【世界一周366日目】2024.4.12 アルゼンチン プエルト・イグアス 〜 ブラジル フォズ・ド・イグアス 〜 パラグアイ 民宿小林
気温：24度〜32度
歩数：9,894歩
1ドル＝152.82円
ブルーレート 1ドル＝985ペソ
１レアル＝29.94円
1グアラニー＝0.021円
今日の予定
- イグアスの滝をブラジル側から見る！
- その後パラグアイに入国して民宿小林へ
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忙しい日
朝7時に目を覚す。
今日は忙しい1日になりそうだった。
まず我々が今いるのはアルゼンチンのプエルト・イグアス。
ここからブラジルに入国してイグアスの滝（ブラジル側）を見る。
その後、パラグアイへ入国して伝説の日本人宿である民宿小林へ向かう。
そのためアルゼンチン→ブラジル→パラグアイと2回も国境を越える必要がある。
なかなか大変そうだが早く民宿小林に行きたいので仕方ない。
まずは朝食。
パンと飲むヨーグルト。
今回でついにニカラグアで買ったピーナッツバターが無くなってしまった。
甘みがほぼ無いのでアルゼンチンで買ったドルチェ・デ・レチェのクリームを混ぜたらちょうど良くなってお気に入りだったのだが。
って言うかキルギスの白蜂蜜が恋しい。
準備をして8時にチェックアウト。
さぁ今日は忙しいぞ〜。
プエルト・イグアスでお世話になった宿
- 施設名：Ñandubay1
- 住所：S. J. del Castillo 127 , プエルトイグアス, アルゼンチン
- チェックイン時間: 15:00〜
- チェックアウト時間: 〜12:00
- 部屋タイプ：ダブルベッド
- エアコン：有り
- 1泊：13.6ドル（2,040円）
2泊で27.2ドル（4,080円）だったがアルゼンチンペソだと24,000ペソ（3,790円）とペソで払った方が若干安かったのでペソで支払った。現金のみ。
予約するとWhat’s Appでホストからチェックイン方法が送られて来た。
キーボックスを自分で開けるタイプだったのでホストに合わずにチェックインできて簡単。
支払いは夜ホストと連絡を取り合って部屋まで来てもらって支払った。
観光拠点となるバスターミナルから1kmほど離れているのが十分徒歩圏内だし、バスターミナル付近のドミと同じ値段で個室を使うことができる。
しかもエアコン付き。
ドミのエアコン付きはめちゃくちゃ寒い時があるから個室だと安心。
スーパーも徒歩10分ほどのところにあるし、美味しいジェラート屋さんもバスターミナルとの間にあるからイグアスの滝を見終わって帰り際にジェラートを食べることもできる。
キッチン自体は包丁が無いのと、フライパンが小さくて炒め物、焼き物はちょっと不便ではあったが自炊自体は可能だ。鍋もあるし、冷蔵庫もある。
プールもあったがちょっと水は汚かった。
もっと暑い時期ならちゃんとメンテナンスされるのだろうか。
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水回り
部屋の中にシャワー兼トイレが1室。
お湯はかなりぬるい。
お湯というよりも水では無いって感じ。
暑いエリアなのでまぁ大丈夫ではある。
バスタオルも無料で1枚ずつ貸してくれた。
部屋回り
ダブルベッド1個に2段ベッドが1台。
テーブルと椅子もしっかりあったし、広いので非常に快適だった。
バスターミナル付近のドミと悩んだけれどこっちにして大正解。
リネン類も清潔だったし文句無し。
湿度が高いのでエアコンは除湿モードにしておいた方が気持ちよく過ごせるし洗濯物もよく乾いた。
また、部屋にはyoutubeが見れるテレビがあったのでAzuは嬉しそうだった。
Wi-Fiも問題無し。
総じて快適でコスパに優れる宿だった。
プエルト・イグアスのおすすめです。
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ブラジル側のイグアスの滝へ
キャリーケースを引いて8時15分ごろにバスターミナルに到着。
