【世界一周299日目】2024.2.5 グアテマラ アンティグア
気温:12度〜23度
歩数:24,153歩
1ケツァール=19.1円
今日の予定
- サンライズハイクに挑戦
- アカテナンゴを下山
アカテナンゴ登山ツアー2日目です。
1日目の登山の様子はこちら。
ツアー会社の詳細や持っていった装備品などもこちらをどうぞ。
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日本人は真面目
昨日はフル装備で寝袋に入ったのでポッカポカ。
防寒具を多めに持ってきてよかった。
気持ちよく寝ていると・・・
グアテマラグアテマラコーヒーコーヒー
突如テントを叩く音ともに何か喋っている声に驚いて目が覚めた。
返事をするもこちらがスペイン語を解らないと悟ったのか理由は不明だが足音は遠ざかっていった。
怖すぎるわ・・・
時計を見るとまだ2時。
一体何があったのか・・・
せっかく気持ちよく寝ていたのに目が覚めてしまった・・・
それからはあまり眠れずに3時半にタイマーが鳴った。
寝袋から出ると身体の熱がどんどん下がっていくのがわかる。
標高3,650mにベースキャンプがあるので気温は0度前後のはずだ。
寒い寒いと思っていると、
ゴオオオオッ!
外から轟音が聞こえた。
急いでテントから這い出ると、
・・・
・・
・
いきなりこれである。
もうフエゴ火山凄すぎるよ。
朝からこんな形で出迎えてくれるなんて。
早起きしたのには理由がある。
今我々がいるアカテナンゴ山の頂上から日の出を見ることができるサンライズハイク。
それに参加するためだ。
前日に何時に出発するかは確認済み。
4時に出発だと言うからちゃんと準備して4時に待機する。
が、誰1人いない(;´∀`)
ガイドが泊まっている小屋からはイビキが聞こえる。
誰も起きてないんですけど。
Azuと2人で寒空の中待つ。
まじで日本人だな我々・・・
4時20分ごろにガイドがようやく起きてきて各テントと小屋を回って参加者の人数を確認していた。
んで結局スタートしたのは4時40分(;´∀`)
30分は多く寝てられたぞ・・・
待っている間もベースキャンプからの眺めは最高だった。
月に照らされたアグア山と麓に広がるアンティグアの街は美しかったし、
フエゴ山も時折赤い花を咲かせていた。
頂きを目指して
寒すぎて服を脱ぐ気にはなれなかった。
寝ていたのと同じ服装のままハイキングをスタートした。
汗を書かないようにジッパーを開けて体温を調節する。
真っ暗闇の中ヘッドライトの灯りを頼りに歩いていく。
参加者は15人以上はいたので半数以上が参加していることになる。
一昨日参加した人から聞いた話だと6人だったそうなので今回はかなり体力自慢が多かったようだ。
我々は昨日のエキストラハイクは参加しなかったが、サンライズハイクには参加することにした。
昨日は半日ゆっくり休んだので気力も体力も十分。
と、思っていたのだが、
開始1分で後悔することとなった。
まず斜度がキツい。
足の疲労感も凄まじい。
そして何より呼吸がしにくい。
少し歩いただけで息があがり、とても動き続けられない。
一晩経って慣れているかと思ったが、全くそんなことは無かった。
富士山の山頂と同程度の高さからスタートしているので酸素の薄さをこれでもかと言うくらい実感する。
サラサラとした地面も辛さに拍車をかける。
1歩踏み出すが、体重をかけると半歩ずり下がる。
この登りは本当にキツかった。
スイスイ登っていく欧米系のメンバー。
途中で休憩もあったが、最後尾で遅れている我々が追いつくとすぐに出発。
仕方無いので道の途中で何度も休憩を繰り返しながら進んでいく。
Azuもグロッキー。
正直いつ歩みを止めてもおかしくないくらいスローペース。
でもそれでも文句も言わずにただただ歩き続ける。
がんばれAzu。
正直mosariも全然余裕が無かった。
昨日の登りよりもキツかった。
それでも頑張れたのはフエゴ火山のおかげだ。
登っている最中にも歓声が上がる。
垂れ下がった頭をあげると、
・・・
・・
・
これだもの。
真っ赤に燃える溶岩はとても力強く、美しい。
不思議な力を感じてまた1歩踏み出す。
そうして1時間後。
6時ちょうどに山頂に到着した。
ちょうど朝日が登ろうとしているタイミングだった。
なんとか間に合ったのだ。
標高3,976m。
富士山よりも高い場所に我々は到達したのだ。
Azuお疲れ様。
やっと辿り着いた。うぅ、嬉しい・・・
同じグループのメンバーも祝福してくれた。
ジャパーーーーン!!
