【世界一周569日目】2024.11.24 ニュージーランド グレナビス 〜 テカポ
気温：7度〜18度
歩数：11,531歩
1ニュージーランドドル＝90.29円
今日の予定
- テカポへ移動する
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復活の朝
今日は7時に起きる予定。
ベッドというのはあまりに快適だ。
欲望と戦いつつなんとか起き上がる。
が、Azuがなかなか起きてくれない。
まさか、まだ具合が悪いのか・・・
と、心配したけれど、単に眠いだけ？っぽい。
7時半過ぎに起きてくれた。
とりあえず頭は痛く無さそうだよ。
大丈夫かな？
良かった。
これでまた旅が再開できるぞ。
まずは朝食。
いつもの缶詰のスープとマッシュポテトだ。
今日のスープも美味しい。
mosariよ。こんなに毎日加工食品ばっかり食べてていいのかな？
え？ポテトはただのジャガイモだし、スープもそんなにヤバいかね？
まぁ菓子パン毎日食べてた日々よりはマシ・・・か。
旅は寿命を縮めていると思う。
手軽に腹を満たそうとすると身体に悪いことがほとんどだもの。
汚い油で揚げたもの
砂糖たっぷりのお菓子
野菜少なめ、肉多め などなど
日本に帰ったら気をつけよう・・・
9時過ぎにチェックアウトして車に乗り込む。
目指すはテカポ！
あのテカポである。
ずっと行きたいと思っていたテカポに今日行くんだな。
ウキウキしながらアクセルを踏み込んだ。
こわいよーん。
相変わらず100km道路には慣れない。
先の見えないカーブに100kmで突っ込むのはマジで怖い。
つい80kmくらいに落としてしまうんだけど、そうすると一気に詰まってしまう。
すいません(；´∀｀)
お買い物とガソリン事件
1時間ほどで2日前にも通ったティマルーの街にやって来た。
ここでお買い物タイム。
まず最初に来たのはホームセンターであるWarehouse。
とにかく寒すぎて風邪引くの必至なので防寒対策を強化することにした。
- テントの中で過ごす時にケツが冷えないようにするための座布団
- 夜暖かく寝るための掛け布団
- 下半身を温めるためのレギンス
- 寒い時に暖かいものを飲めるようにガス缶
など。
本当は暖かい裏起毛のパーカーやズボンや靴下なんかも悩んだけれど、あまりにかさばるのでいったん保留。
とりあえずテントの中はこれでかなり快適になるはず・・・
衣類に関しては持っている衣類を重ね着できるので厚手のものは一旦見送り。
そして家に忘れてしまったUSB Type Cのケーブルを購入した。
15NZドル（1,350円）と高かった・・・
日本ならAmazonでankerのやつが990円で買えたのに持ってくるのを忘れる失態・・・
でもこれでモバイルバッテリーとランタンが充電できるようになったぞ。
他にもスーパーを2軒ハシゴ。
安いと評判のパックンセーブ（Pak’nSave）とウールワース（Woolworth）だ。
野菜やら缶詰などの今後食べる食材と、昼に食べるサンドイッチ用のパンとハム、そしてチーズを買った。
車に戻ってサンドイッチを作って食べた。
カミーノで飽きるほど食べたサンドイッチ。
困った時の救世主だ。
ハムは量り売りのものを”2枚だけ”買って0.84NZドル（75円）、カマンベールチーズは3.39NZドル（305円）。
チーズは量り売りが無くて安かったカマンベールを買った。
パンもブリオッシュタイプだったので柔らかくてとても美味しいサンドイッチだった。
スペインのパンは顎のトレーニングだったからね・・・
んで食後はこの後は山の方に向かうので給油しておくことにした。
スーパーの隣のガソスタ。
パックンセーブで買ったレシートがあると1Lあたり割引があるのだ。
使い方がわからないが、画面の案内に従ってみる。
えーと、まずはスタートして・・・満タンボタンを押してっと。え、いきなりクレカをタッチ（差し込む）なのか。
ピッ。
んでレシートを読み込ませて割引を反映して・・・よし、これで給油できるみたいだ。
って寝巻きみたいな格好だな・・・
レガシーは91というタイプのガソリンだった。（レギュラー相当）
半分くらいタンクが空いていたので入ったのは28Lちょっと。
