皆様こんにちは。
世界中の空には3つの航空連合が存在しています。
- スターアライアンス
- スカイチーム
- ワンワールド
ですね。
そのうちスターアライアンスにはANAが、ワンワールドにはJALが加盟しているのでこのふたつは日本人にも馴染み深いですよね。
そんなワンワールドにアラスカ航空が加盟することが報じられました。
アラスカ航空、ワンワールド加盟へ 21年夏、アメリカン航空と関係強化
ワンワールドと言えばLATAM航空の脱退が決まっていたり、ロイヤル・エア・モロッコの加盟が決まっていたりと中々動きが激しかったのですが、なんとここに来てアラスカ航空が新規に加盟することが決まりました。どうしたワンワールド・・・
アラスカ航空といえばマイル上級者にはとても人気の航空会社だったのでこの発表には衝撃を受けている人も多いでしょう。
アラスカ航空のマイレージプログラムがどう変わるのか発表はまだ無いので、影響は掴みかねますが、ワンワールド的にはどうなんでしょうね。
そんな激動のワンワールドの動きをまとめてみました。
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アライアンスのメリット
アライアンスを組むメリットをまず見てみましょう。
同一のアライアンス内であれば、
- 複数社をまたぐ乗り継ぎを含む旅程が単一サイトで購入可能
- 乗り継ぎ時に荷物を受け取らないでOK
- マイルの積算が可能
- 特典航空券の発券が可能
- ラウンジや優先搭乗などのステータス特典が利用可能
なんてメリットがあります。実に便利。
例えばJALなんてヨーロッパにはパリ、ロンドン、フランクフルト、ヘルシンキしか飛ばしてませんからね。他の都市に行こうと思ったら現地でまた別の航空券を買って移動しなければいけません。そんなの面倒ですよね。
なので航空会社はアライアンス内でネットワークを結んで世界各国を旅行しやすくしているんですね。
また航空会社はアライアンスとは別に独自に提携することもあります。
例えばJALだとこんな感じ。青字はワンワールドで、赤字が独自に提携している航空会社です。
- アメリカン航空
- ブリティッシュ・エアウェイズ
- キャセイパシフィック航空
- フィンエアー
- イベリア航空
- LATAM航空
- マレーシア航空
- カンタス航空
- カタール航空
- ロイヤル・ヨルダン航空
- S7航空
- スリランカ航空
- エールフランス航空
- アラスカ航空
- エミレーツ
- ハワイアン航空
- 大韓航空
- 中国東方航空
- バンコクエアウェイズ
- Jet Star
意外と独自に提携してますよね。使い勝手がいいかと言われれると嬉しいのはエミレーツくらいな気もしますが・・・(;´∀`)
今回発表があったアラスカ航空も実はすでにJALとは独自に提携を結んでいるので現時点でもJALのサイトからアラスカ航空が運行する便を購入することが可能です。


運行会社がAlaska Airlinesになっていますね。
アラスカ航空と聞くといわゆるカナダの上にあるアンカレッジとかをイメージすると思いますが、シアトルを中心に西海岸にネットワークを持っているのでアメリカ方面の場合は使う機会もあるかもしれませんよ。
ただし、アメリカ自体にはアメリカン航空がいるので極端に便利になるかと言われると微妙な気がします。アメリカ方面に旅行したこと無いのでちょっとアレですが。


引用元:http://press.jal.co.jp/ja/release/201809/004899.html
まっ、流石にアライアンスにメリットが無いところと組むことは無いでしょうからきっと便利になるんでしょう、うん。
基本的にアライアンスに加盟する航空会社が多ければ多いほど、ネットワークが網の目のように張り巡らされることになります。つまり数は正義。
2020年の2月現在だと加盟航空会社数を見てみると、
- スターアライアンス:27社
- スカイチーム:19社
- ワンワールド:13社
見てくださいこのワンワールドの一人負けっぷりを。
ただしワンワールドには唯一とも言える強みがあったんです。
そう、南米の雄、LATAM航空が加盟していたんです。


引用元:https://www.anna.aero/2016/10/11/latam-airlines-group-cuts-capacity-across-network/
南米のネットワークがとても充実しておりワンワールド世界一周航空券で活躍間違いなしの航空会社でした。
そんなLATAMのワンワールド脱退が決まっています。
LATAMの脱退


