【世界一周285日目】2024.1.22 メキシコ オアハカ
気温:10度〜30度
歩数:8,230歩
今日の予定
- サンクリストバル行きのバスチケット予約
- オアハカの街を散策
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目覚め
昨日は0時過ぎに寝たのだが、中庭から部屋に戻るとすでに消灯済み。
ドミトリーなのでそれは予想していたのだが、うっかり耳栓をロッカーの中に入れっぱなしにしてしまった。
金属製のロッカーで立て付けが悪く開けようとすると
ギィイイイイイ!
と、嫌な音を出すから取り出すのは困難だ。
みんな寝静まっている。
今から取り出すのは困難だ。
諦めて耳栓無しで寝た。
・・・
・・
・
が、心配は杞憂で7時過ぎまでしっかり眠ることができた。
ドミには6人泊まっていたが全員静かに寝ていたようだった。
毎回こうなら幸せなのに。
でもすぐにベッドから出れずに結局起き上がったのは8時過ぎ。
支度をして朝食の準備。
- アボカドとトマトのサラダ
- バナナ
- パン
- カップスープ
カップスープは日本でクノールを買ってきた。
日本で買った製品は本当にクオリティが高くて困る。
これだけでめっちゃ朝食の満足度が高くなる。
今泊まっている宿のキッチンはなかなかレトロ。(メキシコシティのぺんしょん あみーごもだったけど)
一応ガスコンロなのだが火は毎回マッチで点ける必要がある。
ケトルもステンレス製。
取っ手も一体化しているのでお湯が沸くと熱くて素手で持てない。
今のご時世スイッチ一つでお湯が沸かせる時代だが、こうしてマッチで火を点けて熱いケトルでコーヒーを作る。
この不自由さが心地よくてすげぇ幸せを感じる。
便利になればなるほど情緒は無くなっていく。
旅に出ると日本での当たり前の生活がいかに便利なものか再認識できる。
改めて日本すごすぎぃ。
バスチケットをゲットせよ
さてオアハカにはまだ2日滞在するがバスチケットを予約しようと思う。
と言うのもメキシコのバス会社大手の「ADO」社は残りの座席数に応じて金額が変わることが前回わかった。
なので早めに予約しておこうと思う。
そんなわけで前回同様にClick Busという予約サイトを使って検索。
行きはオアハカ、到着はサン・クリストバル・デ・ラス・カサス、日付は二日後で・・・
が、ヒットしたものの手数料込みで1人約1,000ペソ(8,623円)。
うん、高すぎぃ!!
国内移動の夜行バスでこれは高杉君。
よくよく見ると運賃とは別に1人100ペソ(862円)以上の手数料がかかっている。
ADO社の公式サイトからなら手数料かからずに済むのでは?
と、思ったのでそちらのURLを調べて検索してみた。
するとどうやら手数料はかからないっぽい・・?
なのでまずは便利なClick Busで検索しながらも、予約はADO社のサイトから購入した方が安いということがわかった。
が、ADO社のサイトはスペイン語のみなのでChromeの翻訳機能を使って必要事項を埋めた。
ところが翻訳状態だと先に進むボタンが押せず、再びスペイン語に戻したらページがリロードされてエラーが吐かれてしまったり、途中で離脱してしまったもののまだ座席は確保済み状態になっているようで残り席数は減っていた。
そしてそれに連動してチケット代が上がってしまった。。。
少し待って座席数が元に戻ってから検索し直したりとなかなか時間がかかってしまった(;´∀`)
ようやくクレカ情報を入れて3Dセキュア認証が通って決済完了!
と言う画面でページが真っ白に。
URLを見ると「https://www.ado.com.mx/gracias」となっていたので、ありがとうと言う意味=予約完了画面には遷移できたと思われる。
だが、予約完了画面が表示されていないのでチケット情報が全くわからない。
メールアドレスを入れているのでチケットがメールで届くはずだがそれも届かない。
決済は完了しているがチケットが無いという最悪の状況になってしまった。
あれこれ試してみるも全くチケット情報が手に入る気配が無い。
ダメ元で決済完了ページを再読み込みしたらなんとページが表示された。(普通は再読み込みはエラーが出る作りが一般的)
の、だがチケット情報がクラッシュしていた。
さらにダメ元で
会員登録すると便利だよ!
