皆様こんにちは。
日本に住んでいると馴染みの薄い”ストライキ”。
労働条件の改善を巡って集団で仕事をボイコットするという利用者からすると泣きたくなるやつですね。
海外では割と頻繁に起きており航空業界も例外ではありません。
ちょうど台湾の航空会社であるエバー航空も2019年6月〜7月にかけて客室乗務員によるストライキを起こしていました。
6月20日に事前通告無しのストライキが発生し、7月6日に会社側との交渉終了、7月20日より通常運行、といったスケジュールになっています。発生から通常運行まで1ヶ月かかっています。
エバー航空に乗る予定も無かったので正直「ふ〜ん。」くらいにしか思っていなかったのですが、なんと夏休みに搭乗予定のブリティッシュエアウェイズがストライキを起こす可能性があると海外のサイトでは話題になっています(;´∀`)
一気に他人事では無くなってしまったのでストライキが起きた場合にどんな保障がありそうか見てみます。
ブリティッシュエアウェイズの公式サイトにもストライキのお知らせが掲載されました。詳しい詳細は未定ですが、ストライキが起きる可能性が非常に高いです。利用予定の方は注意してください。最短で8月15日からストライキが起きる可能性があります。
ロンドンの玄関口であるヒースロー空港の職員もストライキを実施する可能性が高いです!7月26日、27日に予定されていたものはいったんキャンセルになりましたが、再発する可能性もあります。7月、8月にヒースロー空港を使う予定の方は空港職員のストライキにも注意してください。現在可能性があるのは8月5日、6日、23日、24日です。
9月9日、10日、27日にストライキを行うと組合から通告がありました!該当日に利用予定の方はすぐに振替可能か確認を!
情報を追加した記事を公開しました。
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ブリティッシュエアウェイズのストライキ
ブリティッシュエアウェイズのホームページにアクセスしても何も情報が出ていないので正式に決定したものでは無いことがわかります。
ストライキが発生するとホームページの目立つところに警告と案内が絶対に出ますので。
参考にエバー航空のホームページを見てみると・・・
こんな感じでお知らせが出ていますね。
なので正式に決定したものではありませんが、海外のサイトではこんな情報が飛び交っています。
The strike ballot closes on 22 July. If pilots vote in favour of industrial action, the earliest that a stoppage could begin is 5 August.
「ストライキの投票は7月22日に締め切られる。パイロットがストライキに賛同した場合、最も早くて8月5日からになるだろう。」って感じかと思います。
全文はこちら。
‘BRITISH AIRWAYS PILOT TALKS BREAK DOWN,’ SAYS UNION
うーん、エバー航空の例だとストライキの発生から通常運行まで1ヶ月かかっているわけですから、8月の夏季休暇期間に旅行する方は直撃する可能性が高いです。
しかも代わりの効かないパイロットがストに入ってしまうので影響はかなり大きいでしょうね。
ストライキが起きたら?
人員が確保できず欠航することが考えられます。欠航してしまった場合はどうしようもないのでユーザーが取れる手段は3つ。
- 日程を変更する
- キャンセルする
- 他社便に乗る
ストライキが原因で欠航してしまった場合、日程の変更とキャンセルについては無料でやってくれる場合が多いみたいです。
ただし、ストが原因だとすれば次の便に・・・とはなかなかならないでしょうから、現実的には日程の変更を伴う可能性が高いでしょう。そうなると結局キャンセルになるケースが多いのではないでしょうか。いきなり言われても休暇申請とかもろもろ・・ね。
ただし、場合によっては他社便に振り替えてもらえる場合もあるようです。
エバー航空にもこんな記載がありました。
キャンセル/スケジュール変更が生じた航空券はその他のエバー航空/ユニー航空の国際線、または他社便への変更が可能です。なお、目的地の変更はできません。変更後のエバー航空/ユニー航空国際線のフライトが、変更前の航空券と同じ予約クラスの場合、運賃や諸税の差額、変更手数料等を免除させていただきます。
mosariはブリティッシュエアウェイズで東京からロンドン経由でハンガリーへ向かいます。
振り替えてもらえる他社便がどこかはわかりませんが、まずは同じアライアンスの航空会社ではないでしょうか。
となると東京からロンドンへはもちろんJALがありますよね。直行便のJALならばラッキーで、乗り継ぎを含めればカタール航空、キャセイパシフィック航空、フィンエアーあたりもありえるかもしれません。
今回はロンドン経由でハンガリーへ向かうので本来であればこんなフライトになります。
東京→(BA)→ロンドン→(BA)→ハンガリー
この予定が他社便を含めると以下のような3パターンが考えられます。
- A:東京→(JAL)→ロンドン→(BA?)→ハンガリー
- B:東京→(カタール)→ドーハ→(カタール)→ロンドン→(BA?)→ハンガリー
- C:東京→(カタール)→ドーハ→(カタール)→ハンガリー
一番わかりやすいのはAの同一路線の他社便ですね。影響が一番小さいと言えるでしょう。
BとCは他社便を使っていますが、ロンドンを経由する場合と、しない場合です。
Bの場合は1回乗り継ぎが多くなるので時間的なロスが大きくなります。どうせ他社便になるならCがいいですね。
一応カタール航空、フィンエアー、キャセイのサイトで調べてみましたがカタールとフィンエアーはそれぞれのハブ空港からハンガリーに直行便有り、キャセイは無しということがわかりました。
Cになるならカタールかフィンエアーになってくれ・・・!
