【世界一周459日目】2024.7.31 デンマーク スベンボー 〜 ヒルトシャルス
気温:10度〜22度
歩数:8,759歩
1クローネ=22.38円
今日の予定
- デンマーク北部のHirtshals(ヒルトシャルス)へ
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別れの朝
ジョンの家には2泊させてもらったのだが、あっという間にお別れの時が来てしまった。
次なる再会のために今日はデンマークの北部へ向かう。
朝7時に1階に降りて一緒に朝食を食べる。
昨日と違うパンを買ってきてくれた。
いつも買いに行ってるの?
んー、だいたい週末だけかしら。
ということは我々のために毎朝買いに行ってくれていたのか。
ありがとう(;´∀`)
今日のパンも外はカリッと、中はふわっとは変わらないが、ナッツが入っていて美味しいパンだった。
やはり甘さは感じず塩気。
日本のデニッシュパンと違いすぎる・・・
他にも甘いジャム入りのパンや、メロンも剥いてくれた。
もちろんコーヒーと紅茶も。
朝から幸せ。
食後に片付けをしていると、キトゥが余ったパンとミューズリーバーなどを渡してくれた。
よければ昼ごはんに食べてちょうだい。
ぐあっ、優しすぎる。
ちなみに娘のオリビアは昨日の夜に女の子の友達がやって来て、夜更かしするのが確定していたのだろう。
すでに昨晩お別れは済ませている。
食後は準備をしてバックパックを持って1階に戻る。
駅にはキトゥが送ってくれるので、ジョンとはここでお別れだった。
ありがとうジョン!
またいつでも戻って来ていいぞ。
視野を広げるためにはオープンマインドが大事だと言っていたジョン。
僕らも少しずつ世界を広げていこうと思う。
力強くハグをしてお別れをした。
ほんとまた戻って来たい。
あなたたちのおかげでデンマークが、この街が大好きになりました。
色々と教えてくれてありがとう。
キトゥと一緒に駅へ向かう。
途中トゥーロからスベンボーに向かう橋の上からは相変わらず綺麗な水辺の景色が見えた。
Denmark is beautiful.(デンマークは美しい)
今日もキトゥはそう言っていた。
本当にこの国が、この街が大好きなんだろうな。
そういう人と出会うのは本当に楽しい。
中央駅には10分ちょっとであっという間に到着。
わざわざ駅のホームまで見送りに来てくれた。
ヨーロッパの駅らしく改札が無いので、乗らない人もホームまで来ることができるのだ。
多くの人はSuicaのようなICカードを持っているので乗る時と降りる時にこの端末にタッチすればOKになっている。
じゃあ気をつけて旅を続けてね。
ありがとうキトゥ〜!
ハグしてお別れ。
太陽みたいに明るい女性だった。
どうでもいいが駅に貼ってあったセブンの広告。
フランクフルトが1本50クローネ(1,117円)。
た、たかすぎ(;´∀`)
でも1本買うとあら不思議、60クローネ(1,340円)。
1本あたり650円くらいになる。
それでも高いけど、デンマークはこうやって2個買うと安くなるケースが多かった。
物価の高いデンマークだけど、こうして最低客単価を維持しつつ、お得感を出しているのだろうか。
デンマークの国内移動はDSBで
さて、今日はここから大移動が待っている。
今いる南部のSvendborg(スベンボー)から北上してHirtshals(ヒルトシャルス)方面へ向かう。(実際は2駅手前の駅で降りるけど)
地図でいうとこんな感じで移動する。
※Googleマップの検索結果なので実際とは異なる場合があるので参考。
ちなみにデンマークの公共交通機関はけっこう高い。
今回ローカルバスや電車を4回乗り継いで移動するプランを券売機で検索したら1人398クローネだった。
これは日本円で8,892円くらい。
が、DSBという公式サイトからDSB Orangeと呼ばれる割引チケットを事前に購入しておくと一気に安くなる。
我々は1人98クローネ(2,190円)で買えた。
このDSB Orangeは販売枚数と時間を指定された割引チケットなので事前に買っておくのが良いのだが、払い戻しや変更ができないので注意。
