【アメリカ横断31日目】2025.11.23 アメリカ ロサンゼルス
気温:12〜23度
歩数:14,246歩
運転距離:ロサンゼルス滞在
1ドル=156.94円
今日の予定
- ロサンゼルス観光

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ゴールの日
あれ?なんだかよく寝た気がする。
ふと目を覚まして時計を見ると7時45分。
いつも通り7時にタイマーをかけてたはずなのだが無意識のうちに止めてしまっていたのだろうか?
でもAzuもまだ寝てる。
おかしいな。
キャンピングトレーラーの狭いベッドなのにこんなにぐっすりとは。
とりあえずAzuを起こす。
あれれ?お寝坊だね。目覚ましは?
2人ともかけてたはずなんだけどねぇ。
明日は帰るだけだから実質今日が最後みたいなもんなんだけど見事に寝坊した僕ら。
まぁそれだけキャンピングトレーラーが快適ということで。
まずは朝食。
いつもの。
食べながら今日何をするか2人で考える。
とりあえずAzuはハリウッドサインまで歩きたいみたい。
僕はサンタモニカのビーチに行ければいい。
間にスーパーにも寄りたい。
と、なるともうこれだけで日が暮れそうな気がする。
なんせ17時には暗くなってしまうからそれまでには宿に戻って来たい。
食べ終わったら準備。
ワンワンワンワン!
外から犬の鳴き声が聞こえる。
そういえばホストの家には犬がいるとエアビーのページに書いてあった気がする。
Azuがドアを開けてみると、
ひゃー!かわいこちゃんだー!
やっぱり!
僕も急いで外に出てみると可愛い犬が2匹飛びついてきた。
朝からこんなわんこ成分を補充できるなんて幸せすぎる…!
なんだかんだゆっくりしてしまって10時過ぎに出発(;´∀`)
空港近くの宿にしたからロサンゼルスの北側にあるハリウッドまで40分ほどかかった。
道混みすぎぃ。
ロサンゼルスは渋滞がひどいと聞いていたけどほんと混んでる。
そして高速の出口が複雑すぎて到着するまでに2回も道を間違えた。
ナビあっても間違えるしナビ無かったら不可能じゃねこれ・・・?
とにかく出口が多すぎるし、出口を出たと思ったらすぐにまた分岐があったりで情報処理が追いつかないんだよな・・・
ハイウッドサインへのハイキング
そんな訳でハイキングルートの入口に到着。
ピンが刺さっているLake Hollywood Dr通りに路駐スペースを発見。
ちょうど端っこが空いていて駐車。
でも微妙にトランク側が柱から飛び出てる。
はみ出た所には5分のみ停車可の看板。それ以上はレッカーの対象と警告が書かれていた。
矢印の看板より手前はOK、奥はNG。
横から見るとタイヤは収まってるけどトランクがちよっとだけはみ出てるね。
何言ってんのmosari!これくらいセーフでしょ!大丈夫だって!
こういう時僕はビビってしまう。もしレッカーされたら今日が終わってしまう。
Azuは割と楽観的。
まぁほんとちょっと出てるだけなんだけどね。
縦列駐車なのでギリギリまで前に詰めて無事を祈った。
そんな訳でハイキングスタート。
最後もやっぱり歩くことにした。
このルートはハリウッドサインまで1時間ほど、往復で2時間。
最初は超高級そうな住宅地を歩くがすぐに門が現れた。
門を超えると未舗装路が始まった。
簡単なハイキングだと思っていたがずっと登りだこれ(;´∀`)
ゴツゴツした岩がゴロゴロしてるのでしっかりとした靴が良さそう。
それにしても11月も終わろうとしているというのに暑い。
日差しがすごい。
これがロサンゼルス。
地中海性気候ってこんなに暖かいのか・・・っていうかなんで北米なのに地中海性気候なんだ・・・
その温暖な気候に加えてこの登り。
一気に暑くなって2人とも半袖。
ロサンゼルスの近くには富裕層がたくさん住んでいるというけれど、この気候ゆえなのかもな。
やっぱり人は暖かいところに住みたくなるんだろうな。
まぁ人口だけで言ったらさむ〜〜いニューヨークが一番なんだけど。
ロスに来てまで歩くなんて珍しいかと思っていたが実に多くの人がこのルートを歩いていた。
男性は上半身裸、女性はピチピチのスパッツの人が多い。
うーん、外国だなぁ。
歩き始めて40分ほどでウィズダムツリーと書かれた展望スポットに辿り着いた。
この木は2007年に起きた火災の唯一の生き残りだそうだ。
アメリカ国旗がなびいて、眼下にはロサンゼルスの街並みが広がっている。
アメリカ最後の日にこれはなかなか趣きがある。
風がひんやり冷たくて熱を持った身体に心地よい。
最後にこの景色と風を感じることが出来て良かった。
僕らの3年間の世界旅行はこれで終わりなんだと少し実感が湧いて来た。
終わりの寂しさと新生活のワクワクが入り混じった複雑な感情を抱えたながらもう少しだけ歩く。
登り終えると少しだけアップダウンを繰り返して遠くからずっと見えていた電波塔のような所に辿り着いた。
道中は両手で慎重に降りないといけないような場所もあって足腰の悪い人はちょっと難しいかもしれない。
そして電波塔に目的のソレを発見。
ハリウッドサイン。
上というか裏から見てるのでわかりにくいけどこれがかの有名なハリウッドサインだ。
下から見上げるなんて最後には相応しくない。
ハリウッドを見下ろすくらいでちょうど良い。
歩き始めて1時間。
ハリウッド征服完了です。
これで最後のハイキングも終わった。
世界中で色んな場所を歩いたな。
日本ではインドア派な僕らにしてはよく歩いた気がする。
後は帰るだけ。
ちょっと感傷に浸りながらの帰路。
さーて、来年はどこ行こうかね?
そんな僕の心情とは裏腹にAzuはもう次のことを考えているようだった。
実にAzuらしい。
次はどこに行くのかな。
帰ったら新しい地域、新しい生活、新しい職場、Azuと一緒という事実以外の多くのことが変わる。
休みが合うかもわからないけどまぁきっとなんとかするんだろうな。
いつになるかわからないけど来年もどこか海外に行けるといいな。
帰りも1時間かけて降りて駐車場へ。
車はちゃんとそこに居てくれて一安心。
もう13時なので昼飯をちゃちゃっと食べることにした。
駐車場の脇の芝生に腰掛けて最後の昼食。
緑茶で乾杯。
最後もやっぱりベーグルを使ったサンドイッチ。
ひたすらに昼飯はこれだった。
あ、最後になんか飽きて来た 笑
私はずっと前から飽きてるよ!
ならちょうど良いタイミングの帰国なのかな(;´∀`)
サンドイッチも美味しいんだけど食べ過ぎたな・・・早くチポトレに出会ってれば適当に織り交ぜながら行けたのに。

