【世界一周323日目】2024.2.29 ボリビア ウユニ
気温:6度〜17度
歩数:9,219歩
1ボリビアーノ(ボリ)=21.75円
今日の予定
- ウユニ塩湖のサンライズツアーに参加
- ウユニ塩湖のサンセットツアーに参加
夜もウユニに行っていたのでブログ更新できませんでした。
明日も移動日でWIFI無いのでしばらくめっちゃ不定期になるやもです(;´∀`)
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置いてかれた?!
ふと目が覚めると0時30分。
後2時間寝れる・・・はずがなんだか目が覚めてしまって結局そのまま2時半になってしまった(;´∀`)
3時間くらいしかちゃんと寝てないけど起き上がって着替える。
今日はウユニのサンライズ→サンセットのコンボの予定。
まずはサンライズだが、とにかく寒いと聞いているので着こめるだけ着込む。
2時58分に部屋を出てホダカツアーに向かう。
3時集合だがHOTEL Avenidaはホダカの隣なので10秒前に出れば間に合うのだ。
あれ?
宿の入り口でAzuが怪訝な声をあげた。
門に目を向けるとその意味が一瞬で理解できた。
門閉まっとるやん・・・
ホダカツアー御用達のAvenidaならこの時間に門が空いてるもんだと勝手に思っていたが、ちゃんと夜間は施錠しているのか・・・
Azuが急いでスタッフを探しに行ってくれた。
幸いすぐに見つかったが2分ほどロス。
ホダカの前に着いたのは3時1分。
1分の遅刻である。
が!
・・・誰も居ないよ?
たった1分で居なくなってるってことある?
ホダカの門をノックしても反応無し・・・
ホダカのスタッフも車も、他の参加者4名の姿も見えない。
置いて行かれた?
たった1分で?
この間ツアーに参加した時は7分くらい経ってから出発していた。
どうしようかと悩んでいたら5分ほど経って1台のランクルがホダカの前に停まった。
さぁ乗れ。
ドライバーに促されて乗り込む。
よかった。置いてかれた訳ではないようだ。
だが他の参加者の姿が見えない。
不思議に思っていると市内のホテルの前で停車。
ホテルの中から2人組が出てきた。
Sさん夫婦である。
彼らも仕事を退職して1ヶ月単位で海外旅行を繰り返していた。
Sさん妻:mosariさん達は地元どこなんですか?
Azu:我々は千葉の○○です。
Sさん妻:えっ!?私△△です!
mosari:地元一緒じゃん!中学校どこ?
Sさん妻:A中です。
mosari:我々はB中です!
そして驚くべくことに奥さんは我々と地元がドンピシャでかぶっていた(;´∀`)
職場もmosariが訪問したことがあったりと何かと共通点が多く、楽しくウユニ塩湖を目指した。
・・・
・・
・
ウユニ塩湖の近くで再びランクルが停車した。
ここはどうやら塩で作られたホテルらしく、ここでさらに2人ピックアップした。
Yさん夫婦である。
なんとこのお二人新婚さん。
つまりハネムーンでウユニ塩湖を見にきたと言うのだ。
奥さんがどうしてもウユニ塩湖を見たかったそうでハネムーンで南米をチョイス。
素晴らしい行動力である。
まだまだ若い彼ら。
我々が仕事を辞めて世界一周していると言うと非常に驚いていた。
いろんな生き方があるんじゃよ。
いつか人生に行き詰まったら変な夫婦がいたことを思い出して欲しい。
一度リセットしてもいいんだ。
と、言うことで今日のサンライズツアーは日本人夫婦3組。
さすがホダカツアー日本人に大人気だ。
しばらく車を走らせた後、
さぁここで降りるんだ。
ウユニ塩湖 サンライズ
4時ごろに車から降りると薄暗い曇り空がどこまで続いており、なんとも不気味な雰囲気だった。
