【アメリカ横断20日目】2025.11.12 アメリカ ページ 〜 ヴァジェ
気温:2〜21度
歩数:8,223歩
運転距離:305km
1ドル=154.67円
今日の予定
- アンテロープキャニオンへ
- ホースシューベントを見る

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ページの朝
7時のアラームで目を覚す。
おはようmosari。体調は?
大丈夫そう!
昨日は吐きそうになるくらい体調が悪かったが悪化せずに持ち直すことができた。
ほんとよかった(;´∀`)
でも念の為葛根湯を飲んでおいた。
頼むよ漢方。
まずは朝飯。
いつものやつ。
今日はしっかりと食べることができた。
うん、大丈夫そうだ。
チェックアウトの準備をして9時過ぎにチェックアウト。
ページでお世話になった宿
- 施設名:Dam Motel #5 Charming Queen
- 住所:105 8th Avenue, Page, アリゾナ州 86040, アメリカ合衆国
- チェックイン時間: 16:00
- チェックアウト時間: 〜10:00
- 部屋タイプ:クイーンベッドルーム
- エアコン:有り
- 1泊:57.13ドル(8,840円)
モーテルの一部をエアビーで貸し出しているようで中身は完全にモーテル。
ただし、事前に送られてくるパスコードを使って入室できるのでチェックイン不要でとても簡単。
使っていないけどキッチンルームもあったようだ。
部屋には電子レンジと冷蔵庫があったので僕らはそれで十分。
部屋はかなりコンパクトだがしっかりと掃除がされていたので1泊の短期滞在なら問題無いだろう。
Wi-Fiがたまに不安定だったけど許容範囲。
セーフウェイというスーパーがすぐ近くにあるので立地は悪く無いと思う。
ページという超ド観光地なのに8,800円で個室に泊まれるのはかなりコスパが高い。
値段を考えると全然有り。
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部屋回り
クイーンベッドに小さなテーブル、電子レンジや冷蔵庫にコーヒーマシンなど。
かなりコンパクトで物を置くスペースが限られていた。
でもそのおかげで暖房がよく効いてとても温かった。
必要最低限ではあるが値段を考えると納得。
水回り
お湯もしっかり、バスタオル付き。
コンディショナーと書かれたボトルを使ったらめっちゃ泡だったとAzuが言っていた。
中身間違えられてるかも?
それ以外は特に問題無し。
総じて多少狭いが値段を考えると全然OKという感じ。
特にチェックアウト手続きも不要だったので部屋を出てホストにチェックアウトした旨だけ送っておいた。
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アンテロープキャニオンの美しさ
これからアンテロープキャニオンへ向かう。
ここもモニュメントバレーなどと同様にナバホ族(先住民)の管理地区となっており、ツアーを申し込まないと中に入ることができない。
ツアーにはアッパーとロウアーの2種類が存在する。
人気なのは光のビームが楽しめるアッパーなのだが、夏の間じゃないと綺麗にビームが入ってこないらしい。
今の季節はロウアーでも楽しめるそうなので我々は安いロウアーを選択。
最初にスーパーでビールだけ買った後、ツアー会社の元へ向かった。
申し込んだのはKENS TOURSさん。
多分日本人とはなんの関係も無い。
申し込みはこちらのサイトから。
ツアーは1時間で料金は1人55ドル(8,510円)。
と、思いきや、
- Permit Fee:8ドル
- Navajo Nation Tax:3.3ドル
- Booking Fees:6.88ドル
上記項目が加算されて1人73.18ドル(11,320円)になった。
ツアー料金の他にナバホ族への支払いやらで3,000円近く高くなったぞ(;´∀`)
10時半スタートのツアーを申し込んでいたので30分前にオフィスでチェックイン。
事前にメールで送られてきたURLから手続きしていたので受付で名前だけ伝えたらOKだった。
ツアー開始時間の10分前に集合とのことで靴に履き替えたりトイレを済ませて待つ。
集合時間になると各グループごとに代表者の名前が呼ばれるので呼ばれたら前へ出る。
モ・・サリ?あなたたちね。グループは5番よ。
日本語のローマ字表記は読みにくいよね・・・。
んで僕らは5番か。
先に進んだところで5番の札を持ったガイドがいたのでそちらの列に合流。
日本のアニメが好きなようでバックパックにモンスターボールやぐでたまのフィギュアがくっついていた。
僕らが日本人だと伝えると嬉しそうだった。
先に来てた欧米系の4人グループに加えて、イタリアのカップル、中国のカップルと僕らが5番グループだった。
出発前に色々とガイドのミカエルが説明してくれるけどやっぱり理解できん。
英語の説明難しい・・・
そんな訳でネット力を拝借。
