【世界一周354日目】2024.3.31 アルゼンチン エル・チャルテン 〜 バリローチェ
気温:6度〜12度
歩数:15,125歩
1ドル=151.34円
ブルーレート 1ドル=995ペソ
今日の予定
- バリローチェへ24時間バス移動
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寝苦しい車内
暑い。
めちゃくちゃ暖房が効いていて暑い。
同じ姿勢なのも辛くて何度も体勢を変えながら眠りと覚醒を繰り返した。
・・・
・・
・
8時40分頃にバスが停車した事で目を覚ます。
ガソリンスタンドだったが売店が見えた。
運転手が何か言っている。
ディエス(10)、ヴェンティ(20)
と言う単語だけ聞き取れた。
そのまま鵜呑みにすると10時20分って事だろうか?
1時間半もある。
まぁドライバーの様子を見ながら適当に合わせれば良いだろう。
バスから降りると車内が嘘のように寒い。
吐く息が真っ白だ。
トイレで用を足しつつ顔を洗った。
売店ではお菓子やエンパナーダなどの軽食が売られていた。
我々は持っているパンがまだあるので我慢。
にしてもアルゼンチンはマテ茶が大人気だ。
こんなガソスタに併設されている売店ですらマテ茶を飲むためのグッズや、
茶葉を売っている。
上段は紅茶だが、2段目と3段目は全てマテ茶。
人気が伺える。
んで結局バスは9時20分に出発。
なんだろ、10分から20分で出るぞ。
みたいな意味だったんだろうか。
中南米に来てもう2ヶ月経ってるけど相変わらず何もわからんなぁ。
その後もバスは幾つかの街を経由(休憩無し)しながら、目的地であるバリローチェを目指した。
途中で朝ごはん。
昨日配られたサンドイッチと買っておいたスコーンを食べた。
そんな中Azuの一言。
なんか最近驚くような文化の違いを見てない気がする。インドとかマダガスカルとかイランとか明らかに日本と違うよね。みたいな。
南米に来てからはド観光地にしかいないからねぇ。
綺麗な絶景は見れてるけど生活面において非日常感は薄い。
ボリビアはともかくチリとアルゼンチンは普通に綺麗な街並みだからなぁ。
もっと田舎の方に行ったらまた違うんだろうけど。
そう考えるとこれからの行き先も心配になる。
やはり観光地を中心に考えてしまっている。
これまで避けて来たアレを導入する時が来たのかも知れない。
・・・カウチサーフィンとワークアウェイだ。
カウチサーフィンはタダで宿泊先を探しているゲストと、世界中の旅人を泊まらせて交流したいホストを結びつけるマッチングサービス。
ワークアウェイはタダで宿泊先を探しているホストと、労働力が欲しい事業家を結びつけるマッチングサービス。
前者は1泊から可能で、後者は3週間(短いのも探せばあるらしい)とかの期間になる。
気楽なのは前者だが、その国の農家で働いてみるというもう少し突っ込んだ経験が出来るのが後者だ。
こうしたサービスを使って現地の人と交流を深めればまた違った経験が出来て楽しくなるはず。(その代わり全て英語か現地語でのやり取りになるので我々には荷が重くて避けていた。)
お疲れ気味のAzuが楽しめるように話し合って変えて行きたい。
静かなバスは平坦な道をひたすら走っていた。
そう、エルチャルテンへ向かうバスはあまりのうるささに驚いたものだが、エルチャルテンを離れるこのバスはめちゃくちゃ静か。
おしゃべりする人も少ないし、喋り声はヒソヒソレベル。
ギャップが凄過ぎる(;´∀`)
そんな車内でAzuが一言。
絶対この人クソミソの判断つかない人だよ。
え?クソ、、?
え?クソミソって言わない?綺麗なものと汚い物の判断が付かないって意味。
初めて聞いたよ。じゃあクソカレーでも同じ意味か。
そうそう。
話を聞いてみると、このバスはカマシートだから足元が広い。
だからそこに荷物を置く人が多い。
ちょっとわかりにくいけどこんな感じ。
隣の女性はダウンジャケットやネックピローなんかを置いてる。
でもそこは足置きだから多くの人の靴底で汚れている。
そんな所に身につける物を置くなんて汚くて信じられない!
