【世界一周286日目】2024.1.23 メキシコ オアハカ
気温：10度〜32度
歩数：11,813歩
1ペソ＝8.55円
今日の予定
- モンテ・アルバン遺跡へ
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目覚め
宿泊している「Hostal Luz de Luna Nuyoo」は宿泊者のマナーがすこぶる良い。
夜の消灯も早いし、夜騒ぐ人もいない。
ドミトリー8人部屋だが、イビキをかく人すらいない。
朝までぐっすり寝ることができて7時半に起床。
ベッドを見渡すと既に3人ほど外に出ているようだった。
耳栓しているとはいえ全然気づかなかったな。
支度を整えて朝食。
日本から持ってきたカップスープとパン、バナナ。
昨日も食べたけど日本のカップスープのクオリティ高杉くん。
部屋に戻って歯を磨いて準備。
9時過ぎに出発。
モンテ・アルバンへ
昨日はオアハカの街をぶらぶらしたので今日は街から30分のところにあるモンテ・アルバンという遺跡に行ってみることにした。
公共交通機関は無さそうで、ツアー会社が往復のバンをピストン輸送してくれている。
市内のツアー会社を目指して歩いていく。
お願いしたのはこちら。
Lescas Co Toursさん。
市内の中心地の大聖堂の隣にあるので誰でも探しやすいと思う。
スタッフは2人いて1人は英語が喋れるようだったが他の客の接客をしていたので我々はスペイン語オンリーの人へ。
ツアーと言ってもただの往復送迎だけなので難しいことは無いだろう。
オラ！モンテ・アルバン！
メキシコメキシコタコスタコス
スペイン語など全くわからないので挨拶と行き先だけ告げるが十分に伝わる。
何を言っているかわからないが申込用紙的なものを出してくれたので、名前を書いた。
料金は
- モンテ・アルバン往復：1人120ペソ（1,027円）
クレジットカードも使えるようだったがエクストラコミッション（手数料）がかかるようだった。
手数料がどれくらいは未確認だが、キャッシュが余りそうなので現金で支払った。
運行時間はこちら。
オアハカ発：モンテ・アルバン発
- 8:30 ： 12:00
- 9:30 ： 13:00
- 10:30 ： 14:00
- 11:30 ： 15:00
- 12:30 ： 16:00
- 13:30 ： 17:00
- 14:30 ： 17:00
我々は9時10分にツアー会社に到着したが、9時30分便に申し込めた。
当日でも十分に余裕があったが、12人乗りくらいのバンなので不安な人は前日にでも予約しておきましょう。
5分前になったらここに来るのよ
そんな感じのことを言われたのであたりを少しぶらぶら。
すると地元民がこぞってオーダーしている露店を発見。
タコスを売っているようで我々も頼みたかったが昼食として持っていくなら2時間ほど持ち歩く必要が出てくる。
おそらくタコスはべちょべちょになってしまい美味しく無いだろうということで諦めた。
あ、でもコーヒー売ってるみたいだよ。
Azuからコーヒーのお許しが出たのでいただきます！
そこそこ大きなプラコップに蓋も付けてくれた。
- 露店のコーヒー：15ペソ（129円）
部活でスポーツドリンクを入れるような大きなプラのタンクから注いでくれた作り置きタイプだったので10ペソくらいかな？と思って10ペソを手渡すが5ペソ足りなかったw
おばちゃんがプラスチックのテーブルでやっている露店とはいえ日本のマックコーヒーよりも高いとは。。。
味は砂糖が入っていて甘かった(；´∀｀)
5分前にツアー会社の前に戻ってきて近くの大通りまで歩く。
途中で警察官の装甲車みたいなやつが停まっていて、後ろのハッチが大きく開いていたのが見えた。
中には警察官が2人乗っていて、よく見たらサンドイッチを食べるところだった。
市民から見えるようなところで日本の警察官は食事なんてとれないだろうから、ちょっと面白いなぁと思って中を覗き込むような感じで歩いていると、警察官の1人と目があった。
すると警察官のおばちゃんは、
オラ！
笑顔で挨拶してくれて、「サンドイッチを今食べるところよ！」なんて意味をこめたのか、持っていたサンドイッチを上にあげてよく見えるようにしてくれた。
こちらも持っていたコーヒーを上にあげながら
オラ！
笑顔で挨拶をした。
なんてことないやりとり。
