カミーノ22日目 幸運のラッキーコインとドネーションパスタ スペイン【世界一周513日目】

【世界一周513日目】2024.9.23 スペイン

残り360.8km

Sahagún→El Burgo Ranero

歩行距離17.7km

気温:8度〜19度

歩数:26,071歩

1ユーロ=160.59円

mosari
今日もまた再会の日だった。

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豪華な朝食

6時半に起きる。

結局50人規模のアルベルゲには10人程度しか泊まっていなかったようで快適に過ごせてしまった。

昨日は日曜日なので朝食を買えていない。

そのため朝食は外に食べに行かねばならない。

しかしAzuが今日はお寝坊さん。

9時間くらい寝てたのでは?

眠そうなAzuをペチペチして7時15分頃にアルベルゲを出た。

昨日アイスを買ったレストランが朝からオープンしているのは調査済みなのでそちらへ向かう。

店内には地元のおっちゃんとピルグリムの姿があった。

これにトーストを入れて12.3ユーロ(1,970円)。

朝食にしてはちと高いが1個あたり2ユーロちょっとなので良心的な価格ではある。

大当たりだったのが手前のクロワッサン。

チーズとハムが挟まっていたのだが、たっぷりの蜂蜜もかかっていた。

チーズと蜂蜜って美味しいやん。

隣には可愛いわんこもいた。

食べたそうにずっとこちらのテーブルを見ていた。

マジでかわいい(;´∀`)

温かいコーヒーも飲んだし、お腹も膨れた。

今日も元気に頑張るぞい!

幻想的なカミーノ

Sahagúnの街はフランス人の道の中間地点の街。

中間証明書も貰えるが我々は最後の1枚だけあれば良いのでスルー。

CENTRO、中心、つまり半分ということだろう。

でも昨日一緒だったマールティンはこの街の手前のゲートが正式な半分だと言っていた。

となるとこれは飾りかな?

誰かの足跡に我々も続く。

サンティアゴまで残り半分。

がんばるぞー!

元気よく歩き出し、街を出てすぐの公園に大きな犬が見えた。

まさか。

アミーゴ!!

やっぱり。

声をかけて来たのは一昨日同じアルベルゲだった大型犬を3匹連れた犬グリムだった。

握手をして再会を祝った。

が、犬が多い。

ウノ、ドス、トレス、クアトロ、シンコ、セイス。

6匹になっている。

よく見るともう1人男性が。

つまり3匹を連れた犬グリムがもう1人いたという事か。

公園のベンチの間にタープを張ってその下で寝ていたようだ。

スペインスペインカフェべべ

ん?なんだろ。

この犬グリムはスペイン語オンリーだから簡単なコミュニケーションしか取れない。

カフェとべべが聞こえたからコーヒーを飲む何かなんだけど色んなシチュエーションが想像できた。

  • 一緒にコーヒーを飲みにいこう
  • コーヒー飲みたいからここで犬を見てて
  • 近くにコーヒー飲める場所あるかな?

などなど。

でも犬も場所もそんな単語は聞こえなかったから多分コーヒー飲みにいこうかな?

ちょっと戸惑っているとGoogle翻訳を使って「コーヒー飲みに行こう」と書かれた画面を見せてくれた。

嬉しいお誘いなのだが既に飲んだばかりだし、今日はアルベルゲを予約していないのであまりゆっくりもしていられない。

大変心苦しいがお断りして先に進むことにした。

ありがとう犬グリム。

今日霧がすごい。

とっくに太陽は出てるはずだが霧が凄くて真っ白。

次の街は10km先なのでひたすら真っ直ぐに進んで行く。

9月のカミーノは面白い。

暑いくらいの快晴の日もあれば土砂降り続きの時もある。

そしてこうした朝靄の中歩く事もある。

様々な表情を見せてくれる時期なのかもしれない。

しばらくすると朝靄が一瞬切れるようなシーンも出て来た。

地面近くはまだ朝靄に包まれているが、上空には青空が見える。

なんとも不思議な光景だった。

そんな道を進んでいると、手前には紫色の鮮やかな花が咲いていて、その奥に霧に包まれた教会が現れた。

幻でも見ているかのような幻想的な光景。

このまま進んだら何処か別の場所に行ってしまうんじゃないだろうか?

