カミーノ42日目 久しぶりの快晴が気持ち良すぎ スペイン【世界一周533日目】

【世界一周533日目】2024.10.13 スペイン

残り68.4km

Lago→Ozón

歩行距離27.3km

気温:17度〜21度

歩数:38,440歩

1ユーロ=163.13円

mosari
晴れてるとすっごく楽に歩けます…!

静かな朝

5時半に起きるとちょうど何人か起き出していた。

誰もが他人に気を使ってなるべく音をたてないように階下でパッキングするなど気を遣いあっていて気持ちが良かった。

さすがサンティアゴを超えてまで歩こうという猛者揃いだ。

他人の気持ちを良くわかっていらっしゃる。

朝食はいつものやつ。

サンドイッチは昨日の昼食べずにとっておいたもの。

甘いパンもあったけど、昨日のようにカフェ難民になった時に備えてとっておくことにした。

食料の調達が難しそうなので。

食後は準備してちゃんと7時に出発。

みんな静かでいい滞在だったな。

気持ちの良いカミーノ

今日は晴れ予報なので久しぶりにバックパックのカバーもポンチョもレインジャケットも無しに外へ。

なんか寒い…

気温的には14度くらいありそうだったんだけど空気がもっと冷たく感じる。

だからか星も綺麗に見えたのだろうか?

久しぶりに星空を見た気がする。

ここ最近ずっと雨だったからね…

やっぱり私はこういう時間が好きだなぁ。

メセタ台地の時は毎日見てたよね。

メセタは乾燥地帯だからほぼ晴れだったし、平坦だったので今思うとめちゃくちゃ楽なエリアだったんだなぁ。

森の中というか山の中をひたすら進む。

霧がすごくてライトの光が乱反射してしまい3mくらい先しか見えない。

こんな暗い時間を笑いながら歩くのなんてもうしばらく無いだろうなぁ。

にしても寒い。

身体は良いけど指先が冷えてしょうがない。

寒い寒い言ってるとAzuが僕の手を握ってくれた。

本当はずっとこうして手を繋いで歩きたい。

でもトレッキングポールがあるから無理だった。

左手にAzuの温もり、右手に2つのポールを持って歩く。

歩きにくいけど心も指先も暖かくなった。

はい!触れ合いタイム終了ー!

じゃあ次は右手ね。

交互に手を繋いで仲良く歩いた。

少しずつ明るくなっていき、8時半頃にライト無しでも歩ける感じになった。

台風から4日くらい経ってるけど未だに川は増水していた。

まぁ毎日雨だからね…

登り坂を越えると開けた場所に出た。

空の向こう側が淡いピンク色に染まっていて綺麗だった。

こんな美しい場所を歩いてるんだから贅沢だよなぁ。

歩き始めてから2時間ほどでカフェを発見。

朝に甘いパンを食べてないからもう腹ペコなので助かった。

ここは朝からトルティージャを食べることにしよう。

オラ!トルティージャくださいな。

無いわ。

温めてね、ってな、無いの?

無いわ。

たぶん初めてトルティージャ無いって言われたな。

そんなことあるのね。

トーストかクロワッサンしか無いというのでトーストに。

クロワッサンは当たり外れが大きいことが最近わかったので。

甘くなかったり、スカスカだったりね。

なんかそんなにゆっくりしたつもりは無かったのだが50分も休憩していた(;´∀`)

我々は歩くのはそこそこ早いのに休憩が長いのであった…

カフェの外に出ると良く合う韓国人の女の子が前を歩いているのが見えた。

彼女はフィステーラに向かうと言っていたので今日は別々の方向に向かう。

さらばだ。ブエンカミーノ!

カフェを出ると太陽がしっかりと昇っていた。

久しぶりにぐんぐんと伸びる影にテンションが上がる我々。

早速濡れたまま乾いていないTシャツやらなんやらをバックパックにくくりつけて歩く。

ガリシア州は湿気がありすぎて夕方に干し始めても全然乾かないのだよな…

Hospitalという街を抜けるとモホンが並んでいた。

左はフィステーラに向かう道、右はムシアな向かう道だ。

左なら残り30km歩いてゴール。

右のムシアなら30kmかけてムシアに行った後に25kmかけてフィステーラに向かわないといけない。

Azuがムシアに行ってみたいと言うので我々は右の道へ歩みを進めようとしたその時!

