【世界一周126日目】2023.08.08 モンテネグロ バール
1ユーロ=156.81円
今日の予定
- Azuの休息日
そしてバスの中で書いたこの記事が最後クラッシュしてパーになって泣きながらもう一度書きました(;´∀`)
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快適な夜
昨日はホストの方のご好意でドミトリーにも関わらず二人部屋にしていただいた。
おかげで夜は静かに快適に眠ることができた。
ほんとホストには感謝だ。
ただ相変わらず8月だというのに朝夜はとても冷えており、ウルトラライトダウンを着て寝た(;´∀`)
風も強くて中庭にある誰かの洗濯物は無惨な状態になっていた。
Azuがまだ寝ていたのでコーヒーでも飲もうと本館に向かった。
風が強いがカラッと晴れた朝の空気が心地よかった。
昨日は夜ニコラと飲む約束があったので待っていたのだが、24時を過ぎても彼は帰ってこなかった。
何人かは待ち続けていたけど自分はインスタでメッセージを送って寝ることにした。
何時に帰ってきたかわからないけれど飲み会したような形跡があった。
そしてキッチンに入るとそれはそれはすごい有様だった。
大量の食器類がシンクに置き去りになっており、食べカスや空き瓶が至る所に転がっていた。
使った食器類は自分で洗って片付けるのがルールだが、酒が入ると守られないこともあるようだ。
マグカップも全部使われており、わざわざこの有様のなか洗って使う気にならなかった。
・・・部屋に戻って自分のマグを取ってくるか。
踵を返してマグカップを持って再び本館に戻ってくるとクロアチア人のエレナが軒先でタバコを吹かしていた。どうやら今日も喫煙するつもりは無いようだ。
エレナ、おはよう。
おはようmosari。Azuはどこに?
Azuは熱を出してしまって部屋でまだ寝てるよ。
それは大変ね。レモンは持ってる?紅茶にレモンを絞って飲ませてあげなさい。
りょ。レモン買ってくるわ。
確かに身体を温めるのに良さそうだな。
コーヒーを淹れて別館に戻った。
しばらくするとAzuも目を覚ました。
体調は・・・
当然回復してはいなかったけど、だいぶ熱は下がったようだ。
とりあえず今日の移動はキャンセルだ。
宿のスタッフさんに延長したい旨を伝えて無事に滞在を延ばすことができた。
Azuに食べたいものを確認したら今日と明日の食材を買いに市内に向かった。
道なき道を進んで10分ちょっとでスーパーなどがある通りに到着した。
まずはパン屋で昼食を調達。
その後スーパーで水や食材を購入。
ついでにバスターミナルに寄って明日の移動の到着時刻を聞くことにした。
次はコソボの首都プリシュティナに行くんだけど、出発時刻と値段は確認したものの、到着時刻を聞き忘れていた。
出発が夕方だから恐らく日が変わってしまうだろうから、到着時刻がどんなもんなのか知っておきたかったのだ。
へろー!プリシュティナ行きは16時と17時の二つだよね?到着時刻を教えて欲しいよ。
知らないわ。
そうですか、そうですか。
外国だとこういう緩さがある。
出発時刻はわかるけど、到着予定時刻はわからないと言う。
日本だったら絶対に教えてくれるし、わからなくても調べてくれる。
バルカン半島のバスはオンラインで調べても、全部網羅されてなかったり、そもそも存在しないバスがヒットすることがある。
オンラインだけの情報では危険なのでターミナルで確認しておきたかったのだ。
オンラインだと16時よりも17時の方が結果早く着くんですよ。
だからこれが本当なのか確かめたかったのだが、確かめる術は無さそうだ。
正確な情報は諦めて17:15に乗ることにした。
どうせ遅れるだろうし・・・
- 水3L
- 飲むヨーグルト1.5L
- フルーツジュース0.5L
- ビール0.5L
- トマトソース0.5L
6Lの荷物を背負って宿に戻る。
サブバックにはパソコンなども入っているから7kg〜8Kgぐらいになっているのだろうか。
重い・・・
バックパックで旅している人はすごいなぁと思いながら宿へ帰った。
冷蔵庫に食材を入れて外に出ると、フランス人のニコラとトルコ人のミズィがくつろいでいた。
ヘイ!ブロー!グッモーニン!
ヘイニコラ!昨日は何時に帰ってきたの?
そうよニコラ、mosariは昨日あなたを探しに4回くらい来てたわよ。
わお、ごめんよmosari。タトゥー入れてたら遅くなっちゃった。
まじ?見せてよ
そう言って2つのタトゥーを見せてくれた。
ひとつは「Namaste」。
このホステル名だ。相当気にっているようだw
ふたつめは「saudade」。
サウダージ。ポルトガル語で哀愁とか、そう言う感じの意味。
英語で説明してくれたんだけど、理解するのにめっちゃ時間かかった。ごめんよニコラ。
ニコラの一番好きな言葉なんだそう。
mosariの一番好きな言葉は?
少し悩んで
Pay forward
そう答えた。
先日のことを思い出す。
モスタルでカートの使い方がわからない僕らに現地の方が0.5マルクくれた。
僕らは荷物代が足りずに困っていた中国の方に1マルクをあげた。
恐らく中国の方は同様に困っている誰かを助けてくれるはずだ。
こうして無償の親切が循環していく。それがPay forward。
これが広がれば世の中はもっとピースフルになるはずだ。
そしてその親切が巡り巡って自分に帰ってくる。
先払い。
すごく好きな言葉で、大切にしたい価値観だ。
他にも日本語で好きな言葉は?
