【アメリカ横断15日目】2025.11.7 アメリカ フォートストックトン 〜 アラモゴード
気温:8〜24度
歩数:7,069歩
運転距離:545km
1ドル=153.54円
今日の予定
- ホワイトサンズ国立公園へ

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フォートストックトンの朝
7時のアラームで目を覚す。
昨日の夜は幸いなことにGを見ることはなかった。
このまま会わずに・・・っているし(;´∀`)
ベッドから起き上がってトイレに行こうとしたら床に普通にいる。
しかも全然逃げない。
完全に人間を舐めきっていた。
机の下にゆっくり歩いていくので、椅子を引こうとしたらそのままGを引いてしまった。
不慮の事故だ。
まだ息があるがうまいことひっくり返ってくれたみたいで身動きが取れなくなっていた。
そのまま床に放っておいた。
いつもの。
ホイップクリームみたいに見えるけどギリシャヨーグルトである。
今日の宿はもう予約済みなので食後はそのまま準備してチェックアウト。
さぁ今日も行きますか。
うん!
荷物を背負って部屋の外へ向かう。
クチャ。
あ、Azu踏んだ。
え?えええええええええええええええええええええええ!!
Azu選手アウト。
かわいそうに。
フォートストックトンでお世話になった宿
- 施設名:Executive Inn Fort Stockton
- 住所:Executive Inn, 901 E Dickinson Blvd, Fort Stockton, TX 79735
- チェックイン時間: 14:00
- チェックアウト時間: 〜11:00
- 部屋タイプ:ツインルーム
- エアコン:有り
- 1泊:47.6ドル(7,310円)
予約した部屋タイプが使えなかったり、お湯が出ないと言われたり(結果的に出るようになった)、ルームキーが使えなかったり、シーツが犬の毛だらけだったり、Gの死骸が転がりまくっていた。
が、部屋自体は広いし設備もそこまで古さを感じない。
値段を考えれば有りのような気もする。スタッフの人も良い人ではあったし。
でも気になるところも多い評価の難しい宿だった。
値段も安いし・・・
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部屋回り
部屋自体はこれまで泊まったのモーテルの中でも一番良かった。
普通に過ごしやすい部屋だった。
リフォームしたてなのだろう。
Wi-Fiもばっちりだった。
でもGが出る。
水回り
水回りも特に問題無し。
タオルもちゃんと付いていた。
総じて値段を考慮すれば・・・あり?
たぶん・・・
いやぁでもどうだろう。やっぱりわからん!
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アラモゴードへ
今日はホワイトサンズ国立公園の最寄りであるアラモゴードという街へ行きたい。
545kmあるので休憩込みで7時間近くかかるはず。
移動だけして明日の朝ホワイトサンズ国立公園に行くことにした。
9時過ぎに出発してまずはフォートストックトンのシンボルを見に行く。
ロードランナーという地面を走り回る鳥が街のシンボルだ。
写真を撮ったら再び車に乗りこんで西へ向かう。
ロードランナーに会えるかな。
うーん、本当に同じアメリカなのか不思議でたまらない。
これまではロードサイドには看板が溢れていて、休憩スポットは選びたい放題だった。
でも今は次にいつ休憩できる場所があるか全くわからない。
変化の乏しいまっすぐな道にAzuはとても眠そう。
寝るのも遅かったので2人とも疲れ気味(;´∀`)
途中でトイレ休憩に寄ったレストエリアには蛇に注意の看板があった。
怖すぎるんだが・・・
道端にも普通にサボテン。
あの壮大な荒野が近づいていると思うとワクワクが止まらない。
3時間ほど走ったところで給油。
ほとんどガスが残ってなかったのでたくさん入れることに。
珍しく日本のクレジットカードが使えたので店内に行かずに済んだ。
37.48ドル(5,755円)で14.148ガロン(53.556L)なのでリッター107円。
かなり高くなってきた。
でもこれからまだまだ上がっていくので怖いンゴ(;´∀`)
給油後はガソスタに併設されているコンビニの前で昼食。
測り売りのハムとチーズを使ったサンドイッチ。
うん、うまい。
カミーノをしている時に毎日食べ続けたハムチー。
思い出深いサンドイッチだ。
その後はトイレを借りにコンビニへ。
お掃除ロボが働いていた。
コンビニには必ずと言って良いほど自分で作るホットドッグコーナーがある。
こんな感じ。
まずは挟みたいメインの具を選ぶ。
熱せられたローラーの上を転がっているのでほかほかと思われる。(食べたことは無い)
ソーセージか春巻きみたいに包まれたものが何種類かずつ置かれている。
台の下には同じく温められたコッペパンが入っているのでそれを使ってメインの具を挟む。
続いてはトッピングコーナー。
ピクルスやオニオンなど用意されている具を好きなだけトッピングし、好きなソースをかければ完成だ。
