皆様こんにちは。
先日カタール航空の搭乗便が2ヶ月も前から運休になってしまったという話をしました。
代替え便は用意されていますが、乗継時間が8時間40分もあります。
今回はビジネスクラスなので世界的に評価の高いアルムウジャンラウンジをたっぷり満喫できるとはいえ、流石に長すぎですよね。
そこで、カタール航空のSTPC(STopover Paid by Carrier)と呼ばれるトランジット向けのサービスが使えないか検討しています。エコノミークラスにも提供されているサービスですが、利用運賃によっては利用できない旨が記載されています。
そこで、そもそも何故運休になってしまったのか、そして特典航空券でSTPCが利用できるかどうかカタール航空に電話してみました。
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STPC
カタール航空では2つのSTPCが用意されています。無料のホテルサービスと、市内の無料観光です。
今回依頼するのは無料のホテルサービスです。ドーハでの乗継が8時間以上の場合にカタール航空が市内のホテルを用意してくれます。
更に運賃クラスや乗継時間によっては食事まで用意してくれるというのだから驚きです。恐るべしオイルマネー。
- 入国ビザ
- ホテル‐空港間の送迎(往復)
- ホテルの宿泊
- 食事(条件有)
至れり尽くせりのサービスですね。カタール航空はスカイトラック社の「エアライン・オブ・ザ・イヤー2015」を堂々受賞しています。このあたりのケアをしっかりとしていることも評価されているのでしょうね。
ホテルと言っても格安の仮眠室みたいな部屋じゃないの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし、実際に利用された方のブログを見るに1泊18,000円程度のホテルのようです。休憩に利用する分には十分すぎますね。
ホテルサービスの利用条件
ご利用運賃により、ホテルサービスをご利用いただけない場合がございます。詳しくはお問い合わせください。
以下の条件を満たす場合、ホテルをご利用いただけます。
- 8時間以内の乗り継ぎ便が運航していない場合。
- 乗り継ぎ時間が8時間以上、24時間以内の場合。
- アブダビ(AUH)、バーレーン(BAH)、ドバイ(DXB / DWC)、クウェート(KWI)、マスカット(MCT)、ラアス アル ハイマ(RKT)およびシャルジャ(SHJ)発着便を含まない旅程。
- ホテル手配のお申し込みは、航空券発券後、適用日(ホテルご利用日)の72時間前まで(土、日、祝日を含まない3営業日前まで) にお申し出ください。
利用運賃については問い合わせる必要がありますが、もう1つ注意点があります。8時間以内の乗り継ぎ便が運航していないこと。という条件です。
つまり、最速であれば4時間で乗り継げるけど、ホテルサービスを受けたいからといって8時間以上の便を選んでも対象にはなりませんよ。ということです。
これは1本前の便が満席だから・・・という理由でもNGのようです。
一方でカタール航空HPから直接購入した場合、といった条件が無いのでエクスペディアなどの予約サイトやツアーでの購入でも対象になる場合がありますので、条件を満たしている方は一度電話してみることをおすすめします。WEBからの申し込みはできませんので購入元の代理店に問い合わせてみましょう。
mosariはJALのマイルを使った特典航空券でしたが、JALに聞いてもわからないとのことでした。カタール航空に問い合わせる必要がありそうです。
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カタール航空お問合せ先
カタール航空のお問合せ先はこちら
利用時間:平日9時~17時半
平日のみなので混雑が予想されると思いきやmosariが電話した時は2回とも直ぐに繋がったのでそもそも利用者が少ないのかもしれません。
たまたまタイミングがよかっただけかもしれませんので早めに電話することをおすすめします。
外資系の問い合わせ先にいい印象が無いmosari。不安を旨に電話してみます。
電話してみました
なるほど・・・前後の日程が予約できたのでおかしいと思っていましたが、実際はこんな感じだったのですね。
QR146便(夕方発):土・日・月・水・木・金
QR138便(朝発):土・火・木
mosariの帰国日は火曜日です。つまり、火曜日だけQR146便が無くなってしまったということです。なんということでしょう・・・
しかし、ある意味スッキリしました。運行スケジュールの変更に逆らうことなど絶対できませんからね。仕方ありません。
そこで次なるお願いです。
2分ほど待つ
言ってみるもんだ!