チケットは事前に買っているのですぐにやって来たバスに乗り込む。
同じブラジル行きでもフォズ・ド・イグアスの街に向かうバスと、ブラジル側のイグアスの滝（CATARATAS）に行くバスは別なので間違えないようにするべし。
なお、ブラジルに向かうのでアルゼンチン側の出国審査とブラジル側の入国審査が必要となる。
が、日帰りの場合はブラジル側の入国審査は不要らしい。
今日はブラジルの後にそのままパラグアイに向かうのでブラジルの入国審査は不要。
また、もう一つ注意点がある。
それはアルゼンチンやブラジルの人々は協定で入国審査が不要なため、運転手に何も言わないと国境をスルーされてしまうという点。
バスの運転手にGoogle翻訳を使って、
出国審査が必要なのでアルゼンチンの国境で下ろして欲しい。すぐに戻るので待っていてください。
そう伝えておいた。
バスは出発して15分ほどでアルゼンチン側の国境に到着。
現地民は協定によって出国審査が不要と聞いていたがこの日は乗客全員降りていたようだった。
ルールが変わって全員審査を受けなければいけないようになったのかもしれない。
そのため出国審査は少しだけ時間がかかったがバスはちゃんと待っていてくれた。
アルゼンチンなのでスタンプは無し。
バスに乗り込んで他の乗客を待っているとバスの中に物売りが乗って来た。
アルゼンチンでは見なかった物売りに出会えてなんだか懐かしかった。
実はアルゼンチンペソが3,300ペソ（520円）ほど余っていたのでここで使い切ることにした。
値段を聞くと2,500ペソ（395円）と言うことだったのでお買い上げ。
ケソ（チーズ）パン4個ゲット。
街で買うエンパナーダが1個1,000ペソなのでちょっと小ぶりだが4個入っているならまぁそこまで高い訳でもなさそうだ。
なお、前述のとおりフォズ・ド・イグアス行きのバスもあるので乗り間違えないようにしよう。
どのバスにも言えることだが、バスに乗る際はナンバープレートの写真を撮っておくと安心。
実際フォズ・ド・イグアス行きの乗客が国境を超えた後に間違ってイグアスの滝行きのバスに乗ってしまい、途中で降りていくシーンを目撃した。
また、ブラジル側の国境でも降ろされそうになったが、日帰りなのでスタンプはいらないと伝えた。
イマイチ伝わっていなかったが、無理やり納得してもらった 笑
まぁ確かに普通はスタンプいると思われるよな。
プエルト・イグアスでバスに乗ってから1時間でブラジル側のイグアスの滝に到着。
ブラジル側のイグアスの滝
ブラジル側は非常に簡単なルートになっている。
入口の先にあるバス乗り場でバスに乗って移動するが、
- ボートに乗る場合は1個目のバス停で降りる
- 悪魔の喉笛を目指す場合は2個目のバス停で降りる
これだけである。
我々は滝壺の近くに行くボートツアーはアルゼンチン側に続いて不参加。
値段は未確認だがアルゼンチン側が約1万円だったのでこちらも似たような価格かちょっと高いくらいだろう。
バスを降りるとたくさんのスタッフが出迎えてくれる。
スペイン語？英語？
そう聞いてくれた後、チケットの買い方とロッカーの使い方を教えてくれた。
チケットはクレカを使いたい場合はキオスク端末、現金で支払いたい場合はカウンターで買うことができるそうだ。
また、ロッカーについても利用料はチケットを買うときに一緒に支払う仕組みだった。
我々はクレカで支払いたいのでキオスク端末で。
人数を入力すると2人で200レアル。
この中には1人3レアル分の寄付が含まれていた。
チェックボックスを外すと194レアルに。
1人97レアルなので2,905円か。
まぁこれは理解できる。
が、ロッカー代が驚いた。
35レアル。
実に1,055円である。
2つロッカーを使ったら70レアルで2,000円・・・
1年前の情報だと1個20レアルだったのでつい驚いて
35レアル？！
と日本語で言ってしまったのだが、高いというニュアンスが伝わったのだろう。
お姉さんが
あなたたちの荷物なら1個のロッカーでいいと思うわ。大きいから。先に試してみる？
と案内してくれた。