アンテロープキャニオンは、アメリカ・アリゾナ州のページ近郊にある、風と鉄砲水によって砂岩が浸食されてできた渓谷です。光が差し込む神秘的な景観で知られています。
・形成過程:何百万年もの時間をかけ、モンスーンによる鉄砲水や風が砂岩を削り出し、独特な波状の地形を作り出しました。
・地形:渦を巻いたような美しい曲線を描く岩壁が特徴です。
とのこと。
ミカエルに付いていってアンテロープキャニオンへ降りる階段へやって来た。
急で危険なので階段を上り下りしている最中は撮影禁止、内部では写真はOKだけど動画はNGといった注意事項を受ける。
この階段を使って谷底へ降りるようだ。
説明にあった通り結構急なので両手で手すりを使って慎重に降りていく。
谷底には美しい波状の地形が広がっている。
な、なんじゃこりゃ。
空を見上げる。
何この複雑な地形。
複雑な曲線を有した岩に綺麗な筋が入っている光景がどこまでも続いている。
こ、これがあの有名なアンテロープキャニオンか。
なんて美しいんだ。
これには同じグループの中国人の女性が大歓喜。
狭い通路を進んでいると急に振り返って、
ねぇ、ここで私の写真を撮ってちょうだい。
いや、僕じゃなくてパートナーに撮ってもらいなさいよ。
と、思いつつスマホを渡されたので撮ることに。
彼女はミニスカート(後でAzuからそう見える短パンだと教えてもらった)でかなり気合いの入った服装をしている。
こりゃ下手な写真を撮ったら怒られるぞ・・・
狭い空間だけど場違いに露出した自慢の足までしっかり入るように距離をとりつつ、足が長く見えるように少し下から撮影。
次から次へとポーズを変える彼女。
よくもまぁこれだけ自然にポージングできるものだ。
感心しながらスマホを返す。
わーーお!素晴らしいわね。とっても気に入ったわ。
よ、よかった(;´∀`)
それにしても中は思ったよりも暗くてスマホのカメラだと上手に撮るのが難しい。
できるだけ日が当たっている部分を撮ると上手くオレンジ色に切り取ることができる。
それでもやっぱり難しくて彩度が高くなるように色々といじりながら撮影してみた。
でも明るくしすぎると空が飛んでしまう。
なんて難しいんだ(;´∀`)
ガイドのミカエラが撮ってくれた。
うめぇ(;´∀`)
めっちゃ綺麗に美しい波模様を切り取っていた。
試行錯誤しているうちに上手に撮れるようになって来た。
うむ。美しい。
写真を撮っていると、ちょいちょい中国人女性が僕らの写真を撮ってくれる。
さっきの写真とっても良かったから私も撮ってあげる!
とのこと。
うん、気に入ってくれて何より。
複雑で狭い通路をゆっくりと進んでいく。
どうやったらこんな形に侵食されるのか本当に不思議だった。
自然が生み出した有機的な美しさ。
すごすぎぃ(;´∀`)
砂の迷宮に迷い込んだAzuもずっと感心しっぱなしだ。
ガイドのミカエラがコントラストを強調して印象的な写真を撮ってくれた。
さすが慣れてるねぇ。
そんな訳で今日のベストショット。
めっちゃかっこいい。
少しずつハシゴを登って約40分ほどで地上に戻って来た。
大地の裂け目から地上に生還。
うーん、ほんと写真では伝わらないくらい複雑で美しい曲線美を堪能してしまった。
グランドサークルの絶景は力強いものばかりだと思っていたが、ここは繊細な美しさを楽しむことができる。
ツアーでしか来れないためどうしても高額になってしまうが来る価値有りだなこりゃあ(;´∀`)
アンテロープキャニオンのロウアー大満足ですっ!!
解散場所で中国人カップルがサッとお礼を伝えながらチップを渡しているのが見えた。
内部へは鞄の持ち込みが禁止されており、水とスマホ、カメラだけが許可されている。
つまり手ぶら。
なので財布を持ってこなかった僕らはチップを渡すことができなかった。
ごめんなさい(;´∀`)
ガイド付きツアーの場合は財布を持ってこれなくてもチップをポケットに忍ばせておかないといけないのだな・・・
ホースシューベントへ
大満足なアンテロープキャニオンだがこのページの街にはもう一つ絶景スポットがある。
それがホースシューベント。
車で10分もかからず駐車場に到着。
ここもナバホの管理区域なので政府閉鎖中でも料金を支払う必要がある。
駐車場の料金という形で徴収されており車1台につき10ドル(1,500円)だった。
もちろんクレカ払い。
アメリカはキャッシュレスがほんと進んでいる。
ここからホースシューベントのビューポイントへは徒歩で10分ほどのお散歩。
12時になっていたのでエコバックに昼食を詰め込んで駐車場を出発。
SS航空さんのご両親にいただいたエコバック。
万博が始まったばかりの頃にお会いした際にプレゼントいただいたやつ。
万博期間中は出勤時のエプロン入れに使わせてもらっていた。
アメリカ横断ではちょっとした時に活用させていただいていますm(_ _)m
帰国後もまた会いましょうと言ってくれており、嬉しい限り。
まずは無事に旅を終えて帰国しなければ。
10分の距離なのであっという間にビューポイントに到着。
Azuと2人で下を向きながらフェンスまで歩いていく。
せーの!
