【世界一周189日目】2023.10.10 ウズベキスタン タシケント
気温:16度〜28度
歩数:15,842歩
1スム=0.012円
今日の予定
- イランビザの申請
スポンサードリンク
目覚め
6時半ごろにアラームが鳴って目を覚す。
と、言っても2時間起きくらいに目が覚めてしまっていたが。
やはり狭いのと、駅に着く度に電気が付いたり、人が動き出すのでそれで目が覚めてしまうようだった。
トイレに向かうと朝日が街を照らし始めていた。
砂漠を抜けているので後1時間もすればタシケントに到着するのだろう。
下のおじさんに察してもらって朝食を食べる。
ウルゲンチの駅で買っておいたパンたち。
5個と昨晩のヌードル2個で28,000スム(343円)だった。
ヌードルが1個9,000スムくらいのはずなのでパン5個で10,000スム(123円)。
ちょっと安すぎるので店員さん計算間違えてる気がする(;´∀`)
パンを食べて歯を磨いたらあっという間にタシケントに到着。
気合いで荷物を上の棚から下ろす。
まじでベッドの上の段はハズレだ。
荷物の上げ下げと、ベッド自体が狭すぎる(;´∀`)
タシケント駅では多くの人で賑わっていた。
やっぱり皆タシケントで降りるんだな。
さすが首都。
昨日列車の中で話をしたバードンともお別れをして駅の出口を目指す。
そしてここからが面倒なところ。
市内に行くにはタクシーを捕まえる必要がある。
ヤンデックスという配車アプリがあれば楽ちんなのだがウズベキスタンの電話番号が必要なので我々は登録できなかったのだ。(mosariが国境で買ったのはデータ専用SIMだったのだ)
なので白タクと交渉する必要がある。
本当はメータータクシーを捕まえられればよかったんだけど、タクシープールなんてものは無かったので白タクを捕まえるしかない。
今は8時。
9時にイラン大使館が開くので急いでいきたい。
タクシー!
タクシー!
幸い白タクのドライバーは腐るほどいる。
声をかけてきたおっさんに行き先を告げる。
OK、いくらだ?
おっさんから聞いてきた。
普通おっさんから値段を提示してくるもんだけど、こっちの言い値を先に聞いてくれるみたいだ。
でも、これはけっこう嫌らしい手だと思った。
なぜなら旅行者がタクシーの相場を知ってることの方が稀だ。
しかもコロナ前の情報では実態と乖離があるのは明白。
大幅なインフレを踏まえていくらが適正なのか知っている人は少ないだろう。
だからわからない、などと答えてしまってはもう相手の言いなりだ。
相手が相場を知っているか確認する嫌らしい質問だ。
だが実は我々は今の相場を知っている。
今日予約した宿のホストが南駅から来るなら4ドル(44,000スム)くらいが相場だと教えてくれたのだ・・!
めっちゃ助かるよこの情報。
宿まで12kmくらいあるのに44,000スム(539円)ってめっちゃ安い。
1kmあたり3,700スム(46円)くらいの計算。
ってことは初日に空港で手配してもらった先払いタクシーの6kmの90,000スム(1,103円)って鬼高かったな。
でもアンディジャンの国境に向かうタクシーは140,000スム(1,715円)だったけど40kmあるのでほぼ適正価格だったことになる。
相場を知っていれば怖いことはない。
なので強気に44,000と電卓を叩いて見せる。(539円)
安すぎるよ。80,000(980円)は必要だ。
じゃあ次を探すわ。
次のおっさんにもいくらか聞かれる。
同様に44,000を叩いて見せる。
それは1駅分の値段だ、2駅あるから80,000スムだ。
んじゃ次だ。
でもAzuは時間も無いし80,000スム(980円)でもいいのでは?と言う。
相場を知っているのにあえてボラれるつもりは無いので次を探す。
すでに多く降りた乗客も少なくなっている。
