【世界一周219日目】2023.11.9 サウジアラビア アブハー
気温：13度〜20度
歩数：4,928歩
1リヤル＝40.26円
今日の予定
- バスターミナルへ帰りのバスチケット探し
- アブハーからジーザーンへ
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目覚め
一昨日からサウジアラビア人のミシの家にお世話になっているが、昨日の様子から早くに起きてくる人はいなさそうということがわかった。
なので今日は8時過ぎまで寝た。
妹のサラが8時過ぎに起きると聞いていたので、彼女が出かける物音に合わせて部屋を出て彼女を見送った。
パパは昨日から別の自宅に行っているので、この家にはもうミシしかいない。
彼は14時から学校。
となると、なかなか起きてこないはず。
Azuと2人で朝食を食べた。
キッチンを使わせてもらってオムレツを作りつつ、パンやチーズ、バナナをいただいた。
その後はミシが起きてくるまでブログを書いたり、Instagramの投稿をして過ごした。
10時 まだ起きてこない
11時 まだ起きてこない
12時 まだ起きてこない 電話してみるが不在
13時 ようやく起きてきた
ミシ、グッモーニン。授業は？
おはよう、授業は休むわ。準備できたらジーザーンに行こう
その前に昼飯は？僕らヌードル作っていい？ミシの分も作るよ
OK
昼ごはん作り
そんな訳で14時ごろに昼食を作り始めた。
出来上がったのは・・・
・・・
・・
・
どーん、ちょっと写真だと見た目がよろしく無いが、なんと素麺でございます！！
でも寒いからあったかい＆卵で。
11月のアブハーはマジで寒いんすよ・・・
ミシはお箸で器用に食べていた。
ちなみに醤油には製造過程でアルコールが含まれているのでちゃんとハラル用のものを使っているので安心。
ただ普段使ってない調味料なのでちょっと分量を間違えてしまった感がある。
リベンジだね。
ミシがサラに自慢していていたので、ちゃんとサラにも日本食を食べてもらわなきゃ。
食後は荷物を詰めてジーザーンという街へ向かうことになった。
またアブハーには戻ってくるので調味料などいくつか不要なものは置いてパッキングした。
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バスターミナルへ
ジェッダからアブハーに行くバスは無いと言われたが、ミシに聞いたら
アブハーからジェッダはあると思うよ
という不思議なリアクションをもらっていた。
あるならバスのほうが嬉しいのでバスターミナルへ連れて行ってもらった。
スタッフが1人しかおらずしかも1人にかける時間が長すぎる。
30分以上待っての結論は、
- アブハーからジェッダ行きはある（6時発と12時発の２本）
- ただし前日に買いに来い
と言うことだった。
パスポートも渡していざ決済・・・というタイミングで前日じゃないと買えなかったわ。
的なことを言われた。
最初に言ってくれよw。（当然日にちは最初に伝えている）
仕方ないのでまた来ることになった。
ジーザーンへ
ミシの運転でジーザーンへ向かう。
途中でサウジアラビアで最も高いスーダ山に寄ってくれた。
曇っているが景色はとてもよかった。
砂の国サウジアラビアとは思えないほどの景色。
緑の草が生えているけど、1ヶ月前は禿山だったとか。
アブハーは今、雨季なのだ。
アブハーでも十分寒いのにより高いスーダ山のてっぺんはマジでクソ寒い。
とてもじっとしていられずピョンピョンしてたらミシに笑いながら動画を取られてInstagramにポストされていたw
すごいクネクネしてる道が見えたけど、どうやらアレを通るらしい。
デンジャラスロードだよ
危険が危ないぜ・・・
ここでは野生の猿を見ることもできる。
危険なので食べ物やスマホを出さないように。
途中で紅茶とパンを買ってくれた。
焼きたて。
このパンはアブハーのパン。
そう言っていた。
中にはチーズ、パンにはたっぷりの蜂蜜がかかっていてとてもおいしかった。
アブハーは蜂蜜が名産だ。
そしてその後はデンジャラスロードを通る。
正式名称では無いが看板に書いてあるから、皆でそう呼んでいるようだった。
急勾配、旧カーブが続くデンジャラスロードを通ってジーザーンに向かう。
マジで景色は良いが、走る分にはかなり難しそうだった。
勾配とカーブの数がえげつない(；´∀｀)
その後は「Rijal Alma（リジャル・アルマ）」にも寄ってくれた。