引用元:https://ja.oneworld.com
デルタ航空がLATAMの株式を大量に取得したことをきっかけにワンワールドから脱退することになっています。
脱退日:2020年4月30日
JALのサイトにも今後のLATAMとの提携についてのお知らせが掲載されています。
〔1〕フライトマイル
LATAM航空(LA/JJ/XL/4M)ご搭乗でのマイル積算は引き続き可能ですが、コードシェア便については2020年5月1日(金)〔搭乗日〕よりLATAM航空グループ(LA/JJ/XL/4M/LP/PZ)およびJALが運航する便のみ積算対象となる予定です。
〔2〕特典航空券
- ワンワールド特典航空券:LATAM航空(LA/JJ/XL/4M)を含むワンワールド特典航空券の新規予約受付は2020年4月30日(木)23:59(グリニッジ標準時)をもって終了いたします。なおご予約済の特典航空券はご予約便に限りお使いいただけますが、便の変更はJMB会員専用国際線予約/JMBセンターでの受付のみとなります(JAL Webサイトでの変更はできません)。
- LATAM航空特典航空券:2020年5月1日以降も継続してご利用いただけます。
〔3〕FLY ON ポイント
2020年5月1日(金)〔搭乗日〕以降、LATAM航空(LA/JJ/XL/4M)便名でのFLY ON ポイントの獲得はできません。
https://www.jal.co.jp/info/2020/jmb/200201/index.html
簡単にまとめると、
- マイルの積算は今後も可能
- 特典航空券も今後も利用可能
- ワンワールド特典航空券の新規受付は4月30日で終了(発券済みの変更は電話受付のみ)
- FOPは4月30日以降獲得不可
って感じなので、ワンワールドから脱退するもののJALとは引き続きJMB提携航空会社として関係性は続いて行くみたいですね。
5月以降はFOPが付かないのでJGC修行に組み込んでいた人は痛手ですね。ワンワールドでは無くなるのでJGC会員でも当然ラウンジなどの利用もできなくなります。
個人的にはワンワールド世界一周航空券に使えなくなるのが痛い・・・


南米が空白地帯に・・・(主要都市にはアメリカン航空でアクセス可能ですが、南米の都市間の移動が厳しくなりました)
うーん、本当に残念です。
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ロイヤル・エア・モロッコの加入


↑の画像を見ていただくとわかるのですがワンワールドはアフリカ大陸に拠点を持つ航空会社が加盟していませんでした。
南アフリカを中心にブリティッシュエアウェイズのグループ会社であるComairはあるものの、かなーり脆弱です。(本当に南部しか飛んでいません)
そんなアフリカに拠点を持つ航空会社の加盟が決まっています。それがモロッコを拠点としアフリカ北部にネットワークを持つロイヤル・エア・モロッコです。


アフリカ北部を中心に50カ国350都市にネットワークを持っています。


地理的に近いヨーロッパはもちろん、北米、南米にも飛ばしているものの、アフリカ南部には飛ばしていないというのはなんとも不思議。
加盟日も決定しまして、
2020年4月1日
となっております。
Royal Air Marocが4月1日にoneworldに加盟
mosariは今アフリカにすごく興味があるので加盟は素直に嬉しいです。
この投稿をInstagramで見る
アフリカの航空会社と聞くとヤバそうなイメージがありますが、なんとも可愛いキャビンじゃないですか?
もともとロイヤル・エア・モロッコの加入の方が早く発表されていたので14社になるはずだったのですが、その後LATAMの脱退が発表されてプラマイ0で13社のままになるはずでした。
んで、急遽ここにきてアラスカ航空の加盟が発表されました。
アラスカ航空の加入


正式な加入日までは決まっていないものの、
2021年夏まで
となっています。後1年はかかるってことですね。
Your world. Our world. oneworld. We are proud to strengthen our relationship with @AmericanAir and join @traveloneworld (starting Summer 2021) to take our global reach to the next level! https://t.co/dxXqRjEGhx
— Alaska Airlines (@AlaskaAir) February 13, 2020
前述のとおりアラスカ航空はシアトルを拠点に北米にネットワークを持っています。