こんなしょうもないことでも意思疎通ができると嬉しいものだ。
メキシコ人は明るく陽気、怖いイメージがあったけど、そこに住んでる人たちは優しい人ばかりだ。
どんどんメキシコが好きになる。
大通りではすぐにバンがやってきた。
ツアー会社の前からは我々含めて3人。
既にバンには老夫婦が1組乗っていた。
挨拶してバンに乗り込んだ。
12人ほど乗れそうなバンに合計5人だった。
・・・
・・
・
これで後は乗っているだけだと思っていた。
バンが交差点で停まると、いきなり大柄な男がドアを開けてきた。
な、なんだ？
驚いていると大柄な男はバスから降りろ。
そんなジェスチャーをしている。
え？強盗？
運転手の方を見る。
いいから降りろ。
そんな感じのジェスチャー。
わけもわからずバンから降りると、交差点を曲がったところにまたバンがあった。
どうやらこのバンに乗らないといけないようだ。
Azu、これマフィアに売られてたらどうしよう。
大丈夫。ツアー会社のロゴが書いてあるよ。
なんだただの乗り換えか。
理由はわからないが同じツアー会社のバンに乗り換えて再び出発した。
市内を抜けるとすぐに山道になった。
けっこう急な山道。
なんでこんなところに遺跡なんて作ったんだろうね
なんでだろうねぇ？
もっと建築しやすい場所に作ればいいのにね。
30分ほどでモンテ・アルバンに到着。
結構な山道だったけどAzuは酔い止めを飲まずに乗り切った。（正確には持ってくるのを忘れた）
Azu、強くなってます。
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モンテ・アルバン散策
オアハカから西に10kmほどにモンテ・アルバンはある。
バンから降りて帰りの乗り場を確認。
スペイン語がわからないので持っているチケットに書かれた帰りの時間を指差した後、地面を指差す。
頷くドライバー。
よし、これで後は13時にここに戻ってくればよい。
今が10時だからちょうど3時間だ。
入場料は1人95ペソ（813円）。
クレカも使えたがキャッシュが余っていたのでこちらもキャッシュで。
オラ！ドス（スペイン語で2）！
前回テオティワカン遺跡に行った時は「ツー」が通じなかったので今回は「ドス」で。
というか街中でもスペイン数字じゃないと通用しない・・・(；´∀｀)
無事にチケットゲット。
ゲートで提示して中へ。
早速遺跡のようなものを発見。
が、崩れてしまっているのかそこまで大きく無い。
やはり、テオティワカンの後だと・・ね。
テオティワカン遺跡
やはりこれと比べるとイマイチ感が拭えない。
そう、そこまで期待していなかったのだ。
だがその考えが誤りだったとすぐに気付かされた。
モンテ・アルバンはサポテカ民族の宗教都市として栄えたそう。
そこにはピラミッド型の神殿や宮殿などの遺跡が多く残されており、中央アメリカ最古とも言えるそうだ。
1個1個はそこまでのインパクトはないのだが、数が多く、大きく栄えた文明だと物語っていた。
先へ進むとピラミッド上に積み上げられた遺跡が数多く建ち並んでいた。
遺跡のいくつかには登ることができ、そこからの景色はとても壮観だった。
このように多くのピラミッド型の遺跡が残っているのだ。
このように山の上なのだが、完全にフラットになっている。
この遺跡群は紀元前200年ごろのものらしいので、その時代に地ならしをして平坦にする技術とパワーを持っていたことになる。
標高1,900mくらいにあるんですよ、これ？
なんでこんな山の上に・・そう思いながら登ってきたが、ここに来ると理由がよくわかる。
このフラットな部分の端に立てばそれぞれの方向がよく見える。
ある意味360度見渡すことができる場所なのだ。
麓には小さな家が無数に広がっていた。
トタンを使っているからなのか、キラキラ太陽を反射していたり、カラフルな外装の家が多く、宝石箱みたいだな。
そう思った。
これにはAzuもにっこり。
まぶしっ！
そろそろサングラスしないとな・・・
いやぁほんとすごいですよここ。
テオティワカン遺跡もすごかったが、こんなに広い祭壇に囲まれた場所があるなんて。
ここではどんな催事や儀式、お祭りが行われていたのか？
想像するのがとても楽しい場所だった。
階段は小さな石を積み重ねており、昔は赤色で染められていたそうだ。
