【世界一周119日目】2023.08.01 ボスニア・ヘルツェゴビナ モスタル
1兌換マルク=80.36円
今日の予定
- ポチテリ観光
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東欧編初のダウン
朝5時過ぎに目が覚めた。
感じたのは猛烈な吐き気。
トイレに駆け込む。
幸い吐くことは無かったが、吐き気と腹痛でしばらくトイレに篭っていた。
少し落ち着いた頃にベッドに戻って7時まで二度寝。
再び起きてもやはり吐き気がひどい。
Azuが朝食を用意してくれたけど、全然食べられなかった。
寒気もしてきた。
持ってきた体温計で熱を測ったら38.3度。
完全にアウトだ。
とても動けない。
話し合った結果、ポチテリにはAzu1人で行くことに。
Azuが1人で行動すること自体稀だが、今回の旅を通じてAzuも経験値が高くなっているから1人でもいけるはず。不安がないわけではないが、ポチテリはAzuも楽しみにしていたから行って欲しかったというのもある。
そんなわけでmosariは1人でお留守番。
Azuの1人大冒険の始まり。
ポチテリへ移動
たまたま私たちが宿泊していた貸切アパートメントのすぐ下に、モスタル西バスターミナルがありました。
前日のうちに、そこでやっていた2軒のバス会社にポチテリ行きのバスの有無・時間・値段を確認しておきました。
当日朝に写真左のAUTOBUSNI KOLODVORでポチテリ行きのチケットを購入します。
片道のみの販売で、帰りの分はバスの中で買うようにとのこと。
片道6.5KM(約519円)ですが、そのうち1KMは謎のバスターミナル利用料というもの。
こんな小さいバスです。
観光客と思われるのは、私だけ。
出発予定は8:40。時間少し前になったらドアが開くので、バスに乗り込みチケットを運転手さんに見せます。
ここでポチテリに行きたいとアピールしておきます。
地元のマダムと隣同士でバスに揺られること45分。
Googleマップを見ていて、そろそろと思いマダムにポチテリ!と伝えると、ポチテリ?と言って私が降りれるように席を立ってくれました。
到着したのは、飲食店が4件ほどあるだけの道。
とりあえず帰りのバス停を確認しますが、時刻表などありません。
飲食店4軒に、帰りのバスの時間を確認して回ります・・・
3軒では、「知らない」「モスタル行きのバスはない」と。
1軒だけ、「僕が考えるに、13:30にくると思うよ」と。
・・・帰りのバスはないと解釈しました。
店員さんとやりとりしているのを聞いた老夫婦が助けに入ってくれ、やはりバスがない以上、誰かに近くの街まで乗っけてもらってそこからバスでモスタルに帰るといいと言い出します。
どうやら、5km先にチャプリナという町があって、そこからは1時間おきくらいにモスタル行きのバスが出ていると。
それだけわかれば、開き直って観光をすることに!
バスを降りた場所から少し歩くと、村の入り口が。
早速不揃いの石畳が迎えてくれます。
かつて見張り塔として使われていたガブランカペタン塔が見えます。
ポチテリは500年以上前のオスマントルコ時代の風景を残す村。
ディズニーの中でもアラジンが一番好きでエキゾチックな、アラビアンなものが大好物の私はわくわくが止まりません。
こういう時、1人だとどうしていいかわかりません。この溢れる感情をどこに出したらいいのか?きっとにやにやしていたと思います。
そうこうしていると後ろから観光ツアーの団体がぞろぞろやってくるので、先に進みます。
お土産屋さんも数軒あり、観光客で賑わっていました。
石畳の階段をどんどん登ります。
オスマントルコ時代に使われたハマム(中東・中央アジア諸国で見られる公衆浴場)が残っています。
内部は見学できず。
村の真ん中あたりにはモスクが。
建物も壁も階段も、全て石造り。
よくこんなに綺麗に残っているなぁと感心します。
この村に、今も住んでいる人がいるというのだから驚きです。
庭で作業をする人や、テラスでくつろぐ人を見ました。
こんな素敵な景色でも毎日見ていたら見飽きてしまうのだろうか?なんて考えて。
さて、階段を登ってようやく高台の塔に到着です。
崩れている部分もありますが、それもまたかっこいい。
暗くて狭い階段をぐるぐる登ります。
スマホのライトをつけようかと思うくらい暗かったのに、写真が明るく撮れていてびっくり。
iPhoneやるやん。
見張り塔だから、穴がたくさんあるのはわかるんだけど、外が見えないくぼみは何なんだろう。
どんなふうに使われていたのか、気になります。
ようやくてっぺんに到着です。
どうしてこういう場所にまで落書きをするんでしょうね、雰囲気ぶち壊しです。
気を取り直して外を覗いてみます。
高いところから見ると、この村自体が要塞のように石の壁に囲まれていることに気づきます。
入り口で見かけたツアー客たちは滞在時間が短いんでしょうね、この塔までは来ませんでした。
ほぼ貸切状態だったので、しばらくここに座って景色を眺めていました。
日差しは強いですが、日陰は風が気持ちいいんです。写真で伝えられないのが残念なくらい。
青とも緑とも言えない不思議な色のネレトヴァ川と、500年前の街並みを見下ろす贅沢な時間。
