カミーノ27日目 レオンの後は人が多い? スペイン【世界一周518日目】

【世界一周518日目】2024.9.28 スペイン

残り288.1km

San Martín del Camino→Astorga

歩行距離23.7km

気温:2度〜16度

歩数:37,774歩

1ユーロ=158.75円

mosari
相変わらず膝は痛いけど、それよりも韓国人多すぎい!

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ホカホカの朝

昨日はドイツ人が窓を開けて寝ようとしたのでこちらも風邪を引かないように万全の体制で寝た。

寝袋の中にちゃんと入り、靴下をはき、ウルトラライトダウンを着て、さらにバフを巻いて寝た。

めちゃくちゃ暖かくて寒さを感じる事もなく夢の中へ。

暑い

夜中暑くて目が覚めた。

結局バフ以外は脱いで寝ても十分に暖かかった。

6時にアラームで目を覚ます。

同じようなタイミングで人の気配を感じる。

共用スペースが無いのでできる限り静かにパッキング。

6時半にアルベルゲのバーが開くのでそのタイミングでバーへ移動。

カフェ コン レチェとお湯である。

1.4ユーロ(224円)だったのでお湯は無料っぽい。

ありがたき。

温かい飲み物と一緒にいつものサンドイッチやらバナナを食べる。

寒いので朝の一杯があるとマジで嬉しいのだ。

部屋に戻って歯を磨いたら出発!

あっという間のカミーノ

昨日はあまりに寒すぎてずっと震えながら歩いていた。

だから今日は最初から重装備で行くことにした。

上はレインジャケットの下にウルトラライトダウンを羽織り、下はレインジャケットを着た。

念のため靴下も用意した。

もちろん今もはいてるけれど、これはいざという時に手にはめるようだ。

手袋の代わりに靴下というわけ。

それくらい昨日は寒かった。

星が煌めく空を見上げてから歩き出す。

今日はいい天気だな。

そう期待してしまうほど星が美しかった。

街には巡礼者のオブジェがあった。

さぁ、今日もいきますか!

バーが開くのを待ってから朝食を食べたので出発は少し遅めの7時20分。

今日は23.7kmの道のりだ。

街を出て街灯が無くなると真っ暗の道を進むことになる。

iPhoneだと明るく撮れ過ぎてしまったが、実際は真っ暗である。

あ、ヘッドライトのせいかも。

真っ暗闇をライトの灯りを頼りに歩いていく。

少し明るくなってきた所で前方に人影を発見。

この寒空の下、短パンだった。

いや、寒すぎるやろw

2度ですよ?

ほんと外国の人の体感温度違いすぎる…

すげぇなぁと思っていたら見覚えのある後ろ姿。

ボンジュール!

Azuが挨拶をする。

そう、8日目のSansolで出会ったフランス人おじ。

あれから20日近くほぼ毎日出会っている。

しかも半分以上は同じアルベルゲだったと思う。

でもフランス語しか喋れないからなかなかコミュニケーションが取れておらず挨拶程度。

しかしほんと毎日会うなぁ。

挨拶をしてパス。

徐々に空が赤みを帯びて来る。

何かのタンクのシルエット越しに見えた空がとても印象的だった。

私ね、早起きは大っ嫌いだけど、こうした日が昇る時間好きだな。

めっちゃわかる。

ほんとこの時間は贅沢だ。

どんどん明るくなる空。

でも道はイマイチ。

大きな街の近くは道路沿いを歩くことが多くて退屈だ。

黙々と進んでいるとまたもや見覚えのある後ろ姿が。

アメリカから来ているリズだった。

Hello guys.

太陽がとても綺麗よ。

我々に気づいたリズが挨拶してくれた。

彼女に促されて振り返ると太陽が昇ってきたところだった。

おはよう太陽!