今では風化して茶色くなってしまっているが、それぞれの色味が異なり見た目も美しい。
空を見上げると鳥が優雅に滑空していた。
そしてその更に上空には飛行機が見えた。
この遺跡は風化してしまったけど、鳥は昔も飛んでいただろう。
でも今は人間も飛行機を使って空を飛んでいる。
そこから長い年月をかけて人はいまや宇宙にだって行っている。
2,200年前の人たちが見たら信じられないだろうな。
衰退した文明の跡の中で、人類に技術の結晶を見るのはなんだかとてもあべこべな感じがした。
盛者必衰の理。
次に必衰するのは誰？
そしてモンテ・アルバンの有名な「踊る人」の絵も見ることができた。
踊ってたり、ゴリラのように座り込んでいたり。
これらの肖像画は至る所で見ることができた。
肖像画の脇に座って遺跡群を写生する男性がいた。
2,000年以上前から絵を描くという行為は変わらない。
石からスケッチブックに対象が変わってしまったけれど。
ではさらに2,000年後は？
一体何に書いているんだろうか？
空中にリアルタイムでデータ情報として書いたりできるようになっているのかな。
一番奥にある大きな祭壇には登ることができる。
すごい急なのでゆっくりと登っていく。
上からの景色もまた素晴らしかった。
中央に一つ祭壇があり、それを取り囲むように造られた別の建造物達。
ここに一つの文明があったと間違いなく言える。
ワンピースの空島編のラストを思い出した。
黄金の金の元にある広場で大宴会を行う。
きっとそんな楽しい夜がかつて繰り広げられていたに違いない。
これまでも遺跡群を見てきたが、ここは別格だ。
数もそうだし、何よりピラミッド型というのがこれまでと大きく異なる。
このように積み重なって造られた構造はユーラシアで見てきたものとは別物だ。
ちなみに我々はギザのピラミッドを見ていない(；´∀｀)
このようなピラミッド構造は初めてかもしれない。
例の儀式
そんな訳でここで例の儀式をすることにした。
中南米編が始まって初めて。
塗り塗り
30カ国目メキシコを塗り潰しました！
ついにアメリカ大陸側に来たので表と裏が逆になります。
真っ白だったアメリカ側が塗られたのが嬉しい反面、ユーラシア側がしばらく増えないと思うと寂しかったり。
ユーラシア大陸側を初めて塗ったのが４月のタイ。
なんだか心機一転の気分だ。
mosariの職場の後輩たちが作ってくれた世界白地図Tシャツ。
詳しくはこちら。
ここでは同じバンだった老夫婦の方も座って休んでいたから少しお話しさせていただいた。
アメリカから来た彼ら。
コロラドかららしく冬は雪かきが大変だからメキシコに1ヶ月以上滞在する予定らしい。
70歳くらいだろうか？
歳をとっても夫婦でこうして旅行できるのがすごく素敵だった。
ドミトリーのルームメイトにもアメリカの方がいた。
さすがアメリカの隣の国。多くのアメリカ人がいるんだな。
って言うかどこから来たのか聞くと彼らは
ユナイテッド・ステーツ(United States)と言う。
アメリカって言わない。
こういうの困る。
日本人的に馴染みがない言い方されると一瞬理解出来ないことがある。
ギリシャ→グリース
オランダ→ネザーランド
ドイツ→ジャーマニー
ベルギー→ベルジャン
とかとか。
そういえばイスラエルもイザエル みたいな感じ。
むずかしー！
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オアハカへ
最初は3時間か〜なんて思っていたが、あっという間に時間になってしまった。
最後にチラっと博物館を覗いた。
出土された壺やドクロ、肖像画が書かれた石碑などが展示されていた。
けっこう絵がしっかり残っていて興味深かったが、時間が無いので写真を撮って急いで駐車場へ。
行きと同じバンだったが、行きよりも人数が増えて満席だった。
恐らく前後の出発組が時間を変更してきたのだろう。
我々は3時間でちょっと足りないくらいだったが、2時間で十分だった人がいたのだろう。
歩き疲れて帰りは爆睡。
あっという間に市内へ。
ソカロ！（中心地）
運転手が叫んだ。
何人か降りて行ったので我々もここで降りることにした。
中心地ならメルカド（市場）も近いだろう。
13時半なのでメルカドで昼飯を食べることにしたのだ。
昨日と同じメルカド。
「Mercado 20 de Noviembre」
Azuが今日はメキシコ風ピザが食べたいと言うのでそのお店を探す。
