃったわね。
そうなんです。あなたたちはどうするつもりですか？
私たちは次の電車に乗るけど、次は1時間後だし、チケットを新しく買わなくちゃいけないかどうかもわからないのよ。もしチケットを持たずに乗ったら罰金で100ポンド（約2万円）だから怖いのよね。
確かに次の電車は1時間後だ(；´∀｀)
しかも彼女の言う通り罰金が怖い。
駅員がもういないからそのまま乗っていいかもわからないのだった・・・
その間にも多くの観光客がホームの電光掲示板を見るなり、
What does it mean?（どういう意味？）
と発言していた。
What happen?!（何が起きたの？）
では無いんだなとどうでもいいことが気になった。
ふとメールをチェックするとちょうど鉄道会社からメールが来ていた。
内容は電車がキャンセルされたということと、タイムスケジュールを確認するにはこちらというリンク。
押して見るが普通にチケットを買うサイトに飛んだだけだった。
振り替えの情報などは一切ない。
新しく買わないといけないように見える。
すでに払っている以上新しく買うのは馬鹿らしい。
しかしそれを相談する人もいない。
とりあえず彼女たちは1時間後の電車が来たら車掌をなんとか捕まえて乗る前に事情を説明するみたいだった。
我々もそれに便乗するつもりで待つことにした。
電車の出発時刻になったが当然電車は来なかった・・・
ベンチに座って似たような事例に出会った情報などが無いかネットで探して見ることにした。
旅行者の2人が周辺に情報収集しに行ってくれたのでAzuも着いていってくれた。
5分くらい経ったところでふと気になって調べるのはやめて（特に見つからなかった）、Azuを追いかけることにした。
すると駅前に大きなバスが停まっていて、Azuと旅行者が運転手と何か会話していた。
もしかすると・・・
あ、mosari！このバスがランカスターまで連れていってくれるって！
リプレイメントバスか！
これは海外ではたまに遭遇する「電車が無くなった場合に大替輸送してくれるバス」のことだ。
我々も何度か経験がある。
全くバスが来るという情報が無かったのでいきなり現れて驚いた。
我々は慌ててバスに乗り込む。
が、一緒にいた旅行者の彼女がいない。
彼が運転手に「彼女が戻ってくるまで5分、いや2分待ってくれ」そう伝えると運転手は「今すぐ出発だ。5分遅れてるんだ！」そんな返事をしたのが聞こえた。
彼はすんなり交渉を諦めて入口から離れた。
え？そう思った瞬間にバスの扉が閉まってしまった。
彼女のおかげでとりあえず待てばいいって思えた。
助けてくれたのに彼女と彼の2人を置いてバスは出発してしまった。
結果的に我々だけバス乗ってしまってめちゃくちゃ申し訳ない気持ちになった。
無事に彼女たちも帰れるだろうか・・・
Azuと2人で「一緒に運転手に待ってもらえるように言えたんじゃ無いか」、とか、「お礼をちゃんと言えなかったね。」とか後悔の言葉を並べた。
そう思っていたら対向車線にバス停に向かうもう1台のリプレイメントバスの姿が見えた。
そうか、さっき5分遅れてるって聞こえたと思っていたけど、5分後にもう1台来るって言ったのか。だから彼もすんなり諦めたのか。
よかった。彼らもちゃんと帰れるぞ。
ほっとしたら急に眠気が。
そりゃそうか、今日は疲れたよ。
・・・
・・
・
気がつけばランカスターの街の手前に来ていた。
Azuの方を見ると手にはビニール袋。
どうやら酔ってしまったらしい。
確かに運転は荒い。
ぐったりしているAzu。
ランカスター駅に着いたけど、Azuがグロッキー。
バスを降りるなり屋根の下で座り込んでしまった。
雨がパラついていてかなり寒い。
歩けるようになったら駅の待合室へゆっくりと移動した。
元々ランカスターからモーカム行きのチケットも持っていたが、乗る予定だった電車はもう行ってしまっていた。
次の電車に事情を説明して乗らねばならない。
次の電車は30分度。
ここで30分待つのであればウィンダミアの駅で1時間後に来る電車に乗ったのと最終的な到着時刻は変わらない。
Azuもそのことに気づいて、
どうせ到着時刻が変わらないなら電車がよかった・・・
と、悲しんでいた。
もちろんリプレイメントバスが出てたから次の電車には乗れなくなっていたかもしれないので、バスに乗るしか無いんだけどね。
何か暖かいものでもと思ったが駅の周りには何も無く、ただ待つだけになってしまった。
幸い待合所があったから風が無くて寒く無いのは幸いだったけど、血圧が下がってしまったAzuは寒くてダウンを巻いていた。
30分後に電車がやって来たので、車掌さんを捕まえて事情を説明すると、すんなり乗ってOKとのこと。
よかった。
電車は10分でモーカムの駅に到着。
時刻は21時になろうとしていた。
小雨がパラついていたがAzuはふらふらなのでゆっくりと歩いていく。
今回から傘は日本に置いて来てしまったんだよな(；´∀｀)
駅から10分ほど歩いてようやく宿に戻ってくることができた。
パーティーナイト
Azuの吐き気もだいぶおさまっていたので夕飯。
今日は元々遅くなる予定だったのでとあるもの買っておいてある。
オーブンで10分温めて出て来たのは〜、
・・・
・・
・
ピッツァ！！！
見た目が悪いがチーズハンバーガーという名前のピザ。
これはAzuがチョイス。
熱々のピザを切り分けて食べて見る。
おぉ！チーズバーガー食べてるみたいだ！
美味しい！見て見て！チーズビヨーン。
味は完全にチーズバーガーだった。
食べやすいしチーズがトロットロだし普通のバーガーよりも好きかも。
と、Azuは高評価。
珍しくコーラも買ったのでピッツァパーティーを楽しんだ。
1枚食べ終わったら2枚目。
写真を撮り忘れたけど、普通のピザ。
やっぱりこれも美味しかった。
これらのピザはモリソンズで買った3.5ポンドのピザなのだが2枚で5ポンドになる。
しかし15時にもかかわらず値引きが始まったので1枚1.75ポンドで買うことができた。
1枚335円って安すぎる(；´∀｀)
しかも美味しい。
ありがとうモリソンズ。
2枚食べたらめちゃくちゃお腹いっぱい。
その後はシャワー浴びたらすぐにベッドへ。
とてもブログを書く元気がない。
歩いた歩数はなんと・・・・
・・・
・・
・
37,000歩！
この旅で1位か2位を争う歩数だった。（後で調べたら1位は僅差でフィッロイだった）
たぶん距離にすると24kmほど。
いやぁよく歩いた。
めちゃくちゃ疲れた。
でも、カミーノ中はこれを荷物背負ってやるんだよね？無理じゃない・・？
うっ、確かに本番はこれを毎日続けないといけない。
確かにそれはめちゃくちゃ大変なことのように感じた。
でもやるしかない。
とりあえずやってダメならそれはそれ。
がんばろう(；´∀｀)
■Instagramはこちら
フォローするとAzuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリー欄を要チェック！
フォローといいね、コメントお気軽に。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
明日は歩こうと思ったけど、絶対無理だろう(；´∀｀)
それでは！