昨日食べたチポトレ
アメリカに来たらチポトレおすすめです。
チポトレは昨日の記事を見てね。
食後は車を走らせてスーパーへ。
流石都市部。
今までずっと無料だった駐車場が45分だけになった。
お会計を終えたのは50分後。
1ドル(157円)を支払った(;´∀`)
やって来たのはTrader Joe’sというアメリカで人気のスーパー。
ここのエコバッグがお土産として日本でも大人気。
そしてめちゃくちゃお喋りな店員さんがいることで有名。
はーい!元気?
あら、私このお菓子大好きなの!
お会計時にレジを打ちながらすごく話しかけてくる。
明日日本に帰るんだ。
そんな話をしたら、
あら!じゃあ私からプレゼント。あそこの顔の袋をあげるわ。取ってきていいわよ。
は、はい?
ほら、あれよ、あれ!
恰幅の良いおばさまが僕らにプレゼントしてくれた。


こんなことってあるんかい?笑
Azuいわく有名な商品らしく、この袋の中に奇抜なデザインのエコバッグが3枚入っているんだって。
ありがとうおばちゃん。
アメリカのその陽気さとフレンドリーさが僕は好きだよ。
アメリカに来る前はけっこう怖いイメージを持っていたんだよな。
アメリカ様っぽい態度を取られるかと思っていたら全然そんなことなかった。
むしろ優しい人が多くてよく話しかけてくれたし、愛想の良い店員の多さに驚いた。
欧米なんて言葉でくくっちゃダメだなぁと思った。
いいじゃんアメリカ。(ただし物価を除く・・・)
その後は再び車に乗って今日最後の目的地へ。


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ゴール
ショッピングモール脇の駐車場に車を停める。
ここは90分無料なのだ。
駐車場を出て東へと歩いていく。
10分ほどで目指していた場所へ辿り着いた。
・・・
・・
・


サンタモニカビーチにあるルート66の終わりを示す看板。
僕らはルート66を全部走ってきたわけじゃないけれど、かつてのアメリカの大動脈だったルート66の終わりがやっぱりロードトリップの終わりには相応しい。
ニューヨークを出発したのが10月27日、今日は11月23日。
ちょうど4週間(28日目)。
そんなに走ってたっけ?って感じでもあるし、1ヶ月かけても全然時間が足りなかったとも思う。
2週間くらいで横断する人もいるようだが、それはそれはとても忙しい・・・
2ヶ月くらいかけてじっくりと見て回るのがいい気がする。
もう少しだけ海沿いに近寄れたのでそのまま歩いてみる。
ビーチにはすごい数の観光客がいて、遊園地なんかも作られていた。