半分ワクワク、半分儚さのような感情を感じながら教会を後にした。

次の街はもうすぐのはずだ。

ブエンカミーノ!!!

後方から大きな声が聞こえた。

振り返ると自転車の集団が向かって来ていた。

彼らもカミーノ。

いや、チャリーノしている仲間たちだ。

手段は違えどサンティアゴに向かう同士なのだ。

ってか楽しそうううう!

元自転車乗りとしてはマジで羨ましい。

すっかり霧を抜けたところで街に着いた。

10:00 Bercianosdel Real Camino到着

10kmの道のりを2時間。

時速5kmほどで歩いたようだ。

早速見つけたカフェで休憩。

ジュースは市販品だった。

1本1.8ユーロ(288円)。

暖かな日差しを浴びながらゆっくりとジュースを飲む。

カフェからはレトロな雰囲気の音楽が流れている。

まるで80年代にアメリカの田舎町にいるかのような気分になっていた。

ただただ気持ちが良い。

思ったよりも早く歩けたおかげで時間は余裕たっぷり。

30分ほど休憩してから再び歩き出した。

街の出口にあったモホンはいつもと違うデザイン。

レトロなイラストがかわいかった。

ここからもひたすら真っ直ぐな道を進んだ。

畑の脇の道路だから時折びっくりするくらい大きなトラクターが通る。

道を譲ると運転手は笑顔で手を上げてくれる。

たったそれだけの事なのに何だか嬉しくなってしまう。

スペインの人も南米のようにフレンドリーなんだよな。

スペイン語圏好きだなぁ。

mosari幸せでしょ。

うん、とってもね。Azuもでしょ?

Azuは何も答えなかったけど認めたく無いのだろう。

歩くのは辛い事だと思っていたし、実際大変だっただろう。

でも少し変化が生じてきているのだ。

きっとAzuも幸せを感じて来ている。

きっとね。

さっきの街の入口にあったアルベルゲに描かれていたイラスト。

サンティアゴに近づくに連れて成長している様子が描かれていた。

Azuは今2番目から3番目の間くらいだろうか?

下を向いていたAzuも少しずつ上を向き、楽しさを感じているはず。

苦労を楽しむ。

カミーノは人を成長させる道でもあるのだ。

ただただ歩く。

真っ直ぐな道。

朝は寒いけど歩いている分には日中は暖かい。

そして思ったよりも大きな街が見えた。

それは今日のゴールの街だった。

12:00 El Burgo Ranero到着

17.7kmの道のりを休憩込みで4時間の旅路だった。

今日は短めのボーナスステージだ。

予約していないので公営のアルベルゲへ向かった。

このアルベルゲのベッド数は30。

到着すると並んでいたのは4人。

我々は5番目、6番目だった。

ここでまた数日ぶりの再会があった。

6日前に一緒に歩いたアメリカ人のリズが既に到着していて、僕らの後に9日前に一緒に夕飯を食べたオランダ人のアリスがやって来た。

わーお!Azuにmosari!久しぶりね。あなた達のこと聞いたわよ。あなた達有名ね。

またか(;´∀`)