その代わりめっちゃ安い。
買うのも簡単でDSBのサイトにアクセスし、
- 出発地
- 到着地
- 日付
- 出発時間
- 人数
- 座席指定の有無
などを入れれば検索結果が表示される。
こんな感じ。
値段を見比べていい時間を選ぶと金額やルートの詳細が出てくる。
試しに10時22分のものを選んでみる。
今回の結果だとスタンダードチケット(正規料金)と比べて割引の「DEB Orange」だと3分の1程度の値段で購入できるようだ。
飛行機のように乗り継ぎ便が選べず、最短の乗り継ぎでルートが組まれるので乗り継ぎ時間がめっちゃ短いことがある。
我々も5分とか9分とかばかりで、
初めてなのに本当に乗り継げるんだろうか・・・
と、不安になりまくって買うのがなかなか怖かった。
DSBって電車とバスを組み合わせてくれるからこれは電車?こっちはバス?みたいに何に乗るのかすらわかりにくかったのもある。
我々が事前に購入したものはこちら。
4回乗り換えるなかなか大掛かりな移動。
実際は2分ほどの列車の遅れがあったものの、全て問題無く乗り継ぐことができた。
海外の公共交通機関と聞くと嫌なイメージがあるが基本的に時刻通りに運行されるようだ。
とりあえず電車かバスかに関しては、
- tog:電車
- togbus:駅前から出てる振替バス
と覚えておけば大丈夫だった。
togbusの場合は、ホームの時点で「togbusはこちら」みたいな矢印の看板があったので迷わず乗り場に向かうことができた。
意外にも親切設計。
もし遅延などで乗り継げなかった場合は駅員さんなどに相談すればたぶん振り替えてもらえるとは思う。
ただし我々のように1日に何本も乗り継ぐような旅程の場合、次は振り替えてもらえても、次の次を振り替えてもらうは多分行った先でまた再交渉になると思われる。
ちょっとだけリスクはある気がした。
だがそれにしても割引率が高いので事前に日程が決まっているならば買っておいた方が良いと思う。
そんな訳で大移動の始まり。
ここからは予定通り移動できたのでサッと書きます。
スベンボー→オーデンセ
時間通りにやって来た車両に乗り込む。
2−2配列。
ボックス席が空いていたので足元も広々。
小さな電車だがとても綺麗で、Wi-Fiも繋がるし電源もあった。
トイレもね!
のどかな風景が見ながらの40分間のショートトリップ。
時間通り9時5分にオーデンセの駅に到着。
オーデンセ→オーフス
ここの乗り換えは5分しかない。
だが、同じ駅での乗り換えなのでスムーズに見つかればいけるハズ。
ホームに降りたら電光掲示板があったのでチェック。
次に乗る「ICL720027」番の電車を見つけることができたが5分ディレイの文字。(今見たらオーフス行きの表記が無かった)
次の乗り換えが9分しかないので5分失ったら次もかなりギリギリになりそう。
ホームを移動して電車を待つが、2分ほどの遅れでやって来てくれた。
さっきと違ってかなり長い車両だった。
中に入るとこれまた綺麗な車両。
が、席の上に何やら書いてあって、座席指定のことが書いてあるみたい。
何も書いてない空いてる席が無いか探したけど見つからず、
どうやらこの「KAN VERE RESERVERE」と書かれた席が空いてるということみたい。
予約されてる場合は駅名が書かれていた。
またもやボックス席の広々とした席に座る。
今回も電源とWi-Fiにトイレがあった。
デンマークの電車は素晴らしいね。
窓からは相変わらずデンマークらしい素朴な風景が見えた。
牧草地帯や。
海を渡る橋など。
最初は2分遅れだったが、オーフスの街には予定通り10時42分に到着した。
オーフス→オールボー
時間通り到着したので乗り換えは9分間。
次はTogBusと書かれていたのでおそらくバスのはずだが、乗り場もわからず不安だった。
が、ホームにはTog Busこちらと書かれた案内があったので助かった。
駅の中にいくつかあって迷わないでバス乗り場に辿り着けた。
ほんと駅を出てすぐのところだった。