2人で一斉にホースシューベントとご対面。
・・・
・・
・
ダイナミックぅうううううう!!!
先ほどの繊細な美しさとは対極の自然の力強さをビンビンと感じる。
コロラド川が馬の蹄鉄(ホースシュー)のように湾曲して流れている。
崖の高さは約300m。
あまりに壮大だ。
すげぇなぁ。
ほんとアメリカの自然は元気を与えてくれる。
ホースシューベントを正面から見えるスポットには手すりがあるけど、他は断崖絶壁で自由に縁まで歩いていくことができる。
先ほどのツアーで一緒だったイタリア人男性は崖底から300mの縁に腰かけていた。
いや、落ちたら100%死にますよ(;´∀`)
すげぇ勇気だ。
僕らは縁からほどほどのところで昼食。
まずはコーヒーと紅茶で乾杯。
いやぁ絶景で飲むコーヒーは最高ですわ。
いつものサンドイッチもいつもよりうまいっ!!
自然のパワーってすごい。
その力を感じられるからいつまでも見てられる。
うむ、ホースシューベントも大満足ですわ!
こんな絶景が同日に見られるなんてページの街が観光客に人気なのも頷ける。
ついにここで日本人の団体ツアーと遭遇した。
これまで出会った日本人は3組だけだったけど、今日だけでかなりの日本人を見かけた。
韓国も中国からも多くて、アジア人の方が多いんじゃ無いの?ってくらいアジア人だらけだった。
逆に最近は観光地ばかり巡っているのであれだけ多く見て来た黒人さんは全然見かけなくなった。
公平な世界はまだ遠く、根深い問題だ。
大阪万博も国の国力がパビリオンや展示にもろ跳ね返っていたものな・・・
どうでもいい話だがホースシューベントの中に設置された看板に日本人が貼ったであろう日本語のステッカーが貼られていた。
世界一周中もたまに見かけたけど、こういう公共のものにシールを貼るのはダメだと思うの。
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次なる絶景を目指して
13時半過ぎにホースシューベントを離れて駐車場へ向かう。
もう少しゆっくりしたかったけど次の街へ行かないと。
ここから先はどんどんガソリンが高くなるはずなのでページの街でガソリンを満タンにしてから出発。
35.53ドル(5,495円)で11.927ガロン(45.19リットル)なのでリッター122円。
ページの街を抜けて荒野をひたすら南下する。
途中で休憩に寄ったコンビニで美味しそうなポテトを発見。
珍しくお買い上げ。
なんてどデカいポテトなんだ。
これで0.89ドル(138円)。
珍しく1ドル以下の商品だったので持っていた小銭を使ってお支払い。
ほとんどカードが使える割にチップで1ドル札は必要になるのがアメリカのやっかいなところ。
小銭を作ろうと現金で支払うとめちゃくちゃ細かいコインが返ってくる。
使い道が無かったので困っていたのだがレジのお兄さんに必要な分のコインを拾い上げてもらって支払った。
使い道が無いのでいくらのコインだか全然わかっていなかったのだ(;´∀`)
値段が書いてあればまだわかりやすいんだけどDIMEって書かれててもわからんって・・・(10セント硬貨のこと)
ポテトは思ったよりもホクホクで美味しかった。
ふとガソリンの値段を見るとページの街よりも安かった。
まだ100kmくらいしか走っていないのだが少しでも安いところで給油したかったので2ガロンだけ給油しておくことにした。
本日2回目の給油。
7.44ドル(1,150円)で2.568ガロン(9.72リットル)。リッター118円。
ページよりちょっとだけ安かった。
給油後に走り出した時にすぐに気がついた。
運転席のディスプレイに表示されている残りの走行可能距離の数字が増えていないことに。
2.5ガロン入れたので70mileくらい増えてないといけないのだが給油前と全く同じ。
おかしいと思って路肩に停車してガソリンタンクを覗いてみるけどやっぱりおかしな点はない。
mosariガソリンどこに入れたの?