密かに行きたいと思っていた場所だから嬉しい。
今では人は住んでおらず観光地としての役割しかないが、かつてはイエメンからジェッダ（メッカ）を繋ぐための重要な中継地点だったそう。
そのためイエメンの影響を受けた建築となっており、石を積んで作られた家と白く縁取られた窓が特徴的なんだとか。
実際に目で見るとめちゃめちゃかっこいい村だった。
入場料がかかるし、時間も無いので外観だけ見ただけだがとても素敵な場所だった。
小さい石を積み重ねた壁。
すごすぎん？よく壊れない・・・
かっこよ！
これまで見たことの無い世界観に満足。
さて車に戻ろうか、と言うところでちょっとしたアクシデント。
この地域は外国人が珍しいのか、僕らのことを見て固まった子供がいた。
ハッ！！
とした表情のまま固まって動かないのだ。
なんとか笑わそうとリアクションをとって見たんだけど、最後には泣かれてしまった。
(；´∀｀)ごめんよ
その後はジーザーンを目指して走る。
道中は色んなことを教えてもらった。
例えばサウジアラビアの結婚について。
基本はお見合い。
もし男性が結婚したい！
そう思った場合、お母さんに相手を探してもらうんだそう。
そしてお母さんがお嫁さん候補を探して、息子に相応しいかどうかチェック。
問題なければ息子に会わせる。
ここまではお母さんの仕事。
なぜならお嫁さん候補の顔はお母さんじゃないと見れないから（父親である男性は見れない）。
無事に会えたら息子は5分だけお嫁さん候補の素顔を見ることができるらしい。
そしてOKなら結婚、ダメならお母さんが別の女性を探すんだそう。
たった5分で決めないといけないとかハードモードだ。
ちなみに女性が結婚したい！
と、思っても何もできないそうだ。
お嫁さん候補として選ばれるのを待つだけ。
女性側もハードモードだ。
そんなサウジアラビアの結婚方式。
でもこれはムスリムのルールだ。
もし、サウジアラビアの男性が、非ムスリム例えば日本人と結婚したいってなったらどうするの？
それはとても難しい。
どうやらまだまだ非ムスリムの女性と結婚するのは難しいそうだ。
ルールだから、と言っていた。（イリーガル的にしている人はいるそうだが）
色んな話をしながら車は突如左折。
ジーザーンまではまだまだある。
どう言うことかと思ったら途中のこの街にパパのお家があるそうだ。
今日はそこで1泊して、明日ジーザーンに行くということらしい。
んでパパのお家にたどり着いたら、パパの車があった。
昨日から別の家で過ごすと聞いていたが、まさかこの街の家のことだったとは。
Welcome！Welcome!
またもや暖かく出迎えてくれるパパ。
本当にいいパパさんだなぁ。
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親戚との食事会
パパの家のリビングでくつろいでいたら
よし、mosari、親戚の家に行こう
ほほう？
向かうは隣のお家。
聞けば、
隣はブラザー、その隣はシスター、その隣は・・・
この辺り一帯が親戚のお家らしい(；´∀｀)
そして皆アブハーとこの街の２拠点で生活しているそうだ。
夏は涼しいアブハーで過ごし、冬の寒い時期は山の麓のこの街で過ごしているんだとか。
いやはやなんとも贅沢な話だ(；´∀｀)
パパの親戚のお家に入ると皆さん暖かく出迎えてくれる。
最初に出てきたのはアラビックコーヒーとデーツ。
ミシが
ハビッツ（習慣）
だと言っていた。
そうか。
客人が来たらまず最初に入り口近くのくつろぎスペースでアラビックコーヒーを振る舞うのがこの国の習慣なのか。
そういえばミシの家に来た時も最初はアラビックコーヒーだったことを思い出す。
そしてお香のような物の煙を頭にかぶる。
これも習慣のようだ。
なるほどなるほど。
アラビックコーヒーを楽しんでいるとAzuだけが呼ばれた。
壁の奥で誰かと挨拶しているのが聞こえる。
相手はどうやらこの家の奥様でパパの兄妹だ。
聞けばどうやらmosariには素顔を見せることができないそう。
非ムスリムだから大丈夫かと思ったがそう単純な話でも無いようだ。
奥様もその後挨拶しに来てくれたが顔を全て覆っていた。
目すら見えない。
そこまで徹底するものなのかと逆に感心してしまった。
でも歓迎してないとかじゃなくてめちゃめちゃ歓迎してくれているのは声のトーンからわかった。
とても元気で可愛らしい奥様だった。
そしてその奥様が用意してくれた食事がこちら。
