【世界一周262日目】2023.12.22 マダガスカル アンタナナリボ 〜 モロンダバ
気温:28度〜34度
歩数:6,543歩
1アリアリ=0.031円
今日の予定
- モロンダバへバスで移動
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目覚め
4時にアラームが鳴った。
めちゃめちゃ眠い。
もう一度寝たい衝動に駆られる。
悪魔の誘惑。
でも起きなければならない。
だって今日は苦労してゲットしたモロンダバ行きのバスの日だから。
荷造りは昨日の夜に済ましてあるから軽く朝食だけ食べて4時45分にチェックアウト。
早朝にチェックアウトしたい旨はAzuが昨日のうちに伝え済み。
ついでにタクシーも呼んでもらっていた。
本当に来てくれるか心配していたAzuだったがちゃんと時間通りに来てくれた。
タクシーの値段は事前にはわからず、運転手と直接交渉してくれと言われている。
早朝だし、我々はこのタクシーに乗るしか無い。
だから相手が圧倒的に有利。
距離だけで考えたら2kmちょっと。
これが昼で交渉相手が何人もいれば10,000アリアリ〜15,000アリアリでも見つかるだろう。
でも今回のケースでは交渉のしようが無い。
足元を見られて最悪50,000アリアリと言われてもおかしく無いと思っていた。
30,000アリアリくらいで収まるといいけど、、、
変なドライバーじゃないことを祈りながら値段を確認すると25,000アリアリだった。
まぁちょっと高いが時間も時間だし迎えにも来てもらってるのでこんなもんだろうとタクシーに乗り込んだ。
アンタナナリボでお世話になった宿
- 施設名:Madagascar Underground
- 住所:18 Lalana Rainitovo , Antsahavola, Antanarivo 101, 101 アンタナナリボ, マダガスカル
- チェックイン時間: 11:30〜
- チェックアウト時間: 〜10:30
- 部屋タイプ:ダブルルーム
- エアコン:無し
- 1泊:16.83ユーロ(2,667円)
市内の中心部に程近いが、ちゃんとしたスーパーなどに近いエリアでもあるので宿の周りにローカル向けのお店は少ない。
キッチンも無いので外食か、スーパーのお惣菜を買って食べることになる。
もしくは宿のレストラン(バー)。
我々は夕食を2回お世話になった。
チップも不要なのでローカル向けの店と比べると当然高いがレストランに入るよりは全然安くなる。
味も普通に美味しかった。
また、提携しているツアー会社があるようで、どこかに行きたい場合はレセプションに相談すれば色々と教えてくれるだろう。
我々はガイドが宿に来てくれたので直接相談できた。
ちと高いのでお願いはしなかったがかなり細かくアレンジできた。
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水回り
これは大問題だった。
まずトイレは3ヶ所、シャワールームが1ヶ所あり、中には4つのシャワーブースがあった。
どちらも男女共用なのだが、シャワーブースはカーテンを閉めるだけのタイプ。
カーテンなので鍵がかからない。ぺろっと指で触れるだけで中が見えてしまう。
女性の1人利用は不安だと思う。
また、断水が酷かった。
我々が泊まった3泊中2泊は断水しており、水はチョロチョロ出るだけ。
トイレも流せないタイミングがあった。
そんなタイミングだと当然お湯も出ない。
最終日だけ水量、温度ともに最高だった。
日に寄るので使えない日もあると思って望まないとキツそうだ。
部屋周り
個室にはダブルベッドとソファ、テーブルがあった。
部屋自体は問題無かったが、寝る時になって蚊帳が少し短いことに気づいた。
不安なので虫除けも使って寝た。
リネン類は特に汚いようには見えなかったが、少し虫に刺されたのかチェックアウトしてから痒みが出た。
総じて安いから許せる、である。
個室で1泊2,600円ほどなのでチョイスした。
だが実際泊まってみると、booking.com経由で支払うことが出来ないそうで、実際に予約した金額よりも多少高くなった。(1泊150円くらい)
彼ら独自レートなのと、カード決済には4%の手数料がかかったため。
安ければまた泊まるし他にいい宿があれば他でもいいかなと言う印象。
