ついに改悪か!?JMB提携航空会社特典航空券の必要マイル変更

機影

皆様こんにちは。

先日JALマイレージバンクよりいつものマイル実績付与付きのメルマガが届きました。

さらーっと目を通していると「マイレージに関するアンケートのご協力のお願い」なんてバナーが貼ってありました。質問内容によって今後どんな風に舵を取ろうとしているのか気になり回答しておきました。まぁ、よくわかりませんでしたが 笑

昨年のアンケートの方がもっとストレートに色々聞いていたような記憶が・・・

アンケートに回答して後は大した内容も無いかなぁと思っていたら、小さくテキストで、

”2017年10月1日(日)より、JMB提携航空会社特典航空券の必要マイル数が変更になります。”

なんて恐ろしい文字が!

mosari家はJALのマイルをこのJMB提携航空会社の特典航空券にしようと思っていたのでこれは一大事です。

昨年の夏のヨーロッパ旅行ではJALのマイルを上記提携会社のうちのひとつであるカタール航空のビジネスクラスに交換させていただきました。

A380

JALマイルのビジネスクラス特典航空券でヨーロッパ行きを考える

2016年4月26日
カタール航空

カタール航空でヨーロッパ行きビジネスクラス特典航空券を予約!

2016年4月30日

おかげで素晴らしい体験をさせていただきました。中東のエアライン豪華すぎです。

ハマド空港

欧州旅行2日目 ドーハ乗継とアル・ムルジャン ビジネスラウンジ

2016年8月16日

個人的にJALのマイルはこのJMB提携航空会社の特典航空券にするのが一番だと思っているので、速攻でチェケラしました。お得なので絶対改悪があると心構えはしておりましたが、いざこんなお知らせが来るとやはりビクビクしますね。

 

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変更内容

早速サイトに飛んでみると下記の一文がお知らせに掲載されていました。

”2017年10月1日より、JMB提携航空会社特典航空券交換時の必要マイル数が変更になります(新規予約が対象)。”

まぁ、このご時世に必要マイル数が減るということは無いでしょうから、まず増加することでしょう。

うぅ・・・

変更日:2017年10月1日発券分より
対象:ビジネスクラス、ファーストクラス

とのこと。やっぱりビジネスとファーストクラスが対象のようです。エコノミーとプレミアムエコノミーは据え置きのよう。

変更後の必要数のチャートはこちら!変更のあった区間を枠で囲っています。

なお、JMB提携航空会社の特典航空券は距離制となっています。

必要マイル数チャート

引用元:http://www.jal.co.jp/jalmile/use/partner_air/p_jmb/jmb_mile.html

ん。

んんんん。

増えてるけど・・・赤で囲った1箇所だけだし、青で囲った減っている区間まで・・・( ゚д゚)ポカーン

これは、大したことないぞ!!

やった−(∩´∀`)∩

ということで今回の変更は大きく影響を受けるものではありませんでした。

よかった。本当によかった。

 

距離制について

JALグループ便で特典航空券を予約する場合はざっくりと「アジア」、「ヨーロッパ」などエリア毎に必要マイル数が設定されています。

JALグループ特典航空券の必要マイル数はこちら

一方で距離制は実際の飛行距離(mile)によって必要マイル数が決定します。

東京発の主な都市間の区間マイル(往復)はこんな感じです。経由便の場合は出発地〜経由地+経由地〜到着地の距離の合算となり、直行便と距離が変わりますので注意。経由地を組み合わせると膨大な数になるのであくまでmosariが気になった路線のみ一部抜粋。

(AA)=アメリカン航空
(S7)=S7航空
(KE)=大韓航空
(CX)=キャセイ・パシフィック航空
(MA)=マレーシア航空
(QF)=カンタス航空
(UL)=スリランカ航空
(EK)=エミレーツ航空
(QR)=カタール航空
(BA)=ブリティッシュ・エアウェイズ
(AY)=フィンエアー
(IB)=イベリア航空
(AF)=エールフランス航空

