【世界一周572日目】2024.11.27 ニュージーランド マウントクック
気温:7度〜12度
歩数:15,838歩
1NZドル=89.38円
今日の予定
- セアリー・ターン・トラックへハイキング
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眠れぬ夜
昨日はハイキングをしているので夜はぐっすり・・・とはいかず。
風が強くてテントが飛ばされそうになったからか、それともキャンプサイトが斜めに傾いているからか、はたまたキャンプサイトを出入りする車の音によるせいか、そういえば雨の音も聞こえた。
とにかく一度目が覚めてからなかなか寝れなかった。
そのせいで朝起きて軽い頭痛。
今日もハイキングなのに勘弁してくれ(;´∀`)
Azuもあまり眠れなかったらしいし、2人してキャンプ泊は向いてないようだ・・・
テントの中は相変わらず暖かいどころか暑い。
ついこないだまでの寒さはどこに行ったのやら・・・
テントを出ると朝の冷たい空気が気持ちよかった。
かわいぃぃい!
いつもなら寝起きはテンションが超低いAzuが突如叫んだ。
なんとテントのすぐ裏に2匹のウサギが遊びに来てくれていたのだ。
この自然と動物との距離の近さがキャンプの醍醐味の一つだな。
可愛すぎる。
このキャンプ場は1人18NZドル(1,610円)の有料だがキッチンは無い。
そんな訳でガス缶を使ってお湯を沸かして暖かい飲み物を用意してからスープの缶詰を温めた。
だが今日はマッシュポテトでは無くチーズパン。
スープの種類にもよるけどパンがあると一層美味しく感じるな。
これからはパンが買えるならパンを用意したい。
食後に食器を洗っていると、隣から日本語が。
横を見ると若い男性の2人組だった。
彼らは大学時代の友人のようで、1人は仕事を辞めて無職期間、もう1人は有給を使ってニュージーランドに登山しに来たそうだ。
旅の期間は10日間。
大急ぎで毎日あちこち歩き回っているそうだ。
明日は雨予報ですけど、どうするんですか?
雨用の装備も持って来てるんで使いたくてウズウズしてるんです。むしろガッツリ歩きます!
た、たくましい(;´∀`)
その一方でテントは我々のテントでいうフライシートだけらしい。
雨風をしのぐタープのようなものを張って、そのまま地面に直でマットを引いて寝ているそうだ。
全部荷物を背負って歩いているそうで軽量化のためらしい。
確かに我々はテントだけで5kgもあるからなぁ・・・
ガッツリ登山している人は強いなぁ。
彼も僕と同じIT関連の仕事だったが、あまりにタフすぎるので一度リセットしたそうだ。
帰国後のことは決まっていないそうだが、ワーホリに行きたいと言っていた。
がんばれ!
っていうかワーホリいいなぁ。
テントを撤収したらホワイト・ホース・ヒル・キャンプグランド(White Horse Hill Campground)を出発。
セアリーターンへハイキング
今日はSealy Tarns(セアリーターン)までハイキング。
キャンプサイトの隣の無料駐車場に移動して準備を整える。
昨日のフッカーバレー同様に無料駐車場がトレッキングのスタート地点だ。
このキャンプサイトの隣が無料の駐車場。
昨日と違って登りがあるのでカミーノぶりにトレッキングポールを出した。
今日からまた頼むよ、相棒!
セアリーターンのハイキングは片道2.5kmと短いが、ずっと階段が続くので標高差は550mほどあるそうだ。
往復3時間程度の簡単なハイキングだ。
入口の看板を抜けてスタート。(看板には往復2時間とあるけれど・・?)
トレッキングポール姿のAzuが懐かしい。
バックパックじゃないけれど。
歩き始めて速攻で暑くなって半袖に。
予報ではこの時間は10度くらいのはずだがめちゃくちゃ暑い。
日差しがあると気温関係無く暑くなるな・・・
この世界一周中に日焼け止めをほとんど使わなかったけど、ニュージーランドはダメだ。
使わないと1日で真っ赤に火傷みたいになってしまう。
長袖にしたいところだけど、長袖だと暑いというジレンマ。
最初こそ緩やかな登りだったがすぐに階段が現れた。
ここからはずっと上まで階段が続いているらしい。
ゆっくりと登っていくと森が開けた。
右手には昨日目指したマウントクック方面。
分厚い雲に覆われてしまっていた。
ひたすら階段を登っていく。
登りが苦手なAzuは何度も何度も休憩を繰り返しながら、頑張って登る。
カミーノで鍛えた足ももう衰えた。
歩き終えてからもう1ヶ月半経っているからね・・・
でも鍛えた根性は活きている。
弱音を吐かずに一歩一歩階段を登って行った。
マウントクックは雲に覆われていたが反対方向は気持ちの良い景色が広がっている。
うわーー!綺麗だねぇ〜!
