皆様こんにちは。
mosariの旅の相棒グローブトロッターから悲しいお知らせが入りました。
タイトルにもあるとおり、なんと2020年は秋冬モデルのリリースを見送るそうです(´;ω;`)
コロナの影響で販売が不調なのと、イギリスの工場もリソースの問題で中々生産が難しい状態なんだそうです。
ということで今回は限定モデルを中心に情報をお届けしたいと思います。
スポンサードリンク
グローブトロッターとは
一言で言うと見た目にステータスを全振りしたマニアックなトラベルケースです。
このように非常にクラシックな外観をしており、なんとベースとなる設計は100年以上前から変わらないというのだから驚くばかりです。
そのためTSAロックなんて当たり前の装備も付いていませんし、未だに外観を重視して2輪ホイールです。流石に100年前はホイールは無いのでこれは後付されたわけですが、4輪だと見た目が過去の製品から著しく変わってしまうため、あえて2輪のままです。
そして最大の特徴はこのご時世にヴァルカンファイバーと呼ばれる紙を素材としていることがあげられます。
流行りのジェラルミンや、ポリカーボネートじゃないんです。
最新のスーツケースと比べたら火縄銃でマシンガンを持った人に戦おうとしてるくらいの戦力差です。
それでもここ数年じわじわと愛用者が増えており、知名度もそれなりに高くなったと思います。リモワとかと比べると雲泥の差ですが(;´∀`)
mosariも2017年に購入して以来グローブトロッターを愛用しています。
右のブラウンのSafariがmosariの21インチ、左のオレンジのセンテナリーが嫁の18インチです。
ベルトストラップの有り無しで雰囲気が変わりますが、どちらもとても素敵です。
紙と聞くと耐久性が不安と思われるかもしれませんが、今の所ノートラブルです。豪雨の中15分ほど歩いたこともありますが内部への浸水もありませんでした。外側をさっと拭いてあげれば無問題。
↓の画像は1912年のグローブトロッターのカタログ内の1ページです。
象が乗っても大丈夫ぅぅぅっ!!
ってくらい頑丈なんです。
すごいぜヴァルカンファイバー!
これらの製品は職人さんが100年前と同じ機械で手作業で作っています。
クラフトマンシップ。その精神は100年たった今でも確かに受け継がれています。
ANAとグローブトロッターがタッグを組んで工場見学ツアーなんてものも販売されたことがあります。行ってみたい・・・
壊れたら新しいものを買う、ではなく、壊れたら修理して使う。これがグローブトロッターの良いところです。
100年前の製品ということは構造含めて非常に”単純”ということです。
一生修理し続けることができるので一生モノとして長く付き合うことができるんです。最高ですね。
ここまで使い込むことができるんです・・・!
イギリス産まれのグローブトロッターは英国王室とも関わりが深く、コラボモデルなんかも出ています。
例えば2016年にエリザベス女王の90歳を記念した「クイーン・エリザベス」です。
他にもロイヤルベビーが産まれるたびに限定モデルを出しているなど、英国王室との関係性の深さが伺えます。
2018年には英国空軍(ロイヤルエアフォース)から依頼を受けて製品を納入してもいます。
その一部が数量限定で一般市場にも販売されましたが即完売。
2年たった今でも問い合わせが入る人気っぷり。これマジでかっこいいです。
そんな訳で英国国内でも評価されているトラベルケースがグローブトロッターなんです。
2020年は秋冬モデル無し
グローブトロッターは毎年SS(春夏)モデルとAW(秋冬)モデルをリリースしていましたが、残念ながら今年は秋冬モデルのリリースが見送られることが決定したとのことです。
↑の画像は2019年の秋冬モデルのサンモリッツです。
古きよきゲレンデをイメージしたモデルで遊び心あふれるモデルでした。
その後2020年春夏モデルとして登場したのが、
こちらのイングリッシュガーデンですね。
英国の中庭をイメージしたこのモデルは中のファブリックがとても可愛いんです。
素敵すぎる・・・!
今回は残念ながらリリースが見送られてしまったので、こちらのイングリッシュガーデンが店頭にしばらく並ぶものと思われます。
次回のSSモデルの発表は例年なら1月ですね。楽しみに待ちましょう。
AWモデルはありませんが、限定モデルがいくつか出ているのでご紹介。
スポンサードリンク
007 No Time To Die
007とコラボした限定モデルがこちら。
- 19インチトロリー:355,300円(税込)
- 26インチトロリー:399,300円(税込)
- ラゲッジタグ:18,700円(税込)
ブリティッシュグリーン(オーシャングリーン)のボディとブラックレザーの組み合わせがシックな佇まいに仕上がっています。
こちらは挑戦的なモデルになっておりまして、過去のグローブトロッターの意匠に敬意を払いつつ、現代にアップデートされたモデルになっています。
- 2輪→4輪
- ハンドル外付け→内蔵
といった点が従来の商品と異なります。
使い勝手を考慮しているのですが、失ったものもあります。
一番辛いのが見た目。
4輪になったことでホイールが目立ち、クラシックな外観が台無しです。
2輪の場合はこのようにホイールが目立たないように配慮されているのです。
中身も中央から開くように変更されています。
中面もテレスコープハンドルが内蔵されたことで一般的なスーツケース同様に中面に出っ張りができています。
普通はこのように上蓋が開く形かつ、ハンドルが中面に影響が無いので”箱”として詰め込むことができて便利なのですが・・・
このようにこれまでのグローブトロッターとは異なる部分があるのでご注意ください。
逆に一般的なスーツケースと同じような使い勝手になるので、そういったものを希望の方にはちょうどいいかもしれません。
なお、本コラボには特別モデルとしてカーボンを使った製品も出ています。
カーボンを使ったモデルは今回が初めてではなく、2017年に発売された120周年記念モデルから使われています。
2019年にエアロシリーズとして再登場。
今回の007モデルは3個めのモデル・・・だと思います。
こちらは上蓋が開くタイプになっています。ただし4輪なのでホイールが宙に浮いてすごくかっこ悪いです・・・
サイズは39.5 x 55 x 18 cmとのことなので20インチ相当と思われます。
ハンドルが内蔵されているので通常の20インチ(34L)よりも少ない30Lとなっています。
お値段はストラップ込みで465,300円(税込)となっております。
全世界限定700個!