なんて表記があったので会員登録するとマイページにチケット情報が表示された。
手数料をケチって公式サイトから予約したが、とんだ目にあってしまった(;´∀`)
運が悪かっただけかもしれないがADO社の公式サイトから予約する場合は先に会員登録しておくと安心だろう。
チケットを予約するだけですげぇ時間がかかってしまった。
最終的に購入したのは、2人分で1,698ペソ(14,647円)だった。
2,000ペソよりは安くなったが、それでも高い(;´∀`)
まじで予定が決まったら早く取るのがいいですね・・・
とりま無事にチケットが手に入ったので午後は外にお出かけすることにした。
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オアハカの街歩き
12時半ごろに宿を出てまずはメルカド(市場)に行くことにした。
市場には飲食店が入っておりローカルフードを食べることができると聞いたからだ。
やってきたのは「Mercado 20 de Noviembre」
市場の中はお土産屋だったり野菜や肉などに加えて幾つかの飲食店が入っていた。
市場の中央には多くの観光客が食事を楽しんでした。
が、我々は隅っこにあるお店をチョイス。
店員が料理を細かく教えてくれたのと、地元のお爺さんが食べていたので間違い無いはずだ。
柱で見えにくいが現地の若者やお爺さんなどが食べていたように見えた。
頼んだのは
メヌードと呼ばれる牛の内臓を使った伝統的なスープ。
ライムを絞ってトルティーヤと一緒にいただきました。
牛の4種の内臓を使っているので癖がありそう、と思いきや、肉の臭みは全く無く、野菜を煮詰めたような深い味わいと柔らかい内臓がとても美味しかった。
途中でおばさんがこれもどうぞとくれた玉ねぎを追加したら、チリがけっこう含まれていたみたいで激辛にw
美味しかったけどヒィヒィ言いながら食べました。
- メヌード小:70ペソ
- メヌード中:80ペソ
- トルティーヤ2枚:10ペソ
合計150ペソ(1,293円)
小でも結構ボリュームがあるので昼なら小でよかったかも。
足りなかったらトルティーヤを追加すれば良さそう。
道を挟んだところに別のメルカドがあるのでそっちに移動。
通りは多くの人で賑わっていた。
昨日と違って晴天。
日中は半袖でいいくらい暑い。
市場の中をふらふら。
メキシコでも日本のアニメは大人気。
昨日のバスターミナルではドラゴンボールが流れていた。
デザートでアイスをいただいた。
- アイス:35ペソ(302円)
今思えばちょっと高い。
2フレーバー選べたので
- Leche Quemada
- Tuna
スペイン語がわからないのでGoogle翻訳してみたところ前者は「焼かれた牛乳」、後者は「棘のある梨」と変換された。
焼かれた牛乳はその名の通り炭で焦がした何かの味と牛乳の味がした。
焦げた味なので正直美味しくは無かった。すごい不思議な味だった・・・
棘のある梨は酸味があってフルーツって感じのさわやかなテイスト。
後で調べたら食用サボテンのことらしい。
サボテン食べたかったんだけど、こんなにフルーティーなの・・?
