皆様こんにちは。
JALのマイルを貯めている人の中にはサブとしてブリティッシュエアウェイズ(BA)のマイル(Avios)を貯めているって方も多いと思います。
mosariもそんな一人で、先日のGW旅行では関空へ行くのに使ったりしています。搭乗の1週間前でも予約することができて費用節約に大きく貢献してくれました。
JALのマイルだと通常12,000マイルかかるところ、BAだと9,000マイルで発券可能と本家JALよりも必要マイルが少ないんです。
JALマイルは国際線用に、BAのマイルは国内線用と使い分けすることで効率的に特典航空券を発券することができました。
しかし、4月30日に5月30日から改悪すると連絡があり、ついにその日が来てしまいました。
4月30日時点では必要マイルチャートを変更するよ。ということだけ書いてあり、どれくらい変わるのかが書いていなかったのでドキドキしながら次の情報を待っていた人も多いでしょう。
お得と言われていた路線がどうなったのか今日実際に見てみました。
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JAL国内線
まずは一番使い道が多かったJALの国内線で使ってみた場合を見てみます。
変更前は距離が650マイル以内のフライトで必要なマイル数は片道4,500、往復9,000マイルでした。東京からだと沖縄は対象外ですが、北海道や九州が含まれるので非常に便利。
最も利用頻度の多い区間でしょう。ここの変更が一番影響が大きいところと言えるでしょう。
まずは片道で見てみましょう。
必要マイル数は6,000!!
変更前は4,500マイルでしたので、1,500マイルアップですね。
続いて往復です。
12,000マイル!
変更前は9,000マイルだったので、3,000マイル増加となりました。
羽田-大阪、福岡-大阪のような近距離だと本家JALと変わらないですね。
本家JALにはディスカウントマイルやJALカード会員割引があるので対象期間内であれば、JALの方が安くなりますね。(全て適用されると9500マイルで予約可能)
一方で、羽田-札幌や、大阪-鹿児島といった中距離だとJALの場合15,000マイル、割引最大適用で11,500マイルとなるので、これならばBAを使ったほうが使い勝手が良いですね。BAマイルは通年で12,000マイルなので。
最後に650マイル以上の路線、東京-沖縄を見てみましょう。
片道9,000マイル。往復だと18,000マイルですね。
変更前は片道7,500マイルだったので1,500マイル増加。往復だと3,000マイル増えています。
複雑なのでちょっと路線毎に整理してみましょう。
JALマイルの方がお得になる場合がある近距離路線
JALマイル「12,000」、JAL割引「9,500」、BA「12,000」
- 東京発着:大阪、名古屋、秋田、山形、小松
- 大阪発着:福岡、松本、但馬、隠岐、出雲、松山、大分、熊本、宮崎
- 札幌(新千歳)発着:女満別、青森、秋田、花巻
- 札幌(丘珠)発着:釧路、函館、利尻、三沢
- 函館発着:三沢、奥尻
- 名古屋発着:新潟、出雲、高知
- 福岡発着:出雲、徳島、高知、松山、宮崎、鹿児島、屋久島、天草
- 沖縄発着:久米島、宮古、石垣、奄美大島、与論、北大東、南大東、沖永良部
- 出雲発着:隠岐、静岡
- 鹿児島発着:松山、種子島、屋久島、喜界島、奄美大島、徳之島
- 熊本発着:天草
- 奄美大島発着:喜界島、徳之島、沖永良部、与論
- 与論発着:沖永良部
- 宮古発着:石垣、多良間
- 南大東発着:北大東
- 石垣発着:与那国
- 沖永良部発着:徳之島
これらの路線の場合はディスカウントマイル対象期間の場合、JALマイルの方がお得になります。
ただし、後述しますがディスカウントマイルの対象期間は非常に限定的なので、BAとJALはほぼ変わらないと思っていいと思います。
BAマイルの方が使い勝手の良い中距離路線
JALマイル「15,000」、JAL割引「11,500」、BA「12,000」
- 東京発着:札幌、福岡、女満別、旭川、釧路、帯広、函館、青森、三沢、南紀白浜、岡山、出雲、広島、山口宇部、徳島 高松、高知、松山、北九州、大分、長崎、熊本、宮崎、鹿児島、奄美大島
- 大阪発着:函館、青森、秋田、花巻、山形、三沢、仙台、新潟、長崎、鹿児島、種子島、屋久島、奄美大島
- 札幌(新千歳)発着:名古屋、仙台、山形、新潟、松本、静岡
- 札幌(丘珠)発着:静岡、松本
- 仙台発着:出雲
- 静岡発着:北九州
- 名古屋発着:福岡、山形、北九州、熊本
- 福岡発着:沖縄、奄美大島、新潟、松本、静岡
- 沖縄発着:与那国
- 鹿児島発着:沖永良部、与論、静岡
これらの場合は変更後もBAマイルを使ったほうが使い勝手がよいですね。ディスカウントマイル対象期間かつJALカード会員の場合はJALを使った方が500マイル安くなります。
JALマイルの方がお得な長距離路線
JALマイル「15,000」、JAL割引「11,500」、BA「18,000」
- 東京発着:沖縄
- 大阪発着:札幌、沖縄、女満別、旭川
- 札幌(新千歳)発着:福岡、広島、徳島、出雲
- 名古屋発着:沖縄、釧路、帯広
- 福岡発着:仙台、花巻
- 沖縄発着:小松、岡山
長距離路線の場合は元々BAに優位性が少なかったこともあり、今回の変更で明確にBAを使うと損するようになってしまいました。