阪急うめだ限定モデル
こちらは阪急うめだ限定モデルとして昨年末に発売された商品ですが、人気があったのか無かったのかこっそり銀座店でも取り扱いをしているのでご紹介。
ネイビーボディ✕滑革のコーナーレザー&ベルトストラップそして取っ手のレザーはホワイト(アイボリー)と非常に上品なトーンでまとめられています。
グローブトロッターのアイコンとして知られる2本のベルトをボリュームのあるベルト1本にまとめ、コーナーリベットは、凹凸の少ないスモールサイズを使用しているのが特徴です。
中央のレザーストラップはしっかりと打ち付けられているのでバラバラになることはありません。
打ち付け式の中央レザーストラップはビスポークでも対応できないようですので、非常に特別感のあるモデルになっています。
- 7インチ ロンドンスクエア:258,500円(税込)
- 18インチ エアキャビンケース:415,800円(税込)
- 20インチ トロリーケース:479,600円(税込)
- 30インチ エクストラディープスーツケース:619,300円(税込)
その分お値段も高めですね(;´∀`)
スポンサードリンク
Preciousモデル
雑誌「Precious」の15周年を記念したコラボモデルです。
キャビアグレーの光り輝くボディにブラックとバーガンディのレザーでまとめられており嫌味のないラグジュアリーな表情となっています。
内側のライニングも花柄でとてもお洒落です。あえて上蓋をレッドのシンプルなライニングにしてあるところが大人の余裕を感じさせます。
こちらも昨年末に発売された限定モデルですが、銀座店に残っているようでしたのでご紹介。
お値段以外はめっちゃ素敵です。
- 7インチ ロンドンスクエア:243,100円(税込)
- 20インチ トロリーケース:469,700円(税込)
もう少し安かったら7インチを嫁が欲しがってます。
キャビアグレーのボディなので存在感がすごいので是非興味のある方は手にして欲しいです。
永治屋清左衛門モデル
創業200年を誇る永治屋清左衛門という着物屋さんとのコラボモデルです。
絹糸をイメージしたパールホワイトのボディにグレーのレザーで高級感のあるモデルに仕上がっています。
中を開ければ着物屋さんらしい文様のグリーンのライニングが。
是非お着物を着てお出かけなさる方に使ってもらいたい・・・
- ミニチュアケース:253,000円(税込)
- 7インチ ロンドンスクエア:220,000円(税込)
- 20インチ トロリーケース:495,000円(税込)
こちらもお値段がなかなか・・・
3サイズ合計40個なので超レアです。
スポンサードリンク
オリジナルペイントサービス
コラボモデルではありませんが、期間限定で銀座店がコラボしたアーティストにハンドペイントをしてもらうことが可能です。
その名もアーティストキュレーションプロジェクトです。
第1弾はバルーンアートで有名な門川洋子(かどかわ ようこ)氏が抜擢されています。
コラボ記念としてグローブトロッター銀座店のウインドウもハンドペイントが施されています。
バルーンにトランクケースや燕、イニシャル、魚なんかが描かれており独特の世界観が広がっています。
今回はちょうどウインドウの中央にあるアルファベットがぶら下がったバルーンをハンドペイントしてもらうことができます。
6cm ✕ 6cmの小サイズだと25,000円。
9cm ✕ 9cmの大サイズだと30,000円。
カラーは白または黒の2色から選択。
納期は2週間ほどとなっており、新規で銀座店でトラベルケースを買った方のみが対象です。
ペイントにしてはお値段が気になるところではありますが、本人の手書きだから仕方ないですね。
シンプルなデザインのグローブトロッターにワンポイント入れたい方は相談してみてはいかがでしょうか。
年内くらいまでは実施する予定のようですが、第2弾の切り替え次期、アーティスト含めてまだ未定とのこと。
廃盤情報
先日9インチ、18インチ、33インチが廃盤になるとお伝えしましたが、更に廃盤情報をゲットしました。
まずは全サイズがセール対象になっていて怪しいと思っていたセンテナリーのブラウン✕バーガンディ。
こちらは早くもラインナップ落ち。
そしてなんとロワイヤルシリーズも終了になるみたいです。
- キャビアグレー
- シャンパンゴールド
- ロゼ
- パールホワイト
- ロイヤルサファイア
- アメジスト
いずれも車の塗装のように表面に光沢があるモデルです。
見た目はいいんですけど、お値段がちょっと高かったですからね・・・
一部のモデルはセール対象になっているので気になっている方はこの機会にどうぞ。
最後に
海外旅行どころじゃなくなってしまったので2020年AWモデルはリリースが見送られることになり、ロワイヤルを中心に廃盤モデルが出てきています。
限定モデルはちょいちょい出ているので今年の新作が欲しい方は限定モデルを狙いましょう。
まだまだ海外旅行に行ける日は遠いですが、新しいトラベルケースを買って準備満タンにしておくのもありですよ。
ちょうどセールも行われているのでお目当てのものがあれば安く買えるチャンスです。
詳しくは公式サイトをチェケラ!
それでは!
コメントを残す