数あるポイントプログラムの中でも航空会社のマイレージプログラムは人気が高いですよね。皆さんは貯まったマイルを何に引き換えていますか?
多くの人は特典航空券に引き換えてタダで海外旅行に行くぞー!って方が多いんじゃないでしょうか。mosariもそのうちの1人です。
普段ならば縁の無いビジネスクラスも、マイルを使えばタダで乗れちゃうとあれば狙うしかないですよね!
前回の記事ではこの1年間コツコツとマイル貯めて無事に20万マイル貯まったということをお話ししました。
JALのマイルを使うとJAL便はもちろん、JMB提携航空会社の特典航空券と引き換えることが可能です。
mosariはヨーロッパにビジネスクラスで行くことを目標にマイルを貯めてきましたので、今回はその辺の情報を整理してみたいと思います。
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JMB提携航空会社とは
JALは複数の航空会社と提携してネットワークを拡大しています。JALだけだとどうしても直行便としての需要のある路線しか展開できません。そこで世界中の航空会社と提携することで効率的にユーザーを世界各地に輸送することができるわけですね。
例えばスペインのバルセロナに行こうと思った場合に、JALだとバルセロナへの直行便はありません。しかし、ヘルシンキまではJALで行き、ヘルシンキからバルセロナまではフィンエアーとのコードシェア便を使うなんてことができます。
コードシェア便を提供し合う関係の深い航空会社もあれば、エミレーツ航空のように特典航空券やマイル積算の部分だけ提携している航空会社もあります。さらにはoneworldというアライアンス(航空連合)を組んでいる関係の航空会社もあります。
色んな言葉が出てきましたが、今回はJALのマイルを貯める事で特典航空券に交換可能な航空会社を見てみましょう。
エアベルリン (ドイツ) |
アメリカン航空 (アメリカ) |
ブリティッシュ・エアウェイズ (イギリス) |
キャセイパシフィック航空 (香港) |
フィンエアー (フィンランド) |
イベリア航空 (スペイン) |
ラン航空 (チリ) |
マレーシア航空 (マレーシア) |
カンタス航空 (オーストラリア) |
カタール航空 (カタール) |
ロイヤルヨルダン航空 (ヨルダン) |
S7航空 (ロシア) |
スリランカ航空 (スリランカ) |
TAM航空 (ブラジル) |
エールフランス航空 (フランス) |
エミレーツ航空 (アラブ首長国連邦) |
中国東方航空 (中国) |
バンコクエアウェイズ (タイ) |
北海道エアシステム (日本) |
ジェットスター・ジャパン (日本) |
※青字はワンワールド加盟航空会社
なんとJALのマイルを貯めると上記20社の特典航空券に引き換えることが可能です。
でも日本人には結局JALの特典航空券に引き換えるのがいいんじゃないの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
実はJALの国際線特典航空券と、提携航空会社の特典航空券では発券ルールが異なるんですね。それぞれにメリット・デメリットがありますので次はそのあたりを見てみましょう。
JAL国際線特典航空券
我らが日本航空様の国際線特典航空券です。特徴はこんな感じです。
- JAL便のみ発券が可能
(他社運行のコードシェア便も不可) - 国内線は片道1区間無料で追加可能
- 国際線は追加不可
- 片道の発券が可能
- 海外到着国と海外出発国が同じ必要がある(2016年11月より)
- キャンセル待ちが可能
- ディスカウントマイル・JALカード割引の設定がある
- 2016年は曜日限定のディスカウントマイルもある
- 必要マイルはエリア毎に設定
- 人気路線は予約が困難
- WEBで予約が可能(電話でも可)
一番の特徴はJAL便が使えるという点に尽きると思います。日本人語が話せるスタッフが中心になりますので機内や海外の空港で困ることは無いでしょう。安心・安全・快適ですね。国内線も1区間追加できますので国内で乗継が必要な方の使い勝手も抜群です。
一方で国際線の追加が不可というデメリットもあります。例えばヨーロッパに行こうと思った場合、直行便のあるロンドン・パリ・ヘルシンキ・フランクフルトに限定されてしまいます。
他の国に行きたいと思った場合は別途航空券を購入する必要があります。また、2016年11月1日受付分からは海外に到着した国と海外から出発する国が一緒でなければいけないので、別の国に移動した場合は到着国に戻ってこないといけません。
到着した国のみで過ごす場合は問題ありませんが、周遊の場合はちょっと困っちゃいますね。そんな時に便利なのがJMB特典航空券となります。