これらの路線の場合はJALマイルの方がお得です。
BAマイルでOKな長距離路線
JALマイル「20,000」、JAL割引「設定なし」、BA「18,000」
- 東京発着:久米島、宮古、石垣
- 大阪発着:石垣
これらの路線の場合はBAマイルの方がお得ですね。
※フジドリームエアラインズ、天草エアライン(AMX)運航とのコードシェア便は割引対象外
※BAで予約できるのはJAL、J-AIRのみ
BAで予約できるJAL、J-AIR便の運行路線を以前まとめています。
2019年のディスカウント割引の対象期間
上記の一覧でJAL割引が適用されるディスカウントマイル対象期間は以下のページよりご確認ください。
けっこう細かいので・・・
ハイシーズンは外されているのであまり期待しない方がよいです。
ということでJAL国内線の場合、改悪なのは間違いないです。が、JALマイルとギリギリ同等レベルをキープしています。価値がいきなり無くなるようなことにならずよかったです。
BAはマイルを購入することもできますし、アメックスのメンバーシップ・リワードなどから移行することができるので、引き続き保有するメリットはあると思います。BAマイルを持っていると前述で触れたように1週間前に急に国内線に乗ることになった!みたいなときも安心です。直前の有償購入は高いですから・・・
国際線利用
BAマイルはJAL国内線に使うのが一般的ですが、mosari家は国際線でも利用しています。
それが成田-香港路線のビジネスクラスです!
スカイトラックス社の航空会社格付けでは3位に選ばれたこともあるキャセイパシフィック航空のビジネスクラスに超お得に乗ることができるんです!
憧れの窓際席もあなたの元に・・・
超お得なビジネスクラスの予約に関して詳しくはこちらの記事をご覧ください。
とにかくお得な香港路線がどうなってしまったのか見てみました。
変更前はビジネスクラスで片道20,000マイル、往復で40,000マイルでした。
44,000マイルですね。
変更前から片道で2,000マイル増加、往復で4,000マイル増加ですね。
BAでキャセイを予約する際はマイルと現金を併用できるポイント&マネーというオプションがありました。
このオプションは引き続き使えるようでした。よかった・・・
一番下にある選択肢であれば24,200マイルと43,830円でビジネスクラスに乗ることが出来てしまいます。
ヤバないですか?
年間24,200Avios集めれば1年間に1回香港にビジネスクラスで優雅なフライトが出来てしまいます。
例えばSPGアメックスのクレジットカードを使うと、200万円の決済で60,000ポイントが手に入ります。(100円=3ポイント)
60,000ポイントは20,000マイルに移行することが可能です。さらに60,000ポイント移行毎に5,000ボーナスマイルが手に入るので、25,000マイルになります。つまりこれだけでビジネスクラスに乗れてしまうんです・・・恐ろしい。
年間200万円と聞くと高額のように感じますが、実際に生活にかかる金額全てクレジットカード決済するとけっこういきますよ。公共料金やふるさと納税などもカードで払えますしね。
SPGアメックスはmosariもメインカードとして使っている簡単に手に入る最強のカードです。マリオット系列ホテルへの無料宿泊特典も付いており、まさに旅好きの定番カードになっています。
昨年は嫁の誕生日にマリオット東京にステイしてきました。
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その他のチャート
今回は利用用途の大きいJAL国内線と香港行きのビジネスクラスの詳細をお伝えしました。
その他の路線で必要な変更後のチャートはこちら。
必要マイル数は片道で表示。全てエコノミー。
距離(マイル) | 変更前 | 変更後 |
〜650 | 4,500 | 6,000 |
651〜1,150 | 7,500 | 9,000 |
1,151〜2,000 | 10,000 | 11,000 |
2,001〜3,000 | 12,500 | 13,000 |
3,001〜4,000 | 20,000 | 20,750 |
4,001〜5,500 | 25,000 | 25,750 |
5,501〜6,500 | 30,000 | 31,000 |
近距離ほど影響が大きいことがわかります。
遠距離であれば750マイル〜1,000マイルほどの増加で収まっています。
まとめ
今回の変更でBAマイルで必要なマイル数が増加してしまいました。
結果的には片道で最大1,500マイル増加というもので、近距離路線であるJAL国内線での影響が大きい変更となりました。
とはいえ大改悪で使い物にならないような変更でなかったのが幸いです。
我が家も引き続き、JALの国内線(650マイル以下)はBAのマイルを使うでしょう。そしてたまに香港にビジネスクラスへ行くときに使おうかと。つまり何も変わらなさそうです(;´∀`)
相対的に香港に行くことの価値が高まった感じです。
改悪続きのマイレージプログラムですが、有償に比べたらお得なのは間違いありませんからね。
引き続きあるものは使ってお得に旅しちゃいましょう。
それでは!
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