50時間かけてインド着 ウザく無いインドが楽しすぎた インド【世界一周270日目】

夫婦 世界一周 インド ニューデリー

【世界一周270日目】2023.12.30 エジプト カイロ 〜 インド ニューデリー

気温:7度〜18度

歩数:6,543歩

今日の予定

  • インドへ
  • 鉄道チケットの購入
mosari
エジプトで疲れ、サウジで足止めされ、ついにインドに到着!世界三大ウザいはどうなのか?!

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目覚め

インド行きのフライトが20時から翌日の6時に変更になったため昨日はラウンジで寝た。

・・・

・・

寒くて目が覚めた。

時計を見るとまだ4時だった。

インフォメーションボードをチェック。

時間も変更になっていなかったのでもう30分だけ2度寝。

 

4時半に再び目を覚まして軽く朝食を食べた。

夫婦 世界一周 サウジアラビア リヤド

インドで生野菜なんて食べられないだろうからサラダにした。

 

食べながらブログのコメントをチェックしたらなんと前職の先輩からコメントをもらっていた。

mosariがアフリカに興味を持つきっかけをくれた人。

そんな人からアフリカの記事にコメントもらってめっちゃ嬉しかった。

 

今もバリバリ仕事してるんだろうなぁ。

食後は歯を磨いて5時過ぎにラウンジを出て搭乗ゲートへ。

 

夫婦 世界一周 サウジアラビア リヤド

9時間のディレイってすごく無いですか?

3時間とかならまだわかるけど。

 

ゲート前には多くの人々。

皆ここで夜を明かしている。

インド路線だから多くはインド人。

夫婦 世界一周 サウジアラビア リヤド

遅延など慣れっこなのか、電話したりお喋りして朝から元気そうだった。

5時20分頃に搭乗開始。

列に並んでいると、インド人と思われるグループが列を無視してロープの隙間からゲートの直前に割り込んでるのが見えた。

 

あー!ズルい。なんであぁやって割り込んだりするんだろう。

この時点でインドっぽいねぇ。。。

 

Azuはそれ見てぷんぷん。

すると、

 

ヘイ!君たち!ちゃんと列に並べ、戻れ!

 

なんとflynasの職員もしっかり見ていて割り込んだインド人を追い返していた。

サウジアラビアとインドの国民性の違いをはっきりと感じた出来事だった。

 

サウジアラビア大好き!

 

本当ならリヤドでストップオーバーして街に繰り出したかったところだ。

 

flynas XY329便

  • 便名:XY32便
  • スケジュール:12月29日20:5006:00リヤド発ー03:20ニューデリー着
  • クラス:エコノミー
  • 機材:A320neo
  • 予約クラス:不明(たぶん一番安いやつ)
  • 2人分プライス:55,526円

1個前のフライトの続き。

 

機材はエジプトのカイロからサウジアラビアのリヤドに来た時と同じだった。

夫婦 世界一周 サウジアラビア リヤド

3-3配列。

モニターなど無いシンプルなシート。

でも足元はLCCなのに余裕あり。

夫婦 世界一周 サウジアラビア リヤド

いいね、flynas。

 

6時ちょうどに出発。

タキシングしてる最中でも隣のインド人はずっとビデオ通話中。

とっくにフライトモードにしなければいけないタイミングだ。

キャビンクルーが近くを通るとスマホを隠しているから確信犯だ。

すでにインド人の国民性をヒシヒシと感じてしまう。

 

飛び立つとすぐに夢の中へ。

1時間ほどで水やパンなどが配られたが、我々は何もオーダーして無いので、何も無し。

 

エジプトに向かってる時はパンと水をくれたがあれは間違いだったのかな?

そしてここで気づく。

・・・mosariのボトルが無いことに!!

 

ラウンジのトイレだ!

 

食後に歯を磨いてうがいをした後に個室に入った。

そこの上着かけにボトルのリングを引っ掛けた。

腹をちょっと壊してるので個室で戦ってるうちにすっかり忘れてしまったようだ。

 

あー勿体無い!