乗り込むと座席は早い者勝ちシステム。
すでに隣同士が埋まっていたので前後で並んで座った。
2−2配列の普通のバス。
座席は狭い。
バスは満席で時刻通りに出発。
バスはとても静か。
音楽も鳴っていないし、大声で話す人もいない、もちろん通話もしていない。
あまりに静かすぎてAzuは物足りないと言っていた。
まぁうるさかったら、うるさいなー!って思うんだけどね。
気持ちはわかる。
なんか南米のゆるさが恋しいんだよね。
バスは今回も予定通りに12時35分ごろにオールボーの街に到着。
オールボー→ヨーリング
次もバスのようなのでバス乗り場を探すが全然わからない。
近くのバスの運転手に聞いたら、
俺のバスがそれだよ!さぁもうすぐ出発だぞ。乗れ乗れ。
と、あっさり見つかった。
が、我々のバスは30分後なのである。
一応DSBの割引チケットは指定されたもの以外は乗ってはいけないと書いてある。
が、この運転手は別に構わないと言っていた。
その代わり次の乗り換えでは記載通りの便に乗ってくれと言っていたので個人の裁量で別に構わないと言ってるだけのようだった。
早めに移動できるなら移動しておいた方が安心すると思うmosari。
一方でAzuは早く付いてもどうせ待つなら、ここで昼飯を食べて、トイレに行きたいと言った。
まぁそれもそうだなと昼飯を食べることにした。
キトゥとジョンが持たせてくれたパンとペプシ。
デンマークは物価が高いからマジで助かる。
ベンチに座っていざ食べようとした瞬間に、
クサッ!
タバコの煙が飛んできた。
喫煙所じゃ無いのにとなりのおばちゃんがタバコを吸い始めた。
そういえば中南米ではタバコを吸ってる人にあまり出会わなかった気がする。
バルカン半島はめちゃくちゃ多かったことを思い出した。
ちょうど1年前だ・・・
トイレは有料だったが機械式だったので「他の人が出て来たらドアが閉まる前に入る。」
というインチキを皆していて誰も払っていなかった。
我々も小銭を持っていないのでそうさせてもらった。
これだけキャッシュレスが進んでいる国なのにトイレだけ現金オンリーというのはいささか不思議だ。
コインを持っていない人も多いのだろう。
10分ほど前に次のバスがやって来たので乗り込んだ。
先頭の席が空いていたので足元広々&ナイスビュー。
ヨーリングの街にも予定通り14時15分ごろに到着。
ヨーリング→ホルネ
バスを降りて次のバスを探す。
運転手に聞いてみると、次はバスじゃ無くて電車だという。
あの奥に見える青いのだ。
チケットだけだとほんと電車なのかバスなのかわからないんだよな・・・
冒頭に書いたけど、
- tog:電車
- togbus:駅前から出てる振替バス
と覚えておけばOKだ。
当時はこのチケットで本当にこの電車に乗っていいのか心配だったので不安になりながら乗り込んだ。
時刻通りに出発したことで多分大丈夫だろうと一安心。
途中検札も無かった。
デンマークらしい風車のある光景、
牧歌的な光景を楽しんでいたらあっという間にホルネの駅に到着。
なんも無い。
日本の田舎みたいな無人駅にとうとう到着した。
4回乗り換えも無事に完了だ。
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宿を目指して
旅人がこの駅に降りることはまず無いだろう。
我々は明日最北端にあるHirtshals(ヒルトシャルス)の街からフェリーに乗ってノルウェーに向かう。
だがヒルトシャルスの街にある宿は13,000円〜とかなり高い。
なので我々は2駅手前のこの街にあるエアビーを予約したという訳。
だが、宿は駅からも少し離れているので4kmほどの道を歩いていく。
駅前なのに何も無い道を歩いていく。
気温は20度あるかないかだが太陽の日差しは強い。
こうやって田舎の道を気兼ねなく歩くことができるのがヨーロッパのいいところだよなぁ。
他の地域だと治安の問題で田舎道は歩きにくい場合がある。
何も気にせずただこの小麦畑を歩けるってのは旅の醍醐味だ。
旅の最初のころにオーストリアの田舎を歩いた記憶が蘇った。