絶景にパワーをもらいながら頑張るAzu。
気がつけばマウントクック方面にも青空が広がっていた。
マウントクックの山頂付近は雲に覆われているけどあまりにいい景色だ。
これは登っている甲斐もあるってもんだ。
道中にはたまにMount Cook Buttercup(マウントクック バターカップ)も咲いていてAzuを応援してくれていた。
そして登り続けて1時間25分。
ついに目的地に到着したのであった。
この小さな湖がセアリーターンなんだとか。
湖はおまけでマウントクック方面に広がる絶景がメインのようだ。
いやぁほんとすごいなニュージーランド。
ハイキング天国だよほんと。
最低限の体力さえあれば誰でも気軽にこんな美しい景色を見られるんだから。
ちなみにここからさらに2.5kmほど歩いてミューラーハットルートにすることも可能。
その場合は往復で6〜7時間になるそうだ。
我々も挑戦しようかとちょっと悩んだけれど、慣れないキャンプ生活で疲労は溜まっているし、何よりこの先はがれ場が続いていたり、積雪があるそうだ。
「なんとかなるレベルではあるけど、無理しない方がよい。」と今朝会った日本人の若者が教えてくれた。
彼らは昨日ミューラーハットルートを歩いていたからだ。
我々は無理せずセアリーターンで引き返すことにした。
でもちゃんとこの景色を堪能するためにお昼ご飯を食べることにした。
サンドイッチ。
ハムとサラミを挟んだものと、ツナのトマトバジル味を挟んだものの2種類。
最高の景色という調味料のおかげかどっちも美味しい。
おやつはハリボー。
Azuがドイツから持って来たやつ。
セアリーターンでは風も無く暖かかった。
こうした絶景のポイントは大抵風が強く、標高も高いことからとても寒いことが多い。
こんなにゆっくりと心静かに景色を堪能できるのは珍しい。
南米は寒さとの戦いだったなぁ・・・
ゆっくり深呼吸をしてその景色をAzuと2人でずっと見ていた。
時折、
バリバリバリバリ!
と、突然大きな音が響き渡ることがあった。
目の前の氷河が夏の日差しで割れている音だろう。
崩落まではいかず内部が割れただけだのようだが音だけでも自然の力強さを感じるには十分すぎる。
・・・
・・
・
たっぷり50分間もまったりしたら下山することにした。
道中も相変わらず絶景だ。
マウントクックも雲が取れて大満足すぎるパノラマを堪能した。
途中でちょっと休憩。
本当に美しい景色だ。
マウントクックもはっきり見えるし、その下には昨日見たフッカー氷河も見える。
手前に大きく広がるミュラー湖も合わさってずっと見ていられる。
これが1時間半くらいの登山で見られるんだからニュージーランドってのはほんとすごいな。
行きはひたすらに階段を登ったので、帰りは当然ひたすらに階段を下る。
Azuは膝を笑わせながらなんとか1時間20分で下山した。
山頂での休憩を除いて2時間50分のハイキングだった。
看板には往復2時間とあったけど無休憩で登り続けない限りそれは難しそうだ。
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ホリデーパークへ
その後は車で近くのホリデーパークへ。
このまま同じキャンプサイトに連泊してもよかったのだが、ここはシャワーが無いので2日連続シャワー無しは厳しいということでここから20分のところにあるホリデーパークへ移動する。
100kmでぶっ飛ばしてあっという間にホリデーパークに到着。
今日のお宿はグレンタナー・パーク・センターだ。
電源無しのキャンプサイトが2人で66.12NZドル(5,910円)。
無制限のホットシャワーにWi-Fi、キッチンやバーベキュー台、有料洗濯機などが用意されている。
肉でも焼きたいところだが、我々の車には冷蔵庫が搭載されていないので肉を日を跨いで持ち運ぶのは難しいのだよな。
近くにはスーパーは無いので調達も難しい。
最寄りのスーパーは車で30分のトワイゼルの街だ。
チェックイン可能な14時ちょうどだったのでキャンプサイトの場所は選びたい放題。
我々が選んだのは〜、
・・・
・・
・
まさかのマウントクックビュー!