 

mosariがボトルを無くすのはこれで2回目。

前は1カ国目のタイでいきなり落とした。

朝から悲しい出来事。

完全にmosariの不注意だ(;´`)カナシミ・・・

 

特に機内ですることも無いのでひたすらに寝る。

夫婦 世界一周 サウジアラビア リヤド

これが許されてるのインド味がある。

 

4時間のフライトはあっという間に過ぎてニューデリーに到着。

9時間出発が遅れたので12時半である(;´`)

ついに、あのインドである。

 

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E VISAによる入国

機内から降りるといきなり職員からVISAを見せるように言われた。

持っていたE VISAのプリントを見せる。

よく見ればflynasの職員だった。

特に問題無く解放。

 

夫婦 世界一周 インド ニューデリー

あーついにインド来ちゃったよ。

今回の世界一周ではアジアをスキップして普段いかないところ多めで回ることにしている。

だけど、インドは世界一周する上で外せないと思いユーラシアとアフリカの最後に立ち寄ることにしている。

インドも素晴らしい国だと思うがアフリカを巡った後では少々魅力に欠けるような気がしなくも無い。(インド好きさんすいません)

せっかく来たのにテンションが上がらないのは疲れのせいだと思いたい。

 

夫婦 世界一周 インド ニューデリー

うわぁめっちゃインドっぽい(;´∀`)

 

先に進むと入国審査ブースがあった。

夫婦 世界一周 インド ニューデリー

手前に入国審査の紙を書くエリアがあるので記載。

その後はアライバルビザかE VISAのどちらで入国するか別れる。

アライバルビザのレーンをチラ見したところスカスカだった。

 

夫婦 世界一周 インド ニューデリ

我々はE VISAのレーンに。

 

パスポート、先ほど書いた紙、E VISAのプリントを提出。

紙にインドの滞在先(Address)を書く項目があったが、サボってホテル名しか書いて無かったので、具体的な住所を聞かれたがそれくらい。

E VISAのプリントは白黒でOK。

ビザが通ると2種類のデータがDLできるようになるが、必要なのはETA(Electronic Travel Authorization )のみ。(e-Visa Application Formは出力不要)

事前に申請したとおり25ドルで30日間の滞在が認められた。

5年で申請することも可能だが高くなるので我々は必要なタイミングで都度取得する方針。

  • 30日間:25$
  • 1年間:40$
  • 5年間:80$

こんな感じなので5年間に4回以上行くなら5年間で申請しておいたほうがよい。

でもそんなにインド来るかわからないし。

エジプトが合わなかった我々はたぶんインド好きになれないだろうし。

 

まぁ何はともあれインド無事に入国です。

 

その後は荷物を受け取る。

このエリアに空港で使えるWi-Fiコードが手に入る。

一度到着ロビーに出てしまうと手に入らないので必要な人はこの端末にパスポートをかざしてコードをゲットしておこう。

夫婦 世界一周 インド ニューデリ

試しに繋いでみたら4時間使えるようだった。

 

そしてとうとう到着ロビーへ。

 

インドのプチ情報

さてインドに入国したのでインドのプチ情報。

  • 建国:1947年
  • 首都:ニューデリー
  • 公用語:ヒンディー語
  • 面積:328万㎢(7位)
  • 人口:14億2,860万人(1位)
  • 通過:ルピー

面積は日本の8.7倍とめちゃめちゃ大きい。

人口は日本の1億2,000万人に対して14億2,860万人と圧倒的に上回っている。

中国を抜いて今や最も人口の多い国だ。

旅人の間では世界三大ウザい国としても有名(他はエジプト・モロッコ)である一方で、多くの人を魅了し気がつけば数ヶ月も滞在していたという人もいる不思議な国だ。

そしてもれなく全員お腹を壊して体調を崩す国でもある。

 

好きか嫌いかはっきり分かれる国。

エジプトが合わなかった我々はきっとインドもダメかもしれない。

ちょっと弱気な気分で入国したのであった。

 

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ここは戦場?

ニューデリーの空港と言えば出た瞬間にタクシー攻撃が始まり、気がつけばボッタクリに合うと言うのが定説だ。

世界三大ウザいを遺憾無く発揮してくれるはずだ。

とにかく今は長旅で疲れてるので怒らないように心を落ち着かせて臨む。

深呼吸をしていざ到着ロビーへ!

 

すると早速おっさんが、ひとり近づいて来た。

 

タクシー?

必要無いよ。

 

一言でスッと去る。

あ、あれ?