区間マイル 就航先例
〜1000
〜2000 ウラジオストク (S7)
ハバロフスク (S7)
ソウル (KE)
〜4000 香港 (CX)
〜6000
〜8000 クアラルンプール (MA)
クアラルンプール経由ペナン (MA)
〜10000 シドニー (QF)
コロンボ (UL)
コロンボ経由マレ (UL)
ドバイ (EK)
〜12000 ロサンゼルス (AA)
ロサンゼルス経由ラスベガス (AA)
香港経由パース (CX)
ヘルシンキ (AY)
ヘルシンキ経由ストックホルム (AY)
マドリード (IB)
ドーハ (QR)
〜14000 シカゴ経由トロント (AA)
ロンドン (BA)
ロンドン経由パリ (BA)
ロンドン経由ローマ (BA)
ヘルシンキ経由プラハ (AY)
マドリード経由バルセロナ (IB)
シドニー経由オークランド (QF)
パリ (AF)
パリ経由ローマ (AF)
パリ経由バルセロナ (AF)
〜20000 ダラス経由メキシコシティ (AA)
ドーハ経由ローマ (QR)
ドバイ経由ローマ (EK)

青字は直行便

上記は極々一部なので、気になる路線がある方はJALのHPに距離を計算できるツールが用意されていますので計算してみてください。

計算機はこちら

なお、JALはたまに提携社特典航空券ディスカウントキャンペーンを実施しています。

ディスカウントマイルキャンペーン

引用元:http://www.jal.co.jp/jmb/info/discount/

10,000マイルくらい少なく交換できるのでけっこうお得です。

実施中のキャンペーンはこちら

 

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JMB提携航空会社特典航空券について

JALのマイルを使って特典航空券を発券しようとした場合に3つの種類があります。

  • JALグループ特典航空券
  • JMB提携航空会社特典航空券
  • ワンワールド特典航空券

一番ベーシックなものが”JALグループ特典航空券”です。その名のとおりマイルを使ってJAL便に乗ることができます。残りの2つは他社便に乗ることが可能です。

JMB提携航空会社特典航空券の場合、ワンワールド加盟航空会社に加えて、JALが独自に提携を結んでいるエミレーツ航空など幅広い航空会社の便を予約することができます。ただし、一度の旅程を1つの航空会社に絞る必要があります。

一方でワンワールド特典航空券の場合は、ワンワールド加盟航空会社の便のみですが、2社以上組み合わせることが可能です。(最低でも2社以上の組み合わせが必要)距離に対しての必要マイル数がJMB提携航空会社の特典航空券よりも多めになりますが、複数の航空会社を組み合わせが可能なので一筆書きで世界一周のようなプランを組む事が可能です。ただし、発券ルールが複雑なので上級者向けです。

JMB提携航空会社特典航空券ワンワールド特典航空券の発券可能航空会社は以下となります。

青字=JMB提携航空会社特典航空券のみ可能

エアベルリン(AB)/ニキ航空(HG)
アメリカン航空(AA)
ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)
キャセイパシフィック航空(CX)
キャセイドラゴン航空(KA)
フィンエアー(AY)
イベリア航空(IB)
ラン航空(LA)
マレーシア航空(MH)
カンタス航空(QF)
カタール航空(QR)
ロイヤルヨルダン航空(RJ)
S7航空(S7)
スリランカ航空(UL)
TAM航空(JJ)
エールフランス航空(AF)
アラスカ航空(AS)
エミレーツ航空(EK)
大韓航空(KE)
中国東方航空(MU)
バンコクエアウェイズ(PG)

 

ワンワールド特典航空券はルールが複雑なので詳細は言及しませんが、JALグループ特典航空券JMB提携航空会社特典航空券の違いは下記の記事を参照。キャンセル待ちの可否など細かいルールが結構違います。

ヨーロッパの街並み

JALマイルで特典航空券。JMB提携航空会社のメリットとは?