アライアンス関係なしに無理やり手配してくれるならせっかくなのでスタアラでもいいな・・・ルフトハンザ航空かANAでもいいよ!BAさん!
実際のところはストが発表されてからしかわかりませんが、振り替えは早いもの勝ちかもしれないので情報の収集だけは欠かさないようにしたいと思います。
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ホテルとかはどうなるの?
ストライキが起きてしまったら変更、キャンセル、他社便に振り替えというパターンがあることがわかりました。
問題なく当初の予定から数時間程度の差で目的地まで着ければいいですが、多くの場合で大幅な遅延、または日程の変更(キャンセル)が起きることが予想されます。
こうなった時に心配なのが既に予約してしまっているホテルですね。
同日に着くのであればメール1本入れておけばいいと思いますが、日程が変わってしまう場合はキャンセルしないといけませんよね。
ただし、キャンセル不可の料金プランで予約してしまっていた場合、航空会社が保障してくれるのでしょうか?
残念ながら答えはNoでしょう。
エバー航空の場合はこんな記述になっています。
Q:客室乗務員ストライキによりフライトに影響が出た場合、何らかの補償はありますか?旅程が変更になったことに起因する、宿泊費や交通費(旅程を終えるために他航空会社航空券を購入した場合も含む)の補償はどうなりますか?
- ストライキは航空会社によるコントロールが不可能な状況であるため(参考:国際運送約款第9条2項)、申し訳ございませんが、航空会社の責任範囲とはなりません。しかしながら弊社といたしましても、代替便のご用意、払い戻しなど最大限の努力をいたします。
航空券の代替便の手配や払い戻しには応じるけど、それ以外の部分はゴメンねって感じですね。
もしストが原因で日程が変わってしまった場合、ホテルは諦めるしかなさそうですね。ただし、場合によっては事情を汲み取ってくれるケースもあるかもしれませんので、ホテルに連絡だけはしておきましょう。
mosariは夏の旅行のホテルにヒルトンを予約しています。せっかく最上級ステータスのダイヤモンドを再びいただけたので・・・
ヒルトンの最上級ステータスをゲットした方法は↑の記事をどうぞ。
その他別口の航空券や鉄道といった交通機関、現地のツアー代金なんかも同様ですね。
エバー航空は世界で10社しかない5star認定の航空会社ですが、それでも航空券以外の保障は無いんです。
↑の記事では他の5つ星航空会社や総合評価のベスト20社などまとめています。
まとめ
予約している航空会社でストライキが発生したら取れる手段は3つ!
- 日程を変更する
- キャンセルする
- 他社便に乗る
ホテルなど航空会社と直接関係ない部分の保障は無いため、基本的には他社便に振り替えてもらえるのがベスト。結果、現地滞在時間が多少短くなったとしても行くのが良さそうです。
当然振替先の席には限りがあるので早めの交渉がよさそうですので、情報収集は欠かさないこと。情報は絶対に公式サイトに掲載されるので。
情報を追加した記事を公開しました。
ということで海外旅行に行き始めて大したトラブルに巻き込まれていないmosari家ですが、ついに何か起きる時が来たのかもしれません。
行けるように祈っててください 笑
ストの経験がある方は「自分の時はこうだったよー!」って情報をコメントくれるとmosariが喜びます。
それでは!
☆ちょっと待ってください☆
チケットはビジネスクラスですよね??その名の通りお仕事で飛行機を使う人のためのチケットです。会社はそれを持っている人をぜったいに目的地まで送り届けなくてはいけないという意味です。マイラーなのか有名企業のCEOなのかは関係ありません。会社都合で変更を余儀なくされた場合は圧倒的に有利、エコノミーの観光客とは立場が違います。せっかく?の事前スト、どの会社のどの便を使えば(都合よくw)目的地に到着できるのか調べて、カウンターで強く主張してください!!ルートもキャリアも関係なし、翌日便なんてありえないですよ。こういう時に使う英語って学校で全然おしえてないんですよね。
ホテルや現地プランはキャンセルプロテクション付きの
雨金で決済してないですか?現地から日本デスクに電話
して何が必要(書類)か確認できます。IP電話でも大丈夫。
それにしても元々がBAならQRやAYに変更しちゃったら
「その他の金額」が相当変わってきますねぇ。ぷぷぷ。
まつ様
こんばんはー。コメントありがとうございます。
チケットはビジネスクラスです!マイルですが!