60Lのキャリーケースが余裕で2個入ったでござる。（ロッカーサイズは縦82、幅48、奥行き68cm）
一安心。いや、高いけど。
だって1年前の人は500円って言ってたからね。
1年で倍って・・・
日本だったら考えられないね(；´∀｀)
そんな訳でチケット代（1人94レアル）とロッカー代（35レアル）を合わせて229レアル（6,858円）をカードで支払った。
マシーンからはレシート状のチケットが出力された。
これにはこの後乗るバスの時間が記載されている。
バスの時間は購入時に選ぶことができる。
最初は9時半が表示されていたのだがロッカーをお試ししている間に選べなくなってしまい、次は10時からだった。
また、ロッカーについても領収書が出てくるので、ロッカーの奥にあるカウンターでトークン（コイン）と引き換える必要がある。
荷物を入れたらトークンを蓋の裏側にあるボックスに入れると鍵が閉められるようになっていた。
ロッカーの数は多く、他には誰も使ってる様子は無かった。
バスの時間まで30分ほど空いてしまったので無料のトイレに行きつつ、ATMでキャッシングした。
お金を選択してから出てくるまでめちゃくちゃ時間がかかるので不安になるがしっかりとブラジルの通貨レアルをゲットすることができた。
今日は日帰りですぐに出国してしまうが、ローカルバスに乗るのに現金が必要だったのだ。
まだ時間があったのでその辺をプラプラしていると、
コリアン？
いや、日本人だよ。
おぉ、そうか私は日本語が少し喋れるんだ。
話しかけて来たのは４年間日本に居たと言うスタッフの人だった。
ボートの売り込みをしたそうだったがそれはお断り。
丁寧にバスは2個目で降りれば良いことや、トレイルは1,200mであることなど説明してくれた。
9時50分ころに入場ゲートを越えると、すぐにバス乗り場になっていた。
バスの料金はチケット代に含まれている。
可愛らしいバスに乗る。
しかもバスごとに絵が違くてめっちゃ可愛い・・・
バスは2階建だったがちょうど満席になってしまったので1階に座ったがクーラーが効いていて涼しかった。（2階は窓なしのオープンタイプ）
20分ほど乗って2個目のバス停に着いたので降りる。
ここから1,200m歩いて悪魔の喉笛を目指す。
アルゼンチン側は森の中を歩いて滝に近づいたが、ブラジル側バスを降りて歩き始めてすぐに、
ドドドドドドド
滝が姿を表す。
昨日歩いたアルゼンチン側が見れたのだが、連なる滝が美しく、一瞬でブラジル側の方が良いと感じてしまった。
天気もばっちり。
虹もキラリ☆
美しい滝を見ながら歩いていくと少しだけ突き出た写真スポットがあった。
珍しくちゃんと人が並んでおり、１グループごとに滝を独り占めできるようになっていた。
まぁそんなに長い列でも無いし5分くらいで自分たちの番になるかな。
と、思っていたら全然列が進まない。
よくよく見ると外国人ってのは写真に対するこだわりが半端ないことがわかった。
例えば大人2人と子供2人の家族だったとする。
- お母さんだけで撮影
- お父さんだけで撮影
- 夫婦で撮影
- 子供1人目だけで撮影
- 子供2人目だけで撮影
- 子供二人で撮影
- 家族全員で撮影
こんな感じで被写体ごとに写真を撮る。
各パートはもちろん1枚撮って終わりでは無い。
複数のポージングを撮ってから次のパートへ行く。
これを全グループがやっていくのでめちゃくちゃ時間がかかるのであった。
中には上記の組み合わせに加えて、
- お母さんと子供1人目
- お母さんと子供2人目
- お母さんと子供二人で
なんてパターンが追加されるケースもあった。
とんでもねぇよマジで(；´∀｀)
20分くらいまってようやく我々の番に。
こうなったら我々も遠慮する必要無いので二人でそれぞれのソロショットをしつつ、二人の写真を撮ってもらった。
パシャリ。
ブラジル側から見るイグアスの滝は本当に美しい。
昨日はアルゼンチン側から見て「ふ〜ん」と言うまさかのリアクションだったAzuも、
わ〜！すごー！きれー！虹があるよ！あっ、2個重なってるよ！
とても楽しそうに滝の写真をおさめていた。