このままだと次の列車まで暇になるドライバーが発生することを意味している。
だから安くても捕まえたいドライバーもいるはず。
3人目でようやく交渉できそうなおっさんが捕まった。
44,000と叩くと70,000だと打ち返してきた。
こちらはまだ譲らない。
44,000と打ち返す。
すると60,000と打ち返してきた。
こちらは再度44,000と打ち返す。
するとおっさんは50,000と打ち返してきた。
よし、ここまで下がれば上等だろう。6,000スム(74円)の差なら悪く無い。
実際時間が無いのは確かなので。
50,000スムで交渉成立。
おっさんに着いていく。
すると後部座席にはすでに乗客が1人乗っていた。
なるほど、シェアタクシーだったのか。
同じ方面に行く予定があるから安くても交渉に応じてくれたんだな。
まぁ、このおっさんはハズレだったけど。
我々の宿までは大きな道路をそのまま進んでいけばよかったんだけど、先に乗っていた女性を下ろすためにちょっとローカルな路地に入った。
一方通行の道路だったのでそのまま当初想定していなかった道を進むしか無かったんだけど、ドライバーがこともあろうことにmosariにナビしろと言ってきた。
ドライバーやし、宿の住所はおしえてあるんだから頑張れよ・・・
仕方ないのでナビをしたんだけど、右折するつもりのところで右折することができなかった。
そう、立体交差だったのだ。
そこまではわからなかったので結局かなり遠回りをすることになった。
普通にいけば30分もかからなかったはずの距離を50分もかけて移動する羽目になってしまった。
しかもmosariナビのせいでかなり遠回りすることになったので追加料金を請求されないか道中心配だった。
50,000スムだけ握りしめて宿の前でタクシーを降りた。
結局追加請求されることは無かったけどやはり白タクは面倒だな(;´∀`)
宿に荷物を預かってもらっていざイラン大使館へ。
混雑すると嫌だったので9時にイラン大使館に着いていたかったけど、宿を出た時点で9時を回ってしまっていた。
イランビザ申請
タシケントのイラン大使館はここ。
我々は近くの宿をとっていたので徒歩で向かったが、他のエリアから来る場合は地下鉄の「Pushkin駅」が最寄り。
駅からは1kmなので徒歩でアクセス可能。
ビザの申請は平日9時〜12時の間だけなので注意。
大使館は当然写真撮影禁止なのでここからは写真無し。
9時半にイラン大使館に到着した我々。
入り口がどこかわからなかったので警備員の方に
Hello. I want Iran VISA.
彼らが指差す方に歩いて行き裏口のような小さな門の前へ辿り着いた。
警備員の方に再びビザが欲しい旨を伝えるとパスポートを見せてと言われた。
パスポートを見ながら台帳に名前やパスポート番号などを控える警備員。
台帳が見えたのだが昨日は6人ほどの訪問者がいたようだ。
今日は9時半の時点で我々が最初の訪問者のようだった。
台帳の記入が終わると警備員は門の横にあるとインターフォンを指差した。
・・・え、自分で呼び出すんすか・・・
超怖い。
ビクビクしながらインターフォンを押す。
・・・
・・
・
Hello.
よく聞き取りにくい機械越しの声。
再びイランビザが欲しい旨を伝える。
もう何回目だよこのフレーズ(;´∀`)
OK.Welcome.
意外とあっさりと招き入れてくれるらしい。
ヴィィィィン
門のロックが解除される音がしたので門を開けてイラン大使館のエリアに潜入した我々。
目の前には建物が一つ。
恐る恐るドアを開ける。
いや、もうここはイランなのですよ。もう未知すぎて怖い。
中に入ると応接室のような豪華な内装の部屋だった。
ソファと申請カウンターが見えた。
申請カウンターの奥におじさんが1人立っていた。
恐る恐る近づいてビザが欲しい旨を改めて伝える。
Welcom.