この間のデイツアーで見た美しいウユニ塩湖とは全く違う表情に驚いた。
残念ながら今日も雲が多く、星はおろか日の出すら怪しい雰囲気だった。
それでも雲の流れるスピードは早く、時折満月が顔を出した。
そしてそれは星も同様だった。
6人全員が空を見上げてシャッターを切る。
わずかではあるがウユニの空に星が煌めいている様を見ることができた。
もっともベストコンディションならば頭上には数多の星が煌めき、それが湖面に反射しまるで宇宙にいるかのようなシーンを見ることができる。
残念ながらベストコンディションには程遠い。
だが、それでも我々は雲が多くあるが故の美しい景色をこの後見ることになるのをこの時はまだ知らずに雲が少しでも無くなることを誰もが願っていた。
1個だけだが星が湖面に反射する様を捉えた。
ここでガイドが車から降りてきて全員で夜の空にライトで文字を書く写真を撮った。
ガイドのカメラで撮ってくれたんだけどまだ送られてこないので送られてきたら追加します。
そして6時前、東の空に燃えるようなオレンジの光が現れた。
空も段々と明るくなり、西の空は薄い青に表情を変え、なんとも不思議な光景だった。
このまま歩いて行ったら死の世界に辿り着いてしまうかと思うようなあやふやな世界だった。
少し先に向かって歩いてみた。
ぴちょん、ぴちょん、ぴちょん。
水溜まりの上を歩く音だけが響き、少し恐怖感を感じる光景とは裏腹にとても心地よかった。
最後に水溜まりで遊んだのなんていつのことだったか。
気がつけば結構な時間を歩いていた気がする。
再び東の空に振り返れば今度は幻想的な世界が待っている。
雲が多いが故に迫力のある情景だった。
それは徐々に明るく染まって行く。
まるでラグナロク(神々の黄昏)のように感じた。
朝日なんだけどね、終わりを感じたのはその非日常的な雰囲気のせいだろう。
あまりに美しすぎる。
曇りでもこんなに素敵な景色が見れるなんて思ってもみなかった。
・・・
・・
・
まるで空の上に立っているかのような光景。
鏡張りが生み出す景色は本当に唯一無二だ。
自撮りをしてみた。
相変わらずインカメラだと明るく撮れる。
Azuが変な顔をしていた。
mosariも変な顔をしていた。
タイミングが合わない2人であった。
そんなことをしてたら、S君が我々の写真を撮ってくれていた。
南の空側かな?
方向によって雰囲気が結構変わる。
これは東。
これは西。
写真だと不気味な雰囲気に感じるかもしれないが、実際はパステルカラーの水色でとても可愛らしい世界だった。
時間と方向によって表情が次々と変わり全く飽きることが無い。
7時ごろに街へ帰った。
正直最初は曇の多さにショックだった。
だが、振り返れば曇りが故に見れた光景もまた素晴らしかったと思う。
これがウユニか。
本当にすごい場所だ。
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これぞ旅
8時ごろにホダカに戻って解散。
いやー夫婦3組だったからとても終始とてもいい雰囲気で楽しかったな。
さて、我々も宿に戻ろうかと思っていたら、
あの、日本人の方ですか?
若い日本人の男の子から声をかけられた。
おそらく大学生だろう。
ホダカツアーってカードで支払えますか?
いや、現金だけですね。
何か事情がありそうだ。
続けて彼が発した言葉がなかなか面白かった。
実は日本円しか持ってなくて・・・
どうやら日本円を両替しながら旅行するつもりだったそうだが、南米では日本円が全然両替出来なくて現地通貨がほぼ無いらしい。
ここまでは日本人宿で出会った人に両替をお願いしながら辿り着いたそうだ。
ハードモードすぎる(;´∀`)
この後は街で日本人を探して両替をお願いするようだった。
が、がんばれ・・・!