元気になってよかった。
水飛沫がすごく本当にどこにでも虹があるのが面白かった。
そして徐々にイグアスの滝のハイライトである「悪魔の喉笛」に近づいていく。
アルゼンチン側（2024年4月現在閉鎖中）は滝の上から見るのに対して、ブラジル側は下から見上げるような形で橋が作られている。
矢印の先まで歩いて行けるようになっているのだ！
これがまた大迫力だった。
水飛沫もとんでもない。
びしょ濡れ。
防水性能が低いカメラやスマホは危険なレベル。
防水ケースに入れている人も多く見かけた
水着やカッパを着ている人もいた。
滝のかなり近くまでいけるのと、周りを滝に囲まれているのでとにかく迫力がすごい。
轟音と共に全身に降り注ぐ水飛沫。
絶え間ない水の奔流に地球の偉大さを感じずにはいられない。
これは本当にすごい。
日本人にはアルゼンチン側の方が人気なようだが、絶対にブラジル側の方が良い。
360度滝に囲まれているかのようで、全身でイグアスの滝を感じることができる。
どちらかしかいけないなら迷わずブラジル側だろう。
ブラジル側のイグアスの滝は想像を超えて来てくれた。
地球ってすごいよ。
大・大・大満足！
悪魔の喉笛が終わるとエレベーターと階段があった。
てっきり同じ先に辿り着くのかと思いきや、後で人に聞いたらエレベーターに乗らないと見れない景色もあるそうだ。
我々は混んでいたので階段で行ってしまったのだった(；´∀｀)
階段でもだいぶ滝に近づけるけどね。
階段を登ったら道路に戻ってくるのでその先にあるバス乗り場からバスに乗れば入口に戻って来れる。
帰りは時間指定されていないので随時来たバスに乗ればOK。
帰りのバスでは2階に座れた。
暑いと思っていたが走り出すと風が心地よかった。
途中で昨日作っておいたおにぎりを食べた。
入口に戻ってくると時間は12時半。
2時間半ほどで戻って来れたことになる。
我々は今日パラグアイに行く関係で少しだけ急いで回ったので普通の方は3時間くらいで見ておけばいいと思われる。
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イグアスの滝（ブラジル側）からパラグアイへ
入口でトイレを借りて、ロッカーに向かって歩いていると先に1台のバスが停まっているのが見えた。
行きに乗って来たものと違う黄色い車体。
これがおそらく街へ行くという120番のバスだ。
側面にはCentroの文字も見える。
写真は後で撮ったもの
Azu、アレたぶんフォズ・ド・イグアスに向かうバスかも。
うそ?!急いで行こう。
慌ててロッカーから荷物を取り出して走っていく。
が、後少しのところでバスは走り出してしまった。
30分に1本くらいの間隔らしいので実にもったい無い(；´∀｀)
と、思っていたら近くにいたスタッフが、
おまいらもしかしてバスに乗りたいのか？
そう！
わかった。おーい、バス、停まってくれ！
ドンドンドン！
バスに駆け寄って車体後方部を叩いてバスを停めてくれた。
ありがとうおっちゃん！
そう言うと笑顔でサムズアップしてくれた。
めっちゃいい人やん。
急いでバスに乗り込む。
もちろん停まってくれた運転手にもお礼を伝える。
ありがとう！んで値段は？
シンコ
1人5レアル（150円）。
2人で10レアル支払った。
バスは30分ほどでフォズ・ド・イグアスのバスターミナルに到着。
しっかりとしたターミナル。
ここの道路を挟んで向かい側にパラグアイ行きのバスが停まる。
シウダード デル エステ（Ciudad del Este）行きのバスに乗れば良い。
バス停に来るとすぐにバスもやって来た。
シウダード デル エステ行きか確認して乗り込む。
おっちゃん、いくら？
キンセ
なるほどキンセね。
Azu、キンセっていくらだっけ？
わかんない！
我々未だにスペイン語の数字がわからぬのであった。
そんな訳で運転手に電卓を叩いてもらうと、
15、それが二人分だから30の文字が表示された。
30？！
またもや驚いて声を上げてしまった。
だって1年前は6レアルだったそう。
