皆様こんにちは。
コロナで海外旅行に行けない日々が続いています。
2021年もどうやら厳しそうで、本格的な往来は2022年に持ち越されそうだなと皆が感じているところかと思います。
欧州は日本からの渡航を受け入れを再開していますが、帰国後の14日間の隔離制限が解除されない限り多くの人は旅行できないでしょう。
仮に旅行に行けるとなった場合でも各国でルールがバラバラなので事前の情報収集が欠かせないなど、個人手配の旅行難度は格段にアップするでしょう。
ツアーとかは必要な手続きを全部教えてくれるのでいいですけど、個人の場合は調べることが山程あります。
現地には入れるから出発したものの、乗り継ぎ空港での手続きが必要で足止め・・・とかね。
これでは旅行者も困っちゃいますよね。
そんな不安・不満を見越して航空アライアンス3団体が共同で声明を出してくれました。
今日はその中身を見てみたいと思います。
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アライアンスとは
漢字で書くと同盟、でしょうか。
世界各国の航空会社が手を組んで、乗り継ぎの旅程を通し運賃で購入できたり、荷物を到着地までシームレスに預かってくれるなど利用者にとって非常にメリットが大きいです。
例えばJALとブリティッシュエアウェイズが手を組むことで、JALの利用者は英国で乗り継いでブリティッシュエアウェイズの持つ欧州各国の路線にスムーズに乗り継ぐことが可能になります。
アライアンスを組まないと、JALは欧州の各空港に直行便の路線を開設しないと行けないので莫大な費用がかかってしまうんですね。
世界の空は3つのアライアンスでできているといって過言ではないでしょう。
ワンワールド
JALを含む14つの航空会社が所属しています。
昨年南米のLATAM航空が脱退したことで南米のネットワークを失ってしまいました。
- アラスカ航空
- アメリカン航空
- ブリティッシュ エアウェイズ
- キャセイパシフィック
- フィンエアー
- イベリア航空
- JAL
- マレーシア航空
- カンタス航空
- カタール航空
- ロイヤル エア モロッコ
- ロイヤル ヨルダン航空
- S7航空
- スリランカ航空
スターアライアンス
ANAを含む26つの航空会社が所属しています。
数が多く、世界中に網の目のようなネットワークを持っています。
- エーゲ航空
- エア・カナダ
- エアチャイナ
- エアインディア
- ニュージーランド航空
- ANA
- アシアナ航空
- オースリア航空
- アビアンカ航空
- ブリュッセル航空
- コパ航空
- クロアチア航空
- エジプト航空
- エチオピア航空
- エバー航空
- LOTポーランド航空
- ルフトハンザ航空
- スカンジナビア航空
- 深セン航空
- シンガポール航空
- 南アフリカ航空
- スイス航空
- TAPポルトガル航空
- タイ国際航空
- ターキッシュエアラインズ
- ユナイテッド航空
スカイチーム
日本人にはなかなか馴染みの無いアライアンスですね。19社とワンワールドよりも多くの航空会社が所属しています。ラインナップはイマイチのように感じます(;´∀`)
- アエロフロート・ロシア航空
- アルゼンチン航空
- アエロメヒコ航空
- エールフランス
- アリタリア航空
- ガルーダ・インドネシア航空
- KLMオランダ航空
- 上海航空
- 大韓航空
- チャイナエアライン
- 中国東方航空
- 厦門航空
- チェコ航空
- ケニア航空
- デルタ航空
- ベトナム航空
- ミドル・イースト航空
- サウディア
- ルーマニア航空
こんな感じで世界中の名だたる航空会社は3大アライアンスに加盟していることが多いです。
有名なところで非所属なのは中東のエミレーツやエティハドくらいでしょうか。
共同声明内容
空の上を戦場として日々戦っている彼らですが、国際的な往来の再開に向けてG7政府に対して共同声明を出してくれました。
新型コロナウイルスのワクチンの摂取が進んでいるという明るいニュースもあるものの、国や空港のハブごとにさまざまな、そして突然変更される規則や手順が、利用者に混乱とストレスを生み出し、旅行を混乱させ続けているとし、国際的な衛生基準ルールを設けるように訴えています。
具体的には
- ワクチン接種済みの旅行者に対する検疫の免除
- 簡単にアクセスでき、手頃な価格で、一貫したコロナの検査
- トランジット時に制限エリアから出ない場合、追加の検査や検疫を不要にする
といった内容になります。
ワクチン接種済みの場合検疫が不要になれば旅行の難易度はグッと下がりますよね。
もちろんかからないようにする意識を持って行動は必要かとは思いますが。
各団体のCEOである、スカイチームのクリスティン・コルビル、ワンワールドのロブ・ガーニー、スターアライアンスのジェフリー・ゴーは、一丸となって次のように述べています。
リスク管理における政府の決定をサポートするために現在利用可能なかなりのデータがあるため、国境を開放し、明確で一貫性のあるデータ駆動型の対策をサポートするためのG7メンバーによる決定的な行動により、特にテストと検疫に関する不確実性が排除されるでしょう。
と。
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最後に
G7サミットは13日で終了していますが、これらの声が届いたのか、しっかりと議論されたのか気になるところです。
当然各国の首脳は国際的な往来を開始したいと思っているはずなので、早めに動いてくれることを期待したいです。
と言っても仮に14日間隔離が無くなったところで会社から渡航OKがでないとサラリーマンは動けないのが辛いところ。
政府がOKをすれば会社としては禁じることはできないと思いますが、よくある「社会人として適切な行動を行うように。」と言った圧をかけてくることは間違い有りませんよね(;´∀`)
早く海外旅行に行きたいワン。
あっ、ちなみに皆さんちゃんとG7の国言えますか?
・・・
・・
・
正解は
- アメリカ
- 日本
- ドイツ
- イタリア
- フランス
- イギリス
- カナダ
ですよ?
間違えやすいのは中国とかロシアを入れる人が多い気がします。
正解できなかった人は罰としてJALかANAに乗ってきてください。
今回紹介した各アライアンスがどれだけすごいかは以下の記事を参考にどうぞ。
スカイトラックス社の格付けランキングの2019年版です(20年は中止)。
ランキング上位の殆どがアライアンスに所属している航空会社ということがわかります。
あーこんな記事を読んでたら余計飛行機に乗りたくなっちゃいますね。
それでは!
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