ガソリンタンク・・・のはず。
いや、間違いなくガソリンタンクなんだけどなんで数字が増えていないんだ。
ディスプレイの数字が固まっているだけならまだしもちゃんと走った分だけ数字が減る。
怖すぎるんだけど(;´∀`)
このまま走るのは不気味なので調べることにした。
どうやら10リットル以下のような少量の給油だとシステムが検知できずに数字が更新されないそうだ。
知らんかった・・・
次回ちゃんと量を給油したら数字が直るそうなので気をつけよう。
日が傾き始めた頃、久しぶりに高速へ。
最近ずっと下道だったのでなんだか懐かしい。
はいっ!じゃあ世界一周中に歩いて良かった場所3選は?
ねー!帰国したら何食べたい?後2週間後だよ。
今日も平和だ。
こうした時間がずっと続けばいいのにな。
帰国後はそれぞれの仕事に着くからこんなに一緒にいることは無くなってしまうけれど、家族の時間を大切にしないとな。
すぐに高速は終わってしまったけれど、17時にヴァジェという街の宿に無事到着。
ヴァジェの夜
気さくだけどタバコ臭いお姉さんに受付してもらってチェックイン。
ついでにお湯がもらえないか聞いてみた。
電子レンジが無い宿なので夕飯にお湯が使えると助かるというか使えないと困るのだ。
部屋にコーヒーマシンがあるからカプセルを入れなければお湯が出てくるわよ。
なるほど。
それでいいか。
ルームキーをもらって車に戻ろうとしたら素敵なバーの脇に電子レンジを発見。
こんなところでパスタを作る分にはいかないが、何かを温めるくらいなら使わせてくれそうだ。
部屋はとても広い。
ところどころ古さや汚さは目立つが周辺の宿が15,000円以上するのに8,500円程度と大変嬉しい値段なので全然OK。
ところがすぐに何かがおかしいことに気がつく。
コーヒーマシンに使うカプセルはあれどもコーヒーマシンが無いではありませんか(;´∀`)
早速受付に戻って↑の写真を見せながらお姉さんに伝える。
部屋にカプセルはあったんだけど、コーヒーマシンが無くて・・・
そんな訳・・・オーマイガッ!本当ね。すぐに部屋に持っていくわ、ごめんなさいね。
あっさり解決。
だがここはアメリカ、お願いしてもすぐに来ない可能性、いや、一生来ない可能性だってある。
これが無いと夕飯にならないのでシャワーを浴び終わっても来ないようならもう1回行かないとな・・・
コンコン!
ドアを開けると表にはコーヒーマシンを持ったおじさんの姿が。
秒で届けてくれた。
なんだか聞いているアメリカと随分違うな。
人は親切で優しい。
ドアを開けて待っててくれたり、道を譲ってくれたり、お店に入れば元気に挨拶してくれることが多いし、接客も気持ちが良い。
ヨーロッパに慣れていると信じられないくらいアメリカは快適だ。
アジア人だからって嫌な思いをすることなんて一度も無いし。
やっぱりイメージでものを語ってはいけないな。
実際に自分の目で確かめなければ。
それを知りたくて旅に出たんだっけな。
シャワーを浴びて洗濯をしたらコーヒーマシンでお湯を沸かして夕飯。
尾西のご飯である。
お湯を入れて15分で美味しいご飯を食べることができる優れ物。
肉が入っていない製品ならアメリカに持ち込むことができる。
ずっと温存していたがここで使うことにした。
ついでに昨日の夕飯の残りのチキンもレンジでチンさせてもらった。
日本クオリティのご飯にチキンにサラダ。
うん、豪華。
幸せ。
食後はコーヒーマシンでコーヒーを淹れてブログを書き書き。
明日はグランドキャニオンに向かうが明後日以降の予定が決まっていない。
グランドキャニオンは広いそうなので2日間行ってもいいのだが明後日は雨予報。
雨の日にわざわざ歩きには行かない。
このままラスベガスに抜けてしまうかどうか悩み中。
まだ答えは出ない。
明日に持ち越し。
そして夜とあるニュースが飛び込んできた。
ついにアメリカ政府のつなぎ予算が承認されて政府閉鎖が本日終わるというものだった。
ということは明日のグランドキャニオンは入場料がかかるようになるのかな?
それとももう数日はかからないのかな?
まぁもちろん再開したら喜んで払います。
明日どうなるかな。
っていうか体調回復してほんとよかった。
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フォローするとazuとmosariが喜びます。
ブログでは伝えきれない動画などもあるので合わせてぜひ。
ストーリー欄を要チェック!
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ということで明日はあのグランドキャニオンです。
きっとすごいんだろうな。
それでは!