2.5倍の値段ってエグすぎるやろ・・・ブラジルはなんでもこの1年でめちゃくちゃ高くなったんだなぁ・・・
ボラれてるのか疑ってしまったが別のローカル民も2人で30レアル支払っていたので正規価格なのだろう。
泣く泣く2人分の30レアル（900円）を支払う。
運転手には、
スタンプが必要なのでパラグアイの国境で降ろしてほしい。
そう伝えておいた。
そう伝えないとバスはスルーしてパラグアイに入国してしまうので注意。
バスは10分ほどでブラジル側の国境にたどり着いた。
我々は日帰りなのでここはスルー。
橋を渡ってパラグアイ側の国境で降ろしてもらう。
残念ながらここでバスは待ってくれない。
めちゃくちゃ渋滞しているからね(；´∀｀)
パラグアイの入国審査はどこのホテルに泊まれるか聞かれるくらいでスタンプをゲット。
パラグアイ国境から民宿小林へ
外に出るとやはりバスはおらず、再びシウダード デル エステ（Ciudad del Este）行きのバスを捕まえる必要がある。
相当な数の本数があるっぽいので5分ほどでバスを発見。
手を上げて停まってほしいサインを送る。
プシュー！
バスのドアが開くがバスはゆっくりと走ったまま。
少年が入口で
のれ！のれ！
手招きしている。
キャリーケース持ったまま走りながら飛び乗るなんて信じられねぇ！
渋滞してて止まれないのはわかるけど・・・！
がんばって飛び乗ったはいいけど、Azuができるわけも無い。
バスにはなんとか止まってもらってAzuもキャリーケースを抱えて入口の段差に足をかける。
すると先ほどの少年がAzuのキャリーケースを引っ張り上げてくれた。
ありがとう少年。
残念ながら別のバスなのでもう一度料金を支払わないといけない。
このあたりはシステム化して欲しいものだ・・・
値段を念の為聞くとやはり1人15レアル（または20,000グアラニー）。
先ほどと同じなのでぼったくりではないのだろう。
しっかりと紙にも書いてあった。
まじで値上がりエグいやん・・・
先ほどの少年から、
アグア（水）買ってよ。
そうか、彼は水売りの少年だったのか。
小学生高学年くらいの歳。
もう働いている。
これが世界中のどこだって目にする光景。
物乞いか物売りか。
日本は幸せだよほんと。
もう水は持ってるんだ。
そう伝えてボトルを見せた。
ありがとうな少年。
バスはパラグアイの道を走る。
道沿いには屋台、信号で停車すると何か物を売ろうとしてくるおっちゃん。
あぁ、なんか戻って来たな。
すごくしっくりする感じ。
思えばチリとアルゼンチンは街並みが綺麗で物売りや屋台をほとんど見なかった。
我々が好きな屋台やローカル食堂で食べることもできなかった。
Azuがイマイチ楽しめていないのはこれらが無かったからかもしれない。
綺麗な観光地を巡るだけの旅はもうできないのかなぁ。
バスはすぐにシウダード デル エステのバスターミナルに到着。
14時15分。
国境から乗って来たのはEasy Busという会社のバスだった。
国境までは黄色いバスだったがこっちは別の会社のようだ。
ブラジルからパラグアイへは多くのバスが走っているんだな。
バスターミナルに着いたらまずは現金の確保。
いくら必要になるかわからなかったが、民宿小林さんには6泊するのでそれなりの現金が必要になるはず。
少し多めにキャッシングしておこうと思ったが Maxが150万グアラニーだったのでそれだけおろしておいた。
日本円で3万円くらい。
んで次はバス。
民宿小林さんに行くにはオレアリ（O’Leary）行きのバスに乗って途中下車する必要がある。
チケットカウンターのおっちゃん達にオレアリ行きのバスで途中下車したい旨を伝えると皆バス乗り場の方を指差す。
つまり、バスの運転手に直接聞けと言うことだろう。
たぶんチケットカウンターで取り扱っているのは主に首都アスンシオン行きなのだろう。
オレアリの先にアスンシオンがあるのでアスンシオン行きでも問題無いのだがバスが綺麗なのでちょっと高そう。
安く行くならオレアリ行きのバスに乗った方が良いだろう。めっちゃ停車するから時間はかかるけど・・・
おにぎりを食べながらバスを待つ。