こんな素敵な景色を見られるなんて、ちょっと勇気を出してひとりで来て良かった!と思いました。
ちょっとだけ自分を褒めてあげます。
違う角度から見るとこれまたかっこいい。
暑かったので、村の住民からざくろジュース(3KM)を買いました。
そう言われてみれば、周りにはざくろがいっぱいなっています。
砂糖はほんの少ししか入れていないというそのジュースは、甘酸っぱくて疲れた体に染みます。
凍らせてくれてあるので、冷たいまま最後まで楽しめました。
塔と展望台2箇所をゆっくり回って、時にはぼーっとして。
2時間で村全体を歩き回りました。
さて問題の帰り道。
SIMもなく、mosariと連絡を取る手段はありません。
バス停付近に駐車場があったので、まずはそこでチャプリナまで乗せてくれる人がいないか、声をかけてみることにしました。
ヒッチハイクもしたことないけど、家族連れとか男女2人組なら大丈夫かなと思っていたところ・・・
ちょうど乗ってきたバスと同じ大きさのバスが、モスタルの方向に向かって停車しています。
バスの外にはなんちゃらツアーと書かれたポロシャツを着た男性が。
モスタルまで戻りたいのでバスに乗せてもらえないかと声をかけました。
すると、現地の言葉で運転手らしき人と少し話した後、乗っていいと。
しかも、無料で。
車内には、香港人女性が2名。
クロアチアからのツアーで、ポチテリ、モスタルを見た後にクロアチアへ戻るところだったというのです。
香港のお2人も、特に私を気に留める様子もなく、ちゃっかりお邪魔させてもらっちゃいました。
優しいというか、緩いというか。
自分だったら、プライベートツアー中に知らない外国人がなぜか乗ってきたら、「なんなん?」って顔をしてしまうと思います・・・
私が声をかけたツアーガイドの男性は、日本が大好きで何度も訪日していると。
「日本人は親切で丁寧で、英語はしゃべれないけどいつも助けてくれる」と言ってくれました。
そしてボスニア・ヘルツェゴビナの田舎町で助けてもらっている私。情けないような、でもありがたい出会い。
日本に帰ったら、外国の人には絶対優しくしようと思いました。
バスはモスタルの旧市街の近くに停車し、彼女たちは3時間モスタルを観光するそうです。
「良い旅を!ありがとう!」とお礼を言って別れます。
そこから約30分、宿を目指しつつ、途中お昼ごはんを調達して歩いて帰り、無事に戻ることができました。
モスタルからポチテリへの行き方は他の方のブログで予習していましたが、コロナで倍近く値上がりしていたり、あったはずのバスがなくなっていたり、予定通りにいかないことだらけです。
でもそれを自分のほんのちょっとの英語力で乗り越えられたことが、今回の収穫でした。
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昼から夜にかけて
さて、ここからまたmosariに戻ります。
ベッドでうーん、うーんしていると、昼過ぎにAzuからの着信。
どうやら近くのモールでWIFIを捕まえて連絡してくれたみたいだ。
昼ごはんを買ってくるついでに必要なものが無いか確認してくれた。
食欲が無いので日本にいる時にいつも朝食べていたヨーグルトとバナナ、それにビタミンを摂りたくてフルーツ系のジュースをお願いした。
30分ほどでAzuが無事に帰って来た。
食欲は無いが吐き気は収まっていたので買って来てくれた昼食を流し込みます。
食後は寒気がしてきたのでずっと寝ていた。
夜はAzuが夕食を作ってくれた。
和風パスタ。
ビタミンが摂れるようにとネクタリンも剥いてくれた。
体調は相変わらず良く無く関節が痛くなって来たが、食欲は出て来たので少なめではあるが普通の食事をとった。
明日はモンテネグロに移動するはずだったが諦めて回復させることを優先した。
今日バスと宿を取るつもりだったからまだ何も予約していないので変更は容易だ。
でも今滞在しているアパートを延長することはできず、駅近くのアパートに移動することになってしまった。
大事をとって2泊で予約した。
具合が悪いまま移動なんてしたく無いので、少しでも回復するように日本から持って来た解熱鎮痛剤を飲んで寝た。
Azuにはとんだ迷惑をかけてしまった。
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コメントはmosariも読ませていただいてます。ありがとうございます。
早く元気になるといいけれど・・・
っていうか何が原因・・?
それでは!
ポテチリめっちゃ良いですね。めちゃくちゃ行ってみたいです。2週間位滞在したい…azuさんが是非行きたいと思った決め手は何だったんですか?
眺めも最高で、滞在できないかマジ検索です💻
mosariさん体調復活おめでとうございます。長引かなくて良かったです。お気を付けて。
yukonaka40さま
コメント見落としておりお返事めっちゃ遅くなってすいませんm(_ _)m
モスタルとセットで行ける良い雰囲気のところということでネットで検索して探してたみたいです。
ボスニア・ヘルツェゴビナ、まじでおすすめです。
モスタルはスーパーでの食材も充実していたのでAzuも未だに一番快適だったのはモスタルと言っています。
是非是非行きたいところリストに入れてあげてください〜