引用元:https://www.jal.co.jp/inter/route/codeshare/as/
アメリカン航空とどう差別化していくのかが気になるところではありますが、アメリカン航空とのコードシェア便の強化も発表されているので、お互いうまく棲み分けていたんでしょうね。
Alaska Airlines to expand American Airlines relationship and join oneworld
これによりシアトルからインドのバンガロール路線や、シアトルからロンドン路線への直行便が就航するみたいですね。運行はアメリカン航空っぽいけれど。
シアトルからバンガロールってめっちゃ遠くないか・・・
んで、アラスカ航空といえば上級マイラーの中で有名なマイレージプランというマイレージプログラムを持っています。
これが中々ぶっ飛んでまして、
JALの特典航空券であればマイレージプランを使った方が必要マイルが少ないという利点がありました。
例えばですが、
- 日本-東南アジア ビジネスクラス:25,000マイル(40,000マイル)
- 日本-北米 ファーストクラスが70,000マイル(70,000マイル)
- 北米-日本(ストップオーバー)-東南アジア ファーストクラス75,000マイル
マイル数は片道、( )内の数字はJALマイルの場合
こんな感じで東南アジア内のJALビジネスクラスが片道25,000マイルと激安で発券できるんです。
北米路線のファーストクラスはJALと変わらないものの、北米から日本に飛んでストップオーバーし、東南アジアに飛ぶという旅程を組めば5,000マイル追加で東南アジアのビジネスクラスが付いてきます。(東南アジア路線はファーストクラスが無いので)
日本でストップオーバーが可能なので2回の旅行に分けることができる訳ですね。
同じ旅程でビジネスクラスだと65,000マイルです。たった差は10,000マイルなのでファーストクラスの方が絶対お得ですね。
うーん、いいですね。。。
まぁ・・・流石にこれは・・・やり過ぎですので、メスが入る可能性が高い気がします(;´∀`)
なので一部のマイラーの人たちは気が気じゃないでしょう。
ちょうど先日アラスカ航空のマイレージプランを使ったJALファーストクラスを発券した海外の方の動画も上がっていましたね、
この人ほんと世界中のファーストクラス乗ってるよな、うらやまー。
動画のタイトルが「JAPAN AIRLINES FIRST CLASS CHEAP」って書いてあるもんだから、安っぽいとか悪い方の批判かと思ったらアラスカ航空のマイルを使うとめっちゃお得だよ!って意味でした。ふう。
動画内で同じファーストクラスの乗客もマイレージプランで発券したよ!って盛り上がってますね。。。
ここにメスが入るかどうかで今回のワンワールド加盟の評価が分かれることでしょう。
ともあれ2021年に加入してくれることでワンワールドの加盟会社数は14社になりますので、わずかではありますが、プラスになります。
少しでも他のアライアンスに追いつくことを願っています。
カタール航空なんかは離脱の噂が流れていて怖いですが(;´∀`)
カタールが抜けたら流石にmosariもSFCとって星組に移動しますわ。
キャセイもなんだかきな臭い・・・
ワンワールドってなんだか問題児だらけなイメージがありますね 笑
破綻したJAL、墜落したマレーシア航空、中東でハブられてるカタール航空、ストやコロナの影響が出てるキャセイ、スト大好きブリティッシュ・エアウェイズ、ファーストクラス乗り放題券を作ってしまったアメリカン航空とかとか・・・(;´∀`)
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ワンワールドまとめ
- 2020年1月時点では13社
- 2020年4月1日にロイヤル・エア・モロッコ加盟(14社)
- 2020年4月30日にLATAM脱退(13社)
- 2021年夏までにアラスカ航空が加盟(14社)
南米のネットワークを失い、アメリカ西部、アフリカ北部のネットワークを手に入れることとなりました。
アフリカ、南米、欧州のネットワークが強化されると嬉しいんだけどな〜。と思う今日このごろ。
暇な方はワンワールドの豆知識的に↑の記事もどうぞ。
それでは!
こんばんは。
問題児の問題行動があからさま(笑)
どこも似たようなことやってるんで
許してやってください!
まつさま
こんにちはー!
色々アレな書き方しちゃいました 笑
どうしてもワンワールドの変な話ばっかり偏って入ってきてしまうので(;´∀`)
それにしても減便だらけでキャセイが心配です。。。