今日も1日が本格的に始まった。

8:40 Puentede Órbigo到着

歩き始めて1時間20分で今日最初の街にやってきた。

昨日は震えながら歩いていたが今日は装備のおかげもあるし、何より風が無いので全然寒くなかった。

入口にあった謎の塔を通り過ぎると街の中に入った。

なかなか雰囲気が良い。

通りを抜けると橋がかかっていた。

小さな川を越えても橋は隣の街まで続いている変わった作りだった。

看板を見落としてしまったがこの橋を渡ったところがHospitaldeÓrbigoという街だろう。

まだ疲れてないし寒くも無いのでこの街は写真を撮りながら通過。

テクテクと歩いているとすぐにまた別の街に着いた。

9:20 Villaresde Órbigo到着

歩き始めて2時間経っていたのでここで休憩。

この頃になると身体はかなり温かくなっていた。

そんな訳でカフェにin。

Azuはりんごジュース。

僕はコラカオ。

身体は温かいのだが露出している指を温めたくてコラカオにした。

4ユーロ(640円)。

後からリズもやって来て3人で食べた。

リズはアメリカーノに水、そしてトースト(ジャム)を食べていた。

本当は目玉焼きが上に乗ったやつを食べたがっていたけどこのカフェには無いようだった。

カフェを出て歩き出すと久しぶりのアレに出会う。

そう、上り坂だ。

ブルゴスを過ぎた辺りから始まったメセタ台地はほぼフラット。

ここも大きな山ではなく上り坂レベル。

登っては降りて、登っては降りてを繰り返す。

この頃になると僕の膝も痛み出して来ていた…

Azuも股関節が痛いと言っている。

2人ともまだ歩けるけど爆弾を抱えているようでゾワゾワする。

Azuも若干元気ないのはこのせいかと思っていたけれど、

さっきカフェでシナモンロール半分以上食べたでしょ。

ご、ごめんなさい…

食べ物の恨みはなんたやらというやつでした。

10:20 Santibáñezde Valdeiglesias到着

前の街から2.6kmしか離れてないのでサクッと到着、サクッと通過。

街の外には丸く固められた牧草が積まれていた。

牛さんのご飯かな?

撫でてあげると嬉しそうだった。

街を出ると再び緩やかな登りと降りが続いた。

それにしても人が多い。

しかもアジア人がかなり多い。

抜く時に「ブエンカミーノ!」と挨拶をする。

アニョハセヨー!

韓国人と思われたのか韓国語で挨拶を言われた。

そう、アジア人というのはほぼ全て韓国人のことだ。

元々韓国人はめちゃくちゃ多かったけど、レオンを超えてから一段と増えた気がする。

ここはスペインなのにアジア人が多いと何となく嫌なのは何故だろうか。

降りは膝の負担が大きいのでゆっくり歩く。

徐々にAzuとの距離が開いていく。

Azuはたまに止まってくれたり、そのまま登りで追いついたり。

登りが嫌いなAzuも頑張って歩く。

途中で振り返ると遠くに小さな山が見えた。

今日超えて来た山だ。

小さいけれど山があったという事はメセタ台地ももう終わりだろう。

登りきって少しフラットな部分を歩くと小さな商店を発見。

日陰で見えなくなっているが飲み物やフルーツ、クッキーなどが売られていた。

お腹も減ったし温かいしここで昼食をとろうかと思ったがAzuの膀胱がピンチ。

トイレがあるか聞いたら「その辺で自由にどうぞ」という青空システムなので諦めた 笑

そこから少し歩くと十字架があった。

そしてその先には街が見える。

下り坂が始まるとその街が大きい事がわかった。

きっと今日の目的地のAstorgaだろう。

膝よ!耐えてくれ!

ゆっくりと膝に負担をかけないように気をつけながら歩く。

いや、痛いんだけどね。

12:05 San Justo de la Vega到着

街の入口には水飲み場。

巡礼者像も一緒。

これが中々凝った作りになっていて、水道のボタンを押すと巡礼者が持っているひょうたんからも水が流れて彼が飲めるようになっていた。

時代は違えど一緒に水を飲むのは格別だ。

って遊んでる場合じゃなかった。

昼飯兼トイレのために早急にカフェに入る必要がある。

そんな訳で地元民がテラス席で飲んでるカフェに入った。

飲み物とトルティーヤを注文する。

トルティーヤちっちゃくね?

これで3ユーロ(480円)。

店内には程よく地元民がお酒を楽しんでいる。

だから悪い店では無いのだろうけれどトルティーヤのサイズにはがっかりだす(;´∀`)

なんだか消化不良のまま店を出て今日の目的地を目指す。

途中で線路を越えるための大掛かりな陸橋があった。

上からはAstorgaの街がよく見えた。

13:25 Astorga到着

陸橋を越えて最後の激坂を登って今日のアルベルゲへ。

目の前に巡礼者の銅像があった。

Albergue de peregrinos de Astorgaは144ベッドを有する大型の公営アルベルゲだ。

流石にこの数なら断られまい。

入口に繋がれていた誰かのワンコに捕まってしまったがまずはチェックインだ。

ここは1人7ユーロ(1,120円)。

素敵なオスピタレロの2人に案内されて部屋へ。

てっきりよくあるワンフロアにベッドを敷き詰めたタイプかと思っていたらまさかの4人部屋。

ルームメイトはスペイン人カップル。

最近4人部屋は気を使うから大部屋の方が良くなって来た…

まずはシャワー。

気持ち温かい。

でも温かくは無い。

ぬるめ?