だが忘れてはいけないのがドリンク。
自分で好きなサイズのカップを抜き取って、ドリンクを入れればOK。
日本のように先払いではなく後払いのシステム。
大きなコンビニだと先にドリンクを入れて飲みながら買い物している人も見かける。
払う前に飲むという日本人的には違和感バリバリのシステム。
でもアメリカ人はドリンクが超大好き!
ほとんどの人が買っていく。
超特大サイズを。
そりゃ太るよ(;´∀`)
コーヒーコーナーも日本と同じで豆から挽くタイプもある。
ちなみにコーヒーの方がジュースよりも値段が高い。
ジュースはSサイズ(といっても日本ではLサイズ)で1.2ドル(185円)くらい、コーヒーは2ドル(300円)くらい。
500のペットボトルだと2.5ドル(385円)くらいするのでみんなこっちのセルフのものを買っていく。
食後もガンガン走る。
が、眠すぎて路肩に停めて大きく伸び。
120kmくらいの車がビュンビュンと過ぎ去っていく。
14時半ごろにアラモゴードの街に到着。
あれ?想像よりも早い。
実は今日も西に進んだことでタイムゾーンがまた変わったのだった。
出発地の時間だと15時半なのだが、時差のおかげで1時間お得になったのだった。
州もテキサスからニューメキシコに変わった。
さらば大好きなテキサス州・・・
明日の朝ホワイトサンズに行くつもりだったけれど、この時間なら今日行ってしまうことにした。
アラモゴードからは20分ほどで到着。
ホワイトサンズ国立公園
今日はアメリカに来てから2週間。
ついに初めての国立公園です。
ホワイトサンズ国立公園はその名の通り白い砂の砂漠が見れるらしい。
アメリカの絶景スポットで検索するとグランドキャニオンなんかと一緒に出てくることが多いようだ。
砂漠といえば黄色っぽいイメージなのだが。
まずは入園料を支払にビジターセンターへ。
入口には看板。
ありゃま。
2025年10月1日から政府閉鎖が続くアメリカ。
その影響で入園料の支払いは不要になっていた。
職員さんは働いているのに入園料を取らなくて大丈夫なのかな・・・
本当なら車1台あたり25ドル(3,840円)。
人数じゃなくて車あたりの値段なのが車社会のアメリカらしい。
ありがたい反面申し訳なさを感じつつ中に入って地図をもらう。
公園内はかなり広く、いくつかのトレイルコースが用意されている。
Azu情報によるとバックカントリートレイルというのが1.5時間ほどで回れるおすすめルートらしい。
今日は17時に閉園らしいので残り時間は2時間ほど。
バックカントリーは2時間あれば回れますか?
十分だと思うよ。時間が心配ならこっちの短いルートもおすすめだよ。ちなみに君たちはどこから来たの?
日本です。
おっ、僕らは日本と韓国語のマップを持ってるからこっちを持っていくと良いよ。楽しんでってね。
ちゃんと必要時間を確認するAzu。えらいえらい。
そしてめっちゃフレンドリーに話をしてくれるスタッフの人。
見た目はメキシコなど中南米のソレ。
南部に来たら黒人さんが一気に少なくなってほとんどが中南米の顔つきをした人になった。
スペイン語もよく聞こえてくる。
アメリカといえば英語しか話すのを許さないくらいの勢いだと思っていたので意外だ。
まぁ州の名前がニューメキシコってくらいだしな。(でもトランプ氏はメキシコ湾をアメリカ湾に変えていたしな・・・)
今日の途中で見かけた街の名前もEL PASOってめちゃくちゃスペイン語圏の名前だし。
ちょっと調べてみたらニューメキシコ州とかテキサス州とか南部エリアはもともとメキシコだったようだ。
色々あって1846年にアメリカ・メキシコ戦争が勃発。
メキシコは敗北し、現在のカリフォルニア、ニューメキシコ、ネバダ、ユタなどの広大な領土をアメリカに割譲したそうだ。
な、なるほど・・・
広大な公園内の移動は自家用車が必要。
シャトルバスなど皆無だ。
だって車じゃ無いと来れないからね・・・
車に乗り込んで公園内を進む。
しばらくするとSTOPの看板。
工事中なので1車線を交互に流しているのだろうか。
にしては長い。
時間にそこまで余裕が無いのに痛いロス。
なんと待ち時間は15分(;´∀`)
っていうか入園料を取れないような状況なのに工事はしてていいの?
建設会社への支払いなんかは大丈夫なんだろうか。
工事エリアを抜けたらすぐに白の世界が飛び込んできた。
まるで雪道を運転しているような感覚になる。
地面の舗装が無くなって砂の上を走っているがハンドルを取られるような感覚は無い。
たぶんガチガチに固められているのだろう。
唐突な白に頭が追いつかない。
バックカントリートレイルの入口にあった駐車場で車を停めたら目の前にある砂丘へ。
念の為水は2.5L持った。
Azuは念入りに日焼け止め。
僕は帽子を被った。
世界一周中にペルーのアマゾン奥地で海軍の船長からもらった大切な帽子だ。
小さな砂丘を登ると真っ白な砂漠が飛び込んできた。
この砂漠の面積は約581km²と、東京の約4分の1ほどとけっこう広め。
白い砂はアラバスターという雪花石膏らしい。
本来石膏は水溶性のため雨で川から海へと流れていき留まることは無いのだが、超乾燥地帯のここは雨が降らず溜まっていったそう。