JALのマイルで取っているのでBAに電話するのか、JALに電話するのか悩むところなのですが、明日JALに相談してみようと思います。いざ起きてしまったらどっちに連絡するのがいいのかを。
色々と勇気の出る情報ありがとうございます。事前に振替路線など情報仕入れておいていざというときは速攻で電話して交渉できるようにしておきます。
確かにAYやQAに変更になったらその他の金額ってどうなるんでしょうね。
ホテルの決済はSPGアメックスで決済しているのでキャンセルプロテクション対応してるようなんですがストライキでも保障してくれるものなのですかね??
でも確かにダメ元でも交渉してみてもよさそうですね。
こんなこと初めてなのでせっかくなので勉強します!ストに負けずにがんばって旅行を勝ち取ってきます(∩´∀`)∩オー
PS ヨーロッパ相変わらず熱波がすごいみたいですね・・・
はじめまして。
「BA ストライキ」で検索したらこちらのブログに辿り着きました。情報ありがとうございます。来週から2週間BAでヨーロッパ3国を周る予定です。出発が迫っているのでとても不安ですが、フライトは大丈夫でしょうか?
今朝BAコールセンタに電話したら、何も情報がありませんと…。ソウル発着のBAビジネスですが、ソウルからだとJAL振替という選択肢はないかもしれませんね。ヨロッパ区間内は別のBA特典エコノミですがストライキの影響があると移動できないことも?!今キャンセルすると取消料発生するので待つしかないですが、とても不安です。(T_T)新情報などありましたら、UPお願いします!
nekoさま
はじめましてこんにちは。
ストライキは2週間前に告知されるはずなので来週出発であれば少なくとも出発はできそうですね。
ただ、ヒースロー空港職員が5日と6日にストするかもしれないのでその日だと要注意です。
となるとヨーロッパ国内の移動と帰りの韓国行きが怪しいですね。
ご旅行中に代替便の手配、交渉など行う必要が出てくる可能性があるので電話できる状態にしておくといいと思います。国際電話は高いので番号付きの現地simを買ったり、LINE電話などのIP電話サービスでもいいと思います。
お互いストに負けずに夏の旅行を楽しみましょう!
続報があれば随時アップしていきます!
さっそく返信ありがとうございます!たくさんアドバイスいただけて勉強になりました。
幸い現地着は8日です。おっしゃるように2週間前の告知が守られれば出発~旅程の半分までは大丈夫そうですね。
8/15以降の「ロンドンーパリ移動」と最後の「パリ(ロンドン経由)ーソウル」この二つは影響を受ける可能性がありますね。チケットはアメックスプラチナ決済しましたのでアメックスデスクにコレクトコールして何とかなるといいですがどうなんでしょうか…最悪現地で自分で交渉になったら頑張ってみます!ストライキは寝耳に水状態ですが、励まして頂いて勇気が出ました。子連れですので不安もありますが、頑張ります!現地でも何かあればまたコメントさせていただきます。よろしくお願いいたします。
nekoさま
おぉ、アメプラで決済されたのですね。とにかく困った時は連絡してみたら助けてくれるかもしれませんね。特にそれによって追加費用なんかが発生しそうな場合は保障してくれるかもしれません。
お子様連れとの事で不安かと思いますが無事に帰って来れることを祈ってます!
現地で何かあれば是非コメントくださいませ。参考になる方が沢山いると思うので。
はじめまして。同じく
「BAストライキ」で検索したらこちらのブログに辿り着きました。
金曜日に旅行会社よりBAストライキ情報があり旅行会社を通さずBAよりお客様に連絡する場合があるとのこと。
8/21-8/28 航空券ホテルの予約をしています。楽しみにしていた夏休み旅行が不安に…
poyoyoさま
はじめましてこんばんはー。
なるほど、旅行会社よりそのような案内をしているケースもあるのですね。
今日記事をあげましたがヒースロー空港職員もストライキを表明していますが、その日程であればこっちの影響は無さそうですね。
BAからの連絡のほうが早いかもしれませんが、こちらのサイトでも引き続き情報を発信していきますね。
お互い無事に行けるように祈りましょう・・・!