【アメリカ横断18日目】2025.11.10 アメリカ モアブ
気温:1〜18度
歩数:22,594歩
運転距離:モアブに滞在
1ドル=154.17円
今日の予定
- アーチーズ国立公園でハイキング

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モアブの朝
7時のアラームで目を覚ます。
うにょうにょしないと起きてこないAzuも今日ばかりはしっかりとすぐにベッドから起き上がる。
今日はついにグランドサークルの観光が始まる。
アメリカの大自然と聞いて一番最初に想像するのがグランドキャニオンなどの壮大な光景では無いだろうか。
今日はついにその景色を拝めるのだ。
Azuの気合いも十分だ。
朝食はいつもの。
今日のモーテルにはカプセル式のコーヒーマシンがあったので美味しいコーヒー付き。
Azuは白湯。
久しぶりのハイキング。
何を持っていくか悩みつつ準備。
というのもかなり寒いのだよな。
それもそのはず今日の最低気温は1度(;´∀`)
日中は18度まで上がるようだが朝方はかなり冷える。
久しぶりにヒートテックを着込んで万全の大勢で外へ出る。
さむっ!
車の屋根も凍っていた。
やっぱり寒いのは苦手だ・・・
車を走らせること5分。
小さなモアブの街を抜けて一瞬でこれ。
もうこの時点でヤバいんですけど(;´∀`)
いざアーチーズ国立公園
アーチーズ国立公園は、アメリカのユタ州モアブ近郊にある、2,000を超える自然にできた砂岩のアーチが特徴の国立公園だそうだ。
長年の浸食作用で形成された独特の景観が広がり、まるで火星だとかなんとか。
入口に入るとすぐに料金ゲートがあった。
が、無人。
やはりここも先月から続く政府閉鎖の影響で料金の徴収は無いようだった。
それでもできる限りサービスは継続してくれるらしい。
職員たちの給料は大丈夫だろうか・・・
本来なら車1台に付き30ドル(4,500円)。
まずはビジターセンターへ。
ここでフリーマップをゲット。
この地図には見どころや各トレイルの場所、所要時間などがわかりやすく記載されていた。
助かるぅ。
トイレも各トレイルの入口にちゃんと用意されているようで一安心。
再び車に乗り込んで奥へ進んでいく。
うおおおお!
すげぇええ!
見渡すばかり巨大な岩が天に向かって伸びている。
すんげぇ数(;´∀`)
Azuもその光景に驚くばかり。
ま、前見て(;´∀`)
道中様々な見どころがあるようだが急なアップダウンを繰り返してまずは最奥へと進む。
30分ほど走ってたどり着いた駐車場。
選んだのはDevils Garden Trailhead。
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Devils Garden Trailhead
1周すると12.7km(3-5時間)のこのルート。
他にも周りたいところがあるので僕らはDouble O Archというところまで行って戻ることにした。
それだと6.4km(2−3時間)で済む。
気温は低いが太陽の日差しが強烈なのでヒートテックは脱いでから歩き出す。
巨岩の間を縫うようにしてトレイルが始まった。
久しぶりのハイキング。
ニュージーランド以来だから10ヶ月ぶり。
素晴らしい景色を見ながら歩くこと20分。
あ!あれがLandscape Archだよ!
Azuが叫んだ。
な、なんだこれ岩がえぐれてアーチができている。
奥にも別の岩があるからちょっとわかりにくいけど、しっかりとしたアーチが出来上がっていた。
これがアーチーズ国立公園と言われている所以。
このようなアーチが2,000個以上あるんだとか。
アーチ好きなAzuは思わず立ち尽くしていた。
もう少し先にビューポイントがあるようなので進んでみる。
自然が作り出した橋のように見える。
でもとっても薄くて今にも崩れ落ちそうだ。
なんかところどころヒビ入ってるし・・・
歩いているうちにどんどん気温も上がったようでジャケットを脱いで再び歩き出す。
なんだか岩の感じがカッパドキアみたいだね。
あー、レッドバレーとかね、確かに奇岩がニョキニョキしてたところは似てるかも。
おっ、どこまでも広がる荒野みたいなところはペトラ遺跡のバックドアトレイルにも似てるね。
おー、そうだねぇ。あそこもすっごい景色だったねぇ。
こうやって真っ平な大地を歩いているとカミーノも思い出すね。あんなに遠くに見えたのに2日後には通り過ぎてたよね。
よく歩いたよねぇほんと。
道中の景色で思い出すのは世界一周中に見て、歩いた、絶景たち。
改めて思うとすごいところを旅してきたんだな。
でも思い出すのが全て海外なのが僕ららしいな。
世界一周に出る前は引きこもってばかりのインドアな2人だったから。
帰国したら今度は日本も歩かないとな。
しばらくすると岩の上を歩く道になった。
左右は崖になっている。
万が一右側に落ちようものなら間違いなく死ぬ。
左でも重傷は免れない高さ。
え、めっちゃ怖いんですけど。
ほんとにこの道であってるのか心配になる。
超ビビリながらゆっくりと進む。
とてもじゃないけど途中でスマホを出す勇気なんて出ない。
前以外を見たら動けなくなる。
・・・
・・
・