と、Azuは気になって仕方ないようだった。
Azuは絶対飛行機でも足元に荷物を置かない。
汚いから。物は大事に扱うべきと。
付き合いたての頃はその清潔観念にmosariもよく怒られたものだ。(いや、今もか。。)
・・・
・・
・
バリローチェの街に近づくと山の中に入り、綺麗な湖などが見えるようになった。
そしてバスは1時間遅れ、ついに合計25時間でバリローチェのバスターミナルに到着した。
バリローチェは南米のスイスと呼ばれており、美しい山に囲まれている。
パタゴニアらしくハイキングルートもあるようで美しい街並みと山々が待ち構えているそうだ。
我々にとってはパタゴニア最後の街。
どんな出会いがあるか楽しみだ。
バスチケットとSUBEカードをゲットせよ
25時間バスに乗っていたのでバスから降りれたことが嬉しかった。
やっと座りっぱなしから解放だ。
早く宿で休みたいがまだやるべきことがある。
まずはこの後向かうブエノス・アイレス行きのバスチケットの購入だ。
バリローチェのバスターミナルは郊外にあるので再び来るのが難しい。
到着時に次の街のチケットを買っておくのがベストだ。
んでブエノス・アイレス行きのチケットは2社扱っているようだったが片方のカウンターは人がいなかった。
なので実質1社のみ。
Via Bariloche(Via Tac)という会社。
スケジュールを聞くと1日5便もあった。
- 8:00 – 9:05
- 9:30 – 10:50
- 14:05 – 13:25
- 15:10 – 12:30
- 19:30 – 20:50
24時間くらいある長距離便なのに流石首都行きの路線だ。
値段はどれもセミカマが79,800ペソ(約12,600円)、カマシートが88,600ペソ(14,000円)。
値段を抑えたかったが15時発の便だけ20時間ほどで到着、他は24時間と微妙に早く着くのでそちらをチョイス。
15時のバスはカマシートしか無かったので1人88,600ペソ。
ここはカードが使えた。
25時間のバス移動が終わったのに次のバスも20時間。
アルゼンチンは広いなぁ(;´∀`)
バスチケットが手に入ったので次はSUBEカードの購入。
SUBEカードは日本で言うSuicaみたいな交通系カード。
これが無いとバスに乗ることが出来ない。
が、このバスターミナルは郊外にあるのでバスに乗るかタクシー(Uber)を使わないといけない。
市バスを使って明日も移動する予定だし、ブエノス・アイレスでも使えるカードなのでここで購入することにした。
バスターミナルの中で1軒だけミニマーケットがあったのでSUBEカードがあるか聞いてみた。
SUBEカードある?(スマホで写真見せながら)
あるよ。
あるんかい。
サクッとゲット。
2,800ペソ(445円)だった。
2人いるけど1枚だけ購入。
使い回しできるはずなので。
でもこれはICカードだからチャージしないといけない。
チャージしたいよ。
ここでは出来ないの。
ふざけんなよw
サクッと手に入ったかと思ったらこれだ。
多くの旅行者が到着するバスターミナルなんだからしっかりしてくれよ(;´∀`)
ネットの情報だと購入金額の半分がチャージされてるってことだったので1,400ペソ分は使えるはず。
1回あたり500ペソ程度のはずなので2人いてもとりあえず市内まではいけるはずだ。
市内ならチャージできる場所もあるだろう。
まずは市内に向かうことにした。
このSUBEカードについては事前に情報を聞いていた。
まずは世界中にいる友達を訪ねている世界一周中のwada_world_tourのYoshiさんとNaokoさんに教えてもらっていた情報。
つい最近バス料金が異常に値上がりしてチャージしていた金額だと足りなかったって話を聞いた。
その時はその場に乗っていた乗客に現金を渡して代わりにタッチしてもらったそう。
つまりこの情報から1枚あれば複数人で使いまわせるということがわかった。
そして値上げが酷いそう、これはバス会社への補助金が無くなったせいで運賃が高騰したらしい。
つまり過去の情報だと1回あたりの乗車金額がわからない。
つまりいくらチャージすればいいかもわからない。
これについては世界中の国々で海外ノマドしており、今ブエノス・アイレスに1ヶ月近く住んでいるジェリー夫妻に聞くのが適任だろう。
彼らに聞いてみたところ、やはり徐々に値上げしているそうでブエノス・アイレスだと500ペソちょっとだそうだ。
つまり2人で1,000ペソちょっとあれば良さそうだ。
コロナ後の情報がほんと少ない南米で出会った旅人から教えてもらえる情報は本当に助かる。
そんな訳でもらっていた情報を元にとりあえず市内に向かうことにした。
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市内へ、宿へ
市内へのバスはバスターミナルを出て左側のタクシー乗り場を超えたあたりにポツンと乗り場があった。
20番でいけると言う話だったが、やって来たのは別のバス。
セントロ?
そうだ。
とりあえずセントロに行けばなんとかなるだろうとそのバスに乗り込む。
SUBEカードを端末にタッチする。
ぴー!
電子音と共に320ペソが引かれた。
バリローチェは1回320ペソで乗れるみたいだ。
んで2人分なのでもう一度。
ぶー!
今度はエラー音。
ま、まさか・・・
あー金額が足りてないね。
後ろに並んでいた乗客がそんな感じのことを教えてくれた。
ウノ?ドス?