その後も市場をプラプラ。
ふとお爺さんやおばさん、若者たちが飲んでるローカルっぽい飲み物を発見。
Azuがスマホを駆使して若者にこれが何なのか聞いてみたところ、カカオで作った「テハテ」という飲み物だそうだ。
Azuいわくオアハカはカカオの産地らしいので、ぜひ飲んでみたいと。
そんな訳で我々もオーダー。
ヘドロのようなものが浮いていた。
見た目は悪いが老若男女飲んでいる。
ゴクリ。
意を決して飲む。
うん、薄いミロですな。
ふんわり香るカカオ味。
これがオアハカのソウルドリンクってわけか。
- テハテ:20ペソ(173円)
うーん、ちょっと高い気がしなくも無いけど、人気だったしこんなもんなのか。
デザートに加えて、食後のドリンクまで飲んでしまった。
満足したのでここらで買い物。
昨日行ったスーパーは野菜の品揃えがイマイチだったのでここれにはAzuもにっこり。
野菜選びに気合いが入ります。
2日分の野菜を買って97ペソ(837円)。
思ったより安く無かったな。
メキシコも物価は安くなさそう(;´∀`)
買い物の後は街の中心部にある公園へ。
Zócalo (Plaza de la Constitución)という名前の公園。
多くの人々の憩いの場になっているようだ。
とても平和な午後のひと時。
メキシコシティで出会ったKanayanの友達はこのオアハカで強盗に出会い荷物を全て盗られてしまったそうだ。
そんな話を聞いていたからちょっとドキドキしていたのだが、今のところ平和そのものだ。
メキシコシティでも多く見かけたがここでも多くの靴磨き屋さんがいた。
こんな風に客を椅子に乗せて王様待遇してくれる。
日本では廃れたサービス。
mosariもサラリーマン時代に丸の内に行くことがあれば駅前の靴磨き職人に磨いてもらっていた。
今はもう閉め出されてしまったようで寂しい限りだ。
・・・社会人になる前に今は亡き父親に革靴を買ってもらった。
いいか、靴だけはしっかりと磨くんだ。
そう言われたのを覚えている。
最後に買ってもらったものかもしれない。
mosariが世界一周に出る前に勤めていた会社はコロナになってからカジュアル化が推奨されスーツを来てる若者はほぼいなくなった。
でもmosariは最終日までスーツスタイルを最後まで貫いた。
スーツと革靴が好きだった。
時代遅れと言われようが、昔から続く伝統的なスタイルだ。
このまま廃れていくのは寂しい限りだ。
と、言いつつ今後自分が着ることもないのかもしれないが・・・
公園の横には立派な大聖堂がある。
Metropolitan Cathedral of Oaxaca
1535年に建設が始まり1733 年に奉献されたというとんでもない歴史を持つ大聖堂だ。中にはバロック時代の作品や宝物が収蔵されているらしい。
中に入ると想像以上に立派だった。
正直トルコや中東にあるモスクを見てしまうとそんじょそこらの教会ではさほど驚かないのだが、アフリカやインドではなかなかお見かけしなかったから久しぶりの大聖堂。
こういったシンプルで控えめなのも美しいですな。
振り返ると素敵なパイプオルガンも。
久しぶりにその音色が聴きたくなってしまった。
その後は適当に街をプラプラ。
オアハカは死者の日のお祭りが超有名。
そのイメージなのか、とある建物の上に骸骨が座っていた。
こんな映えスポットも。
教会の横に髑髏のアート。
組み合わせが最高にクールだ。
カフェも多く、どこもお洒落。
骸骨の絵が超可愛い。
ぜひコーヒーを飲みたいところだが、今日はデザートも飲み物も飲んでしまったのでまたの機会。
そう言って何かしら理由をつけ続けてカフェになんてそうそう入らないんだよな(;´∀`)
なんというか、オアハカの中心部はぐるっとお洒落タウン。
カラフルな建物が建ち並び、お洒落なカフェが軒を連ねる。
ただ歩いているだけで楽しくなるような街だった。
男の自分でそう思うんだから可愛いものが好きな女性はたまらないだろうな。
標高も1,500mとメキシコシティの2,000mよりは低い。
その分暖かくて日中はとても気持ちの良い気候。
街を歩いててもよく車が止まって道を譲ってくれる。
そこのあなた。歩行者を大事にしましょうね。
この街が人気になるのもわかる気がする。
夕食と悲劇
宿に戻って一休みしたらシャワーを浴びた。
この宿は共用シャワーが1室あるのだが、カーテンで仕切られているだけなので女性は使いにくい。
鍵のかかるシャワールームが1個だけあるのでそれを2人で使っている。
が、昨日はお湯で洗濯してから身体を洗ったら途中でぬるくなってしまって結構寒かった。
そこで今日は水で洗濯してからシャワーを浴びる作戦で無事に暖かいままシャワーを終えることができた。
本当にいつでも暖かいお湯が出るだけで幸せなんですよ日本は・・・
んで夕食。
昨日から活躍してもらっているメスティンで米を炊く。
弱火で20分。
米の炊き方はナミビアでロードトリップをしたchakky_worldの2人にコツを教えてもらっていた。
それは匂いと音。
ドミトリーは宿ごとにコンロの火力が異なるので時間で炊くことは難しい。
パチパチと焼ける音がするか、焦げた匂いがし始めたら炊けたサイン。
20分前後から耳を澄ませるが
グツグツグツグツグツ
隣の鍋の音がうるさくて何も聞こえない。
ならば鼻だ。
焦げた匂いがしないか何度も嗅ぐ。
クンクンクン。
うん、美味しそうなお米の匂いだ。
これを何度か繰り返した。
クンクンクン・・・!! Azu隊長!焦げた匂いがします!