でも市内の中心地なのでどこに行くにも便利ではある。タクシー利用が多くなると思うので。
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モロンダバへバス移動
タクシーでのSoatrans Plusのオフィス兼バス停へ向かう。
途中でアノシー湖が見えた。
まだ薄暗い中、何人か湖の中に立っている姿が見えた。
何かを獲っているのか、身体を洗っているのか、洗濯しているのかはわからなかったが、朝方の冷えた空気の中は大変そうだった。
10分ほどでのSoatrans Plusのオフィスに到着。
5時ぴったりだった。
25,000アリアリを渡してタクシーを降りた。
その辺の人にチケットを見せてみると、チケットを買ったカウンターを指差された。
カウンターは賑わっていたので良い子に並んで聞いてみたところ、車両のナンバープレートを書いてくれた。
この車両に乗ればいいのか。
そして、
6AM
そんな事を言った。
やっぱり1時間も前に来る必要性は皆無だった。。。
チケットを買った時に6時出発だから5時に来いと言われていた。
なんで1時間も前に、、と、思っていたがまさに無意味だった。
まぁ何かしら予想外のことが起きるかもしれないから余裕を持つしか無いけどね、、、
荷物はバスの上。
自転車やら野菜やらなんでも乗せる。
なんならニワトリとかダッグまで。
なんだかんだでバスは20分遅れの6時20分に出発。
何時に到着するかはわからないが15時間くらいはかかるみたいだ。
早くて21時半か、、、
距離で言うとたった700kmなんだけどね。
それだけ道が悪いと言うことだ。
バスは新しいのかとても綺麗。
しかも我々は助手席なので景色も楽しめる特等席だ。バスは16席満席だったがなんで助手席が空いてたんだろうか。
とにかくラッキーだ。
市内を走っているとスラムでは無いが、ボロボロの住宅街が見えた。
ヨーロッパのような雰囲気の場所もあれば、このような寂しい雰囲気の場所もある。
いや、国全体で見たらボロボロの家屋に住んでいる住民が圧倒的だろう。
アフリカを旅して思うのは貧富の差が特に酷いということだ。。。
市内を抜けると想像していなかった景色が飛び込んできた。
田んぼである。
そしてその後、山道に差し掛かると・・・
棚田まであった。
まさかマダガスカルで見れるとは思わなかった。ここが日本だと言われたら思わず信じてしまいそうだ。
お米が美味しいのは自分たちで育ててるからだろうか。
とても身近な存在なのだろう。
マダガスカルは地理的にはアフリカだが、文化や風景はアジアにも近いように感じる。
一昨日お会いしたyoshiさんとNaokoさんはスリランカにも似ていると言っていた。
ナミビアや、南アフリカで見た荒々しいダイナミックな景色もよかったが、この田園風景もまた最高だ。
青々と茂る青葉に田園に反射する太陽の日差し。
何もかもが輝いて、それはとても美しい道がどこまでも続いていた。
日本の原風景のような道。
心地良さを感じるのはやはり我々が日本人だからだろう。
だが、早起きしていることもあってその後はずっと睡魔と戦っていた。
走り出して2時間ちょっとで最初の休憩があった。
トイレは無く青空である。
美しい田園を眺めながら致すのは気持ちが良かった。
これもまたアフリカの醍醐味だ。
女性は茂みの奥で並んで会話しながらしていたとAzuが言っていた。
屋台が幾つか合ったので覗いてみるとチキンなどが売られていた。
でも休憩時間がどれくらいかわからないので茹でたトウモロコシを1本買った。
1,000アリアリ(31円)。
現地の水準からすると高い。
でもまぁ30円程度なので買ってあげた。
粒が大きくツヤツヤしていてとても美味しそうだったから。
買ったところでちょうどバスのクラクションが鳴った。
どうやら出発らしい。
車内で食べることにした。
粒を取りだして食べてみる。
mosari、これなんか芋みたいだね。
そ、そうだね、、、
コーンと言えばシャキッとした食感と甘味がウリだ。
だがこのトウモロコシはなんと言うか茹でた芋みたいな食感で全くシャキッとしていない。
味もあまりしない。
違う品種なんかねぇ、、?
そう言って2人でもしゃもしゃ食べたが、
これ、単に茹で時間が足りなくて半分生なんじゃ無い?