何もウザく無いぞ?

 

って言うか他に誰も声かけて来ないぞ?

何かがおかしい。

だがその隙にATMでお金を下ろしてメトロに向かう。

夫婦 世界一周 インド ニューデリ

外に出た瞬間にゾンビのように群がってくると聞いていたのだが・・・

 

夫婦 世界一周 インド ニューデリ

メトロには案内に従っていけばよい。

その間新たに声をかけて来たのは1人だけ。

 

ど、どうなってんだい?

 

これが噂に聞いていたインドなのか?

拍子抜けもいいところだ。

不思議に思っているとある仮説を思いついた。

今日は12月30日。

インドの詐欺師たちも実家に帰ってるのでは無いか?

 

夫婦 世界一周 インド ニューデリ

 

不思議な感覚のまま有人のカウンターでチケットを購入。

夫婦 世界一周 インド ニューデリ

デジタルペイメントオンリーと書かれているが9割の人は現金で買っていた。。。

そして息を吐くように自然に割り込んでくるインド人が多数。

これは見事だと思った。

周りも何も言わない。

次からは抜かれないように気をつけよう。

空港からニューデリー駅までは1人60ルピーだった。100円。

夫婦 世界一周 インド ニューデリ

空港から市内に向かう電車にしては格安だ。

日本は成田から都内に向かうのにいくらかかるんですかね?

 

しかも乗ってびっくり、まぁ綺麗。

夫婦 世界一周 インド ニューデリ

ごちゃごちゃしたインドのイメージは0。

 

20分ほどでメトロのニューデリー駅に着いた。

ここから宿まで15分ほど歩く。

夫婦 世界一周 インド ニューデリ

アジアっぽい雰囲気!

が、その間には国鉄のニューデリー駅があり、そこを渡らなければならない。

国鉄のニューデリー駅と言えば詐欺師の宝庫で気がついたら旅行代理店に連れて行かれて高額なチケットやツアーを売られるのも鉄板だ。

流石にここには我々から金を搾り取ろうとする悪人が有象無象にいるはずだ。

気を引き締めて宿に向かって歩いていく。

 

へい、どこに行くんだ?

 

早速来たか。

無視が鉄板だが、それでは面白く無い。

正直に答えてみる。

 

駅の反対側に向かいたいんだ。

それならあそこの階段を登ればいい。じゃあな。

 

え、普通に教えてくれて終わったんだが、、、

その後もタクシーの声掛けはあるものの、旅行会社に連れてかれる気配は0だ。

タクシーも一度断ればすぐに引いてくれる。

なにこのウザく無いインド。

猛烈な違和感。

これまで読んできたインドの旅行記とは全く異なる反応に戸惑いを隠せない。

 

ニューデリー駅のプラットフォームに繋がる連絡通路は人で溢れかえっていた。

夫婦 世界一周 インド ニューデリ

ここでもこの連絡通路に入るには入場料が必要だ!

なんて詐欺も鉄板なのだが誰1人言ってこない。

・・・

・・

何事も無く通路を渡り切って反対側に渡って来た。

 

そこにはもう人!人!人!ってくらい人で溢れていた。

ゴミのポイ捨ても、凄い。

建物はボロボロ。

道路には車とバイク、トゥクトゥクが溢れており、クラクションがあちこちで鳴り響いている。

まぁ、雑多な感じというか、アジアの熱気というか、そこには洗練された雰囲気など皆無だ。

もうね、なんて言うか、

・・・

・・

超楽しい!!!

 

宿に至るにはどうやら路地を進まねばならないのだが、こんな道。

夫婦 世界一周 インド ニューデリー

細くて汚い。

でもそこには確かに現地の人々が暮らしており、生活感が垣間見れる。

これが国鉄のニューデリー駅から歩いて5分。

日本で言ったら丸の内か八重洲。

それがインドだとこの有様なのである。

一瞬でインドに引き込まれてしまった。

首都でこんなにワクワクしたのはいつ以来だろうか。

 

こんなにも汚い生活感溢れた路地を貴重品を持って安心して歩ける。

なんて素晴らしい国なんだろうか。

怖いとか危ないとか思うかもしれないけど、危険センサーは全く反応しない。

人に挨拶すれば皆笑顔で挨拶し返してくれる。

ハッピーな世界だ。

 

真っ暗宿

さて駅から15分ほど歩いて今日の宿に到着。

チェックイン可能な時間になってはいたが電気のトラブル(停電)のせいでチェックインが出来ないと。

レセプションのソファで座って待つ。

20分ほど待つと呼ばれたのでチェックイン。

 

部屋に案内されると、あらまぁ真っ暗。

電気のスイッチを押しても反応無し?