慎重に進んでようやく渡り切ってから改めて景色を見渡す。
凄すぎるな。
地平線までずっと続く荒々しい大地。
地球の大きさを全身で感じることができる。
写真を撮ってあげるよ。
優しいニキが写真を撮ってくれた。
アメリカ人って親切な人多いんだよな。
しかも構図を変えて何枚か撮ってくれた。
ありがとう!
あまりに景色が良いので少し休憩。
人工物の一切無い大地。
美しいなぁ地球って。
再び歩き始めるとすぐに道が途切れてしまった。
え?これは降りれないよ。
下を見下ろしてAzuがそう嘆いた。
確かにこれは降りれない。
えー!どうすんのこれー!
叫ぶAzu。
すると、
後ろに降りれるとこありますよー!
まさかの日本語がどこからか聞こえてきた。
こ、こんなところで日本人に会うとは。
振り返ると確かに脇から降りれそうだった。
助かった。
そしてトレイルを歩き始めて75分。
天然のアーチが縦に並ぶDouble O Archにたどり着いた。
どうやったらこんな風に岩が自然とエグれるというのだろうか?
まさに自然の神秘だ。
下にあるアーチには登れるようになっていた。
よじ登っていると先ほど道を教えてくれた日本人のご夫婦がやって来た。
全然日本人に会いませんよね。
はい、僕らも2週間いますがあなた達で3組目です。
1組目はニューヨークの1.5ドルピザ屋さんで、2組はバッキーズという巨大なコンビニの中で3人組みの若い女の子達。
全然会わないと思っていたが、他の日本人も同様のようだった。
アメリカ高いもんね。
まぁそもそも観光シーズンでも無いってのも大きいんだろうけど。
写真を撮っていただいた。
ほんとペラペラで今すぐにでも崩れ落ちそうなアーチたち。
アメリカも西側は地震があるそうだがそれに耐えてきているということは、こう見えてめちゃくちゃ頑丈なのだろう。
周囲には干からびた木が何本もあった。
幹がねじれているがいったい何がどうなってこうなったのだろうか?
色々と不思議なものばかりだ。
まだ先に進むこともできるが僕らはここで引き返すことにした。
名残惜しくて最後にまた振り返ると、アーチの先に飛行機雲がクロスしているのが見えた。
自然と人工物。
こうして共生できるといいのにな。
その為の国立公園だけど、立ち入り禁止の場所に入る人、ゴミを捨てる人もいれば、落書きする人もいる。
一人一人が意識しなければこの美しい自然たちはどんどん失われてしまう。
未来に繋げないとな。
まだまだ見たいものがたくさんあるAzu。
その足取りは軽い。
岩をよじ登って道なき道を進むAzu。
木でできた橋を使って岩の上へ進むAzu。
両橋が崖になっている怖い岩の上でもぐいぐい進むAzu。
それでもいくつか怖いポイントがある。
岩が裂けていてジャンプしないといけない場所。
着地に失敗したり足を滑らせて両側に落ちたら大変なことになる。
慎重に片足をついてから、
ひょいっ!
ふぅ。見てる方も怖い。
よくこんなルートが存在しているな。
日本だったら本格な登山者しか来ないような場所にしか無いんじゃ無いだろうか?
自己責任の国、アメリカ。
帰りは少し寄り道をすることにしたAzu。
こちらはNavajo Arch。
アーチの下に育った松の木が印象的だった。
こちらは左右に穴が連続しているPartiton Arch。
奥に見える景色がGood。
ほんとでっけぇなぁ(;´∀`)
広大な国立公園の頭上を多くの飛行機が飛び交っていた。
この途方も無い広さを人間は様々な乗り物で克服している。
いつでも誰だってその気になれば地球上の様々な場所に行くことができる。
別にそんなとこに行かなくても楽しい人生を送ることはできる。
でもその美しさを見たくて僕らは3年前に仕事を辞めてAzuと2人で世界一周に出たんだよな。
後悔などあるはずもない。
思い出は確かに胸に刻まれている。
他にもPine Tree ArchにTunnel Archに寄って入口の駐車場に戻ってきた。
この二つはまぁ、うん。という感じだったので写真は割愛。
戻ってきたのは12時50分過ぎ。
歩き始めたのが9時50分なので3時間かかったことになる。
寄り道したので思ったよりもかかってしまったな。
もう腹ペコで死にそうだ(;´∀`)
駐車場の近くにピクニックエリアがあったのでそちらに移動して腹ごしらえ。
奇岩たちを見ながらの昼食はいつもと同じサンドイッチでもより美味しく感じるから不思議だ。
魔法瓶があるからコーヒーとほうじ茶もある。
久しぶりに飲むほうじ茶が美味すぎてビビった。
Delicate Arch
食後に向かったのはこの公園内でも象徴的なDelicate Archのエリア。
駐車場からは5.1km(2-3時間)とマップには書かれている。
もう14時前なので3時間かかったら暗くなってしまう。
そこで駐車場からすぐ近くのDelicate Arch Viewに行くことにした。
これなら45分くらいで戻って来れるらしい。
緩やかに登り続けること30分ほどでビューポイントに到着。
これがあの有名なDelicate Archか。
・・・
・・
・
って遠っ!!
写真の真ん中にポツンとあるアーチがソレ。
あの有名なアメリカの写真週刊誌LIFEの1953年4月号の表紙も飾っている。