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JMB提携航空会社特典航空券
こちらは上述した提携航空会社の特典航空券を発券することが可能です。当然使用機材は各提携会社のものとなるため、日本航空の至れり尽くせりの安心・安全なサービスを受けられる訳ではありません。それでも使用を検討するだけのメリットもあります。
特徴を見てみましょう。
- JMB提携航空会社1社の発券が可能
- 国内線の追加不可
- 国際線は片道2区間無料で追加可能
- つまり最大で往復6区間
- 途中降機は3回まで可能(地上移動1回含め)
- 地上移動1回可能
- 片道の発券が可能
- キャンセル待ちが不可
- エコノミークラスの割引キャンペーンがたまにある
- 必要マイルは総移動マイル数によって決定
(地上移動区間も含む) - ネットで予約できるのは一部の航空会社のみ
といったところでしょうか。大きな違いは国際線に片道2区間まで追加できるため、こんな旅程も組むことが可能です。
- 東京‐ロンドン(途中降機)
- ロンドン‐マドリード(途中降機)
- マドリード(地上移動)バルセロナ
- バルセロナ‐ロンドン
- ロンドン‐東京
こちらはブリティッシュエアウェイズを利用していますが、ロンドン、マドリード、バルセロナの3都市滞在が可能です。このような周遊の旅程が組めるのがJMB特典航空券の大きなメリットですね。
その代り日本での乗継はできませんし、繰り返しになりますが提携航空会社の母国語が中心のコミュニケーションとなります。
とはいえ空港や機内でそんなに複雑なやりとりは必要ないと思うのでなんとかなるとは思いますが。トラブルが起きた場合は・・・頑張りましょう 笑
必要なマイル
JAL国際線特典航空券の場合は「エリア制」、JMB提携航空会社特典航空券の場合は「総移動マイル数」によって決まります。
JAL便の場合はこちらのページを見るとすぐに希望便の必要マイルがわかります。
JMB提携航空会社の場合は総移動距離に応じて決まる為、提携航空会社の旅程に応じて計算する必要があります。
目的地は同じでもどこで乗り継ぐかによって総移動距離が変わるためです。
主要の路線であればこちらのページで目的地や航空会社ごとに表が用意されていますので、参考になると思います。
表に乗っていない区間や地上移動を含む場合はこちらのページに計算機が用意されているので、3桁の都市コードを打ち込めば総移動マイルが計算できますよ。
参考までにいくつかの都市をピックアップして必要なマイルを見比べてみましょう。
※割引マイルのエコノミー/プレミアムエコノミーはディスカウントマイルとJALカード割引適用後、ビジネスクラス/ファーストクラスは曜日限定マイル適用後の必要マイル
※JMB特典航空券の計算に用いているmileは直行便で計算。乗継によってmile数が増加し、必要なマイルが増える場合があります。
各路線とクラスごとに最も少ないマイルを青字にしています。
- 割引されたマイルであればJAL国際線の方が必要マイルが少ないことが多い
- 割引が無ければJMBの方がビジネス/ファーストの必要マイルが少ないことが多い
といった感じでしょうか。改めて比べるとやはり割引マイルの力は大きいですね・・・
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まとめ
JAL国際線特典航空券はこんな人におすすめ
- 目的地にJALの直行便がある
- 周遊はしない
- 日本語でコミュニケーションを取りたい
- JALが好き
- 国内で乗継が必要
- 割引マイルが適用できる時期に旅行にいける
JMB提携航空会社特典航空券はこんな人におすすめ
- 目的地にJALの直行便が無い
- 周遊したい
- 英語でのコミュニケーションをストレスに感じない
- たまには違う航空会社に乗ってみたい
- 希望日にJALの予約が取れなかった
こんなところでしょうか。
JALの国際線特典航空券に引き換えている人が多いかと思いますが、JMB提携航空会社も選択肢としてもっておくと旅先に広がりでますよ。JALで希望日がとれない!と嘆いているそこのあなた。JMB提携航空会社でのご旅行を計画してみてはいかがでしょうか?
mosariも最初はJALの国際線特典航空券を狙っていましたが、JMB提携航空会社を知りどうやってヨーロッパ旅行を組み立てるかヒジョーに悩みました。この悩んでる時も楽しいんですけどね 笑
当記事が皆様の旅程作りの参考になれば幸いです。
それではよいマイレージライフを!
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