本格的に旅を開始した1ヶ国国目のオーストリア。
いつもの海外旅行なら絶対に予約しないであろう場所にあるモーテルに向かって歩きながら思ったんだよな。
これから旅が始まるって。
あの時のワクワクはもう無い。
毎日楽しいけれど、慣れが感覚を麻痺させている。
一度日本に戻ってリセットはしているけれど、ホステルにも慣れたし、知らない土地に降り立つことの不安なんかもほぼ無い。
とりあえず行ってから人に聞いてバスに乗る。
なんてことも抵抗がない。
なんとかなる
そう思えるようになった。
なってしまった。
それでも今はこうして文化をより知るために友人の家を目指している。
感覚は変わったが、目的も変わりつつあるのだ。
歩いているとすぐに暑くなった。
上着を脱いで再び歩き始めると小さな村に入った。
可愛らしい住宅が並ぶ。
お店なんて一つもないような車必須の田舎の集落のような村だった。
この村の住宅にはほとんどがキャンピングカーかトレーラーが置かれていた。
皆自然が大好きなんだな。
こんなところにアジア人なんてまず来ないのだろう。
車で通り過ぎる人からガン見される。
これも1年前にバルカン半島の田舎町で感じたやつだ。
あぁ、懐かしいなぁ。
まだ旅を続けてるってのにあの新鮮で強烈な日々たちは確実に過去のものとなっている。
歩き始めて1時間ちょっと。
肩と足がちょっと痛い。
バックパックに変えて初めて1時間以上歩いた。
前に背負ったサブバックも合わせると総重量は15kg前後。
まだまだ慣れていない。
間違いなくキャリーケースのが楽だな・・・
こうしてたどり着いた今日の宿がこちら。
・・・
・・
・
はい、テントですw
我々が持参したテントではなく、ホストの庭に常設されているテント。
ヒルトシャルスの宿が13,000円以上するのに対してこのテントはなんと3,600円。
明日も港まで6kmほど歩かねばならないが10,000円の節約はでかい。
テントといってもトイレとキッチンはホストの家のものを使わせてくれるらしい。(シャワーは無し)
中は広いが熱がこもっていてとても中にいられなかった。
Wi-Fiも無しと書いてあったがホストにお願いしたら繋がせてくれた。
中庭にテーブルが置かれていたのでそちらで調べ物などして過ごした。
夜になるとホストがおでかけしたのでその間にキッチンを使わせてもらった。
といっても近くにスーパーもないので予め食料を持参している。
・・・
・・
・
カプヌ!!
日本からコペンハーゲンに到着した日に食べるために持って来たやつ。
なんだか食べずに寝てしまったのでここで活躍してもらうことにした。
もうね、美味しすぎてびっくり。
日本で散々美味しいものを食べて来たのに、たった数日で日本の味に感動してしまうとは・・・
ホストがコーヒーと紅茶は自由に飲んでいいと言っていたのでいただくことにした。
このお家、食器類が全てロイヤルコペンハーゲンだった。
全部統一されてるとめちゃくちゃ可愛い。
3,600円のテント泊のはずがなんだか家の中でゆっくりさせてもらってしまった。
コスパ高すぎだろう・・・
食後も家の中で調べ物。
21時過ぎにホストが帰って来たら退散。
テントでやることも無いので早々に寝ることにした。
・・・寒い
昼間はあんなに暑かったテントが今や備え付けのかけ布団では寒くて眠れなさそうだった。
仕方ないのでダウンを着る。
うーん、まだ寒い。
そんな訳で今回から導入したアレに登場してもらうことにした。
・・・
・・
・
かけ布団をかけてるのでちょっとわかりにくいけど、寝袋です。
ついに我々も寝袋を持参することにしたのです。
テントやマットレスが無いのでキャンプはできないけど、いざという時もこれで安心。
かけ布団があるのでちょっとインチキだけどここまでするとめちゃくちゃ暖かい。
気持ちよく寝ることができた。
今日は乗り換え多めの大移動だったけど無事に到着できてよかった。
・・・ぐぅ。
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明日はデンマークを離れてノルウェーへ向かいます。
それでは!