写真はネットから拝借
これはちょっと近くで見たい!
が、ちょっと遠かった 笑
まぁここから見る景色も悪くないんだけどね。
簡単に来れたし。
時間のある人はちゃんと近くまで行くトレイルを。
時間ない人はビューポイントへ。
下ったら車に乗り込んで最後のポイントへ向かう。
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The Windows Section
最後にやってきたエリア。
まずはGarden of Eden。
楽園の庭という名前。
これらのそびえ立つ巨岩たちを楽園に住む人(神)に例えたのか、
それとも、
眼下に広がる広大な盆地を庭と例えたのか。
どちらなのかわからなかったが、景色は良い。
駐車場を降りて目の前にあるので時間をかけずに立ち寄ることができる。
そして更に進んだところにあったのがNorth Window。
うーん、でっけぇ!
奥に抜ける青も素敵だ。
入口に割と近いからか多くの人が訪れていた。
そういえば今日は曇り予報だったのだが青空が見えていてラッキーだ。
今日のベストショット。
こっちもなかなか。
人がいなくなるまで待って撮影に成功。
ファミリーがアーチの下で座ってコーヒーを飲み始めた時は諦めようと思ったが、粘り勝ち。
みんなが撮影したい場所で座り込んで休憩とは自由がすぎるぜ。
こちらはNorth Window。
Southと違って近くまでいけないので近くにちょっと見劣りする可哀想なアーチ。
最後にやって来たのがDouble Arch。
おぉ。アーチの奥に別のアーチがある。
っていうか、
光と影によって作られた隠れハート発見!
Azu!ハート発見したよ!
わー!アーチが分かれてる!すごー!すごー!
こういう時って男の方がロマンチック。
いや、まぁダブルのアーチはほんとすごかったです。
これで時間は16時。
暗くなるまであと1時間ほどあるけど、まぁこんなもんかな。
久しぶりに2万歩も歩いて少し疲れもある。
スペインでカミーノしていた時はバックパックを背負ったまま1ヶ月半もの間、毎日20km以上を歩いてたんだよな。
その頃と比べると随分と弱くなったものだ(;´∀`)
車に乗り込んでビジターセンターへ戻る。


いやぁほんと絶景すぎる。
こんなところをドライブできるなんてアメリカ半端無いっす。
東部の国立公園も行きたかったねー!
なんて話もしたが、ワシントンDCを出てから二日間は雨続きだった気がする。
と、なるとタイミング的にもやっぱり無理だったのかな。
ビジターセンターを抜けてモアブの市内へやって来た。
信号で停止すると目の前にはユタ州のナンバープレートを付けた車。


ばっちりDelicate Archが描かれていた。
そして16時30分に宿に到着。


大満足の夜
久しぶりのハイキングを満喫した僕ら。
汚れた衣類を洗濯しつつシャワー。
夕食は昨日と同じ電子レンジパスタ。


今日も美味しい!
似たようなメニューばかり食べてはいるが、ロードトリップ中にここまでしっかり野菜を食べてる人も珍しいだろう。
現地のものはほとんと食べてないけど、間違いなくこちらの方が野菜的な意味で健康的だ。
コーヒーも淹れて食後はブログを書き書き。
明日は移動しながら観光するハードな1日になる可能性が高い。
23時に就寝することにした。
心地よい疲れに包まれながら夢の中へ。
■Instagramはこちら
フォローするとAzuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリー欄を要チェック!
フォローといいね、コメントお気軽に。
https://instagram.com/jgclife.globe_trotting
明日はモニュメントバレーです。
フォレスト・ガンプにも出て来たあの光景を求めて旅は続きます。
それでは!