まぁ日本人の夫婦って目立つんだろうけど。

話題にしてるのはドイツ人カップルのマールティンとブリッジットのはずだが我々の事をどんな話題にしているのか気になる…

その後も4日前に修道院跡で出会い、その2日後にも出会った日本人の女の子もやって来た。

3人の仲間との再会。

公営のアルベルゲはこれがあるから面白いな。

12時に着いていたがチェックインは13時から。

貴重品を取り出してバックパックを置いて商店に行くことにした。

小さな商店だったが韓国ラーメンが売っていたので昼飯用に調達。

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ドネーションパスタを楽しむ

再びアルベルゲに戻って13時を待ってチェックイン。

ここは寄付制なのでお金は今は払わず簡易シーツを受け取ったら部屋に向かう。

オスピレア(ホスト)の2人はとても気遣いのできる方で、男性部屋、女性部屋、カップル部屋と振り分けてくれていた。

我々は当然カップル部屋。

まだ誰もいなかったので窓際のベッドの上段と下段を選択した。

昼飯がまだだったのでさっき買ったヌードルを食べる。

1つ2.95ユーロ(472円)というびっくりプライスだがかやくも入っていて味も美味しかった。

辛ラーメンも売っていたがこっちにして大正解だ。

多くに人から「いい匂いね!」と声をかけられまくりながら食べた。

その後はシャワー。

同時に3人で浴びていたからか水温が安定しなかった。

ちょっと寒くなりながら浴びた。

んで部屋に戻ると一悶着あった。

シャワーを浴びる直前に1組のカップルがチェックインして来たのだが、部屋に入ってくるや否や、速攻で下段ベッド2個を選択していた。

確かに早い者勝ちではあるがカップルなのであれば1個のベッドの上下を選んだ方が収まりが良い。

まぁそんな風に思うのは日本人だからなのかな。

なんて思っていたら次のカップルが入って来て驚いていた。

下段ベッド2個を選んだカップルに1カップルで上下を使うように交渉していたが、先に来ていたカップルは見事に断っていた。

早い者勝ちだから僕らが移る必要はない。」そんな感じの事を言っていた。

それに対して後から来たカップルはブチギレていた。

な、仲良くしてくれ(;´∀`)

その後は洗濯。

外の洗濯場で洗って庭のロープに干した。

日も当たるので夕方には乾いてくれた。

ありがてぇー。

その後はブログを書きつつ、16時半になったら再び商店へ。

まずは明日のサンドイッチの食材調達。

小さな商店だけどパンに加えて量り売りのハムとチーズを売っていたのでお願いした。

店のおばちゃんが凄く良い人で、

生ハム美味しいわよ。ほら、食べてごらん。

チーズはチリ入りもあるけどどっちがいいかしら?

なんて色々と話をしながら買い物を楽しんだ。

他にも夕食用の野菜を買った。

お会計は10.4ユーロよ。でも小さいコインが無いなら10ユーロでいいわ。

旅人は小さなコインを持っていない事も多い。

重いし嵩張るし。

だからこういう気遣いはマジで嬉しい。

しかも、

2セントコインをあげるわ。見て、サンティアゴの聖堂が描かれているでしょ。このコインがあなた達をサンティアゴに導いてくれるわ。ラッキーコインね。

そう言って2枚の2セントコインをくれた。

ありがとうおばちゃん。

このコインと共にサンティアゴに辿り着いてみせます。

暖かい気持ちになって商店を出た。

カミーノの素晴らしい点はこうして地元の方々がピルグリムを応援してくれることだ。

小さなパワーを多くの人が与えてくれる。

その小さな優しさは1歩踏み出す元気になるんだ。

宿に戻って夕飯の準備。

パスタはもらってくださいコーナーにあった余り物のパスタ。

少しずつ残っていた4種類のパスタを使ってトマトパスタ。

ドンっ!

3人前である。

そう、日本人の女の子と一緒に食べることにしたのだ。

彼女とはこれで3回目の遭遇。

ちょいちょい会話をしていたので今日は一緒に食べることにした。

我々が旅した理由を話したり、彼女のカミーノについて話を聞いたり。

かなり珍しい生活をされていたので話を聞いていてとても勉強になった。

かなり突っ込んだ話もしたので詳細は割愛。

3人で貰ってくださいコーナーのパスタを使ったドネーションパスタを楽しんだ。

彼女は英語もスペイン語もイケるので色んな出会いがあったようで言語の大切さを再実感。

独り言で良いのでとにかく英語を発声するのが大事ですよ。」そうアドバイスをしてくれた。

明日からわれわれも少しずつ英語を増やそうと努力したいと思う(;´∀`)

って言うかマジで我々よりも英語喋れない人に全然出会わないのだよな。

みんなすごいぜ!

楽しく話をしてしまいあっという間に時間が過ぎ去ってしまったので夜はサクッとブログを書いてベッドへ。

今日も多くの仲間と再会できたことに感謝。

良い1日だった。

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明日も距離は短めの予定。

ゆっくりカミーノは続く。

それでは!



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名前:mosari
年齢:30代アラフォー
性別:男性

2023年4月2日から夫婦の夢だった世界一周の旅に出ました。

小学校の同級生夫婦のポンコツ世界一周旅で世界の絶景、地球の美しさ、多種多様な文化を見てきます。 現在は3ヶ月のフィリピンでの語学留学を終えて、世界を巡ってます。

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