大きなテーブルを囲って夕食を食べることになった。
奥様は残念ながら同席することは出来ないそう。
mosari、これが何かわかるかい？
もしかして・・・アリカ（Arika）？
イエーーース！！
mosariがアリカを知っていたことで嬉しそうな面々。
フィリピン留学中にミシがアブハーにはとても美味しい料理があるんだよ。そう言って見せてくれたものを思い出したのだ。
右の茶色いのがアリカ。
小麦粉とバターをベースにした料理で、たっぷりの蜂蜜と一緒に食べる。
手ですくって食べるのが一般的だが、パパはフォークを使ったほうが良いと言う。
その方が熱く無いし、たくさんすくえるからより良いと。
でも親戚の面々は手で食べるべきだと言う。
どっちにすれば良いか分かりかねたが、初対面の親戚の方の勧めを断るのもアレかなと思い手ですくって食べた。
口の中に広がる蜂蜜の甘み。
こりゃ美味しい。
アラビア風のパンケーキと言ったところだろうか。
左のスープはヨーグルトをベースにした料理でマップスースと言うらしい。
これも蜂蜜をたっぷりとかけて食べる。
一口食べて（飲んで）みると・・・
これまた美味しい。
飲むチーズケーキのような味だった。
どちらも伝統的な料理のようだが、美味しく作るのはかなり難しいらしく、レストランで食べようとすると高くつくんだとか(；´∀｀)
どちらの料理もカロリー爆弾のような気がする。
少ししか食べていないのだが明らかに腹が膨れる。
美味しいのだが相当腹に来る食べ物のようだ。
他にもベリーを使ったスイーツなんかをご馳走になってしまった。
どの料理も美味しくて大満足だった。
食後は紅茶を淹れてくれた。
サウジアラビアは紅茶に何かしらのハーブを入れて飲むのが好きみたいだ。
ハバックと呼ばれるハーブが一般的で、今回はミントを入れてくれた。
Azuがハバックとミントの味がほとんど同じだと言ったら、一同
全然違うよ
そう言ってハバックとミントの葉を持ってきてくれた。
確かに匂いはハバックの方が強く、ミントの方がさっぱりしていた。
これなら味にも差が出そうだ。
・・・
・・
・
ミシはこの後親戚たちと遊びに行くらしい。
我々はパパと残ることになった。
長い時間ミシのお世話になるが、ミシはミシでちゃんと個別に楽しんでいるようでよかった。
ずっと一緒にいると大変だろうから、この距離感が心地よかった。
パパと3人でテレビを見ていたら、
ちょっと散歩に行こう
そう言って一緒に家を出た。
その辺を散歩するのかと思ったら今度は別の親戚の家にお邪魔したw
そのお家でもお菓子と飲み物をいただいて、30分ほどおしゃべり。
本当にこの一族は親戚同士の仲が良い。
きっと他の家庭も同様なのだろう。
国民性もそうだが恐らくイスラム教の教えも影響しているのだろうな。
・・・
・・
・
別荘では我々は離れに案内された。
またも立派なお部屋。
しかも別荘にはプールも付いていた。
本当にこの一族は何者なんだろうかw
彼らには驚かされてばかりだ。
駐車場はめっちゃ広いし、この部屋のようにソファーがたくさん置いてある部屋がちゃんと用意されている。
大人数で集まるのが前提の家づくりなのだ。
そして親戚同士がめちゃめちゃ仲が良い。
こうして現地で暮らす家族に飛び込んでみてようやくその国のことがわかるんだなぁと改めて実感。
めちゃめちゃ貴重な経験をさせてもらっている。
フィリピン留学がミシとの出会いを生んで、今これだけのことをさせてもらっている。
多国籍な学校を選んで本当によかったよ。
我々の初めての語学留学は↑の記事をどうぞ。
今日もいい1日だった。
サウジアラビアがどんどん好きになる。
ディープなところまで招待してくれるミシとパパに感謝！
ちなみにサウジアラビアは圧倒的に日本車のシェアが高いかつ、車社会なので皆デフォルトで日本が好きです。これもありがたい話です。
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フォローするとazuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
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コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。
明日は午後にジーザーンに向かうよ！
それでは！