 

電気つかないよ?

チャージ中だから30分くらい待って。

お、おう。

 

まぁインドっぽいなぁと思いながら真っ暗闇の中ベッドに座る。

時間はもう15時になっていた。

マダガスカルの宿をチェックアウトしてから実に50時間ぶりのチェックインである。

 

今回の移動もなかなかタフだった。

最近過酷な移動が続いている。

3回乗り継ぎはやはり応える。

 

もちろんそんなことしたく無いけど、ANAの特典航空券が往復じゃないと使えないのがいけない。

わざわざカイロに戻らないと行けなかったのだ。

また、カイロからインドに直行便が使えれば良かったが、やはり直行便は高いのでサウジアラビア経由にした。

正直かなり疲れている。

このまま寝たいが朝からmosariはサラダだけ、Azuは何も食べていない。

マダガスカルで買っておいた青リンゴを齧った。

これだけでも食べると少し元気になった。

 

さて、ここからまだもう一仕事待っている。

 

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バラナシ行きのチケットを入手せよ

我々は明日バラナシに移動したい。

バラナシへは飛行機、鉄道、バスと3種類の移動方法がある。

飛行機は片道8,000円くらい。1時間で着く。

だがインドに来てまで飛行機なんて味気ないだろう。

 

バスか鉄道だ。

どちらも14時間以上かかるし、遅延は当たり前。

Instagramを見ていると、年末年始の大移動と濃霧が重なり9時間程度遅れたとの報告が相次いで上がっていた。

や、やっぱり飛行機がいいかも(;´`)

 

でも高いからバスか鉄道で検討する。

どっちがいいのか我々だけだと判断がつかなかったので宿のスタッフに相談してみた。

 

すると彼はスマホで色々調べてくれた。

 

  • 鉄道だと正規運賃は満席(WLと呼ばれるキャンセル待ちが100人近くいた)。
  • ちょっと高い直前運賃(Tatkal)なら3,000ルピーから3,500ルピーで買えるのでは?(空き状況や、値段は窓口で確認が必要)
  • バスなら1,000ルピーほどでめっちゃある。
  • 昨日も列車は9時間くらい遅れている。明日もひどい濃霧が来るので遅れる可能性が高い。

 

などなど教えてくれた。

この時点で心はバスだったが、インドの列車は風情とロマンがある。

一度鉄道駅に行ってみることにした。

 

鉄道のカウンターは17時で閉まるから行くなら急ぎな。明日は日曜日なので窓口はクローズだ。

 

今は16時。

急がねば。

そんな訳で鉄道駅のチケットカウンターへ向かう。

だがここで注意が必要だ。

ニューデリーで鉄道のチケットを買うには外国人専用カウンターに行かねばならないのだが、駅から少し離れている。

そうして迷った旅行者たちをカモにしようと、数多の詐欺師たちが待ち構えており誰もが一度は騙されて旅行会社に連れて行かれるのは有名な話だ。

 

やつらは金の匂いに敏感だ。

我々も気を引き締めてチケットカウンターへ向かう。

 

大通りに出て駅が近くなると早速1人の男が近づいてきた。

 

へい!どこに行くんだ?

 

さっそくきたか。

でも今は時間が無いので旅行会社に連れて行かれるわけには行かない。

 

ただ歩いてるだけだよ。

 

Azuもそのことがわかっているので適当にあしらう。

特にチケットが欲しいなんて言った日には旅行会社に行きたいですと自ら言っているようなものだ。

が、全く引かない。

 

インドは初めてか?

何してるんだ?

 

適当にあしらっても全く諦めず話題をふってくるおっさん。

300mくらい付いてきたところでチケットカウンターのある建物の近くについた。

ここかな?と思って入ろうとすると、

 

もしかして鉄道チケットが欲しいのか?ならここじゃなくてもう少し向こうだ。

 

くっ、確かにここじゃ無い気がする。

でも付いていっていいものか・・・

 

ほら、さぁ行くぞ、こっちだ!