めっちゃテンション高め。元気すぎる。
明るくなり始めた空とアグア山と共に。
もちろんフエゴ山とも。
こうしている間にもフエゴ山は時折轟音を上げていた。
明るくなってからは溶岩は姿を消して黒煙だけが舞うようになっていた。
山頂からの景色は美しく、達成感を噛み締めた。
我々にしては珍しく自分たちの写真をたくさん撮った。(撮ってもらった)
そしてとうとう朝日が登ってきた。
それはそれはとても美しく、1日の始まりがこれほどまでに美しいものなのかと心が打たれる情景だった。
眼下に広がる雲海と燃えるような太陽。
最高のご褒美だ。
最初は登れるか不安で参加自体を諦めていたけれど、頑張って本当によかったよ。
たぶん1人じゃ登れなかった。
2人でいたから頑張れたと思う。
・・・
・・
・
45分ほど山頂にいた。
ちなみに風が強く体感温度は0度以下だろう。
指が取れそうなくらい痛い。
日が昇ると暖かくなったが、それでも寒すぎる。
急いで下山した。
ベースキャンプでは見上げていたフエゴ山も今では見下ろしている。
朝からよく登ったよホント。
帰りは別の道を使って一気に駆け降りる。
細かい砂利の道をスキーのように滑り降りる。
靴が完全に埋まりながら歩いていくもんだから靴の中まで砂や砂利がびっしり。
行きは70分かかったが帰りは30分。
7時15分にベースキャンプに戻ってくることができた。
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朝食
ベースキャンプに戻ると朝食。
登山前に支給された食料袋の中からシリアルが入ったタッパーをガイドに渡す。
暖かい牛乳とイチゴ、バナナを入れてくれた。
飲み物はコーヒーか紅茶。
美しい景色を見ながら食べる朝食は最高だった。
・・・
・・
・
食事を食べてテントに戻ると綺麗に片付けられており、荷物だけが地面に転がっていた(;´∀`)
本当は下山に備えてヒートテックを脱いだり準備を整えたかったのだが、テントが無いので上着だけ脱いでいくことにした。
思えば靴紐もしっかり締め直していなかった。
これが後々響くわけだが・・・
最後の最後までフエゴ山は元気に爆発していた。
もっともっと見ていたかったが下山の時がやってきた。
最後に集合写真。
24人の仲間たち。
たくさん励ましてくれた。
たくさん祝ってくれた。
ありがとうアミーゴたち。
8時15分に下山を開始した。
山は下りが怖い
山登りと言えば登りがキツいイメージがある。
だが恐ろしいのは下りだ。
常に踏ん張らないといけないので太ももや膝への負担が大きくなる。
膝に爆弾を抱えているmosariは下りの方が心配していた。
というか絶対に持たないことを承知で参加している。
1時間でも2時間でも遅れるつもりで臨んでいた。
想像していたがやはり下りはハイペースだ。
すいすいと本格的なステッキを使って進んでいく欧米系のメンバー。
素人の我々も木の棒を頼りに進む。
痛みが出そうになるまではとりあえず付いていけるだけ着いて行こう。
Azuの脇にぶら下がっているのが支給される食料袋なのだが、これが重ねられるように出来ていなので食べても大きさが変わらないと言う残念な仕様なのである。
めっちゃかさばる(;´∀`)
んで下りは休憩がほとんど無かった。
麓までにあった休憩は5分間の休憩が2回のみ。
体力的には問題無いがやはり太ももと膝に疲れが蓄積してくる。
滑りやすい地面であることも合わさって転倒している姿をあちこちで見かけた。
我々も転ばないように気をつけて進むが、どうしてもペースが落ちる。
気がつけば最後尾近くになっていた。
相変わらず多くの参加者が転倒している。
そしてとうとうAzuもすっ転んだ。
幸い怪我は無かったが、膝が笑い初めて力が入らないようだった。
その後も気をつけて進むが踏ん張れないのか結局4回転倒していた。
ケガが無くてよかった。
mosari気をつけていたが最後の最後で一度すっ転んでしまった。
バランスを崩した回数は無数にあるが、その度にステッキに救われた。
- 姿勢制御
- 膝の負担軽減
- 気分がなんとなくアガる
- バランスを崩した時のリカバリー
その効果は多岐にわたる。
5ケツァール(95円)でレンタルできたので絶対に借りた方が良い。
心配していた膝もラスト30分までは痛みが出ずに降りることができた。
これは間違いなくステッキのおかげだろう。
最後の最後で痛みが出てしまったが我慢。
1時間、2時間の痛みは覚悟していたので30分なら我慢。
Azuは踏ん張れない足で転倒の恐怖と闘いながら、
mosariは膝の痛みに耐えながら、
下山開始から3時間弱。
ついに麓にたどり着くことができた。
時間は11時5分だった。
ハイタッチでゴール。
登りも下りもめちゃめちゃ大変だったけど、ちゃんと麓に自力で帰ってくることができた。
疲労感も凄まじいが達成感も凄まじい。
始めての登山おめでとう!