この無知さと行動力こそ若さゆえ。
でもこれも楽しんでるんだろうな。
困難に直面しながら進んでいくのも旅の醍醐味だ。
いい経験になるだろうなぁ。
我々も協力してあげたかったが帰国がまだまだ先なので日本円をもらっても意味が無いのでお断りさせていただいた。
インターバル
部屋に戻ったら朝食。
昨日のうちに買っておいたバナナとパンを食べた。
- バナナ:2ボリ(46円)×2本
- チーズパン:3個10ボリ(218円)
食後は昼寝。
・・・
・・
・
12時過ぎに起きて何もしていないが昼食を食べに外へ。
メルカドの脇にある食堂へ。
前に撮った写真だがメルカドの脇から入るとこ。
システムがわかっているので今日もプリメロのスープを2個。
そしてセグンドの肉料理を1個頼んだ。
ボリビアのランチの頼み方はこちらの記事をどうぞ。
いやぁ〜今日のセグンドはあたりだったねぇ〜
Azuも満足である。
- スープ2個、肉料理1個:18ボリ(392円)
コスパ良すぎ(;´∀`)
食後はまたもや例のアイス屋さんへ。
今日はアイスとパイナップルジュースにした。
- アイス:3ボリ(66円)
- パイナップルジュース2杯分:5ボリ(109円)
パイナップルジュースは1杯飲み終わったらお代わりを注いでくれたので実質2杯分。
うまうま。
食後はホダカツアーに寄ってサンセットツアーを申し込んだ。
1人150ボリ(3,263円)。
ドンっ!
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ウユニ塩湖 サンセットツアー
16時30分にホダカへ。
今回のメンバーは、
- 我々夫婦
- 日本人女性
- 日本人男子2人組
- アルゼンチン女性
の6名。
アルゼンチン人が何故ホダカを使ったのか不明だが、一眼に加えてドローン2機など撮影にかなり気合が入っていた。
ついでに今後ブエノスアイレスを目指すことにしたのでどうやって行くのが良いかアドバイスをもらった。
でもどうしても日本人が多かったから日本語で話すことが多くて申し訳なかった。
頑張って英語でも話してみたけどまだまだだなぁ(;´∀`)
日本人女性はなんと72歳!
それでいて南米1人旅しているとは驚きだ。
やりたいことに年齢は関係無いと改めて教わった。
そして男子2人組は卒業旅行だ。
社会人になったら南米に来るの大変そうなので来ました。
よくわかっている。
素直で元気でめっちゃいい子たち。
そんなこんなでランクルに乗って途中長靴を入手してウユニ塩湖を目指す。
・・・
・・
・
17時過ぎににウユニ塩湖に到着。
最初は土産物コーナーでいきなり10分ほど休憩。
ドライバーはリャマ丼を食べていた(;´∀`)
んで再びランクルに乗ってあたりをウロウロ。
そして・・・
さぁ降りろ。
ここがドライバーの今日のおすすめか。
車を降りるとまぁ案の定曇り(;´∀`)
こりゃ夕日どころじゃないかも?
ただし、雲が多いということは朝同様に迫力のある光景が待っていた。
早速だがここで例の儀式を行うことにした。
塗り塗り。
・・・
・・
・
ドンッ!
天国かな?
そんな訳で37ヵ国目ボリビアを塗り潰しました!
mosariの職場の後輩たちが作ってくれた世界白地図Tシャツ。
詳しくはこちら。
雲が多いので綺麗な夕焼けは期待できないが、これはこれで重厚な感じがたまらない。
少し風があるがしっかりと鏡張りになっている。
1日の終わり。
どこか寂しい世界。
皆思い思いにシャッターを切っていた。
鏡張りを利用したトリック動画なんかも撮ってもらった。
ドライバーのエドガルは集合写真ではなく個別の撮影に特化してくれてめちゃめちゃ有能だった。
例えばこれ。(実際は動画なのでインスタのハイライトをみてね!)
両端から2人が中央に向かって歩いて行く。
そして2人が交わるタイミングでスマホをゆっくりひっくり返す。
とうぜん逆さまになるはずなのだが・・・
鏡張りのせいで逆さまになっているように見えない不思議が映像が撮れるんです・・・!
雲の位置が左右逆になっているので間違いなく逆さまなんですよこれ。
これはウユニならでは・・・!