駐車場の近くには多くのファミリーが砂丘を楽しんでいた。
ソリを持って滑っている子もいた。
人のいない静かな場所を求めてトレイルルートを歩くことにした。


写真だと白さが伝わらないけれど、ほんと真っ白です。
Azuは速攻でサンダルを脱いでいた。
つめたーーーい、きもちいいいー!サラサラしすぎて無いから歩きやすいなー。
砂漠好きのAzuは大興奮。
Azuに促されて僕もサンダルを脱いでみた。
確かに冷たくてしっとりしている。
サハラ砂漠やナミブ砂漠のような吸い込まれるような感触とは全然違う。


美しいな。
地球ってほんと美しい。
この美しさを守っていかないといけない。
どうやって?
一人一人が少しずつ意識を変えていくしか無いんだろうな。
人もいなくなり静寂が訪れた。
風も無くただただ静寂。
アメリカでは人が多い観光地ばかり巡っていたのでこの静けさが心地よい。
砂漠では目標が無いのですぐにどこにいるのかわからなくなる。
実際に過去遭難によって命を落とした人が何人もいるそうだ。
日中は水が無くなったらアウトだし、夜は凍えるほど寒くなるはずだ。


トレイルルートにはオレンジ色のポールが立っている。
結構感覚が空いているので気をつけないと見つからない。
足跡は結構自由に歩き回った形跡があるのでポールを頼りにするのが確実だ。
もし強風が吹いていて砂でポールを見失うような状況のときは無理せず引き返した方が良さそう。


広大な白を見ていると旅をしている感覚になった。
世界一周中は毎日旅をしている感覚だったけど、今回のロードトリップは旅行している感じが強かった。
なんでだろうな。
ちょっとまだ言語化できない。


Azuは楽しそうだし、まぁいいか。


ホワイトサンズ国立公園、こりゃすげぇ場所でした。
やっぱりアメリカの国立公園ってすごいです。
これまで寄って来なかったのを激しく後悔。
寒かったし、あまりゆっくりしてたら後半のグランドキャニオンとか削ることになったらそれも嫌だし仕方ないんだけど。
僕らみたいに1日の運転が500kmくらいにしていると1ヶ月じゃちょっと駆け足になってしまう。
2ヶ月くらいあるとめちゃくちゃゆっくり回れて楽しそうだ。金が死ぬが。


砂漠だけどたまに植物が生えている。
小さなオアシスの周りには蝶々が飛び回っていた。


近くには穴を発見。
ネズミのような生き物の巣だろうか
こんな砂漠でも命はあるんだな。


本当はこの砂漠でキャンプするつもりだったんだけど、夜は0度近くになるみたい。
そりゃ無理だ(;´∀`)
それに確認はしてないけどGoogleマップ上では臨時休業のマークが付いていた。
これも政府閉鎖の影響だろうか。