仕方ないので付いていく。

 

あーあ、こうして皆騙されるんだな。

わかりにくいじゃないか外国人専用チケット売り場め。

 

さぁここだ。

 

はいはい、旅行会社ですよね・・・ってあれ。なんか写真で見たことあるぞ。

・・合ってる!!

ハッとおっさんの方を見る。

 

じゃあな。良い旅を。

 

くそ、ただのいい人やった(;´`)

これもエジプトがいけない。(あの国行くと人間不信になる)

 

ちなみに外国人専用のカウンターがあるのはここ。

Rail Reservation Centreってとこ。

駅の南側にちょっと行ったところにある。

 

鉄道チケットを購入せよ

建物に入るとチケットブースが並んでいた。

ヒンディー語なのでちんぷんかんぷん。

ここは本当に外国人専用チケットカウンターなのか?

そう思って不安になっていると一番奥に1個だけINTERNATIONAL TOURIST(外国人旅行者)と書かれたカウンターがあった。

夫婦 世界一周 インド ニューデリー

カウンター番号は124番だ。

 

カウンターに並ぶと、紙を渡された。

どうやらこの申請書に希望の日時や行き先を事前に書いて置く必要があるようだ。

紙には受付番号が振られており、順番に呼ばれる仕組みだった。

呼ばれるまでの間に紙を記入するが、どの時間にバラナシ行きがあるのか、どのクラスが空いているのかなどわからなかったので適当に埋めれるとこだけ埋めた。

 

待っていると日本人の2人組に出会った。

彼らは男子2人で年末年始を利用してインドに来たみたいだ。

 

海外旅行はほぼ初めてなんですけど、なんかもう色々とカルチャーショック受けてます・・・

 

いきなりインドだとさぞ衝撃的だろうな(;´`)

雑談をしつつ、待つがなかなか番号が進まない。

我々が来てから30分は経ったがまだ同じ男性がやり取りしている。

 

こりゃいったいいつになったら我々の番になるんだろう。宿の人17時までって言ってたけどもう過ぎちゃうな。SIMカードも買いに行きたかったのに。

え?あそこに20時までって書いてありますよ。それとSIMカード欲しいならあげますよ。日本で買っておいたんですけど、間違えて多く買っちゃって・・・いらないのであげますよ。

 

まじかい。

なんて良い人なんだ。

 

おじさん遠慮しない人だから本当にもらっちゃうよ?

もちろんですw

 

どうやらマジでくれるらしい。

お礼を伝えてSIMをいただいた。

SIM2Flyという日本でも買える有名なやつだった。

プランは8日間で6GB。

 

これ便利ですよね。

到着した瞬間から使えるし、空港でSIMを買ったりする時間も節約できる。

 

空港か市内で買えばいいやと思っているので実際に買ったことは無かったが、やはり利用者も多いのかなと思った。

 

このSIMは8日間なので滞在日数的にもう一度買う必要があるが、その時は一番安いやつで済むだろう。

ありがてぇ。

 

しばらくすると彼らが呼ばれ、無事に目的のチケットを買うことができたようで、彼らとはお別れ。

男子2人インド旅楽しんで!

 

そして我々の番へ。

 

へろー!明日バラナシに行きたいよ。席空いてる?

あるぞ。

 

お、あるんかい。

 

何時のあるの?

6時と15時だ。

じゃあ6時で。

いくら?

1人2,470ルピー(4,315円)だ。

 

うーん、事前に聞いてた3,000〜3,500ルピーよりは安いけど、バスの2倍以上するのかぁ。

ちょっと待ってもらって作戦会議。

 

安く行くなら当然バス。

でも遅延することを前提に考えるのであれば電車のほうが歩き回れる&トイレがあるので安心。

バスは夜行、電車は早朝という違いもある。

バスの場合は確実にインドの田舎道で年越しすることになり、遅延すれば1月1日はほぼ移動で終わってしまう。

アフリカでだいぶお金を使ってしまったので節約したいところだけど、インドの電車はロマンがあるし、新年をバスの中で迎えるのはなんとなく嫌だった。

Azuはもうどっちでも良いから決めてと言う。

めっちゃ悩んだけど普段なら安い方一択のmosariも今回は珍しく電車を選んだ。

インドと言えばやはり電車なのだ。

しかし全く想像していなかった電車旅になることを、この時はまだ知らないのであった・・・

 