そう言って仲間たちが祝福してくれた。
その後はバンに乗ってツアー会社のオフィスに戻ってレンタル品の返却。
ワカモレを塗ったケサディーヤが振舞われた。
疲れた身体に美味しかった。
12時前にバンで宿まで送迎。
街までは1時間ほどかかるが寝てしまっていてあっという間に到着。
13時10分。
宿の前で降りてツアーは終了した。
登山経験の無いアラフォーの我々だったが無事に帰ってくることができた。
なので登山経験が無くても20代や30代前半ならキツいが全然イケると思う。
アラフォー以上の人はガッツが必要かも(;´∀`)
でも本当に美しいので是非興味のある人は頑張って見る価値はあります。
我々のツアー会社は遅れてもちゃんと伴走してくれるのでおすすめです。
最後に物資について。
2人で5L持っていった水だが1L弱余った。
我々は夜のエクストラハイクには参加していないのでもし参加していたらギリギリかちょっと怪しいかもしれない。
夜も朝も行く場合は1人3Lあった方が安心かも。
シリアルバーについては12本持っていって食べたのは8本。
残り4本なのでこれはエクストラハイクに行っていたらちょうどだったと思う。
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チートデー
宿に戻ったら全身が絶望的に汚いのでシャワーを浴びたかったがまずは昼飯だ。
この二日間Azuは本当に頑張った。
だから今日だけは好きなものを好きなだけ食べても良いことにした。
そんな訳でAzuが選んだのがこちら。
からあげ定食である。
mosariはカツ丼にした。
おまけで今日は砂肝のガーリックソテーまでつけてしまった。
本当は餃子にするつもりだったが売り切れだった。
歌舞伎という名前の日本食レストランである。
オーナーは日本人。
やはり日本の味を完全に再現とはいかないが外国であることを考えるとめちゃめちゃうまい。
そして量もすごい。
3品で168ケツァール(3,180円)。
やはり値段はなかなか。
でも今日はチートデーなのでヨシッ!
めっちゃお腹いっぱいになったのだが、Azuはアイスを食べたいと言う。
そんな訳でやってきたのはマック。
マックフルーリーにM&M’sが入った夢のようなアイスがあった。
親友のマクドナルド氏と一緒に食べた。
23ケツァール(438円)もしたけど(;´∀`)ち、チートデーだから・・・
なんでわざわざマックに来たかと言うとアンティグアのマックは中庭付きで豪華な作りになっているのでAzuが来たがっていたのだ。
気持ちの良い中庭。
気候の良いアンティグアの街ならではだ。
ブランコもあったよ。
この旅が始まって以来こんなにお金を気にせず食べたのは初めてだった。
夕食
夜になってもお腹が減らない。
昼のご飯の量が多すぎた。
そして疲労感も凄まじい。
シャワーを浴びて1時間だけ昼寝したがそれでもとても何もできる気がしない。
シャワーは人生で一番気持ちよかったんじゃ無いかと思うくらい最高だった。
シャンプーが泡立たなさすぎて笑ってしまった。
そんな訳で夕飯は、
・・・
・・
・
辛ラーメンにした。
全国の辛ラーメンファンの方ごめんなさい。
辛いだけでイマイチ(;´∀`)
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多くの日本人
今日のぺんしょん 田代には多くの日本人がいた。
大学生など若い子を中心に10人は泊まっていたんじゃないかな。
グアテマラのアンティグアという街にこれだけの日本人がいることに驚きを隠せなかった。
学生だけど中米を見に来ているってのがすごいと思うし、世界一周中でスペイン語の学校に通っている人もいた。
ここには多くの夢があって、たくさんのエネルギーに満ちていた。
日本人宿だからってのはあるにしろ中米に来てから多くの日本人に会っている。
ユーラシア大陸とはまた違った旅になりそうだ。
いろんな人と話をしつつ、疲れているので早々に退散。
やわらかく暖かで綺麗なベッド。
一瞬で眠りに落ちた・・
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明日は休息日です。
それでは!