あら!あなた達!ちょっと待って!写真撮ってあげるからそのモホンの脇に立って!

モホンの近くでスマホをいじっていた女の子がそう言って来た。

スマホを渡して撮ってもらう。

どうやら我々のバックパックがカッコ良いからつい写真を撮りたくなったようだ。

これぞ旅人スタイル。

いやー!ほんと気持ちが良い。

青空最高ー!

青空に風車が映えること映えること。

山を登っていると遠くにたぶん海が見えた。

ああああ!海だ!!すご!スペイン横断してるぞ!

ムシアが近づいている証拠だ。

ほんとスペイン横断とか凄すぎるなぁ。

ロマンが過ぎるぜ…

サンティアゴ以降もモホンがたくさんあってありがたい。

この先に少し大きめな街があったので休憩することにした。

が、カフェはあれどもみんな閉まっていた。

昨日も散々そうだったけど、もしかしてと思って曜日を確認したら日曜日だった。

もしかするとほぼ店はやってないかも。

仕方ないので道の脇にあったベンチに座って休憩することにした。

晴れの日はベンチさえあれば休憩できるの助かり過ぎる。

雨の日はマジで歩き続けるしか無いからなぁ…

と言っても再び2時間ほど経っていたので腹が減って仕方がない。

手持ちの食料もほとんど無いので持っていたリンゴを食べた。

いきなりAzuのバックパックから出て来てびっくりした。

サンティアゴの前で買ったと思われるが何日持ち歩いてたんだ…

意外とリンゴって重いのに…

青リンゴは爽やかな酸味でとてもおいしかった。

そしてAzuはハリボーの恐竜グミを取り出した。

Azuはハリボーにどハマり中。

食べた後は絆創膏を取り出した。

実は2人とも足にマメが出来ていた。

昨日土砂降りで靴が浸水したまま25km近く歩いたからね…

朝は回復していたがなんだかまた痛み始めていた。

絆創膏でカバーしたらまた歩き出す。

まだ台風の爪痕が残る森の中を歩いていく。

地面はぐちょぐちょだし、木の枝なんかが散乱している。

そんな森を抜けると遠くに街が見えた。

やっぱり街が見える瞬間ってのが楽しいんだよなぁ。

今日の目的地まで1時間もかからない距離に来ていたがカフェが開いていたので休憩することにした。

昼食を食べておきたかったからだ。

ペプシの瓶にトルティージャのサンドイッチ2個。

これで9.3ユーロ(1,505円)。

良心的な価格で店主も良い人だった。

Azuのマメがさらに悪化していたので靴下を脱いで乾かしていた。

たまにカフェだとお行儀が悪いと注意される事もあるのだが、この店主はマメが痛そうだね、と心配してくれた。

今日は後1時間もかからない距離。

でも体力的にはまだ歩ける気がする。

Azuもまだ歩けると言っている。

明日30km近く歩く予定だったので、今日はもう少し頑張って明日の負担を減らすことにした。

泊まる目星を付けていたアルベルゲを通り過ぎ、1時間ほど追加で歩く。

今日新しく泊まることにしたアルベルゲは夕食の提供が無いとアプリには書いてあった。

なので途中で通った街でカフェを探す。

が、やっぱり開いていない(;´∀`)

困っていると巡礼路から外れた方の道からピルグリムが4人歩いて来ているのが見えた。

カフェでもあったのか聞いてみようとすると、向こうもそれを察してくれて、

コメ(食べる)コメ(食べる)

と、この先に食べられるお店がある事を教えてくれた。

その先に行ってみるとレストランがあった。

そしてテラス席には昨日会ったポルトガル人のおじさんな立派な肉を食べていた。

あー!ポルトガルー!

おぉー!ジャパーン!

今日はどこまで行くのか聞いてみたらさらに10km歩いてムシアまで行くそうだ。

もうすでに26kmほど歩いているのだがすごいな。

我々はこの先で泊まると言うと、

You are younger than me!(君たちは僕より若いだろう!)