いや、2日間ずっと眺めていたマウントクックをまた見ながら過ごせるなんて最高すぎる。
テントを設営したらまずはシャワーだ。
昨日浴びれなかったからマジで気持ちよかった。
お湯は熱々だし、時間制限も無い。
ドライヤーまであった。
さすが1人3,000円の高級キャンプサイトだ。
シャワーの後は洗濯。
洗濯を干すロープもあったのでばっちり昼間のうちに乾いてくれた。
最高。
んでその後は20分歩いてプカキ湖へ。
ここからもマウントクックがばっちり。
いやぁほんと見てるだけで心が落ち着くというか、なんというか。
2人してすっかりマウントクックが好きになってしまった。
遠くから見るとエメラルド寄りの青い湖なのだが近くで見るとやっぱり透明。
誰もいない静かなプカキ湖。
なんとなく入ってみたくなったのでズボンを膝までまくって入ってみると、水は想像以上に冷たかった。
足先に冷たさを感じながら目を閉じて深呼吸。
・・・
・・
・
なんとも心が落ち着く。
風が生み出した波の音が聞こえ、
透き通った冷たさを感じ、
キリッとした空気の澄んだ匂い。
絶景ってどうしても視覚情報が大きいけれど、あえてその視覚を断つと他の感覚が研ぎ澄まされてより自然を感じることができるのかもしれないな。
まったりしたらキャンプ場に戻って夕飯。
設備の整ったキッチンに向かうと中学生か高校生くらいの若い子供たちがキッチンとバーベキュー台を埋め尽くして調理していた。
サマーキャンプ?というやつだろうか。
引率の方が引き連れてキャンプしに来ているようだ。
楽しそうだがキッチンは特にぐっちゃぐちゃだ。
仕方ないので自分たちの鍋や皿を使って夕飯を用意した。
・・・
・・
・
出前ラーメンのスパイシー味!(出前一丁の海外版)
これがめちゃくちゃ美味しい。
辛くて大汗かいたけどほんと満足度が高い。
厄介なアイツ
外のバーベキューエリアで充電していた時のこと。
なんだか猛烈に足が痒い。
蚊に刺されたような痒さ。
でも蚊の気配は感じない。
でも猛烈に痒くて何度もかいてしまう。
おかしいと思っていたのだが、
チクッ!
腕に何か鋭い痛み。
咄嗟に痛みの箇所を見ると、
・・・いた。
あいつだ。
ニュージーランドのキャンパーを悩ますとされているサンドフライというやつだ。
小さいハエみたいなやつで、蚊と違って音もしない。
でも刺されるとチクっと痛いし、蚊よりも全然痒い。
虫除けも持ってないしこれからこいつに悩まされ続けるのだろうか?
ちょっとそれは怖いぞ。
今までいなかったから安心していたのだけれど・・・
夜撮ったやつだけどこんな感じの小さな虫。
これが音も無く近寄って来て刺されるとめっちゃ痒いのだ。
そしてもう一つ問題が。
それは日焼けだ。
日焼け止めを塗ってはいたのだが、シャワーを浴びた後ちょっとプカキ湖に行っただけで腕が真っ赤に火傷したみたいになってしまった。
これからまだまだ旅は続くがこんなに日差しを浴び続けていたら日焼けの痛みでそれどころでは無くなってしまいそうだ。
日焼け止めをちゃんと塗りつつ、できる限り長袖を着るしか無いのだが、日向はその強すぎる日差しのせいで暑いのだよな。
自然はすばらしいが、自然がまた僕らを悩ませるのであった。
夜は明日以降どうするか天気と睨めっこしながらプランを立ててホリデーパークを予約した。
サンドフライに悩まされながら・・・
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明日は雨の予報なのでハイキングはせずに移動だけ+人に会いに行く予定。
それでは!