30分くらい待ってようやくオレアリ行きのバスがやって来た。
チ、チキンバス！おまえチキンバスじゃないか！
中古のスクールバスを改造したバスが中米ではめちゃくちゃ走っているのだが、それに近しいボロさかっこよさ。
我々が求めていた旅らしさに再会することができた。
ボリビアを抜けてチリに入ってから綺麗な大型バスか市バスにしか乗っていなかった。
久しぶりのローカルなボロバスに出会えて興奮が止まらなかった。
料金係のニキがいたので値段を確認する。
（民宿小林のある）53km地点で降りたい。
わかった。1人20,000グアラニーだ。
民宿小林と言っても伝わらないので「53km」と画面で見せれば良いだろう。
10万グアラニー札を渡すと、腕をグルグルするニキ。
・・・どうやらお釣りはすぐにくれないようだ。
いったん彼を信じるしかなさそうだった。
なお、バスの後部に荷物入れがあるのでキャリーケースを持っていても安心？である。
出発直前にニキがちゃんとお釣りをくれた。
バスは14時45分にオレアリに向けて出発した。
こういう地元民が使うローカルバスはスリがいたりとあまり気を抜くべきでは無い。
物乞い少年もいる。
たまにこういう紙を渡して来て何かもらえないか確認する子供達がいる。（写真はGoogle翻訳をかけたもの）
そんな訳で気を抜いてはいけな・・・・ぐぅ。
・・・
・・
・
ハッ！
気がつけば50分ほど寝てしまっていた。
てっきり1時間ほどで着くと思っていたがGoogleマップを見るとまだバスはシウダード デル エステの市内にいた。
こりゃまだまだだ。
そこからは車窓からの景色を眺めたり、バスの乗客を観察していた。
どうやらパラグアイもまだまだマテ茶文化のようで、運転手と乗客、料金回収ニキの3人で談笑しながらマテ茶を回し飲みしている。
マテ茶はありがとうと言うまで回し飲みし続けるのがお作法らしい。
しかし気温は30度ほど。
当然エアコンなど無い。
車内は結構暑いのに彼らはずっとポットからお湯を継ぎ足して飲み続けている。
暑くねぇのかな・・・
そう思って聞いてみたらなんと冷えてるそうだ。
マテ茶は水だしでもいいんだな。
んで2時間でKilometro 51 a 52の近くにやって来た。
料金回収ニキに目配せすると、サムズアップ。
もちろんわかってるぜ！
そんなニュアンスだった。
荷物を降ろしてもらうと、なんもねぇ道だった。
どうやらこのSOSが目印のようだ。
道路を渡って何も無い道を歩いていく。
田舎に来たような感覚。
アフリカはよくこんな感じの道を歩いていた気がする。
懐かしいな。
すぐに民宿小林が見えた。
思ったよりも綺麗な建物でびっくり。
こうして16時45分、無事に民宿小林に辿り着くことができた。
イグアスの滝のバスに乗ったのが12時半なので4時間15分ほどの移動になった。
が、後で気づいたのだがパラグアイはアルゼンチンと時差が1時間あるので現地時間は1時間戻って15時45分だったことが判明(；´∀｀)
パラグアイのプチ情報
さて、42カ国目のパラグアイにやって来たのでプチ情報。
ブラジルは日帰りだったので後日改めてカウント。
- 建国：1811年（スペインから）
- 首都：アスンシオン
- 公用語：スペイン語・グアラニー語
- 面積：406,752㎢（58位）
- 人口：713万人（104位）
- 通貨：ウルグアイペソ
南米大陸のほぼ中心に位置し、ブラジル、アルゼンチン 及びボリビアと国境を接している内陸国
面積は日本とほぼ同じ（1.1倍）。
でも人口は日本の1億2千万と比べてたったの713万人。
国土余りまくり。
パラグアイと言えば・・・
何にもイメージが無い。
そんな人も多いのでは無いだろうか。
我々も何も知らない。
ただ知っているのは日本人の居住区があると言うことだけ。
1912年にパラグアイへ移住した人をきっかけに日本人居住区が作られ始め、現在では1万人の日系パラグアイ人が住んでいるそうだ。
我々は海外の日本人の居住区に行くのは初めてなのでどんな暮らしをしているか知りたくてここに来た。