夫婦 世界一周 インド ニューデリー

JCBオープンとPOPがぶら下がっていたがカードは使えず現金のみ(;´`)なんでやねん

 

空港で降ろした現金があっという間に無くなってしまったので、帰り道にニューデリー駅の近くのATMで2万円分追加でキャッシングした。

何故かmosariのカードだとATMでエラーが出てしまい下ろせず、AzuのJALカードを使った。

不正利用されませんように・・・

夫婦 世界一周 インド ニューデリー

ニューデリー駅は相変わらず混雑していた。

 

手に入れたチケット。

夫婦 世界一周 インド ニューデリー

行き先や車両番号、座席番号などが書かれているので間違っていないか確認。

プラットフォーム番号は書いてないので当日駅で列車番号をもとに調べることになるようだ。

 

夕飯はインドの路上で

チケットも買えたし、無くなった現金も補充できた。

なんだかんだもう18時を過ぎている。

もう体力も限界だったが腹も減っている。

サクッと路上で食べることにした。

 

お腹の調子がよろしく無いので、インドの路上飯は心配だったが火を通したものであれば大丈夫だろう。

初のインド飯に挑戦だ。

夫婦 世界一周 インド ニューデリー

オーダーすると嬉しそうに調理し始める若い店主。

おしゃべりしながらヌードルを作ってくれた。

そして出てきたのがこちら。

夫婦 世界一周 インド ニューデリー

インドのインスタントラーメン。

1個50ルピー(88円)。

インスタントだがチリに玉ねぎなどの野菜を炒めてから麺とバケツの水!を入れて麺を茹でてくれた。

仕上げに何かの香草をまぶして完成。

 

麺を何故か砕いてから入れるので麺は短めだが、チリが効いていてスーパー辛い。

でもめっちゃ美味しい。

多分気温は10度前後。

薄着で来てしまったのでめっちゃ寒かったので暖かいヌードルが本当に美味しかった。

そう言えばまともに食べるのは今日初めてだった。

 

観光客なんて珍しく無いだろうに、我々が日本人だというと、周りのお店にも日本人が食べてるぞ!みたいに自慢している店主。

フレンドリーな店主とピリ辛なヌードル。

多くの車とトゥクトゥクがクラクションを鳴らしまくる路上の片隅でプラスチックの椅子に座りながら食べる夕食はなんとも贅沢な時間だった。

 

去年の年末はフィンランドで過ごしていた。

ビジネスクラスで飛び、ヒルトンに泊まってラウンジで贅沢な時間を過ごしていた。

1年前とは何もかもが逆だった。

でも同じように贅沢だと思った。

 

贅沢ってなんだろうな。

旅をして満足に対するハードルが下がったってのはあるにしろ、汚い路上で啜るインスタントラーメンが美味しいと思えるんだから人生というのはなんとも面白い。

 

家も無いし、車も無いし、仕事も無い。

インドに来るのに乗り継ぎが3回あって、たどり着いた宿は日中電気がつかなくて、8,000円の飛行機を選べなくて遅延する可能性が高くその場合20時間以上かかるような電車を選ぶような旅。

それでも幸せだ。

 

仕事を辞める時に言われた言葉。

 

遊びのためにお前は仕事を辞めて周りに迷惑をかけるのか?

 

旅の最初の頃はその言葉に悩まされていた。

呪いのような言葉。

でも、今はもうその声は聞こえない。

 

おれ、インド好きだわ。

 

アジアの熱気を感じながら気づけばそう呟いていた。

 

それはよかった。

 

Azuも隣にいてくれる。

一緒にインドを、旅を楽しんでくれることに感謝だなぁ。

 

食後はチャイを1杯頼んで2人で飲むことにした。

夫婦 世界一周 インド ニューデリー
  • チャイ;15ルピー(27円)

 

1日早いけど今年もありがとうございました。

そう言って2人でチャイをすすった。

夫婦 世界一周 インド ニューデリー

小さいからあっという間になくなっちゃったけど、ジンジャーが効いてて路上とは思えぬ美味しさだった。

 

作ってる時に何か入れるのが見えたから

 

何入れたの?