日本語だと・・・うーん。「いただきます」かな。 食事の時に料理を作ってくれた人、食材、食事にありつけることに感謝する言葉だよ。 フランス人はよくボナペティ(召し上がれ)って言うでしょ?僕らはその後にいただきますって言うんだよ。
わお、いい言葉だね。ボナペティ。
いただきます。
ニコラは僕が理解しやすいように「例えば」と補足してくれるし、日本語に興味があるからすごく話を聞いてくれる。とても話しやすい。
1時間ほど話をしたところでAzuの様子を見に別館に戻った。
・・・
・・
・
食欲があるそうなので二人で本館に行って昼食を食べに行った。
途中ホステルに居着いてる黒ワンコが追いかけてきた。
ノーリードで自由気ままに生きているみたいだ。
本館に着いてニコラとミズィはAzuのことを見つけるやいなや、体調を気遣ってくれた。
Azuこれは月桂樹の葉よ。お湯に入れて飲めば熱が下がるわ。
そう言って月桂樹の葉っぱを数枚くれた。
クロアチア人のエレナはレモン、トルコ人のミズィは月桂樹。フィリピンでもそうだったけど、まだまだ食材で健康にアプローチする考え方は残っているようだ。
日本って体調崩したらすぐに薬を飲む。
それは薬が安く買えるからだ。国民皆保険ですぐに病院にいけることももちろん大きい。
でもそんなことができるのはごく一部の国だけで、まだまだ食材に頼っている国も多いのかもしれないと思った。
食事はパンとヨーグルトとバナナ。
食後にはAzuに月桂樹とレモンを使ったスペシャルティーを作った。
レモンは贅沢に半分使った。
ちなみにレモンは買い忘れたのでエレナがくれたw
優しさの詰まったお茶。
きっと効くはずだ。
午後も休息
食後にニコラとミズィ、Azuの4人で少し会話をした。
話題はタトゥー。
ミズィ:あなたたちはタトゥーを入れないの?
我々:うーん、入れないかなぁ
ニコラ:知ってるよ、日本だとタトゥーを入れるとマフィアみたい思われちゃうんだろ。
我々:そう、ヤクザね。
ニコラ:そうそうヤクザだ。僕はタトゥー持ってるけど、僕が日本に行ったら怖がられるの?
我々:ニコラのは小さいから大丈夫。ヤクザのタトゥーはこんなやつだから(スマホで見せる)。
ニコラ:そうなのか、それはよかった。
我々:でもたまにレストランや温泉、プールに入れないかもしれない。
ニコラとミズィ:クレイジー
うん、ほんとクレイジーだよな。
でも僕も仕事辞める前はタトゥーに対していいイメージを持っていなかった。
でもフィリピン留学中に出会った友だちはタトゥーを持っていたけどいい人だった。
Don’t judge a book by its cover.
(人をみかけで判断してはいけない)
フィリピン留学で学んだことだ。
フィリピン留学では英語を学んだことももちろんだが、タトゥーに関してとか、リスペクトの大切さとか、英語以外のこともたくさん学ぶ日々だった。
仕事しかしてこなかった自分にとってはめちゃめちゃ楽しい3ヶ月間だった。
別館に戻ってくると野良猫のナミが近づいてきた。
一応野良猫だがこの別館に居着いている。
かなり警戒心が強いのだがAzuにだいぶ懐いたようだ。
今日は延泊したのでゆっくりできるのだが、3時過ぎに4人くらい一気にチェックインしてきた。
どうしても会話が発生してしまうのでAzuは寝れずにちょっと大変だったかもしれない。ドミトリーだとこう言う時は大変だな。
そう思うと昨日ホストの方が二人だけにしてくれたのを改めてありがたく感じた。
Azuが休んでる間は今後の予定を考えたりしていた。
夕方にニコラがシークレットビーチに行こうと誘ってくれたけどAzuと一緒に残ることにした。ありがとうニコラ。
日本人同士だと具合が悪いと察して誘わなかったりするものだが、彼らは誘ってくれる。Azuにもミズィから24時ごろにパーティーしてるからどうだとメッセージが来たみたいだ。来るかどうかはこちらに任せるけど、ちゃんと誘ってくれるんだから優しいな。
夕食はケバブを焼いた。
ズッキニーとケバブ、パンの簡単な夕食。
スーパーで買ったケバブだけどジューシーで相変わらず美味しかった。
一緒に作っていたアメリカ人の自称旅のプロはすごい慣れた手つき調理していた。
食べていたら、
調理中君はずっとシリアスな顔していたね。
料理初心者なのがバレバレでしたか(;´∀`)
このアメリカの方はネイティブなのだろうが、そこまで早口ではなくて助かった。
しかし、永遠に喋り続ける人でありながらユーモアのある喋りも混ぜてくるので、フィリピン留学中のルーカス先生とデイビッド先生を足して割ったらこんな感じの人になるなと思った。
二人とも元気にしてらっしゃるだろうか。
食後に一人で1杯。
部屋に戻ったら22時前だったが既に二人寝ていた。
ついでに自分も寝ちまおうかなとおもってそのまま眠りについた。
・・・
・・
・
夜中に野良猫のナミが部屋に入ってきてびっくらこいた。
立て付けが悪くてドアが閉まらないからね(;´∀`)
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コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。
明日はAzuが回復するといいな。
それでは!