いや、1番の理由はAzuが日本食に飢えているからかもしれない(；´∀｀)
民宿小林
我々が辿り着くとちょうどシゲさんが外に出ていた。
いらっしゃ〜い。
お世話になりまーす。
めちゃくちゃ日本語 笑
お母さんにも挨拶してチェックイン。
てっきり共用シャワーやキッチンかと思っていたが離れの専用バスルーム、キッチン付きの部屋だった。
え、こんな部屋いいんですか？
6泊でしょ？長期の人向けの部屋なの。
ありがてぇ。
料金は1泊2食（夕・朝）付きで1人110,000グアラニー（2,230円）。
つい先日まで50,000グアラニー（1,015円）だったそうだがついに断念して値上げに踏み切ったそう。
コロナの最中もずっと据え置きで頑張っていたそうだが、どんどん物価が上がってしまって大変なんだそう。
ブラジルも2倍とかだったしな・・・
また夕食はすき焼き！！にアップグレードすることができる。
その場合は1人20,000グアラニー（405円）の追加。
共用スペース行くと5人の日本人が談笑していた。
- 若い男子2人組
- 一緒に南米を巡っている若い男女2人組
- 卒業旅行で来ている新卒の女の子
年齢層若め。
若い男子は高校の同級生だったらしく2人で世界中をあちこち巡っているそうだ。
世界史の知識を多く持っておりなぜアフリカ大陸で西側がフランス語、東側が英語が使われているのか、イスラム教の面白い点であったり、色々と話を聞かせてもらった。
男女2人組は5年前に一人旅していたところベトナムで出会った旅仲間なんだそう。
今回は南米を一緒に巡っているらしい。
我々が興味のあるアマゾン川のハンモック船にも乗っていて色々とルートを教えてもらった。
新卒の女の子は大学を出たけどこのまま日本企業に就職する気がなくワーホリにこの後行くそうだ。
友達と卒業旅行でペルーとボリビアを回った後、1人で南米に残ってあちこち旅しているとのこと。
面白い人だらけだった。
話をしていたら18時半に夕食。
今日のメニューは・・・
・・・
・・
・
カレー！！！
皆で大鍋からよそって準備。
いただきまーす！
ぎゃああああ日本のカレー！！！
うますぎる。
うますぎるぞおおおお！
完全に日本の味。
こんな地球の裏側なのに日本の味をどうやって再現してるんだろ？
は？どういうこと？
Azuはこの味の再現性に全く疑問が無いようだった。
地球の裏側なのに日本の味をどうやって継承しているのか不思議でたまらなかったのだ。
すると答えは簡単。
ゴールデンカレーのルーを使っているそうだ 笑
お金さえ払えばなんでも手に入りますよ〜
さ、さすが日本人居住区という事なのだろう。
デザートにはあずきバーを出してくれた。
これもめちゃくちゃ美味しかった・・・
日本製品ヤバいですね。（と、思ったら現地で作ってるそう！）
食後は洗い物をしてお母さんとお話しした。
てっきり日本人居住区は日系二世や三世で作られていると思っていたのだがお母さんは日本育ち。
20代のころに移住して来てこちらで結婚されたそう。
話を聞くとそういった移住者が多いそうだ。
日本で生まれ育ったのにわざわざ地球の裏側に移住する人がそんなにいるなんて驚きだ。
世の中ほんといろんな人がいるな。
夜はシャワーを浴びて就寝。
ついつい色んな人と話をしたり、可愛い犬達と遊んでいると時間があっという間に過ぎ去ってしまう。
ブログを書いていたら25時になってしまった。
パラグアイの時差は1時間あるから朝起きた時点からすると体感的には26時。
あっという間に眠りに落ちた。
今日から6泊ここでパタゴニアで疲れた身体を癒そうと思います。
大人の夏休み、始まります。
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フォローするとazuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリーを要チェック！
フォローといいね、コメントお気軽に。
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明日はだらだらするよ！
それでは！