料金は67.66NZドル（6,110円）だった。
1Lあたり2.4NZドル（217円）か。
た、たけぇ(；´∀｀)
日本が今いくらかわからないけど、レギュラーが200円は超えていないだろう・・・
ピロン
クレジットーカードの利用明細の通知がスマホに届いた。
最近のカードは利用したらすぐに日本円いくらなのか通知があるので便利だ。
不正利用された時もすぐに気づくことができる。
が、アプリを開くとそこにはなんと・・・
・・・
・・
・
200NZドル（18,185円）になってるうううう！！！
もうね、パニックですよ。
給油する前にクレジットをタッチしたからちょっと違和感はあったんだけど、ちゃんと給油した分が請求されるかと思ったらまさかの200NZドル。
あくまで通知だから明細に上がってくる時に正しい金額になると信じるしか無い・・・
このガソスタは無人で店の人に聞くこともできないのだ(；´∀｀)
実はレシートも出なかったしちょっと怖い。
ネットでググっても似たようなトラブルは見当たらなかった。
し、信じるよパックンセーブ！
たかだが給油しただけなのになんだか疲れてしまった。
調べたりして無駄に時間も使ってしまった。
気を取り直してテカポへ向かう。
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いざテカポ
ティマルーを出ると牛や羊などが放牧されているのどかな道が続いた。
これまでの1号線と違って内陸方面に向かって進んでいるので遠くに白い冠を被った山が見えてとてもワクワクする。
歩いている人などほとんどいなくて超車社会のニュージーランド。
相変わらず100kmで走っていてもビュンビュン抜かれる。（一般道である）
ほんと怖い。
1時間ちょっと走ると突如坂の下にテカポ湖が見えた。
うおおおおお・・・！
うわああああ・・・！
2人してつい声がこぼれた。
エメラルドグリーンの美しい湖が出迎えてくれた。
これがテカポか！
ついにやって来たのだ。
憧れの地、テカポへ。
ちなみにテカポが有名なのは星空。
世界一美しいと称されるその星空を見に世界中から観光客が訪れるのだ。
ちなみに星空を見るのは冬が良いとされているので今はちょっとシーズン外だったりもする。
が、冬にニュージーランドはかなりキツいだろう。
今ですら寒すぎるんだから。
レイクス・エッジ・ホリデー・パーク・キャンピング・グラウンド
やって来たのは湖沿いのホリデーパークだ。
観光地なので埋まっていると怖いので昨日予約している。
レセプションで受付して指定されたキャンプサイトへ移動。
よし、到着〜！
さて、じゃあまずはテントを張ろうかね！
お、いつもなら「写真を撮りたーーーい！」と、飛び出していくはずなのにまずはテントを張らねばならないとわかってくれているようだった。
えらい！
まだ2回目なのでちょっと間違えながらもお互い指摘し合って前回よりも早く設営することができた。
全部で40分くらい？
・・・
・・
・
ドンっ！！
キャンプです。キャンプ！
後ろから見ると〜
ちょっとだけテカポ湖が見えるのだっ！
1泊66.94NZドル(6,045円)。
人気のエリアなのに1ヶ所しかキャンプ場が無いので非常に高価だ。
ホリデーパークらしくキッチンやホットシャワー（1人8分）も付いているけどね。（Wi-Fiも！）
しかも野生のアヒルがテントの近くを巡回していてとても可愛いというおまけ付き。
これで自由時間になったわけだが、テントを張り終えるとドン曇りになってしまった。
近くに散歩しにいく予定だったのだが小雨も降って来てしまったので先にシャワーを浴びることにした。
暖かいホットシャワー。
1人8分までだけど十分だった。
しかも女性用はドライヤーもあったらしい。
交代でシャワーを浴びてテントに戻るとまた晴れてくれていた。
ずいぶんと気まぐれな天気だな。
そして日が出ているととても暖かい。
ニュージーランドに来て初めて暖かいと思ったかもしれない。
今日は風が弱いのもあるだろう。
とにかく快適だった。
テントではアヒルさんが番犬ならぬ番鳥してくれていた。
あまりの暖かさに長袖を脱いでついに半袖Tシャツになった。