と、言われてしまった 笑

店の中に入るとジュウジュウと肉が焼かれていた。

メニューが無いので翻訳を使ってなんとかオーダー。

まだ15時過ぎだったが日曜日だからかちょうど閉店するところだったらしい。

マジでラッキー。

とりあえず今日の夕飯と明日の朝食をゲットすることが出来た。

サンティアゴから先はただでさえカフェやスーパーが減るのに、日曜日はさらにハードモードだ。

肉屋から少し歩くと今日の宿に到着。

Albergue Etsuseiaというお宿。

1人15ユーロ(2,430円)。

booking.com経由だと何故か少し安かった。

この宿はカプセルタイプ。

まだ下の段も空いていたが我々は若いからか2人とも上段のベッドをあてがわれた。(結局下段ベッドは空いていた…)

前回カプセルタイプのアルベルゲでトコジラミと遭遇したトラウマがあるので、避けたかったが近くの安い宿はここしか無かったのだ。

割と最近出来たばかりで綺麗という口コミを信じて予約。(実際は清潔かどうかよりも直前に泊まったやつが運んできたかどうかだが)

マットレスをいつもより注意深く探すがやはりスノコの下などは見えない。

信じるしかない。

まずはシャワー。

2つしか無くてトイレと兼用。

しかも洗濯の手洗いもここのシンクで。

ちょうどチェックインのタイミングが重なってしまったのでちょい混雑。

Azuがシャワーを浴びたら僕も入って、僕がシャワーを浴びつつAzuが洗濯してくれた。

せめて洗濯場は別が良い…!

外に物干し台があったのでそれに干した。

16時過ぎていたので日はあたりつつも夜までには乾いてくれなかった…

アルベルゲを出てすぐの風景。

坂に沿って石垣があって、坂の向こうには小さな街がある。

ヨーロッパの田舎って光景。

こんな素敵な街に1人2,500円くらいで泊まれるんだからありがたい。(ドミトリーだけど)

フランス人は気難しい?

その後はフィステーラからサンティアゴに戻った後の宿を予約した。

色々と条件が合わずなかなか苦戦してしまったがとりあえず予約完了。

夕飯は買って来た肉を温めて食べた。

肉(シュラスコ)である。

見た目通りの肉肉しさで大変美味しゅうございました。

これ焼きたてだったらもっと美味しいんだろうな。

これにパンがついて1人10ユーロ(1,620円)。

パンは明日の朝飯にすることにした。

肉は味が付いて無い(薄い?)ので宿にあった塩や胡椒をかけて食べてたんだけど、同じ部屋の高齢フランス人グループの1人がテーブルやって来て、

塩!

と一言だけ言って塩を持っていってしまった。

確かに共有物だから使ってもらって良いんだけど、塩貸して?とか、ちょっといい?とかもう一言あってもよくないかい?

んでその後も気になることがあった。

部屋の椅子にAzuが座っていて、一瞬席を離れる際にスマホを椅子に置いたままにしていると、マダムはそのスマホをAzuに渡して自分のスマホやら手帳やらを椅子に置いたのだ。

この椅子は私の椅子よ!

そういうことなのだろう。

もちろんフランス人の高齢の方でも良い人はたくさん出会っているが、挨拶を無視されたりこういう態度をとられる事もある。

フランス人好きなんだけどな。

こういうのが続くと悲しいよね。

その後はInstagramのコメントをチェック。

ちょうど昨日サンティアゴに到着した時の事をポストしていたんだけど、たくさんのコメントが来ていたのでAzuと一緒に読んだ。

50人以上の方からコメントや反応をいただいてありがたい限りです。

こちらのブログからもお礼申し上げます。

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明日も27kmくらい歩く予定。

がんばろー!

それでは!



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名前:mosari
年齢:30代アラフォー
性別:男性

2023年4月2日から夫婦の夢だった世界一周の旅に出ました。

小学校の同級生夫婦のポンコツ世界一周旅で世界の絶景、地球の美しさ、多種多様な文化を見てきます。 現在は3ヶ月のフィリピンでの語学留学を終えて、世界を巡ってます。

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