こんな感じでグループごとに色々と写真を撮ってくれた。
遊んでいたらもうすぐ日が落ちてしまいそうだった。
残念ながらやはり雲のせいで綺麗な夕日を見ることは難しそうだ。
Azuが夕日に向かって歩いていた。
水面に映る太陽が近くに見えるけど、全然近づけない。
つい掴めそうな感覚になるが、その腕は悲しいほどに短く太陽には届かない。
そして夕日が雲に隠れたころ、雨雲が迫ってきていた。
その雲は滝のような雨に加えて雷を伴っていた。
・・・
・・
・
ここでは雷すらも鏡張りで映る。
まだ我々がいる場所は大丈夫だけど、いつ雨が降ってくるかわからない。
それくらいウユニ塩湖の天気は変わりやすい。
時間はきっと残り僅か。
ドライバーのエドガルが車の上に乗っていいと言ってくれたので乗らせてもらった。
すごいところにいるね、ほんと。
太陽が沈み残光が雲を赤く染めていた。
ウユニの夕日は見れなかったけど、またまた非現実的な空間を楽しませてもらった。
ありがとうウユニ。
どんな天候だろうと想像を超えてくれる。
とっくのとうに太陽は沈んでいるが燃えるような赤がいつまでもそこにあった。
皆でずっとそれを眺めていた。
・・・
・・
・
が、ついにその時が来てしまった。
水面に丸い円がいくつもできていた。
雨が降り出してしまった。
車内に逃げ込んで雨が止むのを待っていたけれど雨足と風は強まるばかり。
そして雷。
まるで嵐の中にいるようだった。
あちらこちらで雷鳴が煌めき、轟音が鳴り響いていた。
ここまですごい雷は相当珍しいのかドライバーのエドガルも必死に撮影していた。
綺麗な夕日は見れなかったがこれはこれで貴重な経験なのかもしれない。
本当は21時ごろまでウユニ塩湖にいられるはずだったがこれでは外に出ることは不可能だ。
1時間早く20時ごろにウユニ塩湖を後にし、21時前にホダカツアーの前に戻ってきた。
別れ際に日本人男子二人組が言った。
今日はありがとうございました。僕らはこれから就職ですけど、お二人みたいに仕事を辞めて旅するっていう選択肢があるって知れてよかったです。
そうだよ。
人生には無数の選択肢があるんだ。
これから社会の理不尽さと闘って行くことになる彼ら。
しばらくは仕事に打ち込むことになるだろうけど、君たちが望むならいつか世界に旅立ってくれ。
そう願ってやまない一方でウユニという街は長期旅行者には居心地が悪い。
卒業旅行の学生やハネムナーも多い。
彼らは我々のような長期旅行者のことを一様に、
すごい。
そう形容する。
でも全然すごく無い。
毎日働いてる方がどう考えてもすごい。
我々は帰ったら何するんだろうな。
世界一周中に多くの人に助けられたから、人を助けることができたらいいなとは思う。
南米が終わったらスペインでカミーノ(巡礼)をしながらじっくり考えよう。
21時過ぎなので夕食は適当な屋台で済ませることにした。
ジモティーたちが並んでいる屋台。
こりゃ間違いない。
買ったのはこちら。
ハンバーガーである。
見た目はアレだが、普通に美味しかった。
これで1個5ボリ(109円)なのだから驚く。
ボリビアほんと物価安くて助かる。
我々はこの後南下していくのでどんどん物価が上がって行くはず。
気を引き締めていきたいと思います。
今日はもうクタクタなのでブログも少ししか書けずに就寝。
今日は朝も夜も雲まみれのウユニだった。
綺麗な黄昏も、Azuが憧れていたプラネタリウムみたいな星空のウユニは見ることができなかった。
でもそれでもこれが我々のウユニであり、これはこれで凄まじく美しかった。
どんな天気でも想像を超えてくれる。
それがウユニのすごいとこ。
ウユニを去る人は一様に満足して帰っている。
本当にすごい所だ。
誰もが憧れる地は伊達ではなかった。
もっと滞在してもよいが我々にはパタゴニアが待っている。
ウユニはこれでおしまいだ。
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ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリーを要チェック!
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明日は今後の南米行きについて大きな決断しなければならないのであった。
めちゃめちゃ大変な1日になることをこの時はまだ知らないのであった。
ウユニが終わってもまだまだ南米の絶景は続きます。
でも忙しかったりWIFI無かったりちょっと不定期になるやもです、すいません!
それでは!