3日前の初キャンプ時は長袖を着て、フリースを着て、ダウンを着て、レインジャケットまで着て夕飯を作っていたんだけどな・・・
いったいこの温度差はいったい？
もしかすると海沿いだったから寒かった・・・？（風が強くて冷たかった）
その後は夕飯を作りにキッチンへ。
が、コンロはあるが鍋やフライパンが無い。
自分で持って来たものを使わないといけないようだった。
ステンレスの鍋はあるけど、めっちゃ焦げ付くから出来ればそれで肉は焼きたくは無い。
それならばと作戦変更。
・・・
・・
・
絶景バーベキューに変更！！！
湖が見える絶好のポジションにバーベキュー台があったので使わせてもらった。
お金が別途かかるのかわからなかったので使っているアニキに聞いてみると、ガス式で誰でも自由に使っていいと使い方含めて教えてくれた。
優しい(；´∀｀)
お隣の台にはおこぼれを狙った可愛い鳥もいた。
この自然と野生動物との距離の近さがキャンプの醍醐味なのかな？
まだよくわからないけど。
そんな訳でサクッと肉と野菜を焼いて夕食だ。
テカポ湖の絶景を見ながらニュージーランド産の肉を頬張った。
主食はバターたっぷりのガーリックトースト。
肉のラインナップは、
- 味付けラム肉（ローズマリー＆ミント味）
- ラムのケバブ
- 豚のソーセージ
半分は明日に残してあるので1食分あたりでいうと1,050円くらい。
1人500円くらいでこの肉が食えるならありがたい。
景色も良いし、肉自体も美味しい。
やるじゃないかニュージーランド産。
ねぇmosari。これはボーナスステージなの？！最高すぎるんだけど。なんかキャンプの良さが少しわかって来た気がするよ！
これにはAzuもにっこりだ。
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大切なもの 諦めること
そして事件は起こった。
Azu、ちょっと手がベタベタだからトイレに行ってくるよ。
はーい。いってらっしゃーい。
そう伝えて席を立った瞬間。
バサササッ！
上空からカモメみたいな白い鳥がテーブルに目掛けて急降下。
皿の上に残っていた骨を加えて飛び立っていった。
こりゃ迂闊だった。
席を離れる瞬間を狙っていたとは。
Azuに気をつけるように伝えてトイレへ。
・・・
・・
・
手を洗って戻ってくると浮かない顔をしたAzuが、
ごめん、mosariの箸1本持って行かれたかも。
はい？
聞けばあの後また鳥に襲われたらしく、皿の上の骨全部と、mosariの箸まで持っていってしまったんだとか。
え？食べ物ならまだしもそんなことある？
我々が使っている箸はmosariの職場の皆が旅立つ前に名入りで作ってくれた大切なお箸。
それが鳥によって奪われてしまったというのだ。
食べ物じゃ無いからその辺に落としているかもしれない。
でも、そんなの探し当てるのは不可能だ。
草っ原も近くにあるし、湖の上で落としているかもしれない。
Azuも残念だけど見つかる訳ないと言っている。
でも大切なお箸だからそう簡単に諦められなくてつい辺りを探し始めてしまった。
・・・
・・
・
当然見つからない。
諦めたく無いけど、見つかる訳ない。
諦めるしかない。
もやもやしながらテーブルに戻ってくるとAzuの姿はなかった。
どうやら先に片付けを始めていたようだ。
ならキッチンかな。
キッチンの方へ向かってる途中でバーベキュー台の前を通った。
すると付け方がわからないのかスイッチを回してあれこれしている男性の姿が見えた。
これは、こうやってつけるんですよ。ほら。
おぉ！ありがとう！
さっき教えてもらったとおりに操作すると無事に点火された。
よかった。
再びキッチンに向かってる最中でふと先ほどの落ち込んだ気分がどこかにいっていることに気づいた。
知らない人にありがとうと言ってもらえて気分が上向いたのかもしれない。
無くしてしまったのは職場のみんなに申し訳ないけれど、落ち込んだ気分はすっかりとどこかに飛んでいってしまった。
良いことをして、自分の気分にも良いことが返って来たみたいだった。
キッチンにはAzuの姿がなく、おかしいなと思ったらテーブルに発見。
どうやらバーベキュー台を操作している時にすれ違っていたようだった。