が、暑くて喉が渇いていたので最初にレモン水を飲んだ。
マジで値段がわからなかった。
電卓を見せてもうまく叩いてもらえず、ひたすらスペ語で答えられてしまった。
なんちゃらシエントと言っているので◯5ペソのはず。一桁目がわからない。
15ペソか25ペソか。
たぶん35ってことは無いだろう。
朝の露店のコーヒーが15ペソだったので、それよりは量が多いし、市場の中ってこともあって25ペソ（214円）を渡したら受け取ってくれて、お釣りがもらえる気配も無いのでそのまま離れた。
んでお目当てのお店を発見。
Chabelitaさん。
オーダーしたのはメキシコ風ピザである「トラユーダ」。
このオアハカ地方での伝統料理なんだとか。
パリパリの薄いトルティーヤの上に豆のペーストにケシージョ（さけるチーズ）を乗せたピザ。
結構大きいので1枚をシェア。
頼んだのはかぼちゃの花が乗っているベジタリアンのトラユーダ。
昔はここにサボテンの花もあったそうだが、今は無いそうだ。残念。
パリッパリでめっちゃヘルシーなピザ。
かぼちゃの花は癖も無く気にせず食べれてしまった。
また、隣のメキシコ人に「オルチャタは飲んだのか？」と聞かれた。
なんぞそれ？って感じだったのだがメキシコの伝統的なドリンクだそうだ。
そんな訳でオルチャタもオーダーした。
上の写真の右上に飲みかけが乗っている白いやつ。
お米を牛乳で煮て砂糖やシナモンなどを加えたもののようだ。
ほのかな甘みとシナモンの風味。
Azuの大好物。
- ベジタリアンピザ：90ペソ（770円）
- オルチャタ：30ペソ（257円）
合計120ペソ（1,027円）
メキシコ風の料理を食べて飲んでAzuはご機嫌だ。
帰りにパンとバナナを買った。
- ただのパン：1個4ペソ（35円） 2個
- バナナ：3本で11ペソ（95円）
明日の朝食である。
手提げ袋を持っていないのでそのままパンとバナナを持って歩く。
Azu。なんかバナナとただのパン持って歩いてるのってすげぇ金持ってなさそうだね。
どう見ても金持ってないね。
こんなの襲う人おらんよな・・・
だね・・・
そんな訳で安全に宿に戻ることができた。
夕食
Azuが眠い眠い言うので少し昼寝。
その後はシャワーを浴びてから夕食の準備。
今日の夕飯は〜
・・・
・・
・
和風パスタ！
醤油と塩昆布、中華出汁パウダーなんかで味付けしたもの。
最高に美味。
というかこの旅で久しぶりの長いパスタです。
この宿は鍋も充実しておりちゃんとした大きさの鍋があったので長いパスタを買うことができたのだ。
もう最高。
一瞬で食べてしまった。
食後は中庭でブログを書いたりして過ごしていたが我々のドミトリーは22時前に消灯していた。
騒ぐ人もおらず、本当に静かな夜。
コーヒーを入れにキッチンに行ったら女の子が1人いた。
なんと彼女はイスラエル出身だと言う。
例の事件が起きてからイスラエル人に会うのは初めて。
なんて言っていいかわからなかったが、
僕はイスラエルに行きたいんだけど、今は難しいよね。
そう言っておいた。
これは事実。
我々も今回の旅程に組み入れていたが、訪問の２週間ほど前に例の事件が起きてしまったのだ。
今は難しいけれど、あなたが来れることを願っているわ。
そうだといいね。
ってあなた今からコーヒー飲むの？
コーヒー大好き。いつでも飲みたい。よかったら飲む？
私も飲みたいけど、夜はやめておくわ。
夜にコーヒーってよく無いんかな？
すげぇ驚かれた。
そういえばAzuのお母様も飲むと夜眠れないと言っていたな。
すげぇ快適な宿。
でも明日はチェックアウトして次の街へ。
次の街でもとある日本人にお会いする予定。
Azuが日程調整をしてくれている。
すげぇ人なので絶対驚くこと間違いなし。
お楽しみに！
日が変わる頃に真っ暗な部屋に戻ってベッドに潜り込んだ。
■Instagramはこちら
フォローするとazuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリーを要チェック！
フォローといいね、コメントお気軽に。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
明日は取れた詰め物を持って歯医者に行く予定。
どうなることやら・・・
皆さん祈っていてください。
それでは！