2016年4月23日

詳しくは上記記事を読んでもらうとわかるのですが、国際線区間を追加することができるのがJMB提携航空会社特典航空券の最大のメリットです。JALグループ特典航空券だとJALの直行便のある都市までしかいけませんので。特にヨーロッパの場合、フランクフルト、パリ、ヘルシンキ、ロンドンのみとなります。

昨年はカタール航空を使って下記プランで発券しています。

  1. 成田−ドーハ
  2. ドーハ−パリ
  3. (地上移動)パリ−バルセロナ
  4. バルセロナ−ドーハ
  5. ドーハ−成田
カタール航空

カタール航空でヨーロッパ行きビジネスクラス特典航空券を予約!

2016年4月30日

こういった周遊プランの場合はJMB提携航空会社の特典航空券が有利です。

なのでヨーロッパなど周遊したくなる地域に旅行する際は積極的にJMB提携航空会社の特典航空券を検討してみると計画の幅がグッと広がりますよ。

なお、JMB提携航空会社の特典航空券はキャンセル待ちができません。なので希望便が満席だったとしても、キャンセルが出た場合にタイミングが良いとすんなり予約できることがあります。ドンピシャってことは中々無いのである程度柔軟に日程調整ができることが前提ですけどね。

また、上記プランの場合、地上移動を含めた総距離は14000−20000mileの間だったため1人100,000マイル(ビジネスクラス)でした。JALグループ便特典航空券の場合、ヨーロッパ行きは110,000マイル必要です。ただし、出発日の曜日限定でディスカウントキャンペーンが実施されており、対象の曜日に出発できる場合は85,000マイルとなります。

曜日限定ディスカウントキャンペーンの詳細はこちら

 

計画の幅を広げよう

上記ディスカウントキャンペーンが対象の場合はJALグループ便の方が必要マイル数が少なくなりますが、前述のとおりJALの直行便がある都市だけに限られてしまいますので、JMB提携航空会社の特典航空券の方が柔軟な旅程に対応できますので、おすすめですよ。

JAL便も素晴らしいサービスを受けられますが、キャセイパシフィック航空やカタール航空など素敵な航空会社は他にもありますので是非乗り比べるのも楽しいと思います。

特にビジネスクラス以上ですと1マイルあたりの価値も4円以上にぐっと高まりますので、中々手の出ないビジネスクラスに乗るチャンスでもあります。

完全に主観ですが、mosariが今までに乗ったビジネスクラスでの満足度はこんな感じです。

カタール>>>キャセイ>JAL>マレーシア

カタール航空は頭ひとつ飛び抜けてます。シートも広いですし、豪華なアル・ムルジャンラウンジ(JGCやワンワールドエメラルドでも入れない専用ラウンジ)など潤沢なオイルマネーを使った豪華な設備の他、好きな時間にオーダー可能な料理も素敵です。乗継時間も市内ツアーが用意されていたり、ホテルを無料で提供してくれます。※市内ツアーやホテルはエコノミー客にも提供しています。

安宿かと思いきやパリとバルセロナで泊まったヒルトンよりも広いお部屋でした。

カタール航空ではA380という化物機材に乗っていますが、それを抜いてもカタールの満足度は高いです。嫁は成田−ドーハ間のB777が一番よかったと言っているくらいです。シートが異様に広いんです。

航路

欧州旅行1日目 カタール航空ビジネスクラス搭乗記、成田‐ドーハ

2016年8月15日
A380バーカウンター

欧州旅行2日目 カタール航空ビジネスクラス搭乗記 ドーハ-パリ

2016年8月21日

↓の写真はA380の機内にあるバーでCAさんに撮ってもらった写真です。そう、A380の機内にはバーがあるんです。意味がわかりませんね。

お酒を頂いていると、よかったらカウンターに立ってごらん。写真を撮ってあげるよ。とお声がけいただいたのです。

A380バーカウンター

英語が全くしゃべれないmosari家ですが、CAさんやバーテンさんはもちろん、周りの乗客も優しくしてくれました。好きな時間に好きな食事をオーダーし、バーでお酒を飲んで、眠気が来たらフルフラットシートで睡眠・・・

