【世界一周403日目】2024.5.19 エクアドル ガラパゴス諸島
気温:22度〜28度
歩数:16,481歩
1ドル=155.80円
今日の予定
- サンクリストバル島でアオアシカツオドリを探しに行く。
Twitterでブログの更新やリアルタイムに何か呟いてたりします。
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ひどい朝
ベッドでうとうとしているとAzuがとんでもないことを言い出した。
トイレが詰まって流れないよ〜。
最低な言葉で目を覚ました。
聞けば2回レバーを押してみたがダメだったそう。
ふむ。寝起き早々見たくはないが仕方ない。
意を決してトイレに入った。
うん、いるな。
試しに流してみる。
水はしっかりと流れる。
でも排水が追いついておらず便座の中に水が溜まったのち、徐々に水位が減っていく。
なるほど詰まっているな。
もちろん紙を流してはいない。
アレで詰まるとはいったいどれだけの・・・
さて、どうしたものか。
少し考えたのち、洗濯用のバケツを持っていることを思い出した。
そちらを使ってシャワーでお湯を貯める。
バケツの水を一気に流すことで普段よりも強い水圧で押し流す作戦だ。
万が一失敗しても副次的な効果も期待できる。
それはお湯による便の融解だ。
溶けてしまえばどんなに大きさは関係ない。
お湯で放置するのも効果的なはずだ。
そんな訳で1発目の放流。
勢いよく便座に流れる水。
明らかに強い水圧。
・・・が、押し流すには至らず。
でもこれを繰り返せばいける気がする。
2回目も試してみたが流れず。
そして3回目の水を溜めている時にAzuがトイレにやって来た。
ねー!家の前に犬がいて可愛いよ!って何してんの?
・・・おめーのピーを流してるんだよ!
人がトイレで格闘している間に当の本人は現実逃避しているとはなかなかの戦犯だ。
そして3回目!
ズゴオオオオ!ゴボゴボゴボ!
な、流れた!
これでダメなら放置作戦に切り替えるつもりだったので助かった。
朝から一仕事してしまった。
マグロを求めて
本当は7時半に朝飯を買いに行くはずが8時になってしまった。
向かったのはもちろんここだ。
ムニシパル・サン・クリストバル市場。
お目当てはもちろんマグロだ。
冷凍ではない生のやつだ。
奥に進むと3個ほどカウンターが見えた。
思ったより小規模だが仕方あるまい。
一番手前のおばさんに声をかけた。
おらー!マグロある?
あるわよ。(ニヤリ)
そう言って奥の冷凍庫のような蓋を開けるおばさん。
どうみても凍ってそうなので心配したが、氷の中から取り出されたのはまだ血が滴っているマグロだった。
キタアアアア!10ドル分くださあああい!!
慣れた手つきで華麗に頭を切り落とすおっさん。
マグロの写真を撮っても良いか聞いたら、
めっちゃポーズしてくれた。
いや、マグロだけでよかったんですけどね。
その後綺麗に輪切りにしたのちに、骨を綺麗にとって処理しやすいようにしてくれた。
ナイス。
20ドル札渡したらお釣りが9.25ドル。
10ドル分って言ったのにきっちり重量で請求されてしまった。
そんなにあるかな?って気はしたけど計りに表示されていたのは3kgちょっと。
1kg3.5ドルくらい。
サンタクルスで港のおっさんから直接買った時の方が安い。
まぁそりゃそうか。
ここは市場だから漁師から直接買うより高くなるよな。
まぁそれでも3食分のマグロが手に入ってハッピーだ。
その後は生のマグロを持ったままパン屋に寄って朝食を購入、再び市場に戻って野菜を買って宿に戻った。
まずは朝食。
4つで2.5ドル(390円)。
どのパンもふわふわで美味しかった。
特にシナモンロールが最高。
この後フィンランド行く予定あるから本場の食べれるんですけどね。
まぁあっちは平気で500円とかするけど。
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ガラパゴスの鳥と言ったらアレ
なんだかすっかり遅くなってしまったが10時前に宿を出て灯台に向かう。
お目当てはガラパゴス島で見ることができる超チャーミングな鳥。
アオアシカツオドリを探しに行く。
こいつだ。
なんと言ってもその特徴は足の色。
不自然なほど青い足を持っているのだ。
今日はこいつを探しに行く。
まずは港に。
相変わらずビーチはアシカでたくさん。
寝てる子もいれば、ちゃんと水の中で遊んでる子もいた。
可愛いけど多すぎてそろそろ見飽きてくるな・・・
そのまま海沿いを北上していく。
Playa Mannというビーチがあったので覗いてみる。
写真の色がちょっと暗いけど、実際は海めっちゃ綺麗。
相変わらずアシカもいっぱい。
すやぁ。
だが今日のお目当てはアオアシカツオドリなのだ。
ビーチを後にして再び北上。
途中でチラッと船着場のようなものが見えた。
こういう人気の無いところにいるかもしれない。
そう思って探してみるもアシカだけ・・・
と、思ったその時、
あー!たぶんいたああ!