寒さの方が上回った。

くっ。

震えながら着替えて続いては洗濯。

洗い場にはオケも石鹸もあって完璧。

中庭に干す場所もたくさんあった。

厚手の靴下以外はすぐに乾いてくれた。

中庭からの景色。

良き。

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プチ散歩

その後は近くのスーパーへおでかけ。

宿を出てすぐ隣の教会がすでに立派。

そういえば20時からミサをやると言ってたけど行くの忘れとった…

途中でリズを発見。

美味しそうなパエリアを食べながらビール。

これぞピルグリムの午後の楽しみ方だ。

節約マインドが発生しつつある我々は自炊するべく大型のスーパーへ。

今日の夕飯と明日の朝昼の食材を買って12ユーロちょっと。

大型スーパーさん最高すぎる…

スーパーの目の前の公園でドーナツを食べて休憩。

素敵スギィ!

まるで城壁に囲まれた城のようだが大聖堂と、かのガウディが設計した司教様の家である。

素晴らしい眺めを見ながらのんびりと過ごす。

帰りはこの建物前を通ることにした。

Catedral de Santa María de Astorga。

18世紀に建てられたゴシック様式の建築物だ。

こちらはサクラダファミアで有名な建築家ガウディが設計したアストルガ司教館である。

なんだかとてもディズニーチックだ。

現在は美術館になっているらしい。

いずれも中に入ってスタンプだけもらっておいた。

どっちかくらい見ても良いのだがもうお夕飯の時間なのである。

Astorgaの街は歴史を感じさせる建物が多く残っているがレオンやブルゴスほど大きく無いので居心地が良い。

こんな立派な建物がたくさんあるのだ。

カフェでは初日に出会ったアメリカ人オジとフランスオジがビールを飲んでいた。

みんなチルってんなぁ。

宿に戻ったら夕飯。

和風パスタ。

トマトとパプリカにはゆずポン酢ドレッシング。

ちょっと前にアルベルゲに残されていたやつ。

美味しくいただきましたありがとう。

それにしてもすごい光景だ。

キッチンにいるのは韓国人に日本人。

ここはアジアかな?

もう1番多いんじゃ無いの?ってくらい韓国人が多くて、日本人も我々含めて7人もいる。

そのうち1人は昨日も同じアルベルゲだった方。

そしてもう1人は同じくフランスのサンジャンからスタートした方。

残りの3人はレオンからスタートしたっぽい方達。

日本人と絡むのは全く構わないんだけど、流石に7人の日本人が固まっていたら相当目立つので今日は絡まなかった。

機会があればまた会うのでその時かな。

それにしてもほんとレオンを超えてからアジア人が多いな。

レオンからだと2週間ほどでゴール出来るのでちょうど良いのかもしれないな。

夜は部屋でブログを書きつつ、この後は分岐がいくつかあるのでどっちの道に進むか確認したり、Azuが直近の宿を予約してくれた。

この後は山の中に入るのでWi-Fiの無い宿がちょいちょいあるから先に予約をしておいて、膝を労わりながらゆっくり歩いても大丈夫にしておく作戦だ。

ルームメイトも21時まで帰ってこなかったので2人でゆっくり個室さながらに過ごせた。

気温は10度以下なので寒いがダウンを着て、寝袋をブランケットみたいにかけたらめちゃくちゃ温かい。

膝が心配だけどとにかく明日も頑張ろう。

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明日から山越えが始まるのでとても心配な反面、良い景色が待ってるのではとワクワクもある。

無事に乗り切れますように!

それでは!



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名前:mosari
年齢:30代アラフォー
性別:男性

2023年4月2日から夫婦の夢だった世界一周の旅に出ました。

小学校の同級生夫婦のポンコツ世界一周旅で世界の絶景、地球の美しさ、多種多様な文化を見てきます。 現在は3ヶ月のフィリピンでの語学留学を終えて、世界を巡ってます。

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