あぁ、思い出しただけでもう一度乗りたくなってきてしまいました(;´∀`)

なお、カタール航空のマイレージプログラムであるプリビレッジクラブで同様にヨーロッパへビジネスクラスで行こうと思ったら160,000マイル必要です。本家と比べて60000マイルも少なくていいんです。JALのマイルがいかに使いやすいかがわかるかと思います。他の航空会社と比べて見ても同様に少ないマイルで他社便に乗ることが可能です。なので改悪は時間の問題なのかなーと思ってます。

※近距離へ旅行する場合はブリティッシュ・エアウェイズがめちゃ強いです。

ビジネスクラス

ブリティッシュ・エアウェイズのマイルがお得すぎるのでご紹介

2017年2月20日

そんな訳でJALマイルはいつもJALグループ便に変えているよ。という方がいらっしゃいましたら、今のうちにJMB提携航空会社の特典航空券にしてみるのもおすすめですよ。

それではよいマイレージライフを!



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4 件のコメント

  • こんばんは。
    メール見落としていましたが良かったです。
    マイルの価値は使ってなんぼですからねฅ(^ω^ฅ)
    でもですね、もっと気になる情報もありまして。
    2016年に出た話なのでご存じかもしれませんが、
    先日また報道されました。「マイルやポイント、
    マイナンバーカードに合算」…╭( ๐_๐)╮ちーん

    レバレッジが効かせ難くなりそうですし、最悪
    の場合だとポイントに課税されてしまいます。
    2重取りも、代行収納でのポイント付与も全部
    政府にバレバレになります。公平になるという
    見方もあるのかもしれませんが、私はお得な
    ルートを開拓した努力家にだけ恩恵がある方が
    公平な世の中だと思ってます。ポイントの出所
    からプライバシーの問題もありますしマジ勘弁w

    • まつ様

      こんばんは〜。
      「マイルやポイント、マイナンバーカードに合算」なんて動きがあったのですね(;´∀`)
      これはマイラーのあり方を大きく変えるニュースになりかねないですね。”マイル”と名指しされているのが非常に気持ち悪いです。これは課税対象に持ち込むための施策にも見えます。。。
      お得な制度は改悪続きというのに政府からマークされたらどうなってしまうのか・・・
      ただ世の中のポイント全てを統合するというのも難しい気がします。システム間の連携が必要になるのでニッチなポイントは生き残る気がします。そういった裏ルートがまた開拓されていくのかもしれませんね。人類は滅びていなかった的なノリでw日系のマイレージは間違いなく対象になるでしょうけど・・・ブリティッシュ・エアウェイズとかに逃げますかね(;´∀`)

      目が離せないニュースですね。こちらでもアンテナ張っておきますね。

  • mosari様
    こんにちは。

    先日のアンケートでもマイルの価値が何円と思うか、
    上級会員に残したいサービスは何か等、あからさま。
    政府は会員が海外エアラインに逃げないとでも思って
    いるのでしょうか。いくら囲い込んでも結果として
    納税者とフラッグキャリアを苦しめて終わりな気が。
    前振り済みなので早めに逃げる準備しておきます(笑)

    • まつ様

      おはようございます。
      ほんとその通りだと思います。政府しか得しないですよね。
      課税される事になった場合どのタイミングで課税対象になるのかも気になります。ポイントを手に入れたタイミングだとすると、仮にアメックスやダイナースなどのポイントをマイルに移行した場合、アメックス等のポイントを手に入れた時点とマイルに変わった時点で2回ポイントを獲得する事になるので二重課税の恐れもありますよね。
      一方で使ったタイミングで課税とされると、マイルの使い先がファーストクラスだった場合に1マイル1円の価値で見ていいのかも疑問です、、、
      200万円で課税されたら泣きますね、、、

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