機械越しじゃ無いととても爽やかで優しい声色だった。
- パスポート
- 電子ビザの許可書の出力(モノクロ可)
- 滞在証明書
これらのドキュメントを提出した。
パスポートについては問題無いだろう。
電子ビザの許可書は事前にWebサイトでE-VISAの申請をして許可されると発行されるドキュメントだ。
上記のサイトから申請できるが、個人だと高確率で拒否される。
我々も拒否された。
仕方ないのでエージェントに依頼して発行してもらった。
出力はモノクロでOKだった。
滞在許可証はウズベキスタン特有の習慣で、滞在しているホテルや宿にチェックアウト時に発行してもらう書類だ。
我々はウルゲンチから夜行列車で来たのでチケットを見せながら昨日の分は無いという説明をしつつ、ヒヴァで泊まっていたホテルの直近の滞在証明書を1枚渡した。
もう緊張しすぎてクソみたいな英語しか出てこなかったよママン。
ドキュメントを渡すとソファを促されたので座りながらイランの美しい情景を収めたビデオや写真集を眺めて待っていた。
すごく出来が良くてイランと言う国が本当に楽しみになってしまった。
10分ほどで声をかけられた。
ビザ代は50ユーロだ(もしくは55ドル)
コロナ前に30ユーロだったという記事を見ていたので1人50ユーロに値上がりしたのかぁと思っていたら、どうやら2人で50ユーロで良いらしい。
- ビザ代1人:25ユーロ(3,946円)
コロナ前だと2km離れた銀行に振り込みに行くと言う超無駄な手間が発生していたそうだが、現在はそのまま大使館で払えるようだった。
- 大使館でビザの申請、振り込み用紙をもらう
- 銀行で振り込んで領収書をもらう
- 大使館に領収書を提出→ビザ発行
という流れだと思っていたけど、どうやら大使館で全て完結するようになったみたいだ。
大使館が12時までなので急がないといけないと思ってタクシーで飛ばしてきたがどうやら杞憂だったようだ。
お金を支払ってから再び10分ほど待ったところで声をかけられる。
これがビザだ。イランへようこそ。
パスポートと一緒に1枚の紙を渡された。
どうやらこれがビザらしい。
ついに我々はイランのビザを手に入れたのだ。
イランのビザはパスポートに貼られずにA4の紙だった。
たぶんイランの入国履歴があると中東のいくつかの国とアメリカに入れなくなるから別紙にしてくれてるんだろうな・・・
ビザはメールでもカラーが送られてくるとネットに書いてあったが我々には送られてこなかった(;´∀`)
これがイランのビザである。
- Touristビザ
- 入国から14日間有効
- 1回のみ
- 今日から90日以内に入国
というものだ。
入国期間については申請時に任意で決めることができる。(最長は30日くらいだろうか?)
申請した日数より長い期間は滞在できないので長めに申請しておいた方がいいと思うが、我々はエージェントに旅行予定表を出す必要があったのでぴったりしか申請できなかったのだ。
大使館によっては申請から翌日以降(3〜5日後)に発行されるという情報もあったので心配していたがタシケントでは書類さえ揃っていればその場で発行してもらえた。
イランビザの申請については一連の流れを整理して別記事にしたいけど書く時間あるかな(;´∀`)
おまけで女性向けの冊子もいただいたよ。
イランは外国人であろうとも女性は髪を出してはいけないとかめっちゃ厳しい規則があるのでしっかり学ばねば。
スポンサードリンク
昼食
大使館では30分ほどでビザをもらうことができた。
てっきり銀行の往復があるもんだと思っていたからだいぶ時間に余裕ができてしまった。
そんなわけで昼飯を食べにプロフセンターに行くことにした。
プロフセンターはタシケントの北部にあるので地下鉄で移動する。
イラン大使館の最寄り駅「Pushkin」からプロフセンターの最寄り駅である「Shahriston」まで向かう。
地下鉄の入り口は「M」マーク。
暗くて雰囲気悪そうな入り口(;´∀`)
中に降りるとチケットカウンターらしきものがあった。
チケットの買い方がわからないのでとりあえず行きたい駅名を告げてみる。
ウズベクウズベクサモササモサ
だめだ1mmもわからんw
手をぐるぐる、そして右側にぐるっと向かっていけ。そんな感じのジェスチャー。
とりあえず右側をぐるっと回ってみると改札と路線図の表があった。
すると先ほどのおばちゃんがカウンターから出て来て駅の乗り換え案内をしてくれた。