なに?火を止めて蒸すのだ!
火を止めて10分待つ。
メスティンでの調理方法を調べるとどこもタオルに包んでひっくり返して放置せよ。と書いてあるが、タオルなんて無いのでそのまま放置。
10分後に蓋を開けるといい感じにおこげが出来始めたタイミングだった。
そんな訳で今日の夕飯です。
・・・
・・
・
- カレー
- トマトとアボカドのサラダ
- 青リンゴ
です!!
カレーはおこげがちょうど出来ててめっちゃ美味しそう。
ちょっと硬め(最初の水が少なかった?)ではあったが日本米の甘さがしっかりと感じられてめっちゃ美味しい。
おこげはパリパリというか結構硬い。
あー硬いの食べるの怖いなー
なんて思いながら食べていると、案の定嫌な音が響いた。
ガリっ
口内から聞こえてはいけない音。
吐き出すとインド入国前に取れてしまい、一時帰国中に詰め直した詰め物が取れてしまっていた。。。
え、まだ付けて2週間も経って無いんですけど・・・
インドの時は後10日で帰国と思ってそのままにしていたが、流石に半年間も詰め物が無かったら余裕でぽっかり空いた穴に食べカスが溜まって虫歯になってしまうだろう。
が、ここはメキシコ。
歯の治療なんてまともに出来るんだろうか・・・
はめ直すだけなら安く出来たりするのだろうか。
一時帰国中に一番強力なやつで貼り付けてもらったのだがそれが10日だとこれからの半年間一体何回付け直すことになるんだろうか?
それに詰め物自体は洗って保管したがちょっと形が変わってるような気がしなくも無い。(端がかけてる?)
そのまま詰め直せるのかも不安だ。
海外旅行保険には入っているが歯の治療は対象外なのである。
あーもう1カ国目から取れるとからついて無さすぎる。
今後先進国に行くことは無いからメキシコにいるうちにやらねばと思うと、オアハカだろう。
次の街の方が小さいので。。。
あー技術的にも金銭的にも不安だよ〜。
食後に落ち込んでいたら、美女に話しかけられた。
デンマーク人でオーストラリア人のパートナーと一緒に旅行中。
あなたたちはメキシコにはどれくらいいるの?
だいたい10日くらいかな?
わお、短すぎるわ!
我々は違うけど普通の日本人はせいぜい10日しかとれませんよお嬢さん。
我々の旅が長期で世界を巡っていることを伝えるととても驚いていた。
日本には行ったことが無いが、日本についてはかなり興味があるようでいつか行きたいと言っていた。
自然や食文化に興味があるんだとか。
ちょうど彼らが作っていたヌードルをみたら日清と東洋水産のマルちゃんだった。
そのヌードルも日本のものだよ。
そう伝えるとめっちゃ驚いていた。
我々も今度デンマークのコペンハーゲンに行くというと、
きっとコペンハーゲンの街は気にいると思うわ。
なんで?
日本人と私たちは似ている部分があると思うの。シンプルでミニマルな部分とか。
確かに北欧のデザインが好きな人は多い。
楽しみだな。
って言うかmosariの発音だと
オーストリアはオーストラリアになるし、コペンハーゲンも全然伝わらなかった。
マジでどうにかしてくれ自分。
彼らの持っていたケーキをお裾分けしてもらったり、楽しいひと時を過ごさせていただいた。
英語もっと喋れるようになりたいよ。ぴえん。
悲しい出来事があったが、少し気分が晴れた。
落ち込んだ時ほど他人と話すのは気が紛れていいかもしれない。
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明日は郊外の遺跡にでも行こうかと思います。
それでは!