皆様こんにちは。
ANAにはがっかりだよ!
先日ANA Payを使って上級会員になれるかも?という話をしました。
mosariこれひそかに期待していました。
というのもANA HDの野坂真哉社長が以前より、
「2016年度に設立した顧客資産会社『ANA X(エーエヌエーエックス)』を中心に、ANAグループが有するデータ等を分析・活用することで新たな価値を創出し、『ANA経済圏』を拡大します」
https://www.ana.co.jp/group/investors/irdata/annual/pdf/18/18_05.pdf
とか、
「世の中的には、もっと先駆者で、日本でも巨大なプラットフォームがあると思うので、そういったモデルを研究してやっていきたい。キーワードは『スーパーアプリ』。ANAのホームメージには、1日に1.4億人のアプローチがあるし、そういったANAが持つ顧客資産を活用して、成功させていきたい」
とか、言ってるわけです。
「ANA経済圏」、「スーパーアプリ」などパワーワードを駆使して航空事業以外の収益源確保を強くうたっていたんです。
そんななか12月10日から始まった「ANA Pay」。
全日本空輸(ANA)がマイルの上級会員プログラムを改める方針を固めた。従来は搭乗回数などに応じてたまるポイントによってのみ上級会員の資格を得られたが、今後は搭乗に加え電子決済などのサービスを利用することでも資格が得られるようにする。グループの幅広いサービス利用を促し、航空に偏った事業構造の脱却につなげる。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ103XY0Q0A211C2000000
電子決済などのサービスを利用することで上級会員の資格が得られるようにする。という話も出ており期待しないわけにはいきません。
今更QR決済とは・・・そう思った人も多いでしょう。
でも、mosariは信じていました。ANAならやれる!スーパーアプリならやれる!
そう思っていた時期がmosariにもありました。
蓋を開けてみたら結局「超富裕層」か「ビジネス向け決済利用者」くらいしか恩恵は無さそうです。
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プレミアムメンバーステイタスチャレンジ
電子決済などのサービスを利用することで上級会員の資格が得られるようにする。
その内容が発表されました。
プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ 2021 | ANAマイレージクラブ
簡単に言うと、
- 搭乗実績(PP=プレミアムポイント)
- ANAグループサービス利用数
- ANAカード+ANA Payの決済金額
それぞれの条件を達成すると、その内容に応じて上級会員のステータスをあげるよ。というもの。
これまで上級会員になるにはプレミアムポイントを稼ぐしか無かったところ、「ANAグループサービス利用数」と「ANAカード+ANA Payの決済額」を達成することでプレミアムポイントの必要数が減るということですね。
ANAグループサービスの詳細は後述しますが、ANAマイレージモールや、空港の売店、機内販売、保険、ツアーとかです。
普通に上級会員になろうと思うと必要なプレミアムポイントはこんな感じ。
- ブロンズ:30,000PP
- プラチナ:50,000PP
- ダイアモンド:100,000PP
このうち皆が目指すのはラウンジが使えるようになる50,000PPのプラチナステータスでしょう。
今回発表されたプレミアムメンバーステイタスチャレンジの達成条件はこんな感じ。
- 参加登録期間:2020年12月16日〜2021年12月15日
- PP対象期間:2021年1月1日~2021年12月31日
- サービス利用期間:2020年12月16日~2021年12月15日
- 決済対象期間:2020年12月16日~2021年12月15日
PPはこれまでどおり1月1日〜12月31日で、ANAグループサービスとANAカード(ANA Pay)の決済額は12月16日〜12月15日の1年間と少しだけズレているので注意。
続いて達成条件を見てみましょう。
なお、チャレンジでのみ「ダイヤモンド+MORE」というステータスが追加になります。また、ダイヤは達成条件が2種類あります。
SFCになるにはプラチナステータスが必要なのでまず目指すならこれ。
本来50,000PPが必要なところ、
- 30,000PP
- 7サービス以上利用
- 600万円決済
ということです。20,000PP少なくて良い代わりに、決済額が600万円・・・!
無理ですw
600万円かー。
600万円かー。
なお、チャレンジでのみ達成可能なダイヤモンド+MOREの場合は、
- 150,000PP
- 7サービス以上利用
- 600万円決済
150,000PP・・・
+MOREで得られる特典は2つ。
- 特典1 マイルからANA SKY コインへ交換倍率1.3倍が2.0倍に
- 特典2 ANAカードファミリーマイルに登録の家族へ「ダイヤモンドサービス」ステイタス付与
うーん、達成条件と特典が見合っていないような気がする。
特典2で付与されたダイヤモンドサービスは以下が対象外。
- ANAアップグレードポイントの付与
- ANAスーパーフライヤーズカードへの入会資格
- 「ダイヤモンドサービス」メンバー限定選択式特典
- カレンダーセットのお申し込み
- 「ダイヤモンドサービス」メンバーオリジナルネームタグ
決済額について
対象はANAカード決済額+ANA Pay決済額です。
ANAカードからANA Payにチャージする分は対象外。
家族カードの決済は本人分として合算。
複数のカード間の合算は不可。2枚持ちの方は注意。
途中のブランド変更を伴うカード切り替えも対象外。同一ブランドは可。
600万円決済が何よりハードル。400万円でもキツい。
家族合算とはいえ一般家庭で400万円、600万円は相当キツい。少なくとも我が家は無理。
200万円なら余裕だけど400万円は無理。
2021年は出張も減るでしょうからビジネスマンでも厳しいんじゃないでしょうか。
仕入れとか事業利用している人しか難しそうですね。
素で600万円カード決済しているような人は最初からビジネスクラス使ってそうですし。
ANAグループサービスについて
- ANAのふるさと納税
- ANAの保険
- 住まいde mile
- ANA STORE @SKY/国際線機内販売
- ANA FESTA/ANA DUTY FREE SHOP
- ANAショッピング A-style
- ANAトラベラーズ
- ANAマイレージモール
- ANAカードマイルプラス
- ANAマイレージクラブ モバイルプラス
- マイルが貯まるその他加盟店
7個達成するなら青字のサービスがハードルが低そう。
とりあえず空港行ってお土産買ったり、ネットショッピングしたり、特約店で決済したりすればなんとかなりそうではある。「マイルが貯まるその他の加盟店」は空港アクセス(東京モノレールとか空港の駐車場)とか、フォートラベルに口コミ投稿とか、トラベレックスで両替とかでいいみたいです。色々あるので達成は容易そう。
各サービスの詳細はこちらのサイトに乗ってます。
プレミアムメンバーステイタス獲得チャレンジ 2021 | ANAマイレージクラブ
まぁグループ数7は問題無さそう。
最後に
乗らずに上級会員が手に入るなんて甘い内容ではありませんでした。
プラチナで見ると20,000PPを600万円で買っているようなものですから、相当に効率が悪い。もちろん日々の生活の中で必要なものを決済していればある意味出費0円で20,000PPですが、いかんせんハードルが高すぎる・・・
ANA HDの社長は
現状ではマイレージ関連とカード関連の売上高は合計で2千数百億円規模だが、「これから5年ぐらいかけて倍にしていけるとみている」
なんて発言もあるので、今年は様子見って感じでしょうか。
倍にしようと思ったらもっと魅力的なサービスを打ち出していかないと難しいでしょう。
また来年のチャレンジを期待しています。
結果的にはJALのFOPボーナスの方が多くの人にとって魅力的な気がしますね。
それでは!
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