Azuが呟いた。
だとしたら美味しくないわけだ。
まだ半分残っていたがさようならした。
橋は10km制限。
一方通行の信号は手動。
反対側にはSTOPtp書いてあるので時間を見てクルっとひっくり返していた。
洗濯物は地面に置いて乾かす。
洗濯物や洗い物はこの茶色の川でする。
マダガスカルは自然豊かだが全ての川が汚いように見えた。
首都の周りはドブ川だった。
先ほどの休憩からまた2時間ちょっとで再び休憩。
レストランが併設されていたが何分に出発なのかがわからないのでオーダーするのは躊躇われた。
ドライバーにフランス語で聞いてみたが全く理解されなかった。
そんな訳でレストランで売っていたサンドイッチとサーダーアンダーギみたいなやつを買った。
サンドイッチは1000(31円)アリアリ。もう一方は500アリアリ(15円)だった。
今度の休憩は20分ほど。
トイレがあったがAzuは現地の人に手を出されたのでもしかすると有料かも。
いくらか聞いてもわからないのでそのまま出てきたらしい。
再び走り出すバス。
美しい丘陵地帯、羊飼いの少年。
まるで御伽話のような世界を走った。
続いての休憩は1時間半ほど走ってからだった。
時間で言うと13時ごろ。
今度もレストランが併設されており、同じ乗客も食べていたので我々も食べることにした。
チキンの鶏ガラ生姜スープと、牛肉の煮物に半ライス。
味はまぁまぁ。
ライスはアンタナナリボで食べたふっくらご飯と違ってパサパサしていた。
まぁバスが勝手に客を連れてきてくれるような場所だからね、、、
メインがそれぞれ6,000アリアリ(186円)、ライスが2,000アリアリ(62円)。
合計で14,000アリアリ(433円)。
ここのトイレは無料だった。
40分の休憩の後、再びバスは走り出す。
ここからは一段と道が悪くなった。
元々良くなかったが、ギャップがより一層増えた。
ギャップを踏まないように蛇行しながら走るドライバー。
スピードが全然出ない。
まるでトルクメニスタンのようだ。
でもあっちはオールフラットだったからジープは猛スピードで駆け抜けていた。
が、こっちは山道なので事故ったら崖下に落ちてサヨウナラだ。
このドライバーはせっかちなのでクラクションを鳴らして道をこじ開けるタイプ。
どんどん抜かしてくれるのはありがたいが事故らないように願った。
めっちゃくちゃ揺れるが酔い止めを飲んでるAzuは副作用もあって夢の中だ。
グワングワン頭が左右前後に揺れてて頭がとれないかそっちも心配だ。
17時15分ごろに休憩があった。
が、トイレが無い。
住宅に囲まれてるので茂みですることもできない。
同じバスに乗っていた他の現地民たちも困っていた。
結局トイレは行けず。
でも暑すぎて炭酸水とコーラ風のドリンクを買った。
2つで5,500アリアリ(171円)。
15分ほどで出発。
この辺りから街の子供達が一気にフレンドリーになってきた。
目が合うと手を振ってくれるようになった。
アフリカの子供達は元気いっぱいで本当に可愛いのだ。
また、もうすぐ日が暮れるからか、川で水浴びしている人々の姿もよく見かけた。
おそらくこの辺りには電気もガスも水道も無いはずだ。
原始的な生活。
川の水を生活用水にしているのは水を汲んでる女性がいることからも明らかだ。
でもその川はめっちゃ茶色く濁ってるんだよなぁ、、、
彼らは恐らく一生の大半を生まれ育った寒村で過ごすのだろう。
成功してせいぜい首都のアンタナナリボに出てくるくらい。
産まれた場所で人生の大半が決まってしまう現実。
僕らは日本に産まれた。
それはきっと幸せのはずだ。その幸運に感謝しなければいけない。
もちろん彼らは彼らで幸せかもしれない。
彼らを不幸だとは思っていない。
それを決めるのは彼らだ。
出発して12時間ほど経った頃。
燃えるような太陽が1日の終わりを告げていた。
田園風景の先に沈む夕日。
どうしようもなく心に刺さる情景だった。
日が落ちたがモロンダバまではまだまだある。
道も相変わらず悪い。思うようにスピードが出ない。
ひたすらに耐える。
19時15分ごろにトイレ休憩。
ここは青空トイレ。
前回トイレが無かったので大勢が茂みの方へ。
真っ暗なので特に場所を気にせず致した。
ふぅ。
ふと隣を見ると下の方に何かあった。
よく見ると女性がしてるところだった。
意図せず2人仲良く並んで致してしまった(;´∀`)
何か夕食を食べたいところだが特にめぼしいものは売っていなさそうだ。
とりあえず水を買おうとしたところでクラクションが鳴り響いた。
1.5lの水で3,500アリアリ(109円)。
どうやら出発らしい。
買っておいたビスケットを食べたけどやはり足りない。
到着もかなり遅くなりそうだ。
夕飯問題が出てきたぞ。
・・・
・・
・
この後はひたすら早く着かないか願っていた。
腰も痛いし、首も痛い。
何度Googleマップを見たかわからない。
それでも着かないバスは無い。
出発から16時間後、22時半にバスはモロンダバのオフィス兼バス停に到着した。
モロンダバの宿へ
Soatrans のバス停は市内中心部のちょっと手前にある。
歩けない距離じゃ無いけれど、夜遅いし、おとなしくトゥクトゥクを使うことにした。
多分日中に使ったら5,000アリアリ程度だろうけれど、夜も遅いし10,000アリアリ(310円)くらいかなぁと思っていた。
バスを降りると荷物を受け取る前にトゥクトゥクのドライバーが話しかけてくる。
値段を確認するとちょうど10,000アリアリだった。
言い値なのでもっと安くなるだろうが、疲れていたのでもうそのままお願いした。
荷物をトゥクトゥクの後部座席にぶち込んだらいざ出発。
空いてる道を走って10分ほどでMENABEホテルに到着した。
チェックインして部屋に。
ホテルなので綺麗だ。
16時間ただ座っていただけ。
でもそれとは思えないくらい疲れていた。
珍しくAzuよりも先にシャワーを浴びさせてもらって寝転がった。
明日はついにバオバブだ。
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