 

そう聞いたら客のインド人が

 

ガーリックだよ

 

そう教えてくれた。

店主も

 

そうだガーリックだ!

 

そう答えた。

待て待て。チャイにガーリックは入れないだろ。

 

ジンジャーじゃ無いの?

 

そう思わず突っ込んでしまった。

すると全員で

 

あ、ジンジャーだわw

 

みたいな感じで大爆笑してた。

インド人平和だなぁ。

疲れたけど良い夜だった。

・・・

・・

夫婦 世界一周 インド ニューデリー

宿に戻る路地も真っ暗だし相変わらず汚い。

 

帰り道に宿の手前でバナナが売っていたから3本買った。

20ルピー(34円)。

どうやらバナナは安いみたいだ。

部屋に戻って1本食べようと思ったら裏側が盛大にぱっくり裂けてて真っ黒になっているのがあった。

こりゃ食べられんなぁ。

 

交換してもらってきたら?

せやな。

 

と言うことでお亡くなりになったバナナを抱えて先ほどの屋台へ戻ってきた。

こう言う時にインド人は何て言うか興味があった。

あの手この手で交換しないように言ってくるんじゃ無いだろうか?

 

何言ってんだ?黒い部分を除けば食べられるだろ?

 

的な。

 

へい、ミスター!さっき買ったバナナが1本死んでるよ!もし可能ならこうか・・・

おー!ごめんごめん!交換しよう。このバナナでいいか?

 

あっさり交換(;´`)

うーん、この人もウザく無いインド人だ。

ウザいインド人どこ?

ねぇウザいインド人どこ??

ウザく無いインドめっちゃ楽しいんですけど。

 

部屋に戻ってバナナを食べたが普通に美味しかった。

 

これぞインド

夫婦 世界一周 インド ニューデリー

部屋に戻ったらシャワーを浴びて早く寝る。

3日ぶりのベッドだし、明日も早起きだ。

先にシャワーに入ったAzuが戻ってきて一言。

 

うん、水シャワーだ!

 

まじかい(;´`)

外の気温は10度よ?

部屋はまだ少しマシとは言え普通に寒いんですけど。

3日ぶりのシャワーが水とはなぁ。

 

びぇええええええ!

 

あまりの寒さに奇声を上げながらシャワーを浴びた。

うん、普通に寒いぞ。

ガタガタ震えながら身体を拭いた。

この寒さで水シャワーは勘弁して欲しいけど、我々は今日も幸せです。

 

あーでも風邪引かないかマジで心配だ。

葛根湯を飲んでベッドに潜り込んだ。

 

余談ですが、キャリーケースの中で虫除けスプレーがお亡くなりになっていました。

夫婦 世界一周 インド ニューデリー

ちょうど衣類の上に置いておいたのでTシャツとかに虫除けスプレーの液体が染み込んでました。

残りの量が少なかったのは幸いだが、余計な洗濯物が増えてぴえんでした。

 

これはインドのせいじゃ無いけど、水シャワーはインドのせい!

 

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明日はバラナシに移動するよ!

遅延しまくりの電車はどうなるのか?!

それでは!



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2 件のコメント

  • ウザイ人の対応でエネルギー消耗することなく、
    物価も安くて、
    アジア情緒満載で、
    だったらインド行ってみたいかも?と思いました~

    • onomgrn様

      こんにちは。
      あれからちょっと体調崩したりして大変だったんですけど、未だに全然ウザくありません。
      断れば基本的にすぐ引いてくれる人ばかりで。。。むしろいい面も色々と見えてきて、事前に聞いてたのとは全然違うなぁという印象です。
      ビザがちょっと面倒ですけど、治安もいいですしインドが人気なのもわかってきたところです。

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    名前:mosari
    年齢:30代アラフォー
    性別:男性

    2023年4月2日から夫婦の夢だった世界一周の旅に出ました。

    小学校の同級生夫婦のポンコツ世界一周旅で世界の絶景、地球の美しさ、多種多様な文化を見てきます。 現在は3ヶ月のフィリピンでの語学留学を終えて、世界を巡ってます。

    旅のInstagramはこちら!フォローすると喜びます。
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