もうすぐ1日が終わる。
砂漠のサンセットってどうしてこうも心の琴線に触れるのだろうか。
寂しさと共にいろんな感情が込み上げてくる。
この旅が終わったらしばらくは働くことになる。
しばらくというのは2人とも正社員じゃないから。
今までと違った仕事をしてみて、その後のことはまたその時考えようと思っている。
甘い考え方かな。
多くの人からみたら甘いよな。
でも仕事を中心に考えるより、やりたいこと、住みたい暮らしを軸に考えたらこうなった。
色々と困ることもあるかもしれないけれど、これからは自分たちの心に従って生きてみよう思う。
それでダメなら軌道修正すればいい。
写真を撮りながらぐるっと一周回って1時間ちょっとだった。
夕暮れ時だったからかそこまで気温は高くなくて水は1L飲んだくらい。
初めての国立公園に満足しながら今日の宿へ。
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最高のエアビー
アラモゴードの街の住宅街。
事前に教えてもらったパスコードで玄関をくぐると人の気配を感じてホストが出迎えてくれた。
ハウスルールは2つあると教えてくれた。
ひとつめは部屋で食べるの禁止。
ふたつめは家の中は靴を脱ぐこと。
どうやら綺麗好きのホストのようだ。
綺麗なのは大歓迎だよ。
そして部屋も可愛らしくて素敵だ。


小さなソファもデスクもある。
とても綺麗で清潔。
キッチンは自由に使っていいわ。使い終わった食器はシンクに置いておいて。明日の朝わたしが食洗機にかけるから。
洗濯機を使いたいなら使って良いわ。洗剤は持ってる?持っていないの?じゃあ私のをあげるわ。
ここのフルーツは自由に食べて良いわ。
部屋の温度は大丈夫?予備のブランケットは棚に入っているから。
色々と説明してくれるホスト。
もう親切さというか優しさがめちゃくちゃに伝わってくる。
家はとても綺麗で清潔、そしてホストも優しい。
こりゃ大当たりだ。
街の中で10,000円のモーテルと、11,500円のエアビーで悩んだけれど、こっちにして大正解だ。
10ドルの差は僕らにとって小さく無いけれど、これは満足度が違いすぎる。
3日間連続でGに遭遇しているから余計に嬉しく感じる。
ここは多分出ないだろう。
シャワーを浴びて出てきたAzu。
ふぅーーーーーっわふわ!タオルやばい!ヒルトンとかのタオルよりも全然ふわふわ!最高っ!
ま、まじか。
とんでもない宿に当たってしまったな。
確かにお湯はばっちりだし、タオルはふわっふわ。
キッチンも広くて綺麗で使いやすい。


出来上がったパスタは昨日と同じ材料だけど、全然美味しかった。
フライパンが使えるとソースが美味しいし、電子レンジもパワフルなのかしっかりと麺が茹でられた。
申し訳ない気持ち満々だが洗い物はしなくて良い。
お湯で汚れた部分だけ簡単に落としてシンクに置いておいた。
人懐こい可愛い猫もいる。


あーいい宿だ。
他に2組ゲストがいるようだけど凄い静か。
快適だ。


ポテチもうまいっ!
270gというとんでもないファミリーサイズ。
日本の一般的なサイズは60gが多いので実に4倍の大きさ。
でも値段は日本の60gの2倍くらいの値段
ALDIのPBだがこれはめちゃくちゃお得。
マジでALDI様様。
でもしばらく出会えないことが判明。
悲しみ。
食後はブログを書くが・・・
眠い!無理!!寝よう!!!
時計はまだ22時。
でもAzuはもう限界のようだった。
まぁ1時間戻っているから身体的には23時みたいなもんだし、昨日は睡眠時間が短めだったし、移動もして観光までしてしまった。
そりゃ疲れてるわけだ。
そんな訳で僕も書くのを辞めて寝ることにした。
本当は明日ホワイトサンズに行くつもりだったからその分の余裕が明日ある。
なんとこの宿はチェックアウトが13時というこれまた素晴らしい設定なのだ。
明日はちょっとゆっくりしてから次の街へ向かおう。
今日は疲れたけど良い1日だった。
ぐぅ。
■Instagramはこちら
フォローするとAzuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリー欄を要チェック!
フォローといいね、コメントお気軽に。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
明日はアルバカーキという街に移動するだけの1日。
本格的に西部の荒野入りする前に準備します。
それでは!