みんなとっても楽しそう。


どっちが長くぶら下がっていられるかの勝負もあった。
すごく活気があって楽しい場所なのは間違いない。
でも僕らはやっぱりちょっと感傷的。
あー!終わった!終わっちゃったよAzu!
終わっちゃったねぇ〜。まぁ移動してばっかりだった気もするけど楽しかったよ。
海が段々と近づいてくる。
あー!終わったーーー!!
何度言っただろうか。
これは東海岸を出発して西海岸を目指していたロードトリップが終わったという意味もあるけれど、僕とAzuの長い長い夏休みが終わったってことも意味している。
だからいつも以上にもっと寂しい。
2023年4月から始まって約3年。
よく遊んだ。
途中で大阪万博で半年働きもしたけれど、シフトを完全に合わせてくれたからこの3年間はほぼずっとAzuと一緒。
世の中の夫婦と呼ばれる関係性では考えられないほどの距離感で常に過ごした。
なんなら僕がトイレしているすぐ隣でAzuがご飯を作っているなんてこともあった。


アルバニアのトイレとキッチンが同じ部屋のお家
このトイレの手前側がキッチンだった・・・
ほんとずっと一緒だったな。
いい時間を過ごした。
一生語り合える思い出が作れたんだ。


美しいサンタモニカのビーチ。
これまで見た夕日の中でも1位2位を争う美しさだった。


そしてとうとう海の上に作られた遊歩道の先端までやってきた。


燃えるような太陽の光が海面に輝かしい道を作っている。
・・・これ以上前に進めないね。これがゴールだ。もう進めない。だから終わりだ。
歩道橋の先っちょでそう言って区切りをつけた。
終わり。
終わりだ。
もう一歩も進めない。
柵を越えたら海に落ちてしまう。
だから終わりにして、帰ろう。日本へ。
約3年間の旅の終わり。
まぁ色々あった。
信じられないようなことがたくさんあって、僕らに大きな影響を与えてくれた。
なんか色々な感情があったと思うけど、この写真が全部を物語っている気がする。
・・・
・・
・


2人ともめっちゃいい顔してる。
つまりはそういうことなんだろう。
これで明日日本に帰ります。
気持ちに区切りはついたつもりだけどなかなか2人とも帰ろうって言えない。
僕らにしては珍しくずっと夕日を眺めてた。
それでもやっぱり帰らないといけない。
よし、帰ろうか。
そだね。
ここには本当にたくさんの人がいる。
僕らにドラマがあったようにこの人たち皆にドラマがある。


限りある人生という時間の中で誰もが幸せになろうと必死に生きている。
でも人生ってのは忙しくて生きているということすら忘れてしまいがちだけど、僕たちはみんな生きている。
この旅に出てその意味が少しわかったと思う。
これからは自分たちの気持ちに正直に生きてみようと思う。
すぐにルート66の看板まで戻ってきた。


バイバイアメリカ。
めちゃくちゃ広かったぞこの野郎。
たぶんルート66ってのが存在しなかったら僕はロードトリップしてなかったと思う。
なんかこう・・・romanがあるのだよな!
浪漫!
まぁ実際はヒューストンでNASAを見学したくていきなり南下してしまったけれど 笑
名残惜しくて何度も何度も振り返ってしまう。


もう日が暮れる。
この海の向こうに日本がある。
遠いけど、近いんだよな。
最後にアメリカのお土産としてマグネットを買って駐車場へ。
90分以内で戻って来れたので無料。
車も無事にあった。


広い駐車場を出て宿に戻る。
ちょっとゆっくりしちゃったので真っ暗になってしまってからキャンピングトレーラーに戻ってきた。
最後の夜
シャワーを浴びて夕飯。


日本から持ってきていた和風たらこパスタソース。
もちろん激うま。
アメリカは物価が高すぎて朝はサラダとヨーグルトにサンドイッチ。
昼はサンドイッチ。
夜はサラダとパスタが定番になっていた。
いやぁひたすら同じ物を食べ続けた1ヶ月だった。
アメリカはいい国だと思うけど、無職が来るにはキツい場所だった・・・w
最後の夜も軽くブログの下書きをした。
最後くらい・・と思いながらもついつい書いてしまう。
帰国してから時間はあるようで無い。
年内には移住するからだ。
リモートで家、仕事、車を探していたけれど、日本についたら書類の手続きも必要になってくる。
きっと忙しくなるぞ。
日が変わるちょっと前に2人でベッドへ。
キャンピングトレーラーの中の小さなベッド。
日本に帰ったらミニマムな暮らしになるだろう。
それでもきっとAzuとなら大丈夫のはず。
日本ならなんとかならない訳がない。
見栄と贅沢を捨てたら生きるのに必要な金額ってそう多くは無い。
不自由を楽しめれば大抵のことはなんとかなるのだ。
明日は帰るだけ。
これが最後の夜。
2人で手を繋いで眠りについた。
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ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリー欄を要チェック!
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これまでお付き合いいただきありがとうございました。
もう明日はちゃちゃっと帰るだけです。
それでは!