1か2か聞かれたので察した。
1人分です。
そう答えると、
ピッ。
彼が我々の分を払ってくれた。
なんて優しい人なんだろうか。
立ち去ろうとする彼に持っていた小銭をかき集めて270ペソを渡した。
ちょっと足りなくてごめん(;´∀`)
パタゴニアは観光地化が進みすぎてこんな扱いを受けることは無い。
久しぶりの親切に胸が熱くなる。
バスはすぐに市内へ。
君たち、ここがセントロだよ。
我々のやりとりを聞いていたのだろう。
後ろに座っていたおじさんが教えてくれた。
いや、めっちゃ優しいやんバリローチェの人々。
運転手に50番のバスに乗りたい旨を伝えると、降りる場所で教えてくれた。
ここで降りて、あっちで待てばいい。
50番ってのは今日の宿のホストから聞いていた宿のある方面へ向かうバスの番号だ。
そのまま乗りたいところだけどSUBEカードにチャージしないとバスに乗れない(;´∀`)
そんな訳で近くの人に聞いてSUBEカードがチャージできる場所を探す。
・・・20分くらい街を彷徨ってようやく発見することができた。
チャージできるお店はSUBEと書かれた青いステッカーが目印だ。
現金で6,000ペソ分チャージしておいた。
これだけあればきっと足りるはずだ。
店を探している間に交差点ではよく車が止まって道を譲ってくれた。
先ほどのバスの人たちといいバリローチェの人々の民度はかなり高そうだぞ。
んで再び50番のバスを探す。
何気無くGoogleマップで宿への最寄りを検索してみるとなんとしっかりとバス含めて検索してくれた。
Uber用にe Simを持っていたので検索できたのだが、これは便利すぎる。
案内に従ってすぐにバス停を発見することができた。
バス停の前の街路樹はしっかりと紅葉している。
もう秋なんだなぁ。
15分ほど待ってお目当ての50番のバスがやってきた。
チャージしたてのSUBEカードをタッチ。
320ペソ✖️2回分が引かれた。
10分ほどでバスは目的のバス停に辿り着いた。
宿の最寄りの1個前なのだが、スーパーがあるので宿に向かう前に食材を調達しておくことにしたのだ。
キャリーケースを持ったまま買い物はできないので駐車場の手すりにチェーンでくくりつけて店内へ。
切られて盗まれませんように。
エル・チャルテンよりも安いはずだがアルゼンチンの物価がもともとそこまで安い訳では無いのでさしたる感動も無かった(;´∀`)
安い牛肉が欲しかったのだが見当たらずまたもやソーセージになった。
アルゼンチンと言えば牛肉が安いことで有名なはずだが、安い牛肉は一体どこにあるんだ・・・
んで買い物をしたらキャリーケースを回収。
無事でよかった。
宿までは激坂があってキャリーケースでは難しいとホストから連絡をもらっていた。
ここはおとなしくUberを使うことにした。
Uberを呼んで待っていると、
ゴツン
持っていたキャリーケースにそこそこの衝撃。
驚いて後ろを振り向くと・・・
我々のキャリーケースにバックしてきた車が突っ込んでいた(;´∀`)
うおおおおい
幸いぶつかったのはキャリーケースかつソフト面だったので破損とかは無いはず。
車は何かにぶつかったのは認識していたようで一時停止はしてくれたが、降りてくることなくそのまま行ってしまった。
まぁこちらに怪我も破損も無いはずだからいいけど、なんだかなぁ。
驚いているとUberがやってきたのでそのまま乗り込んだ。
確かに激坂かつ、未舗装。
確かにこれはキャリケースを引くのは無理だ。
Uberで正解だ。
2,290ペソなので362円くらい。
まぁいいでしょう。
Uberを使ってでもこの宿に泊まってみたかったのだ。
門をくぐると、
Hola(オラー)!
元気にホストのママが出迎えてくれた。
写真通り綺麗な室内。
我々の部屋は個室で専用バスルーム付き。
キッチンは他のゲストとの共用。
備品が充実しているとのことだったので一通りの料理ができると信じて食材を事前に買ってくることが出来た。
激坂の先なのでぶっちゃけ立地は悪いのだが、精神的に疲れているAzuの気分転換を兼ねて居心地の良さそうなエアビーにしたのだ。
高いかと思いきや、市内のドミトリーに泊まるよりも安い。
しかも朝食付き。
街歩きはあまり興味無いので宿での時間を大切にするようにしてみたのだ。
坂の上なので木々の間から少しだけ湖が見えた。
夕食はこちら。
野菜のグリルとソーセージ。
久しぶりにたっぷり野菜が食べられて幸せだ。
食後はお茶と紅茶を淹れた。
コーヒーはエスプレッソが抽出できるマシーンがあったので使わせてもらったがめちゃくちゃうまい。
機械もいいのだろうがきっと豆がかなり自分好みなのだろう。
しっかりとコクがありながらも後味すっきり。
2人でゆっくりとした時間を過ごした。
バスの中でずっと寝ていたこともあって少し夜更かしして1時半ごろに消灯。
2人きりの部屋はほんと快適だ。
ゲストは我々の他に2組か3組いるようだが皆静かだ。
こんな立地の悪いところを選ぶくらいだから皆わきまえている。
いい宿の予感。
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明日は近くをハイキングする予定。
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