Azuが叫んだ。
その視線の先には確かに1匹の鳥が岩の上にいた。
遠いけど確かに青い・・・気がする。
一応見れたけど遠すぎる。
でもやっぱり奥の方にいるんだ。
遠すぎてiPhoneの写真だと何もわからないけど、岩場の脇が藪になっていて人間はこれ以上近づけない。
別の場所で探す必要がある。
早る気持ちを抑えて先に進む。
えっほえっほ。
そうしてやって来たのはアオアシカツオドリが見れると噂の灯台があるビーチ。
プラタ・プニャ・カローラ。
この先にある灯台付近の岩場にいることが多いんだとかなんとか。
海はめちゃくちゃ綺麗だが今はそれどころでは無い。
急いで灯台に向かう。
そこにはなんと・・・!
・・・
・・
・
何もいなかった(;´∀`)えぇ〜
ここで見られないとなるともう当てが無い。
闇雲に探して見つかるものでも無い。
時間帯が悪いのかもしれない。
いったん探すのはやめて遊ぶことにした。
そんな訳で44ヵ国目エクアドルを塗り潰しました!
mosariの職場の後輩たちが作ってくれた世界白地図Tシャツ。
詳しくはこちら。
アシカと遊ぶ
先ほどのビーチから急な坂を登って降りてたどり着いたのがこちら。
Muelle Tijeretasという入江。
めちゃんこ綺麗(;´∀`)
この先にウッドデッキみたいなところがあってそこから海に降りれるようになっている。
人気のようで結構な人で溢れていた。
服を脱いで我々も海に入ることにした。
つ、つめてぇ〜〜
ガラパゴスの海は冷たい(;´∀`)
この入江のポイントは美しい海だけでなく、
・・・
・・
・
野生のアシカと一緒に泳げるのだあああ!
人懐こいアシカがたくさん泳いでおり人間に近づいて来てくれるのだ。
似たようなのがイザベラ島にもあったけどこっちの方が数が多かった。
親子で泳いでいたり、
こんな風にチャーミングな顔でこっちに迫ってくるのだ。
なぜかお腹を上にして泳ぐ子が多かった。
こうしてみるとちゃんと息を吐いているのがわかる。
かまって欲しそうにこちらをじっと見たり、とにかくキュートすぎる。
これにはAzuもにっこり。
ずーっとアシカに遊ばれていた。
ほんとすごいな。
世界にはこんな風に野生のアシカと遊べる場所って他にあるのかな?
40分ほどで退散。
寒すぎるw
再びアオアシカツオドリを探しに先ほどの灯台に戻って来た。
近くにいたレンジャーみたいな人に聞いてみてもこの灯台付近がベストらしい。
が、やはり何もおらず・・・
いや、アシカとイグアナはいっぱいいるんですけどね。
うーん、アオアシカツオドリをちゃんと見ずには帰れんのだけどなぁ・・・
ちょっとショックが大きい。
Azuと無言で街の方へ歩いていく。
こうなったらさっきチラッと1匹見えたスポットしかない。
頼む。
見せてくれ。
祈るようにして船着場に戻った。
するとそこには・・・
・・
・
いたあああ!っていうか増えてるぅううう!!!
パッとみた感じ3匹はいる。
カ、カツオドリ!カツオドリィイイイイ!!!
見れた、見れたぞ。
でもちょっと遠い。
近づくにはこの岩場を進むしかない。
海沿いの岩場の上を歩いていくのは危険。
でもここの岩場は少し幅があるので岸沿いを歩いていけば万が一足を滑らしても即座に海に落ちることはない。
慎重に歩いていけば大きな事故にはならないだろう。
荷物をその辺に置いてサンダルの靴紐を締める。
慎重に手を使いながら進む。
そして
・・・
・・
・
か、かわいい・・・!
足青い!
ひゃー!