と心強い返事をいただき終話。
後日改めて電話して無事に申し込めました!
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申し込みに必要な情報
- 名前
- 旅券番号
- 旅券の有効期限
- メールアドレス
- 同行者との関係
名前と旅券番号、有効期限については同行者分も必要になります。再度かけ直すのは意外と面倒なので、最初に用意しておきましょう。同行者との関係は恐らく用意する部屋をツインにするかダブルにするか判断する為と思われます。
そして一番苦戦したのがメールアドレスです。電話でアルファベットを伝えるのはかなり難易度が高いです。
AmericaのA
BarcelonaのB
CanadaのC
といった表現をしないとまず正しく伝わらないのでご注意ください。オペレータの方が復唱してくれる場合はちゃんと上記のような表現をしてくれます。
必要情報を伝えると、翌日にはメールアドレス宛に申し込み完了通知が届きます。
申し込み完了メール
「カタール航空より、ドーハお乗り継ぎホテルのご案内」 という件名で、@jp.qatarairways.comというドメインから届きました。ドメインの受信設定している方はご注意ください。
- 添付のファイルをプリントアウトの上、空港のチェックイン時に提示
- ドーハ到着後、コンコースA、Bにある「Transit Accommodation at City Hotelsカウンター」でパスポートと予約書を提示
- 出発地で預け荷物はドーハで受け取れない
- ドーハ入国管理よりトランジットビザが発行さる事が条件
といった内容でした。
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提供されるホテル
こちらは事前にはわからないとされています。当日ドーハ空港の「Transit Accommodation at City Hotelsカウンター」で判明するようです。当日の予約状況などに応じてフレキシブルに振り分けているのでしょうね。
当日のお楽しみというやつです。
と、思いきや申込書にとある一文がありました。
This is to confirm that Qatar Airways has made a booking for you in Oryx Rotana Hotel for the duration of your transit time in Doha, Qatar.
これは・・・オリックス ロタナホテルで確定ではないでしょうか。ここはカタール航空と提携しているホテルです。
恐らくですが今回は特典航空券であるもののビジネスクラスの為、提携先のホテルを優先的に用意してくれたものと予想されます。5つ星エアラインに合うしっかりとしたホテルと提携しているでしょうから。
エコノミークラスの場合も当ホテルであることが多いようなので、恐らくこんな感じで振り分けているのではないでしょうか。
- ビジネス、ファーストクラスの方は事前にロタナホテルを案内
- 他は当日先着順でロタナホテルへ
- ロタナが埋まったら市内の別のホテルへ
旅がより楽しみに
一時はスケジュール変更により787に乗れなくなったり、乗継時間が増えたり、バルセロナの観光が短くなってしまったりと地味にショックでしたが、カタール航空がホテルを用意してくれることになりました。
極わずかな時間ではありますが、ドーハの空気を吸えるのは地味に貴重な経験になるかもしれません。観光で降り立つことはまず無いでしょうから・・・
夜でもかなり暑い国のようですから出歩くことは難しいかもしれませんが、ホテルの前をちょろっとでも散歩できたらなぁと思います。
訪れることは無いと思っていた国にわずかでも触れられること、STPCというサービスを体験できること、せっかくいただけるチャンスをしっかりと楽しんでみたいと思います。
ヨーロッパへは中東経由だとどうしても時間がかかってしまいますが、しっかりと旅行者のことを考えたサービスが用意されています。普段から中東経由の方は是非ホテルサービスを活用しちゃってください。北半球周りの時間優先派の皆様もたまには中東経由でゆっくりと旅をしてみてはいかがですか?
人生に旅という喜びを!
それでは!