あ、mosari。ほんとごめんよ。
いや、無くしたのは残念だけど、もう諦めたよ。さっきバーベキュー台で困っている人を助けたらなんか吹っ切れたよ。
そんなことがあったんだね。
うん。もう片付けて行こうか。って・・・ああああああ！！！
テーブルの天面の木と木の間に何か見えた。
もしかしてと拾い上げるとそれは奪われたと思っていた箸だった。
うそ！！そんなところに挟まってたの？！
テーブルのわずかな隙間に入り込んでいて、さっきまで全然気づかなかった・・・
気分晴れやかに片付け始めたことで視野が広がったのかもしれない。
徳を積んだら箸が返って来たわ。
良いことあったね。
もしさっきバーベキュー台に立ち寄ってなかったらキッチンでAzuに会っていたはず。
そしたらきっとテーブルに戻ったとしても箸が挟まっていることに気づけなかったかもしれない。
ほんと偶然なんだけど、何かすると何か返ってくるのかもしれない。
大切は箸が返って来て本当によかった。
その後はコーヒーを淹れてからテカポ湖に降りてみた。
徒歩1分。
湖の周りでは美しいルピナスの花が咲き乱れていた。
2人で湖沿いの地面に腰をかけた。
旅に出る前のAzuなら地面に直接座ることを嫌がっていただろうけれど、旅の中でAzuも少しずつ変わって来ている。
その旅の最後、ニュージーランドに今いるのだ。
乾杯！
もう20時近いけれどまだ太陽は残っていて寒さはあまり感じない。
これがニュージーランドの夏か。
昨日までは場所とタイミングが悪かったのかもしれない。（今日が特別暖かい可能性もあるが）
2人でキャンプの楽しさを語り合ったり、今後日本に帰ったらキャンプをするだろうか？なんて話をしたりした。
あぁ、今日は良い日だ。
我が家にしては珍しく夜まで外を満喫したのだった。
日が暮れる直前。
山々が美しく燃えていた。 
テカポといえば・・・
21時ごろに日が暮れたら流石に寒いのでTVルームという場所へ。
TVには興味は無いが、そこなら暖かいし、電源がある。
予約したのはパワーサイトでは無いので電源が無い。
スマホの充電をしたかったのだ。
後は今日買ったType Cのケーブルを使ってモバイルバッテリーに充電を試みた。
思ったよりも時間がかかっているのでもしかすると急速充電がうまく機能していないかもしれない。
ちょっとこれは次回に持ち越して調査してみよう。
そしてその後はお楽しみのあれ。
・・・
・・
・
いや、さすがでした。
星空観察のベストシーズンでは無いのでそこまで期待してなかったのだが、十分にすごかった。
とにかく星の密度がすごい。
こんなにたくさんの星を見たことがあっただろうか？
そして何より特徴的だったのが星の煌めき。
ギラギラと光り輝いている。
星って生きてるんだな。
星の息吹を感じたのは初めてだった。
これがテカポか。
これまで見て来た星空の中で堂々の1位の美しさだ。
ちなみにAzuの一番はナミビアのシュピツコッペで見た星空。
確かにあそこもすごかった。
地平線からずっと360度星が見れる。
平らな地形が続くがゆえの絶景だった。
あ！流れ星見えた！
うそ！いいな！あ！！私も見えた！
2人して子供みたいにずーっと星空を眺めて過ごした。
ここはまるで星空のキャンプ場だ。
人気なのも頷ける。
きっと世界で一番空を見上げている人が多い場所なのかもしれない。
寒すぎてどうなることかと思ったけど来てよかったな。
明日からもまだまだ楽しみだ。
さすがに寒くなってテントに避難。
いや、テントも寒いけど。
でも昨日までと比べたら全然マシ。
しかも今日はかけ布団も買ったからね。
寝袋の上にかけてみるとめちゃくちゃ暖かい。
むしろ暑いかも？
少し薄着になって寝袋に入ってみた。
これは心強い味方を手に入れてしまったな。
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フォローするとAzuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリー欄を要チェック！
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明日は引き続きテカポです。
それでは！