いや、ほんと足が青くて、目がギョロっとしてて可愛い。
この足の青さは食べ物が影響してるんだそう。
イワシがカロテロイドという色素を多く含む微生物を食べることによって、そのイワシを食べるカツオドリの足に色素が蓄えられるそうなんだとか。
ただ時間の経過とともにこの色は薄れていき、イワシを食べるとまた青くなっていくんだとか。
確かに個体によって色の濃さが全然違ったのである。
いやー満足です。
ガラパゴス諸島、大満足です。
ペンギンだけ見れなかったけど、ペンギンは南極で恐ろしい数見たからね。
そんな訳で満足して宿に戻る。
相変わらず街にはアシカが溢れていた。
そこは人間用のベンチですよ。
気分が良いので我慢しつづけたアイスを食べることにした。
その辺の商店で2ドル(310円)という超高いマンゴーアイス。
さぞ美味しいだろうとかぶりつく。
・・・しょっぺぇ。
え?どれどれ。・・・しょっぱいね。
酸っぱいんじゃなくてしょっぱい。
なにこれ(;´∀`)クソマズイ
どうやったらアイスを不味く作れるんだろうか。
この旅っていうか人生の中でぶっちぎりで不味い。
ただしょっぱいだけ。
正直捨てたい。
でも2ドルと思って泣く泣く食べた。
悲しい。
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最高の食事
宿に戻って来たらもう14時。
急いでシャワーを浴びて昼食。
もちろん昼食はこれだ。
マグロ刺身定食である。
これで10ドル分の3分の1。
つまり3ドル(465円)ちょっと。
最高です。
うまああああ!
しあわせ〜。
2人であっという間に平らげた。
マグロを輪切りで買ったもんだからトロの部分も含まれていて贅沢すぎる昼食だった・・・
刺身しか勝たん!
食べ終わったらもちろん昼寝だ。
午前中遊んで午後は昼寝。
いいんでしょうかこんな贅沢な日々で・・・
・・・
・・
・
17時過ぎに起きてシャワー。
今日は洗濯しなくて良いので楽ちんだった。
ホストが洗濯してくれるとかなんとか言っていたのでお願いすることにしたのだ。
が、どうやら洗濯機と乾燥機があるので勝手に使って良いよ、という意味だった。
もうね、死ぬほど便利。
洗濯物と洗剤を入れてスイッチ入れたら勝手に洗ってくれるんですよ。
信じられないですよね。
旅に出てから400日ほど海外で過ごしている訳ですがその際にランドリーサービスを使ったのは旅の初日のみ。
それ以降は毎日必ず手洗いで洗濯をしている。
令和の時代に手洗いとか意味わかんないですよね。
でもそれが世界一周なのである。
洗った後も部屋の中でハンガーが引っ掛けられるところを必死に探して干す必要がある。
でも乾燥機なら取り出したらもう乾いている。
すごすぎ。
なにこれ。
あまりに便利。
圧倒的に便利だ。
日本の皆さん洗濯機に感謝した方がいいですよ。
洗濯エリアはホストの家の前にあるので一度外に出ないといけない。
乾いた洗濯物を取りに行ったら涼しい風が全身を包み込んだ。
・・・気持ちいいな。
ふと天を見上げた。
とても綺麗な月が輝いていた。
日中は信じられないくらい強い日差し。
今も日焼けで全身の皮が剥けまくっている。
痛すぎてリュックを背負えないくらいに痛い。
でも夜はこんなにも涼しい。
日本は朝も夜も暑いもんなぁ。
子供の頃はもう少し涼しかった気がするんだけどな。
んでさっき昼飯食べたばかりのような気がしますが19時に夕食。
マグロ定食With野菜炒め。
昼とほぼ同じのように見えるが野菜炒めが追加されているのと、お米が日本から持って来たガチの日本米なのである。
mosariの母がくれたものなのだがラスト1袋を大事にとっておいたのだ。
パタゴニアのハイキングで大活躍してくれたがとうとう最後の一袋。
だが今が最高の食べどきだろうと封印を解くことにしたのだ。
まず見た目が違う。
ツヤツヤしていて一粒一粒が輝いている。
食べても違う。
もちっとした弾力、ほのかな甘み。
この繊細な味で育つ日本人。
間違いなく世界で一番贅沢な食文化を持つ国だよなぁ。
海外にいたら食べることへの選択肢を持たない人もたくさんいる。
毎日似たような芋ばかり食わないといけないことだってある。
こんな美味しいものが当たり前に食べられる日本はやっぱりいい国だ。
日本に生まれたことを感謝しないといけない。
夜はブログを書いたり、この後戻るキトの宿を予約したり、インスタの投稿したり。
明日はもうガラパゴス諸島を離れる。
あっという間の8泊。
早すぎるぞ・・・
この後はもっとディープな自然の中へ向かう。
・・・アマゾンだ。
と言ってもジャングルの中を歩き回る訳ではない。
地元民が足として利用している貨物船に乗ってアマゾン川をくだるつもりだ。
ツアーガイドと一緒に観光地を巡るよりも地元の人と同じ目線の乗り物に乗る方が最高に楽しそうなのだ。
と言っても情報が全然無いのでいつ目的地に辿り着けるかは全く不明だ。
聞いた情報を元に手探りで進んでいこうと思う。
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ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリーを要チェック!
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そんな訳で明日はエクアドルの首都キトに向かいます。
それでは!