皆様こんにちは。
2010年に始まった羽田空港の再国際線化によって羽田の価値が高まっています。
2020年3月には大幅な増枠が行われ、デルタ航空が成田から羽田に完全移管するなど、羽田が航空会社にとって重要な空港であることが伺えます。
都内に住む人はもちろん、国内線からスムーズに国際線に乗り換えられることからも羽田の利便性は誰もが認めるところ。
そんな羽田空港がもっと便利になります。
羽田空港アクセス線という新しい羽田空港への移動手段が登場することが決まりました。
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羽田空港アクセス線
2021年1月20日に国土交通省がJR東日本による「羽田空港アクセス線」の鉄道事業許可しています。
これにより羽田空港への新たなアクセスルートとして2029年度の開業を目指すことが決まりました。
国土交通省による事業計画の概要書がこちら。
東京貨物ターミナルから地下に線路を引いて、羽田空港の第1ターミナルと第2ターミナルの間に作られるJRの「羽田空港新駅」を結ぶ「アクセス新線」が作られます。
これにより羽田と都内を結ぶ鉄道路線が増えることになります。
これまで都内と羽田を結ぶ鉄道は、
- 京浜急行で品川
- 東京モノレールで浜松町
といったルートでしたが、アクセス新線ができることにより、東京貨物ターミナルから在来線に接続して3方向のルートができるようになる予定です。
- 東京貨物ターミナル駅と東京駅方面を結ぶ「東山手ルート」
- 東京貨物ターミナル駅と新宿駅方面を結ぶ「西山手ルート」
- 東京貨物ターミナル駅と房総方面を結ぶ「臨海部ルート」
これにより、
羽田空港新駅へ乗換無しで東京駅から18分、新宿駅から23分、新木場駅から20分でアクセス可能になります。
やっとあの狭い浜松町駅で乗り換えしなくて済むんですね(´;ω;`)
東京駅から18分って便利すぎるぜ・・
これらの情報はJRの羽田空港アクセス線構想資料より。
これにより我が家も自宅から羽田空港へのアクセスに乗り換えが1回で済むようになる見込み。イヤッッホォォォオオォオウ!
こうなってくると千葉に住んでるmosariでも成田より羽田の方がアクセスしやすくなってしまうな。
便利だなぁ。。。
ますます羽田が優位に・・・
成田は?
成田はアジアと北米を結ぶ玄関口になり得る地理的な優位性があったにも関わらず、24時間運用では無く仁川やチャンギにその役割を奪われてしまっています。
2020年3月に羽田の発着枠増加時に発着枠を手に入れた航空会社の主要路線は羽田に移管。デルタ航空に至っては成田の完全撤退という事態を招きました。
そんな成田が掲げているのが・・・
・・
・
東アジアの貨物拠点というまさかの事態。
成田空港周辺を戦略特区に 競争力強化に向け、千葉県が国に提案
日本の表玄関である成田空港の機能強化に合わせ、空港周辺の9市町で物流や農業面での規制緩和を特別に認める国家戦略特区の提案を内閣府に行ったと発表した。空港と周辺地域が一体となって国際競争力を高め、アジアのハブ空港として先行する韓国の仁川空港を追い上げる。
空港周辺での物流や農業に関する特例を設けて、従事する場合の外国人の在留資格の緩和などが盛り込まれるようです。
な、なんじゃそりゃ。
い、一応2029年に3本目となるC滑走路がようやく新設される見込みです。
航空機の年間発着枠が現在の30万回から50万回に増加。年間旅客数は約4千万人から約7500万人に、取り扱い貨物量も約200万トンから約300万トンに達すると見込んでいます。
お、おそすぎる・・・
このタイミングで発着枠が20万回増えてそれがちゃんと活かせるだけの航空会社を集められるかがキモですね。
LCCばかりじゃなくなることを願いますが・・・
羽田もこれ以上の発着枠増加は厳しいと思うので後はどれだけ航空需要が回復・成長していくかですね。
想像のとおり2020年は非常に苦しい数字になっています。
旅客便の発着回数は2019年と比べて半分以下、旅客数に至っては7割以上減という悲惨な状況に・・・
当然2021年も厳しい数字になることが予想されます。
せめて年末からは旅行に行けるようになっているといいのですが・・・
その一方で貨物便の発着回数は1.5倍に増えて過去最大となっています。
この流れに乗って成田の貨物拠点としての強化を検討しているということですね。
これは成田のゆるキャラ「うなりくん」。
飛行機とうなぎという超絶な組み合わせ。かわいい。
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最後に
2029年とまだまだ先ではありますが、アクセス新線ができることで羽田空港へのアクセスがより便利になります。
第1ターミナルと第2ターミナルの間にできるJRの「羽田空港新駅」から乗換無しで東京駅に18分、新宿駅に23分、新木場駅に20分と非常に便利。
羽田の利便性に益々磨きがかかり、成田が・・・
と言いつつも羽田もこれ以上発着枠が増やせるのか?というとそれも難しい気がします。
2020年3月に羽田の発着枠を増やすにあたりこれまで禁じてきた都心の上空を通過する新ルートを採用しました。つまりもうそれしか発着枠を増やす方法が無かったということです。
騒音や落下物の懸念からルート上に住む住民から猛反発もあったようですが発着枠を増やすには新ルートを使うことしか無いため午後3時〜7時の時間帯に限って運用を行うことに決まりました。
発着枠を更に増やすにはこの時間帯の制限を緩めるしかありません。
そうなるとまた住民達からの反発もすごいでしょうから相当に時間がかかると思われます。
2020年3月というタイミングで発着枠を増加させたのは間違いなくオリンピックという大義名分があったからと思いますが、それも今後は使えませんしね。
ちなみに住民達に配慮して都心飛行中は高度を保たせ、空港に向けて急降下する必要があり世界的にもちょっと危険な空港になっています(;´∀`)
ということで今後も順調に旅客数が増えていくとすれば羽田だけではキャパ的に難しく、成田を活用するしかありません。
成田が頑張るには24時間運用できるようになり、都心へのアクセスを改善することが不可欠。
アジアのハブ空港になるべく成田には頑張ってもらいたい。
ほんと頑張って成田・・・
出国ロビーのワクワク感は絶対成田のほうが上。羽田は味気ないので空港としては成田の方が好きなんじゃい。
それでは!
mosari様
新路線の話題は嬉しいですよね。
私は、埼玉在住で押上乗り換えしていたので
羽田も成田も押上の1回乗り換えなのでそれほど関わりはありませんが、
そうでは無い方には、朗報ですね。8年後ですけど。。。(汗)
又、私も成田空港の方が好きですね。
なんか、『さぁ、旅に出るぞっ』感があってわくわくが違います(^_^)
では。
けん様
こんにちはー!
ですよね!成田のほうがワクワク感ありますよね!
共感いただいて嬉しいです。
2030年にはインバウンド6000万人を目指す目標を達成するには成田のフル活用がマストなので、その流れの中で成田へのアクセスが改善することを願ってます。