そうか先ほどのぐるぐるしたジェスチャーは乗り換え駅ってことか。
チケットもおばちゃんが売ってくれた。
料金は一律1,400スム(18円)。安すぎ(;´∀`)
2人で2,800スムなので3,000スム渡したら200スムコインが返って来た。
初めてコイン見たよ。
全く流通していないのか100単位は全て切り上げか切り捨てだったのに。
チケットはQRコードが書いてあり、改札で読み取ればOK。
出る時は不要なので改札のすぐ後ろにはゴミ箱が設置されており、みんな捨てていたw
って言うか改札にクレカ決済の端末があったのでクレカのタッチ決済で乗れそう(;´∀`)
ホームはロシア味のある薄暗いが凝った内装。
電車は旧車両と新車両が入り乱れているようだった。
これは旧車両かな。
車内の様子。
治安が悪い感じは一切しない。
乗り換え駅。
駅ごとに内装が全然違うようだ。
Shahriston駅を出たら巨大なタワーの方角を目指して歩いていく。
テレビ塔だそうだ。
これの手前に例のプロフセンターがある。
でかい鍋で作っていると聞いていたが想像以上に大きかった。
でかすぎんだろ・・・
とりあえず食べてみることにした。
多少油感が強いものの味自体は普通に美味しい。
レーズンが入っていてたまに甘い風味を感じたりなかなか凝っているようだ。
てっきり観光客向けの手抜き料理かと思ったがしっかりとこだわりを感じた。
- プロフ:34,000スム(417円)x2個
- サラダ:7,000スム(86円)
- チャイ:3,000スム(37円)
上記にサービス税12%が加算されて合計87,000スム(1,064円)だった。
意外とリーズナブルな価格で提供してくれているのにも驚いた。
売店でアイスを頼んだらこちらはしっかりと10,000スム(123円)と観光地価格だった。(サマルカンドでは3,000スムでソフトが食べられた)
カップにキットカットのイラストがあったがアイス自体はキットカット味は一切ないただのチョコアイスだった。
食後は1本手前の「Bodomzor」駅まで歩くことにした。
今回はタッチ決済で乗ってみることに。
検察員がジっと見ているので少し緊張しながらタッチ。
ピーッ!
という電子音が鳴ったら改札のバーを押して進むことができた。
おー、便利やんタシケントの地下鉄。
値段は変わらず1,400ソム(18円)である。
BODOMZORのホームはちょっとおしゃれ。
白を基調にして水色で星を彷彿させるデザイン。
ちょっとイスラエル味がある?
中のデザインは星ごとに違っていてかなり凝っていた。
宿にチェックイン
13時に宿に戻って来たのでそのままチェックイン。
イラン大使館に近いホステルを探したらドミが無くて個室になってしまった。
3,500円程度とちょっと高めではあったが、荷物を持ったままイラン大使館には行きたくなかったので仕方ない。
イランのビザがようやく取れたことでつい疲れが出たのかそのまま少し昼寝。
・・・
・・
・
起きたら近くのスーパーに買い出し。
さすが首都タシケント。
大きなスーパーじゃないか。
しかしこのきゅうりはどう見ても大きすぎるよ。
買い物を終えたら宿に戻って夕食。
ズッキーニとパプリカのグリル、トマトときゅうりのサラダWithチーズ、ハムにナン。
ヒヴァでは自炊が出来なかったので1週間ぶりの手料理。
シンプルなんだけど、やっぱり美味しい。
一緒にロシア人ニキと食べてたんだけど、歴史や宗教の話とかすごい深い話をする人だったのでなかなか理解が追いつかず大変だった(;´∀`)
食後は明日以降の宿の予約やらブログを書こうと思ったがなんか疲れてるのかあまりやる気起きず。
そして頑張って書こうとしても宿のWIFIが不調。
11時前には諦めてベッドへ。
イランのビザがすんなり取れたので明日、明後日はフリーになった。
溜まったブログを片付けてイランに備えなければ。
イランはWIFIが笑えるくらい使い物にならないそうなので(;´∀`)
■azuのInstagramはこちら
フォローするとazuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
フォローといいね、コメントお気軽に。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。
海外旅行保険もイランのビザも手に入った。
これであとはイランに備えるだけ!
それでは!